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イシイは自分から言いたいことがあると言ってきたくせに、なかなか言い出しません。
それは私にとって焦らし攻撃以外の何ものでもなく、あまりに退屈なので一人しりとりでも始めようかと思いました。
しかし、始めようとした時にイシイが話し出しました。
そのイシイのセリフを聞いた瞬間、私は私の耳を疑いました。
私の耳が正常で聞き間違いなどがなければ、イシイは確かに
`オレも前々から気になっていた´
と言いました。
私は過去にイシイに気があるなどと言ったことはなく、イシイがオレ「も」と言ったことに疑問を抱きました。
聴力は自信がある私が聞き間違えたのかと思いました。
しかし、数秒前に意識をタイムトリップして聞き直したところ、やはり「も」と言っているようです。
イシイはチョコの食べすぎで、少し記憶力がおかしくなってしまったのかと思いました。
イシイはバカの部類に入りますが、こんな意味不明なことを言ってしまう類のバカではありません。
テストで裏にも問題があることに気づかず、そのまま提出してスズメの涙ほどの点数しかなかったことはあっても、でたらめなことを言ってしまうことはありませんでした。
なので、私はちょっとしたショックを受けてしまいました。
イシイはなおも
`もし良ければ付き合わないか´
と続けました。
それは私にとって焦らし攻撃以外の何ものでもなく、あまりに退屈なので一人しりとりでも始めようかと思いました。
しかし、始めようとした時にイシイが話し出しました。
そのイシイのセリフを聞いた瞬間、私は私の耳を疑いました。
私の耳が正常で聞き間違いなどがなければ、イシイは確かに
`オレも前々から気になっていた´
と言いました。
私は過去にイシイに気があるなどと言ったことはなく、イシイがオレ「も」と言ったことに疑問を抱きました。
聴力は自信がある私が聞き間違えたのかと思いました。
しかし、数秒前に意識をタイムトリップして聞き直したところ、やはり「も」と言っているようです。
イシイはチョコの食べすぎで、少し記憶力がおかしくなってしまったのかと思いました。
イシイはバカの部類に入りますが、こんな意味不明なことを言ってしまう類のバカではありません。
テストで裏にも問題があることに気づかず、そのまま提出してスズメの涙ほどの点数しかなかったことはあっても、でたらめなことを言ってしまうことはありませんでした。
なので、私はちょっとしたショックを受けてしまいました。
イシイはなおも
`もし良ければ付き合わないか´
と続けました。
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