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第一章
第五十話
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「きゃい~ん。」
またも奇声を上げたドジっ娘。両手で胸を隠している。突然ピンクのビキニ姿に変身。しかも上はノーブラ。そこへひらひらと舞うカード。
『ハートの2』。風を伴っていることからその属性か。カードはピンクのブラに変化し、そのままドジっ娘の胸部を覆い隠した。
「うわ~ん。勝てないよお。もう学園アイドルまっほはダメだよお。」
この娘は『学園アイドルまっほ』というらしい。長い名前だ。よく見るとステージの頭上には横断幕があり、その名前が煌びやかに書かれていた。学園アイドルまっほは保健室の奥の方に走り去った。そちらにも部屋があるようだ。
『ドンドンドン』。学園アイドルまっほはドアをけたたましく叩く。
「うるさいな。ノックは静かにやれ。」
ドアの奥から声がした。やや低い女性だ。落ち着いた感じがする。保健の先生か。
「助けてよお。相手がすごく強いんだよお。」
強い?オレは何もしていない。学園アイドルまっほが自爆しただけだ。
「そうか。そんなに強いのか。楽しみだな。」
だから闘ってないって。
『ギイイ』。奥のドアがおもむろに開いた。眩しい。その部屋は外に面しているらしく、太陽がまともに差してきた。いや、そうではない。奥の人物から発せられる光が黄金に拡散している。それも尋常な光ではない。眼を凝らすと、椅子に座っている。
サイズは総理大臣のそれよりもはるかに大きなもので、これが光源らしい。全部が金でできているのか?そうであればすごい量を使用していることになる。金の相場って1グラムあたりいくらだったかな。
「うわ~ん。まっほは負けちゃったよお。」
またも奇声を上げたドジっ娘。両手で胸を隠している。突然ピンクのビキニ姿に変身。しかも上はノーブラ。そこへひらひらと舞うカード。
『ハートの2』。風を伴っていることからその属性か。カードはピンクのブラに変化し、そのままドジっ娘の胸部を覆い隠した。
「うわ~ん。勝てないよお。もう学園アイドルまっほはダメだよお。」
この娘は『学園アイドルまっほ』というらしい。長い名前だ。よく見るとステージの頭上には横断幕があり、その名前が煌びやかに書かれていた。学園アイドルまっほは保健室の奥の方に走り去った。そちらにも部屋があるようだ。
『ドンドンドン』。学園アイドルまっほはドアをけたたましく叩く。
「うるさいな。ノックは静かにやれ。」
ドアの奥から声がした。やや低い女性だ。落ち着いた感じがする。保健の先生か。
「助けてよお。相手がすごく強いんだよお。」
強い?オレは何もしていない。学園アイドルまっほが自爆しただけだ。
「そうか。そんなに強いのか。楽しみだな。」
だから闘ってないって。
『ギイイ』。奥のドアがおもむろに開いた。眩しい。その部屋は外に面しているらしく、太陽がまともに差してきた。いや、そうではない。奥の人物から発せられる光が黄金に拡散している。それも尋常な光ではない。眼を凝らすと、椅子に座っている。
サイズは総理大臣のそれよりもはるかに大きなもので、これが光源らしい。全部が金でできているのか?そうであればすごい量を使用していることになる。金の相場って1グラムあたりいくらだったかな。
「うわ~ん。まっほは負けちゃったよお。」
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