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第二章
第二話
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「あ、悪魔だわ!」「あのドス黒い羽根。不気味な形をしてるわ!」「それに尻尾も付いてる。」「先が尖ってるよ。」「きっとあれで天使を刺すのよ。」「そして血を吸うするんだわ。」「こわい!どうして悪魔が入学できたのかしら。」
「すごい人気だな。さすが悪魔だ。」
(天使の学校ってひどいわね。こんなのなら、破壊するに最適だわ。)
「今からここで毎日過ごせるんだから、あまり邪険にするなよ。」
「それでは転入生の沙汰中楡浬。張り切って、みんなになかよくされないように、自暴自棄な挨拶するんじやな。」
「三輪車教師も悪魔に友好的な紹介の仕方だな。」
(どこがよ。悪意の塊じゃない。天使って腐りきってるわ。ゼッタイに全破壊滅させてやるわ。大悟。しっかり敵対的自己紹介しなさいよ。)
「天使の皆様。ごきげんよう。オレは正真正銘の純正品悪魔ですわ。沙汰中楡浬と申します。以後お見知りおきをくださいな。」
(どこの言葉使うのよ?それって天使語?そんな言語、アタシの悪和辞典には載ってないわよ。)
「悪和?悪に和はありませんことよ。悪には悪ですわ。いいからこのオレに任せておきなさいですわ。」
楡浬に向かっていた大悟はクラスメイトに言葉を向ける。
「みなさん、静粛に願いますわ。たしかに、オレの美少女レベルの高さに、敗北感満載のみなさんが腹立ちすることもわかりますけど。」
(ちょっと、クラスメイトを挑発してどうするのよ。そりゃアタシが天使より遥かに絶世美少女なのは罪だけど。)
クレームっぽい言い方をしながら頬がだらしくなく緩む楡浬であったが、クラスは大騒ぎになるのは必定である。
「ええ?何言ってるの?」「バッカじゃないの?」「悪魔のクセにあり得ないわ。」「こんな高飛車女、見たことないわ。」「そういうところが悪魔なんだよ。」「よく見ると肩に何か乗ってるわよ。」「フィギュアだよ。」「白い羽根が付いてるから天使みたい。」「あのフィギュア、どこか変じゃない?」「オトコみたいだね。」「オトコだけじゃないわ。上半身ハダカだよ。」「それならよくあるわよ。」「でも下はブリーフだわ。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「つまり、どヘンタイ!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
最後は全員合唱団だった。
(やっぱり、ヘンタイ・シュプレヒコール暴発イベントになったじゃない。)
「どうせ、悪魔なんか天使たちは認めやしませんわ。だから、最初からガツンとやっておきます。これ以下がなくなるぐらいに。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「悪魔、編入反対!悪魔、退散!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
クラス全体の猛抗議が響き渡る中。
『パンパン!』
三輪車支配人教師が手を叩いて騒ぎを鎮めた。
「すごい人気だな。さすが悪魔だ。」
(天使の学校ってひどいわね。こんなのなら、破壊するに最適だわ。)
「今からここで毎日過ごせるんだから、あまり邪険にするなよ。」
「それでは転入生の沙汰中楡浬。張り切って、みんなになかよくされないように、自暴自棄な挨拶するんじやな。」
「三輪車教師も悪魔に友好的な紹介の仕方だな。」
(どこがよ。悪意の塊じゃない。天使って腐りきってるわ。ゼッタイに全破壊滅させてやるわ。大悟。しっかり敵対的自己紹介しなさいよ。)
「天使の皆様。ごきげんよう。オレは正真正銘の純正品悪魔ですわ。沙汰中楡浬と申します。以後お見知りおきをくださいな。」
(どこの言葉使うのよ?それって天使語?そんな言語、アタシの悪和辞典には載ってないわよ。)
「悪和?悪に和はありませんことよ。悪には悪ですわ。いいからこのオレに任せておきなさいですわ。」
楡浬に向かっていた大悟はクラスメイトに言葉を向ける。
「みなさん、静粛に願いますわ。たしかに、オレの美少女レベルの高さに、敗北感満載のみなさんが腹立ちすることもわかりますけど。」
(ちょっと、クラスメイトを挑発してどうするのよ。そりゃアタシが天使より遥かに絶世美少女なのは罪だけど。)
クレームっぽい言い方をしながら頬がだらしくなく緩む楡浬であったが、クラスは大騒ぎになるのは必定である。
「ええ?何言ってるの?」「バッカじゃないの?」「悪魔のクセにあり得ないわ。」「こんな高飛車女、見たことないわ。」「そういうところが悪魔なんだよ。」「よく見ると肩に何か乗ってるわよ。」「フィギュアだよ。」「白い羽根が付いてるから天使みたい。」「あのフィギュア、どこか変じゃない?」「オトコみたいだね。」「オトコだけじゃないわ。上半身ハダカだよ。」「それならよくあるわよ。」「でも下はブリーフだわ。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「つまり、どヘンタイ!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
最後は全員合唱団だった。
(やっぱり、ヘンタイ・シュプレヒコール暴発イベントになったじゃない。)
「どうせ、悪魔なんか天使たちは認めやしませんわ。だから、最初からガツンとやっておきます。これ以下がなくなるぐらいに。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「悪魔、編入反対!悪魔、退散!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
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