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第三章
第五話
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「委員長。肩が重たいんですけど。そろそろ業務停止していただけませんこと?」
「はっ!恥ずかしい!」
委員長は熱い油のように飛び跳ねて、大悟の体から離脱した。そして、足を内股にして、モジモジしていた。
しかし、手のひらに『あれは悪魔だ、悪魔だ、あくまで悪魔だ!』と百回書いて一気に飲み込んだ。さらに、両眼帯を引っ張って、大きく伸ばして、顔にブチンと当てた。
「委員長。両目のフチが真っ赤に腫れましたわ。痛くないですの?」
「痛いよ!でも目が覚めたよ。いくら中の人が宇佐鬼大悟だとしても、その燦然と輝かないド貧乳を目の当たりにして、この前の約束を思い出したよ。」
(失礼ね。この胸のどこが輝きを持たないって言うのよ?)
「楡浬。そこで戦うのは解決困難で迷宮入りした事件をほじくり返すようなものですわ。もっと建設的な議論を行いましょう。」
(ひどくムカつくんだけど、後にとって置くわよ。アタシが本体復帰するまで忘れないでよね。)
「いいですわよ。それでは委員長。ド貧乳対決の続きをやりましょう。これでオレが勝ったら、ここの生徒として認めていただけますか。」
「いいだろう。代わりにあたいが勝ったら、お前はこの学校を去る、サルベージ船に乗って沈む孤独なサル。あたい、ウマい!プププ。」
笑っていた委員長は表情を変えてフィギュア楡浬を見つめた。
「あたいの気持ちは変わらないよ。ド貧乳女が中大兄皇子だとしても。」
(どこからそんな固有名詞を出してくるのよ?)
「中大兄皇子は普通名詞だよ。『大兄』とは、同母兄弟の中の長男に与えられた皇位継承資格を示す称号で、『中大兄』は二番目の大兄って意味だし。」
(そんなことはどうでもいいのよ。お兄ちゃんを皇子、もとい王子様扱いするというのは、いったいどういう了見なのよ?)
「別に意味は・・・あるけどないよ。」
(あるんじゃない!)
「でも意味を語ることはやらない。それよりも戦いの方式は、授業の中でやるよ。時間ももったいないし。」
(どの授業なのよ?)
「体育だよ。それにバトル相手は悪魔だよ。」
(ならばアタシがお相手するわ。)
「違うよ。ターゲットは中大兄皇子だよ!バトルは精神じゃなく肉体で行うんだから、そのボディであたいに立ち向かってきな!」
「お兄ちゃん、アンちゃん委員長の口車に乗っちゃダメだよ。」
止める桃羅を両手で制した大悟。
「構いませんわ。この体がどこまで天使に通用するのか試したいですわ。ズダ袋のようになっても耐えてみせますわ。」
(アタシの体に無茶するな~!)
「はっ!恥ずかしい!」
委員長は熱い油のように飛び跳ねて、大悟の体から離脱した。そして、足を内股にして、モジモジしていた。
しかし、手のひらに『あれは悪魔だ、悪魔だ、あくまで悪魔だ!』と百回書いて一気に飲み込んだ。さらに、両眼帯を引っ張って、大きく伸ばして、顔にブチンと当てた。
「委員長。両目のフチが真っ赤に腫れましたわ。痛くないですの?」
「痛いよ!でも目が覚めたよ。いくら中の人が宇佐鬼大悟だとしても、その燦然と輝かないド貧乳を目の当たりにして、この前の約束を思い出したよ。」
(失礼ね。この胸のどこが輝きを持たないって言うのよ?)
「楡浬。そこで戦うのは解決困難で迷宮入りした事件をほじくり返すようなものですわ。もっと建設的な議論を行いましょう。」
(ひどくムカつくんだけど、後にとって置くわよ。アタシが本体復帰するまで忘れないでよね。)
「いいですわよ。それでは委員長。ド貧乳対決の続きをやりましょう。これでオレが勝ったら、ここの生徒として認めていただけますか。」
「いいだろう。代わりにあたいが勝ったら、お前はこの学校を去る、サルベージ船に乗って沈む孤独なサル。あたい、ウマい!プププ。」
笑っていた委員長は表情を変えてフィギュア楡浬を見つめた。
「あたいの気持ちは変わらないよ。ド貧乳女が中大兄皇子だとしても。」
(どこからそんな固有名詞を出してくるのよ?)
「中大兄皇子は普通名詞だよ。『大兄』とは、同母兄弟の中の長男に与えられた皇位継承資格を示す称号で、『中大兄』は二番目の大兄って意味だし。」
(そんなことはどうでもいいのよ。お兄ちゃんを皇子、もとい王子様扱いするというのは、いったいどういう了見なのよ?)
「別に意味は・・・あるけどないよ。」
(あるんじゃない!)
「でも意味を語ることはやらない。それよりも戦いの方式は、授業の中でやるよ。時間ももったいないし。」
(どの授業なのよ?)
「体育だよ。それにバトル相手は悪魔だよ。」
(ならばアタシがお相手するわ。)
「違うよ。ターゲットは中大兄皇子だよ!バトルは精神じゃなく肉体で行うんだから、そのボディであたいに立ち向かってきな!」
「お兄ちゃん、アンちゃん委員長の口車に乗っちゃダメだよ。」
止める桃羅を両手で制した大悟。
「構いませんわ。この体がどこまで天使に通用するのか試したいですわ。ズダ袋のようになっても耐えてみせますわ。」
(アタシの体に無茶するな~!)
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