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エピローグ
その6
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こうして桃羅は魔法を解き、大悟と楡浬は用務員室ホテルに戻った。すでに日は暮れている。
女子に戻った楡浬とパンツ一丁の大悟。
「どうしてそんな破廉恥な姿のままなのよ?」
「なぜか服が着れないんだから仕方ないだろう。まだ魔法の影響が残っているのかもしれない。いやこれも誰かが呪い魔法をかけているんじゃ?」
「「・・・。」」
会話が途切れた。ひとつの部屋に男女が一組。しかも男子はパンツ一丁。いつ間違いが起こっても不思議のない状態。
「「あ、あの。」」
「大悟からどうぞ。」
「いや楡浬から。」
ふたりとも頬を紅潮させている。
「さ、さきに風呂でも入ろうかな。」
「そ、それがいいわね。お風呂、食事、それともアタシとかね。ははは。・・・。」
「「笑えない。これからずっとふたり?マズい!」」
腐ったリンゴのようになったふたり。時計のカチカチという音がやけに響く。
「あ、あの。」
「楡浬からどうぞ。」
「いやいや、大悟から。」
「「・・・。」」
さらに黙秘権行使を継続するふたり。
『ガタン、ドバー!』
「あたいも混ぜて~!」
「「前委員長!どうして?」」
「委員長やめたからヒマなので。あたいもこの部屋で一緒に住むよ!」
「あたちもじゃ!」
「「「三輪車支配人先生!」」」
こうして4人での共同・狂道生活が始まったのである。
いやここにはもうひとりの住人がいた。桃羅が大悟たちの部屋に戻ってきた。
「あっ!思い出した。悪魔ど貧乳女が『アタシが自分の目的を果たしたら、悪魔のアタシを全破壊滅させてあげるわ!』と言ってたけど、あの約束がまだ果たされてないよ。」
「今、そんな些細なこと、言ってる場合じゃないでしょ!」
こうして、桃羅と楡浬の約束はあっさりと反故にされたのであった。
「ククク。本当の敵はこの神にあることに未だに気づいていないとは。悪魔も天使も、とことんバカだな。」
部屋の片隅に置かれたフイギュアが体を動かし始めていた。楡浬がフイギュアショップでもらったオマケであった。
女子に戻った楡浬とパンツ一丁の大悟。
「どうしてそんな破廉恥な姿のままなのよ?」
「なぜか服が着れないんだから仕方ないだろう。まだ魔法の影響が残っているのかもしれない。いやこれも誰かが呪い魔法をかけているんじゃ?」
「「・・・。」」
会話が途切れた。ひとつの部屋に男女が一組。しかも男子はパンツ一丁。いつ間違いが起こっても不思議のない状態。
「「あ、あの。」」
「大悟からどうぞ。」
「いや楡浬から。」
ふたりとも頬を紅潮させている。
「さ、さきに風呂でも入ろうかな。」
「そ、それがいいわね。お風呂、食事、それともアタシとかね。ははは。・・・。」
「「笑えない。これからずっとふたり?マズい!」」
腐ったリンゴのようになったふたり。時計のカチカチという音がやけに響く。
「あ、あの。」
「楡浬からどうぞ。」
「いやいや、大悟から。」
「「・・・。」」
さらに黙秘権行使を継続するふたり。
『ガタン、ドバー!』
「あたいも混ぜて~!」
「「前委員長!どうして?」」
「委員長やめたからヒマなので。あたいもこの部屋で一緒に住むよ!」
「あたちもじゃ!」
「「「三輪車支配人先生!」」」
こうして4人での共同・狂道生活が始まったのである。
いやここにはもうひとりの住人がいた。桃羅が大悟たちの部屋に戻ってきた。
「あっ!思い出した。悪魔ど貧乳女が『アタシが自分の目的を果たしたら、悪魔のアタシを全破壊滅させてあげるわ!』と言ってたけど、あの約束がまだ果たされてないよ。」
「今、そんな些細なこと、言ってる場合じゃないでしょ!」
こうして、桃羅と楡浬の約束はあっさりと反故にされたのであった。
「ククク。本当の敵はこの神にあることに未だに気づいていないとは。悪魔も天使も、とことんバカだな。」
部屋の片隅に置かれたフイギュアが体を動かし始めていた。楡浬がフイギュアショップでもらったオマケであった。
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