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Chapter24(沖縄バトル編)
Chapter24-②【もう恋なんてしない】
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ワゴンに乗り込むと、エアコンが快適に効いていた。
リクは白いタンクトップと赤いジョギングパンツを着ている。
一段と焼けた肌はとても日本人には見えない。
「おいおい、そんなにガン見するなよ。」
擦れ違う車のライトが照れた顔を照らす。
「めちゃ焼けてて、格好いいよ。
俺もリクくらい黒くなりたいな。」
黒光りする筋肉を見ながら願望を口にする。
「おう、任せておけ!
毎日、焼きに連れて行ってやるぜ。」
ハンドルから離れた手が胸を叩く。
途中のドライブスルーでハンバーガーを買い、リクの家に向かう。
マンションは国際通りの外れにあった。
「ちょっと古いが、飲み屋も近くて便はいいんだ。
さあ、上がってくれ。」
リクがスリッパを勧める。
リビングは20畳近くあり、国際通りが見下ろせた。
「スゲェ!ここからの眺め、最高だぁ!」
南国の夜景を目の当たりにし、子供の様にはしゃぐ。
同時にフトシの寂しげな表情が脳裏を掠めた。
頭を振り、幻影を追う払う。
一時はユーキがいれば、恋なんて必要ないと思った。
だが、もう立ち止まりはしない。
時計は疾うに二時を回っている。
「おう、とっとと食わないと、寝れなくなるぞ。」
真っ黒な顔に白い歯が覗いた。
「おいヤマト、起きろ!
飯出来てるぞ。」
リクの声に目を覚ます。
コーヒーのいい薫りに釣られて、キッチンへ向かう。
Tバック姿のリクがフライパンを握っていた。
真っ黒な肌に蛍光色が良く映える。
手慣れた様子で玉子焼きをひっくり返す。
朝起ちに抗いきれず、その背後に擦り寄る。
「おいおい、そんな所に立ってたら邪魔だ。
椅子に座って、待ってろ。」
リクは慌ただしく朝食の準備をする。
ここは大人しく座っていた方が良さそうだ。
「出来たぞ。さっさと食って、出掛けようぜ。」
リクは手際良くトーストを焼き、コーヒーを注ぐ。
性欲は肩透かしを喰ったが、食欲は充分に満たされた。
「さあ、出掛ける支度だ。
今日も快晴だから、めちゃくちゃ焼けるぜ。」
窓を開けて、空を見上げる。
真っ青な空に、白い入道雲が目に眩しい。
期待に胸が弾む。
TバックとGストを二枚並べて、じっと見詰める。
「どっちがいいと思う?」
リクに聞いてみた。
「どっちもダメだ。
ヤマトはこれで焼くんだからな。」
振り返ると、焼けた手はディルド付きTバックを持っていた。
それは錨が打ち込まれたレザー製で、M心を擽る。
「というか、ヤマトが沖縄にいる間はずっとこれを穿きっ放しだ。
俺が掘ってやる時以外はな。
おらっ、ケツを突き出せ!」
黒い手が尻を叩く。
両手を頭の後ろで組んで、尻を突き出す。
リクは淫靡な表情で、ディルドを舐め回す。
唾液がたっぷり付いたところで、ディルドを押し込む。
小振りのディルドは何の抵抗もなく、一気に入り込んだ。
「やっぱヤマトには小さかったな。
まあ、24時間入れっ放しだと、サイズ以上の快感があるから心配するな。」
リクは腰と尻の割れ目のバンドを一番キツい位置で留めた。
ディルドとバンドの食い込みが朝起ちを亢進させる。
「これで一日焼くと、めちゃ助平な気分になるぞ。
俺にはこいつを入れてもらおうか。」
直径5センチ以上ある、ずんぐりむっくりのストッパーを手渡された。
それにたっぷり唾液を塗りたくる。
リクは自分から尻を突き出し、Tバックを下ろす。
焼け跡の全くない大殿筋に先端を当てる。
一番太い部位で多少引っ掛かったが、すんなり入った。
「これで準備完了だ。
出掛けるぞ。」
リクはTバックを引き上げると、ラグパンを穿く。
「ヤマトはこれを穿け。」
渡されたのは尻が丸見えのショートジーンズだった。
「おう、似合うな!
どっから見ても、M丸出しだ。
ヤマトみたいな変態が現れたら、地元の奴は欲情しまくりだな。」
愉快そうな笑い声が青空に続いた。
(つづく)
リクは白いタンクトップと赤いジョギングパンツを着ている。
一段と焼けた肌はとても日本人には見えない。
「おいおい、そんなにガン見するなよ。」
擦れ違う車のライトが照れた顔を照らす。
「めちゃ焼けてて、格好いいよ。
俺もリクくらい黒くなりたいな。」
黒光りする筋肉を見ながら願望を口にする。
「おう、任せておけ!
毎日、焼きに連れて行ってやるぜ。」
ハンドルから離れた手が胸を叩く。
途中のドライブスルーでハンバーガーを買い、リクの家に向かう。
マンションは国際通りの外れにあった。
「ちょっと古いが、飲み屋も近くて便はいいんだ。
さあ、上がってくれ。」
リクがスリッパを勧める。
リビングは20畳近くあり、国際通りが見下ろせた。
「スゲェ!ここからの眺め、最高だぁ!」
南国の夜景を目の当たりにし、子供の様にはしゃぐ。
同時にフトシの寂しげな表情が脳裏を掠めた。
頭を振り、幻影を追う払う。
一時はユーキがいれば、恋なんて必要ないと思った。
だが、もう立ち止まりはしない。
時計は疾うに二時を回っている。
「おう、とっとと食わないと、寝れなくなるぞ。」
真っ黒な顔に白い歯が覗いた。
「おいヤマト、起きろ!
飯出来てるぞ。」
リクの声に目を覚ます。
コーヒーのいい薫りに釣られて、キッチンへ向かう。
Tバック姿のリクがフライパンを握っていた。
真っ黒な肌に蛍光色が良く映える。
手慣れた様子で玉子焼きをひっくり返す。
朝起ちに抗いきれず、その背後に擦り寄る。
「おいおい、そんな所に立ってたら邪魔だ。
椅子に座って、待ってろ。」
リクは慌ただしく朝食の準備をする。
ここは大人しく座っていた方が良さそうだ。
「出来たぞ。さっさと食って、出掛けようぜ。」
リクは手際良くトーストを焼き、コーヒーを注ぐ。
性欲は肩透かしを喰ったが、食欲は充分に満たされた。
「さあ、出掛ける支度だ。
今日も快晴だから、めちゃくちゃ焼けるぜ。」
窓を開けて、空を見上げる。
真っ青な空に、白い入道雲が目に眩しい。
期待に胸が弾む。
TバックとGストを二枚並べて、じっと見詰める。
「どっちがいいと思う?」
リクに聞いてみた。
「どっちもダメだ。
ヤマトはこれで焼くんだからな。」
振り返ると、焼けた手はディルド付きTバックを持っていた。
それは錨が打ち込まれたレザー製で、M心を擽る。
「というか、ヤマトが沖縄にいる間はずっとこれを穿きっ放しだ。
俺が掘ってやる時以外はな。
おらっ、ケツを突き出せ!」
黒い手が尻を叩く。
両手を頭の後ろで組んで、尻を突き出す。
リクは淫靡な表情で、ディルドを舐め回す。
唾液がたっぷり付いたところで、ディルドを押し込む。
小振りのディルドは何の抵抗もなく、一気に入り込んだ。
「やっぱヤマトには小さかったな。
まあ、24時間入れっ放しだと、サイズ以上の快感があるから心配するな。」
リクは腰と尻の割れ目のバンドを一番キツい位置で留めた。
ディルドとバンドの食い込みが朝起ちを亢進させる。
「これで一日焼くと、めちゃ助平な気分になるぞ。
俺にはこいつを入れてもらおうか。」
直径5センチ以上ある、ずんぐりむっくりのストッパーを手渡された。
それにたっぷり唾液を塗りたくる。
リクは自分から尻を突き出し、Tバックを下ろす。
焼け跡の全くない大殿筋に先端を当てる。
一番太い部位で多少引っ掛かったが、すんなり入った。
「これで準備完了だ。
出掛けるぞ。」
リクはTバックを引き上げると、ラグパンを穿く。
「ヤマトはこれを穿け。」
渡されたのは尻が丸見えのショートジーンズだった。
「おう、似合うな!
どっから見ても、M丸出しだ。
ヤマトみたいな変態が現れたら、地元の奴は欲情しまくりだな。」
愉快そうな笑い声が青空に続いた。
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