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第一章
第三十三話
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「じゃあ、学校に行って、お兄ちゃんの世界のことを朝田先生に訊こうよ。」
こうして、三人幼女と昆太は登校路を歩むこととなった。
箱子たちが向かったのは、二十階建ての職員棟。すべてが教師のための建物である。生徒の校舎と同じく山色明細が施されてある。監視カメラだらけの一階のいちばん手前のドアを開いた。
この一部屋だけで、普通の教室ぐらいの面積のど真ん中に、ひとつの机が置かれているのみ。大会社の社長が座るような木製の豪奢な机と椅子である。
そこに教師の姿は見えない。しかし、箱子たちはずんずんと朝田先生のところに進んでいく。
『ドン!』
いきなり机を叩いた箱子。
机のヒザラガイとして一体化していた朝田教師がアタマを机から引き剥がした。しかし、目を上げるのが限界で、いまだに鼻から下は机の一部である。真っ赤な大リボンは教師のだらけにめげずに、しっかりと屹立している。
「先生、あたしの秘密を食べたんだね。これじゃ、お兄ちゃんがあたしの秘孔を突けないじゃないの! 」
「箱子さん、ナニを言ってるかわかってるんでちゅの?秘孔って、スゴくヤバくありまちぇんこと?」
「秘孔なんて、大アニメにごくフツーに使われたフレーズだよ。映倫にも放送コードにも何にも引っかからないよ。」
「で、でもスカートの中の秘孔って言ったら。とてもこれ以上、口にできまちぇんわ!」
「スカートのポケットがそんなにヤバいのかな?」
「あっ。・・・。キャー!恥ずかしいでちゅわ!」
吝奈は職員室から猛ダッシュで退出した。
「うるさいのは、いなくなったのう。儂に何の用じゃ?授業開始時間にはまだ早いじゃろう。あ~あ。喋ると体内の空気が減って、さらに体が机を恋人にするぞい。ダラダラ~。」
涎が机平面に広がり、それが朝田教師と机の接着剤の役割を果たしている。
こうして、三人幼女と昆太は登校路を歩むこととなった。
箱子たちが向かったのは、二十階建ての職員棟。すべてが教師のための建物である。生徒の校舎と同じく山色明細が施されてある。監視カメラだらけの一階のいちばん手前のドアを開いた。
この一部屋だけで、普通の教室ぐらいの面積のど真ん中に、ひとつの机が置かれているのみ。大会社の社長が座るような木製の豪奢な机と椅子である。
そこに教師の姿は見えない。しかし、箱子たちはずんずんと朝田先生のところに進んでいく。
『ドン!』
いきなり机を叩いた箱子。
机のヒザラガイとして一体化していた朝田教師がアタマを机から引き剥がした。しかし、目を上げるのが限界で、いまだに鼻から下は机の一部である。真っ赤な大リボンは教師のだらけにめげずに、しっかりと屹立している。
「先生、あたしの秘密を食べたんだね。これじゃ、お兄ちゃんがあたしの秘孔を突けないじゃないの! 」
「箱子さん、ナニを言ってるかわかってるんでちゅの?秘孔って、スゴくヤバくありまちぇんこと?」
「秘孔なんて、大アニメにごくフツーに使われたフレーズだよ。映倫にも放送コードにも何にも引っかからないよ。」
「で、でもスカートの中の秘孔って言ったら。とてもこれ以上、口にできまちぇんわ!」
「スカートのポケットがそんなにヤバいのかな?」
「あっ。・・・。キャー!恥ずかしいでちゅわ!」
吝奈は職員室から猛ダッシュで退出した。
「うるさいのは、いなくなったのう。儂に何の用じゃ?授業開始時間にはまだ早いじゃろう。あ~あ。喋ると体内の空気が減って、さらに体が机を恋人にするぞい。ダラダラ~。」
涎が机平面に広がり、それが朝田教師と机の接着剤の役割を果たしている。
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