All is well that ends well!!

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1年に1回しかないこの日は、1回失敗してしまうと次回までの日が遠くて遠くて、買ったチョコの賞味期限が大丈夫か気になってしまいます。

きっとチョコは日持ちがいいはずだから、来年まで持ち越せるに違いない。

そう自分に励まし、教室へ戻りました。

教室へ戻る途中、2人の女子に会いました。

どちらもクラスメイトです。

確か朝見た限り、2人ともチョコを持っていました。

1人は鞄がパンパンになるほどチョコを入れ、もう1人は紙袋にチョコを入れて持っていました。

しかし見た感じ、チョコが入っていた鞄はいつものように何も入っていないような…。

紙袋に至っては、袋自体なくなっていました。

そこで話を聞いてみると、チョコはお目当ての男子にあげた、とのこと。

なぜ？

どうして？

いつの間に？

私は本日2回目となる頭が真っ白体験をしました。

同じように過ごしていて、なぜ彼女達はチョコ渡しに成功したの？
という疑問が頭から離れませんでした。

私の作戦は何も間違っていなかったはず。

みんなにあげたら貰ってくれる。

その通り、あげた女子はみんなチョコを貰ってくれました。

彼女達は同じクラスだから、移動教室ばかりという時間割の不利条件も同じ。

なのに、なぜ？

あと彼女達と違うことと言えば、ターゲット。

彼女達のターゲットはアイダではありませんでした。

もしかしたらこれが原因かもしれません。