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転章 第16話:空白のページと風の予感
しおりを挟むたび の おわり が ちかづいて きた ころ、リッカ は、かつて おとずれた かぜ そよぐ おか の そうげん に もどって きた。
いま は、ばんしゅう の ひかり に つつまれた おか。
そうげん は、なつ の なごり を わずか に とどめながら も、いろづいた は が かぜ に まい、くうき に は ふゆ の けはい が まじって いた。
そら は たかく すみ、くも は うすく ながれ、とおく の やまやま が しずか に みまもって いる。
リッカ は おか の うえ に こし を おろし、かんせい まぢか の ジショ を そっと ひらいた。
ページ に は、もり で であった コトバ たち が ならんで いる。
「みんな の コトバ は みつけた けど……」
「わたし の コトバ は、まだ くうはく の まま……」
かぜ が すこし ふいて、ページ が めくれる。
リッカ は そっと て で おさえながら、つぶやいた。
「ミナ の こころ に とどく コトバ、ほんとう に みつけられる の かな……」
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