妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

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Chapter15(ピピ島編)

Chapter15-⑨【DAY IN VACATION】

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「どうだ、ケツマンは解れたか?」
ファインダーから視線を外したタケルが聞く。
「ああ…、充分…。」
三本の指を出し入れしながら答える。
「だったら、これでウォーミングアップだ。」
タケルはウエストポーチから巨大なストッパー型のディルドを出した。
「それはユーキの持ってる…。」
言い掛けた言葉を飲み込む。
「あのディルドより一回りデカいぞ。
あれも俺の土産だけどな。
これが入らないと話にならないぜ。」
ディルドを持つ腕と大差ない太さだ。
受け取った手が一瞬下がる。
大きさだけでなく、重量感もたっぷりあった。
これと同サイズの一物が目の前の股間に横たわる。
以前、ユーキにプールで入れられたディルドを思い出す。
これより一回り小さいにも関わらず、アナルが張り裂けそうだった。
あの時は大量の潤滑油を使ったが、今はそんなものはない。
「これが入らなければ、俺のペニスは到底無理だ。
タンニングオイルで頑張ってみろ。」
躊躇している姿をカメラが狙う。
リュックから日焼けオイルを出すと、ディルドに塗りたくる。
ココナッツの匂いに、淫らなものを感じた。
三本の指が入っていた空間に、亀頭部分を押し込む。
しかし直径が10センチ近くあるディルドはそう簡単に入らない。
股を思い切り開き、必死に押し込んだ。
「おお!凄い絵だ!
究極のエログロのだな。」
興奮したペニスが水着からはみ出す。
パンパンに膨らんだ亀頭は臍を遥かに通り越していた。
正に今格闘しているディルドと寸分違わない。
降り注ぐ太陽が二重に見えた。
漆黒のディルドをイソギンチャクが捕食する。
アナルの襞が遂に巨大な獲物を飲み込んだ。
いつしか一番太い亀頭部分を凌駕していた。
そこを通過すればディルドは細くなる。
アナルは緩やかに締まり始めていた。
「おお!全て入ったか!
今日は一日入れっ放しだ。
夜は最高のコンディションになってるだろう。
ヤマトさん、最高だよ。」
抱擁され、褒美のキスを貪る。
「四つん這いになって、ケツを突き出せ。
もっと背中を反って。」
新たな指示に尻を突き出す。
今日はもうニモに会えないだろう。
 
「かなり撮ったな。
もう少し先へ行ってみるか。」
満足げなタケルは歩き出す。
「またお預け?」
不満が口を吐く。
「それぐらい溜まっている方が、今晩こいつが喜ぶぞ。」
タケルは亀頭を掴むと、ボックス型の水着に押し込む。
隆起した股間は丸でペットボトルを忍ばせている様だ。
この巨根を今晩味わえると言い聞かせ、腰をあげる。
10分近く歩いて、やっと膝上くらいの水嵩になった。
まだまだ浅いが、魚は充分にいる。
一時間程、シュノーケルを楽しむ。
ニモには会えなかったが、色とりどりの魚がサンゴ礁と戯れている。
一時肉欲から解放され、背中に陽射しを浴びた。
タケルも水中撮影に夢中だ。
「このイソギンチャク見てみろよ。
ヤマトさんのアナルそっくりだぜ。」
その一言で肉欲が蘇る。
バタ足をする度に腸内に刺激を受け、意識はまた性欲で溢れ出す。
「タケル~、もう狂いそう。
ザーメンをぶっ放したいよ!」
スノーケル越しに泣き言が泡となる。
「そうか、狂いそうか!いい傾向だ。」
射精管理はまだ続くらしい。
「ヤマトさん、そろそろビキニを穿けよ。
ビーチに人影が見えるぞ。」
ペニスのポジションを直しながらタケルが注意した。
陽射しが戻ってきたビーチは賑やかだ。
 
「4時からマネージャーと打ち合わせがあるんだ。
ヤマトさんはここにいるか?
それとも部屋のプールに戻るか?」
タケルがスマホを見ながら聞く。
「勿論、部屋のプールだよ。
マッパで泳ぐんだ!」
荷物を纏め、歩き出す。
丁度通り掛かったカートを停めて、送ってもらう。
タケルは途中のレストランで降りた。
午後になり、陽射しは強まるばかりだ。
格子戸を開けると、プライベートプールが待っていた。
着ている服を全て脱ぎ捨て、プールへ飛び込む。
少し冷たいが、それが逆に気持ちいい。
クロールで何往復もする。
バタ足するとアナルが擦れるので、キックしないで泳ぐ。
身体の中に蔓延る肉欲が少し萎えた気がする。
休みなしで30分近く泳いだ。
心地好い良い疲れが、全身を襲う。
デッキチェアに倒れ込むと、一気に眠りに落ちていった。
 
 
(つづく)
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