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第三章
第七話
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美緒は李茶土のことを黒白執事と呼んでいる。理由は黒い執事服に、白い手袋を嵌めている。それだけ。安直なところが、美緒における李茶土の存在価値を示すものだ。もっとも、自分を神と呼んでいる以上、他の者はその程度の格付けとなっているのかもしれないが。
「そうだわ。アキバで起こった事件だから、絵里華は動くなと言われても自然に行動してしまったような気がするわね。ひとりでアキバに行って、話題のジバクと出会って、何かが起こった。こう推測されるわ。」
「由梨たんの言う通りだと思う。嘘をついた人間が意識を失ってるというのが、これまでいくつも発生してるよね。それと同じだとすると、絵里華たんも何らかの嘘をついて、こなったと考えるべきかな。」
『オレもそう』
『お前はいい。ではさっそくアクションを起こすことにしよう。虎穴に入らずんば、虎児を得ずだ。』
美緒はオレの発言を遮って、全員に号令した。
「そうだわ。アキバで起こった事件だから、絵里華は動くなと言われても自然に行動してしまったような気がするわね。ひとりでアキバに行って、話題のジバクと出会って、何かが起こった。こう推測されるわ。」
「由梨たんの言う通りだと思う。嘘をついた人間が意識を失ってるというのが、これまでいくつも発生してるよね。それと同じだとすると、絵里華たんも何らかの嘘をついて、こなったと考えるべきかな。」
『オレもそう』
『お前はいい。ではさっそくアクションを起こすことにしよう。虎穴に入らずんば、虎児を得ずだ。』
美緒はオレの発言を遮って、全員に号令した。
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