67 / 76
リン・ケリーの驚くべき1日
しおりを挟む
ラン・ヤスミカ家に嫁いできた少年花嫁リンの役割は国境沿いをひそかに監視することだが、それはあくまでも実家シルバー家から与えられた役割である。
シルバー家の思惑はリンを国境近くに領地を所有するラン・ヤスミカ家の次男ユーリと無理にでも結婚させて隣国及び国境沿いの領地に不穏な気配がないか探らせることであった。
しかし、実際にリンをユーリと結婚させたらリンはすっかり花婿ユーリに夢中で実家からの無言の任務命令は半ば放棄しているに等しい。
一応は情報を収集して父クロードに送っているが、リンは裏で秘密裏に全く同じ情報をミモザ王子にも報告していた。
ときには父親を無視してミモザ王子のみに送った情報もあるのでリンは徹底的に実家の父クロードに反抗している。
庶子であるリンの生い立ちを考えたら反抗するのは必然だが、実家のクロードパパにはリンがなんでここまで反抗期になるのか理解できない。
都のシルバー家本邸のクロードの執務室。
「ふむ。今回のリンからの手紙も単なる近況報告で有益な情報がなにひとつ記されていない。困った息子だ」
クロードが特に困った様子もなく紅茶を飲んでいると真っ正面から呆れ果てたような声が聴こえてきた。
「お父様!リンをスパイのように使うのはお止めになって!ラン・ヤスミカ家で平穏に暮らさせてあげてください」
クロードの執務室にいるのはリンの異母姉のひとりジャンヌである。
姉のシンシアと並んで宮廷の美人姉妹と大人気のご令嬢なのだが、実はかなりのお転婆で特技は乗馬と剣術だった。
現在はミモザ王子の従者シルフィと結婚を前提にお付き合いしており、表向きは美しい淑女だが内面は気が強いはねっかえり娘だ。
今日はそろそろ恋人のシルフィの実家と婚姻に向けての話し合いを進めてくれと父クロードにお願いしに来たのだ。
「ダイアナ王女とミモザ王子がご結婚されたら私とシルフィ様も結婚をするわ。お父様!シルフィ様のご実家にお願いしてくださいませ」
「え~!めんどくさい。ジャンヌでよければもらってくださいと伝言してくれ。それよりもシルフィ殿はマジでお前と結婚するつもりか?白鳥の皮を被ったライオンを嫁にするようなものだぞ?」
「お父様!白鳥ならせめて羽と言ってください!シルフィ様は必ず私を幸せにすると誓ってくださったわ!」
「それ?脅して言わせたのではあるまいな?誓わないと馬で引きまわすとでも強迫して?」
お転婆なジャンヌならやりかねないとクロードがほざくとジャンヌは隠していた短剣の鞘をぬいてクロードに突きつけた。
「お父様。キチンとシルフィ様のご実家に挨拶してくださいましね?でないとお父様の首と胴体は泣き別れよ?」
冗談にしては本気すぎるジャンヌの気迫に負けてクロードは返事をした。
「わかった。ほら、ジャンヌ。ご挨拶に伺うから剣をしまってくれ。まったくリンは反抗期だし、ジャンヌはドメスティックバイオレンス……。エドガーはバカチンで親の金でニート三昧。まともな子供がミシェルとシンシアだけとは……」
子育てって失敗すると大変だなとクロードが呟いたのでジャンヌは短剣をしまうとハッキリと言ってのけた。
「私たちはともかくお父様!リンにはもう少し親としての愛情を表現してくださいませ!リンは私の可愛い弟よ!シルバー家の手駒ではないわ」
「ジャンヌもミシェルと同じことを言う。私はリンにまるで愛情がないわけでもないぞ?単に我が子というよりは手駒って認識なだけで?」
平然と口にするクロードに対してジャンヌは再び短剣を構えると毅然と告げた。
「お父様。刺殺されたくなければリンにこれまでの仕打ちを詫びる手紙を書いてくださる?今すぐお書きなさい!」
「ジャンヌ……。それは強迫だぞ?やはりシルフィ殿にも同じ手口で結婚を迫ったのだろう?鬼嫁を嫁がせてしまいシルフィ殿に申し訳ない」
「いいから!早くお書き!喉笛を切り裂くわよ!?」
そんなわけでクロードは娘のジャンヌに完全に脅されながらリンへ長い手紙をしたためたのである。
クロードの正妻ローズ夫人と長女のシンシアは状況を知っていたがジャンヌを叱ることもクロードを助けることもせず優雅にティータイムを楽しんでいた。
………
そして、場所は変わってラン・ヤスミカ家別邸ではリンが珍しく真面目に隣国及び国境沿いの様子を実家のクロードに報告する手紙を書いていた。
隣国の情報はラン・ヤスミカ家に引き取られたキトリの証言がかなり有益でリンはミモザ王子宛にも同じ情報を伝えるつもりでいた。
「隣国は地方長官の不正が横行して困窮した家庭の子供は次々と北の大国に売られている。その見返りに武器も輸入している。予想はしていたけど隣国と北の大国は相当に癒着していますね」
同盟関係の我が国を無視して武器の取り引きをしているのならば隣国に圧力をかけるいい機会となる。
そんなことを考えながらリンがペンを動かしていると部屋にユーリが入ってきた。
「ご実家への手紙か?ちょうど今、シルバー家のクロード様から書簡が届いた。リン宛だぞ」
「父上が?変ですね。なにか別件で調査の命令でしょうか?」
ペンを止めたリンがユーリから受け取った書簡を確認すると長い長い手紙が綴られている。
「命令ではなさそうですが父上は何を伝えたいのか?まわりくどくて理解が難しいです」
「普通にリンが元気か心配して手紙を書いただけじゃないか?お父上なんだから」
「それはないです!父上が私を心配したことなど15年間の人生で皆無なので!」
不思議に思いながら手紙を読み進めていたリンはふと閃いたように紙に記された文字を慎重にペンで消していった。
すると暗号が解けて簡潔な文章が完成したのである。
「我が子リン・ケリーへ。
ジャンヌに殺されそうなので手紙をここに記す。
家族は皆、私がリンに愛情がないと責めるが私だってリンが赤ちゃんだった頃に抱っこしたことくらいある。
あれはお前が生後3か月であった。
ミシェルに言われて抱っこしたらリンは泣いた。それ以来抱っこしとらん。
リンよ。
お前はもう大人だ。
ユーリ殿に存分に抱っこしてもらえ。
そして、ラン・ヤスミカ家に嫁いでもお前はシルバー家の三男。
それだけは忘れるでないぞ。
伝えたいのはそれだけだ。
父クロード・リュカ・シルバー
追伸
近くジャンヌが結婚する。
シルバー家発の鬼嫁を嫁がせるのは不安だ。
リンはけして鬼嫁にはなるなよ。」
手紙はそれだけで終わりだがリンは息を吐くとユーリに言った。
「ユーリ!抱っこしてください!」
「いまここでか?わかった!ほら!」
ユーリが華奢なリンを軽々と抱っこするとリンは嬉しそうに微笑んだ。
「そのままベッドへ向かってください!」
「え?でも!まだ夜じゃないし!日が高いだろ!?」
躊躇するユーリに対してリンは笑顔のまま宣告した。
「ベッドに連れていかないと技をかけて首の骨を折りますよ?」
父クロードからの忠告を無視して鬼嫁発言をしているリンに折れる形でユーリはリンをベッドに運んだ。
リンがご機嫌なのはユーリに抱っこされたのもあるが、父クロードからほんの微かでも父親らしい手紙をもらえたことが大きいのだろう。
そう考えるとリンが少しでも父クロードと歩み寄れてユーリの心はあたたかくなった。
そして、大切に抱っこするとユーリはそっとベッドにリンを横たえたのである。
end
シルバー家の思惑はリンを国境近くに領地を所有するラン・ヤスミカ家の次男ユーリと無理にでも結婚させて隣国及び国境沿いの領地に不穏な気配がないか探らせることであった。
しかし、実際にリンをユーリと結婚させたらリンはすっかり花婿ユーリに夢中で実家からの無言の任務命令は半ば放棄しているに等しい。
一応は情報を収集して父クロードに送っているが、リンは裏で秘密裏に全く同じ情報をミモザ王子にも報告していた。
ときには父親を無視してミモザ王子のみに送った情報もあるのでリンは徹底的に実家の父クロードに反抗している。
庶子であるリンの生い立ちを考えたら反抗するのは必然だが、実家のクロードパパにはリンがなんでここまで反抗期になるのか理解できない。
都のシルバー家本邸のクロードの執務室。
「ふむ。今回のリンからの手紙も単なる近況報告で有益な情報がなにひとつ記されていない。困った息子だ」
クロードが特に困った様子もなく紅茶を飲んでいると真っ正面から呆れ果てたような声が聴こえてきた。
「お父様!リンをスパイのように使うのはお止めになって!ラン・ヤスミカ家で平穏に暮らさせてあげてください」
クロードの執務室にいるのはリンの異母姉のひとりジャンヌである。
姉のシンシアと並んで宮廷の美人姉妹と大人気のご令嬢なのだが、実はかなりのお転婆で特技は乗馬と剣術だった。
現在はミモザ王子の従者シルフィと結婚を前提にお付き合いしており、表向きは美しい淑女だが内面は気が強いはねっかえり娘だ。
今日はそろそろ恋人のシルフィの実家と婚姻に向けての話し合いを進めてくれと父クロードにお願いしに来たのだ。
「ダイアナ王女とミモザ王子がご結婚されたら私とシルフィ様も結婚をするわ。お父様!シルフィ様のご実家にお願いしてくださいませ」
「え~!めんどくさい。ジャンヌでよければもらってくださいと伝言してくれ。それよりもシルフィ殿はマジでお前と結婚するつもりか?白鳥の皮を被ったライオンを嫁にするようなものだぞ?」
「お父様!白鳥ならせめて羽と言ってください!シルフィ様は必ず私を幸せにすると誓ってくださったわ!」
「それ?脅して言わせたのではあるまいな?誓わないと馬で引きまわすとでも強迫して?」
お転婆なジャンヌならやりかねないとクロードがほざくとジャンヌは隠していた短剣の鞘をぬいてクロードに突きつけた。
「お父様。キチンとシルフィ様のご実家に挨拶してくださいましね?でないとお父様の首と胴体は泣き別れよ?」
冗談にしては本気すぎるジャンヌの気迫に負けてクロードは返事をした。
「わかった。ほら、ジャンヌ。ご挨拶に伺うから剣をしまってくれ。まったくリンは反抗期だし、ジャンヌはドメスティックバイオレンス……。エドガーはバカチンで親の金でニート三昧。まともな子供がミシェルとシンシアだけとは……」
子育てって失敗すると大変だなとクロードが呟いたのでジャンヌは短剣をしまうとハッキリと言ってのけた。
「私たちはともかくお父様!リンにはもう少し親としての愛情を表現してくださいませ!リンは私の可愛い弟よ!シルバー家の手駒ではないわ」
「ジャンヌもミシェルと同じことを言う。私はリンにまるで愛情がないわけでもないぞ?単に我が子というよりは手駒って認識なだけで?」
平然と口にするクロードに対してジャンヌは再び短剣を構えると毅然と告げた。
「お父様。刺殺されたくなければリンにこれまでの仕打ちを詫びる手紙を書いてくださる?今すぐお書きなさい!」
「ジャンヌ……。それは強迫だぞ?やはりシルフィ殿にも同じ手口で結婚を迫ったのだろう?鬼嫁を嫁がせてしまいシルフィ殿に申し訳ない」
「いいから!早くお書き!喉笛を切り裂くわよ!?」
そんなわけでクロードは娘のジャンヌに完全に脅されながらリンへ長い手紙をしたためたのである。
クロードの正妻ローズ夫人と長女のシンシアは状況を知っていたがジャンヌを叱ることもクロードを助けることもせず優雅にティータイムを楽しんでいた。
………
そして、場所は変わってラン・ヤスミカ家別邸ではリンが珍しく真面目に隣国及び国境沿いの様子を実家のクロードに報告する手紙を書いていた。
隣国の情報はラン・ヤスミカ家に引き取られたキトリの証言がかなり有益でリンはミモザ王子宛にも同じ情報を伝えるつもりでいた。
「隣国は地方長官の不正が横行して困窮した家庭の子供は次々と北の大国に売られている。その見返りに武器も輸入している。予想はしていたけど隣国と北の大国は相当に癒着していますね」
同盟関係の我が国を無視して武器の取り引きをしているのならば隣国に圧力をかけるいい機会となる。
そんなことを考えながらリンがペンを動かしていると部屋にユーリが入ってきた。
「ご実家への手紙か?ちょうど今、シルバー家のクロード様から書簡が届いた。リン宛だぞ」
「父上が?変ですね。なにか別件で調査の命令でしょうか?」
ペンを止めたリンがユーリから受け取った書簡を確認すると長い長い手紙が綴られている。
「命令ではなさそうですが父上は何を伝えたいのか?まわりくどくて理解が難しいです」
「普通にリンが元気か心配して手紙を書いただけじゃないか?お父上なんだから」
「それはないです!父上が私を心配したことなど15年間の人生で皆無なので!」
不思議に思いながら手紙を読み進めていたリンはふと閃いたように紙に記された文字を慎重にペンで消していった。
すると暗号が解けて簡潔な文章が完成したのである。
「我が子リン・ケリーへ。
ジャンヌに殺されそうなので手紙をここに記す。
家族は皆、私がリンに愛情がないと責めるが私だってリンが赤ちゃんだった頃に抱っこしたことくらいある。
あれはお前が生後3か月であった。
ミシェルに言われて抱っこしたらリンは泣いた。それ以来抱っこしとらん。
リンよ。
お前はもう大人だ。
ユーリ殿に存分に抱っこしてもらえ。
そして、ラン・ヤスミカ家に嫁いでもお前はシルバー家の三男。
それだけは忘れるでないぞ。
伝えたいのはそれだけだ。
父クロード・リュカ・シルバー
追伸
近くジャンヌが結婚する。
シルバー家発の鬼嫁を嫁がせるのは不安だ。
リンはけして鬼嫁にはなるなよ。」
手紙はそれだけで終わりだがリンは息を吐くとユーリに言った。
「ユーリ!抱っこしてください!」
「いまここでか?わかった!ほら!」
ユーリが華奢なリンを軽々と抱っこするとリンは嬉しそうに微笑んだ。
「そのままベッドへ向かってください!」
「え?でも!まだ夜じゃないし!日が高いだろ!?」
躊躇するユーリに対してリンは笑顔のまま宣告した。
「ベッドに連れていかないと技をかけて首の骨を折りますよ?」
父クロードからの忠告を無視して鬼嫁発言をしているリンに折れる形でユーリはリンをベッドに運んだ。
リンがご機嫌なのはユーリに抱っこされたのもあるが、父クロードからほんの微かでも父親らしい手紙をもらえたことが大きいのだろう。
そう考えるとリンが少しでも父クロードと歩み寄れてユーリの心はあたたかくなった。
そして、大切に抱っこするとユーリはそっとベッドにリンを横たえたのである。
end
1
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【16話完結】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /チャッピー
AI比較企画作品
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
「好きって言ったら負け!」完璧すぎる生徒会コンビの恋愛頭脳戦は今日も平行線です~恋は勝ち負けじゃないと知るまでの攻防戦
中岡 始
BL
「好きって言ったら負け」
それが、俺たちの間にある、たったひとつのルールだった。
星遥学園の顔、生徒会長・一ノ瀬結翔と副会長・神城凪。
容姿、成績、カリスマ性――すべてが完璧なふたりは、周囲から「最強ペア」と呼ばれている。
けれどその内側では、日々繰り広げられる仁義なき恋愛頭脳戦があった。
・さりげない言葉の応酬
・SNSでの匂わせ合戦
・触れそうで触れない、静かな視線の駆け引き
恋してるなんて認めたくない。
でも、相手からの“告白”を待ち続けてしまう――
そんなふたりの関係が変わったのは、修学旅行での一夜。
「俺、たぶん君に“負けてもいい”って思いかけてる」
その一言が、沈黙を揺るがし、心の距離を塗り替えていく。
勝ち負けなんかじゃない、想いのかたちにたどり着くまで。
これは、美形ふたりの駆け引きまみれなラブコメ戦線、
ついに“終戦”の火蓋が落ちるまでの物語。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
【完結】『ルカ』
瀬川香夜子
BL
―――目が覚めた時、自分の中は空っぽだった。
倒れていたところを一人の老人に拾われ、目覚めた時には記憶を無くしていた。
クロと名付けられ、親切な老人―ソニーの家に置いて貰うことに。しかし、記憶は一向に戻る気配を見せない。
そんなある日、クロを知る青年が現れ……?
貴族の青年×記憶喪失の青年です。
※自サイトでも掲載しています。
2021年6月28日 本編完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる