妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

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Chapter20(陰月編)

Chapter20-⑤【秘密の花園】

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プール脇を抜けると、緩やかな下り坂になっている。
そこを降りて行くと、小さな浜辺があった。
波は穏やかで、水面に月が揺れている。
月明かりにも関わらず、ゼロはサングラスをしていた。
「座ろうか?」
二人並んで、砂の上に座る。
隣の股間の膨らみが、月明かりで陰影を作った。
「そんな露骨に見るな。」
月光が照れ顔を照らす。
「あっ、ゴメン。」
露骨な思惑を咎められ、視線を海へ向ける。
明る過ぎる月が疎ましく思えた。
「ヤマトさんはすぐ謝るな。」
ゼロが小さく笑う。
「ヤマトでいいよ。」
水面に映る月を見ながら笑い返す。
 
紙袋の中はレザー製の短パンだった。
股間から尻にかけて、大きなジッパーが付いている。
立ち上がったゼロが伸びをした。
隆起した股間が挑発する。
短パンが小さく、勃起したマラが窮屈だ。
「また握りたいか?」
「ああ、握りたい。」
素直に答える。
ゼロはレザーパンツのジッパーを下げると、缶ビール並の巨根が飛び出してきた。
亀頭が濡れ、月明かりを反射している。
両手で握ると、やっと指が届く。
掌に脈が伝わってきた。
「咥えていい?」
サングラスを見て聞く。
「入るのか?」
口元が優しく微笑む。
亀頭を飲み込むのが精一杯だ。
息が続かず、咳込んで口を離す。
「無理すんな。」
涙目の中、笑い声を聞く。
釣られて、一緒に笑う。
「立ってくれないか、ヤマト。」
照れ臭そうな声音で名前を呼ばれた。
言われるままゼロの前に立つ。
帯を解かれていく。
浴衣が砂浜に落ち、レザーの短パンだけの姿になる。
「ヤマトのレザー姿、たまんねぇな。
今度、フル武装させてやる。」
ゼロがジッパーを尻の後ろまで、移動した。
勃起したマラが露わになる。
熱り立つ竿を二回上下に動かし、答えにした。
 
「ヤマトのケツマンに入るかな?
出血した奴もいるから、無理ならすぐ言え。」
ゼロはポケットからジェルを取り出し、ペニスに塗りたくる。
月明かりにキラキラ光る巨根は幻想的だ。
酔いも手伝って、自ら尻を突き出す。
しかしロマンティックなシーンはここまでだった。
膨らみ切ったペニスは狂暴極まりない。
亀頭が拳並の大きさで、なかなか通過しない。
やはりこのモンスターを飲み込むのは立ちマンでは無理だ。
仰向けに寝そべり、足を大きく開く。
足首を持たれ、モンスターが襲ってきた。
ジワジワとアナルが広がっていく。
久し振りの感覚だった。
タケルにフィストされた夜が蘇る。
ただフィストは拳が入ってしまえば、後は比較的楽だ。
しかしこのモンスターは違う。
括れがなく、進入するに連れ、益々太くなる。
息をする間もなく、快楽と苦悶の波が打ち寄せては引いていく。
「ぐぅあぁぁぁ!」
悲鳴にも似た声が漏れる。
「だ、大丈夫か?」
ゼロの動きが止まった。
大丈夫な事を尻を締めて伝える。
一番奥に到達した時には、アナルは麻痺していた。
暫く締める事は出来そうもない。
「ヤマトの中って、温かいんだな。
動かしていいか?」
ゼロが問いに頷いて、受け入れた。
 
ゆっくりモンスターが動き出す。
摩擦により、アナルが復活し始める。
液を分泌し、捕食したモンスターを吟味する。
「ああ!気持ちいいぜ!
こんな快感久し振りだ。
トロけそうだ!」
絶叫が夜空に吸い込まれていく。
この広がりきった快感を知ってしまうと、もう後戻り出来ない。
アナルはモンスターを貪欲に貪った。
ゼロがピークに達する。
「ああ!イクぞ!」
雲が月を覆ったのか、辺りが闇に包まれていく。
「ぐぅわぁぁあ!」
亀頭が最大限に膨らみ、腸内を圧迫した。
大量のザーメンが逆流する。
怒涛の激流に飲み込まれ、痙攣が止まらなかった。
 
 
(つづく)
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