3秒限界の魔法でホントに大丈夫ですか?

木mori

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第三章

第二十四部分

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「仲間?そんなモノは初めからいませんよ。議員は魔族保守党から魔界革新党へ移籍しましたが、それは単なる踏み台。魔界の為政者は一人でいいのです。これからは『議員ひとり』を旗揚げするのですよ。独裁者という赤じゅうたんが目の前に敷かれました。ハーハハハッ!」
「そんな簡単に政権なんて取れるものか。中学生のボクにだってわかるぞ。」
「たしかに、この爆発力では魔界を取れない。そうこうすればいいのです。パクリ。一口。」
「痛い!」
左腕の肘のあたりが消えていた。半透明とは異なり、まるっきり存在しない。
「ぐおおおおおおお~。スゴイパワーです。これが『時間質量永久期間』の力ですか!相対魔法、術式・火、制限・オフ。対象・校舎、範囲・全体、時間・3秒、到級9。発動!」
『ドカーン!!!!』
「「「「「「「「「「「「「「「「「「きゃあああああああ」」」」」」」」」」」」」」」」」」
 大きな爆発音が校舎中に響いた。
 同時に芳香議員と同行していた議員団もすべて吹っ飛んでしまった。
教室に残っているのは、芳香議員と和人だけになった。
「スゴイです!これこそ、議員が求めていたパワー。到級も9が使えました。これなら、絶対魔法も可能かもしれません。絶対魔法が使えれば即魔界支配です!ワーハハハハッ!」
 仁王立ちして、大きく口を開いている芳香議員。
「く、狂ってる!」

 芳香議員の放送を聞いて、校内で和人を探していた実亜里と咲良であったが、その最中に二つの爆発音を聞いた。
「お兄ちゃんはあそこにいるよ!」
 実亜里が指した方向の瓦礫の山。校舎は面影すらない。
「ヤマナシケン!無事なの?」
「厄介そうなふたりが来ましたね。」
「そこの悪魔。みあのお兄ちゃんは放してよ。」
「そうよ。ヤマナシケンはアタシの下僕なんだから、アラフォー年増悪魔なんかには渡さないわ。」
「どこかアラフォーですか!まだアラサーにすら手が届かないピチピチパニックなんですけど。」
「どこかで聞いたような昔地下アイドルグループみたいだわ。それこそ、年増の証明だわ。この豊島区会議員が!」
「区会議員じゃありません!魔界は東京都江東区夢の島から入るんですから、豊島区とは距離が全然離れていますよ!」
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