リアルBL!不安な俺の恋愛ハードルート

Kinon

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★22-5 そんなに気持ちいい?【注:本命以外と】

 かいのアナルの中に入れた指先に集中して。
 腸壁の向こうにある前立腺を、指圧するように押したり。しこった部分を小さな円を描く感じで強く押しながら動かして、時々トントンとノックする。

「っあッ! うっ……んッ……」

 声を上げる凱の腿の裏に、自分で押さえる爪が痕をつけてるのを見て。
 凱の手を外して俺の左腕に右脚を引っかけて支えた。
 右手はアナルに入れてるから左脚は支えられないけど。指2本をどっぷり中に差し込んである今は、もうそんなのかまわない。

「あっんッ……つッあッ! っああッ!」

 アナルの中で指を曲げて、前立腺をグリッと押し潰すようしては軽く撫でることを繰り返す。

 教えられたわけじゃなくても。凱の反応と自分がされてるのを想像して、自然に指を動かせることに少し驚きつつ。

 実際、凱に快感を与えながら、喘ぐ姿に自分が重なる……これってアリなのか変なのか。

「っあッもうッ……くるッ! うあッ……!」

 のけ反る凱の白い喉が上下する。
 今、凱が感じてるだろう快感は、さっき自分が感じたものの先にある……そう考えてゾクッとした。

「イっていいよ。思いきり」

「んっああッ! い……」

 凱が俺の腕を掴む。
 ギュッと握られて食い込む爪の痛みが心地良いくらい、俺自身も昂ってる。

 ガクガクと、凱の腰が震える。

「っイクッ……! んっああッ! っはッ……っあああッ……!」

 凱のペニスから、ドゥルッと白濁が出てきた。勢いはなく2度3度。
 精液独特の匂いがしてクラクラする。
 オナって出した自分のやつの匂いには、虚脱感しか湧かないのに……今は、興奮のスパイス的に感じる自分が怖い。

「う……あ、はぁっ……んッ……! っは……」

 指を抜こうとして動かすと、凱がさらに震えた。

「大丈夫か?」

 凱の顔をのぞき込む。

「ん……はぁ……だい、じょぶ……指……抜いて」

 焦点のズレた瞳を俺に向け、凱が呟いた。
 出来るだけ中を擦らないように、アナルから指を抜く。

「っあ……んっ! は……あ……さん、きゅ」

 息も荒く、未だボーっとする凱を見て不安になる。

「なぁ……そんなに気持ちいい? 中でイクの」

「うん。あー……下の、枕んとこ……ティッシュ、取って」

 床のフトンの上から、ティッシュの箱とウェットティッシュを持ってきた。
 凱の腹にかかった精液を拭き取り、ついでにローションのついた手も拭いておく。

「ありがと……ん……と。まだ気持ち、いーよ。もっとほしい……感じ?」

 今イッたにもかかわらず、凱のペニスは勃ったままだ。

「今のは出した、けど……出さねぇなら、好きなだけイケる、から……体力がもてば……ねー」

とりこになる?」

「かもな」

「沙羅がさ。初めての受け……挿れられるのは好きな相手じゃなきゃ、虜になったらどうするのって。お前に中触られて気持ちよくて、ヤバいって思った」

 呼吸の落ち着いてきた凱が、声を出して笑う。

「だから、挿れられんのはなし、なんだな」

「あと……涼弥が男抱いたことあるって知った。ついこの間」

「へー……」

「それもあって、お前のこと抱きたいって……セックスしたいって思った。ごめん」

 凱が身体を起こした。

「何でごめん?」

「涼弥が男と経験あるなら、俺も経験しときたい。男を抱いたことあるなら、俺もその感覚知っときたいって。そんなの……あてつけっていうか。お前にとっちゃ、ずいぶん勝手な理由だろ」

 自分が口にした言葉に眉を寄せる俺を、見つめる凱の瞳は何故か楽しげ。

「最初からそーじゃん? 俺で試すっての。それオッケーしたんだからさー。今さらそんなの気にすんなよ」

「もうひとつある。涼弥が負い目みたいに感じてるなら、俺もやったことあれば……あいつ、楽になるんじゃないかって。怒るとか苦しいとかもあり得るから、賭けだけど」

 自分に嫌気が差して、頭を振る。

「なんか俺、つくづく自分勝手だな。言ってて嫌んなる。やっぱりごめん」

「お前、難しく考え過ぎじゃねぇの? 俺、沙羅にも言ったじゃん。あてつけに使われんのはかまわねぇって」

「覚えてるよ。後悔されるのわかっててやりたくない……だよな?」

「してんの? 後悔」

「してない」

「後悔すんの? これ以上やったら」

「しない」

「なら、いーじゃん。お前とやんの、俺は好きで引き受けて。今も好きでこうしてる。やりたくてやってんの」

 凱に、俺の瞳にあるだろう欲望は見えてるかな?
 今俺が見てる、凱の瞳にあるのと同じ欲が……。

「凱。抱きたい」

「来いよ。待てねぇだろ? お前も」

 俺たちは、セックスの快感を求めて勃つ互いのペニスを見やり。性急に唇を重ね合った。



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