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第3話
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帰りの電車で女性と会わなかった日から、三日が過ぎた。
どういうわけか、あの日以来、女性の姿を見る事ができない。
もしかしたら、あの電車には乗っていないかもしれない。
仕事をしているし、残業しているとも考えられる。
常にほぼ満員の車内だから、全車両歩き回って探すわけにもいかない。
会えなくなってから、僕は女性の事をよく考えるようになった。
好きではないのに。
好きというわけではないのに。
たった二日間の出来事が、僕の意識の大半を占める。
「元気ないね」
その声に顔を上げる。
コハルだ。
あの日以来、コハルとも話をしていなかったのだが、久々に話し掛けてきた。
でもいつもみたいな笑顔はなく、友達と話す時の明るさは、自重している様子だ。
「キャンディーあげよっか」
僕の返事も待たず、コハルは制服のポケットから飴を取り出した。
あわだま、と書かれている。
舐めると中からシュワシュワ泡が出てくる飴だ。
「これね、元気が出るキャンディー。食べたら元気出るから、食べてみて」
そう言いながら、コハルは飴を僕に差し出す。
この類の飴はあまり好きじゃない。
だけど、無視してこれ以上コハルを傷つけるわけにもいかない。
僕は黙って飴を口に入れた。
どういうわけか、あの日以来、女性の姿を見る事ができない。
もしかしたら、あの電車には乗っていないかもしれない。
仕事をしているし、残業しているとも考えられる。
常にほぼ満員の車内だから、全車両歩き回って探すわけにもいかない。
会えなくなってから、僕は女性の事をよく考えるようになった。
好きではないのに。
好きというわけではないのに。
たった二日間の出来事が、僕の意識の大半を占める。
「元気ないね」
その声に顔を上げる。
コハルだ。
あの日以来、コハルとも話をしていなかったのだが、久々に話し掛けてきた。
でもいつもみたいな笑顔はなく、友達と話す時の明るさは、自重している様子だ。
「キャンディーあげよっか」
僕の返事も待たず、コハルは制服のポケットから飴を取り出した。
あわだま、と書かれている。
舐めると中からシュワシュワ泡が出てくる飴だ。
「これね、元気が出るキャンディー。食べたら元気出るから、食べてみて」
そう言いながら、コハルは飴を僕に差し出す。
この類の飴はあまり好きじゃない。
だけど、無視してこれ以上コハルを傷つけるわけにもいかない。
僕は黙って飴を口に入れた。
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