戦いの終わりに

トモ

文字の大きさ
7 / 19

リタとマーガレット

ルドーの姉、リタ。
リタは13歳の頃、マーガレットが味わった辛い経験と似た状況を体験している。
それは自分が暴行を受けるという経験だった。

ある日、学校帰りに、後ろからはがいじめにされ、草むらに連れていかれた。

リタは、恐怖で体を硬直させていた。
男が、ズボンのファスナーに手をかけた瞬間、死んでもいいから、逃げよう!
そう決心し、渾身のキックをした。
なんとか、男の急所に命中し、大声で叫びながら走って逃げた。
一度も振り返らず。

すると、大通りで警察官がいた。
リタの様子をみて、警察官は、きた。
リタは指を指し、途切れ途切れに、なんとか説明した。

そして、警察官達が草むらを捜索。

男はいなかったが、リタの荷物や、下着が散らばっていた。

リタが全力で逃げたので、男も慌てて逃げたのか、現場は、そのままの状態だったそう。

リタは、両親がお迎えに来るまで、警察官と一緒に過ごした。
そして、お迎えにきた両親と、病院へ。

そこで、精神科医と出会った。
強姦未遂事件として、捜索がされる中、リタのカウンセリングが始まった。

リタは、その日から、男性が苦手になっていた。力では勝てない。そう実感したことから、家族以外の男性を極力避けるようになった。

両親、兄は、とても心配していた。

検事の父は、リタの事件後、更に強姦、暴行に厳しい検事として有名になった。

兄は、大切な妹を傷つけたやつを野放しには出来ないと、刑事になる覚悟を決めた。

そんなリタも、カウンセリングを受けて、少しずつ改善。
ある日、同級生の男子から告白された。

なぜかこの男子は、リタの中で大丈夫。そう思える人だった。

そして交際できるまでに、回復し、今では結婚をした。

そんなある日、弟のルドーから、マーガレットの話を聞いた。

リタは、他人事ではないと感じ、そしてルドーがマーガレットを意識していることにも気づき、快く、カウンセリングにで向くことに。

実際に会ったマーガレットは、とても華奢で可愛らしい雰囲気。

敵兵士が押し寄せた時、2階に上がらせて、避難させてくれた、お母さんには感謝しか感じない。

心の傷を癒すお手伝い、そう思ってきたけど、リタもまた、マーガレットの心の傷を受け、いろいろ思い出して、周りに助けられてきたな、そう実感。

そして、マーガレットは、リタと、とても仲良くなった。

ルドーは、マーガレットと話をしたいのか、ソワソワ。

いい年して、少年のようになった弟の恋を応援することにした。

「マーガレット、今度フラワー祭りがあるけど、一緒に行かない?」
すると、「人が多いのが苦手で…」

「大丈夫!私とご家族も一緒に行こう」

そう言うと「わかったわ」
と少し緊張して返事。

リタは、さぁ弟よ。ここからは、自力で心を射止めなさい。そう願った

あなたにおすすめの小説

幸せになれると思っていた

里見知美
恋愛
18歳になったら結婚しよう、と約束をしていたのに。 ある事故から目を覚ますと、誰もが私をいないものとして扱った。

たのしい わたしの おそうしき

syarin
恋愛
ふわふわのシフォンと綺羅綺羅のビジュー。 彩りあざやかな花をたくさん。 髪は人生で一番のふわふわにして、綺羅綺羅の小さな髪飾りを沢山付けるの。 きっと、仄昏い水底で、月光浴びて天の川の様に見えるのだわ。 辛い日々が報われたと思った私は、挙式の直後に幸せの絶頂から地獄へと叩き落とされる。 けれど、こんな幸せを知ってしまってから元の辛い日々には戻れない。 だから、私は幸せの内に死ぬことを選んだ。 沢山の花と光る硝子珠を周囲に散らし、自由を満喫して幸せなお葬式を自ら執り行いながら……。 ーーーーーーーーーーーー 物語が始まらなかった物語。 ざまぁもハッピーエンドも無いです。 唐突に書きたくなって(*ノ▽ノ*) こーゆー話が山程あって、その内の幾つかに奇跡が起きて転生令嬢とか、主人公が逞しく乗り越えたり、とかするんだなぁ……と思うような話です(  ̄ー ̄) 19日13時に最終話です。 ホトラン48位((((;゜Д゜)))ありがとうございます*。・+(人*´∀`)+・。*

【完結】時戻り令嬢は復讐する

やまぐちこはる
恋愛
ソイスト侯爵令嬢ユートリーと想いあう婚約者ナイジェルス王子との結婚を楽しみにしていた。 しかしナイジェルスが長期の視察に出た数日後、ナイジェルス一行が襲撃された事を知って倒れたユートリーにも魔の手が。 自分の身に何が起きたかユートリーが理解した直後、ユートリーの命もその灯火を消した・・・と思ったが、まるで悪夢を見ていたように目が覚める。 夢だったのか、それともまさか時を遡ったのか? 迷いながらもユートリーは動き出す。 サスペンス要素ありの作品です。 設定は緩いです。 6時と18時の一日2回更新予定で、全80話です、よろしくお願い致します。

誰ですか、それ?

音爽(ネソウ)
恋愛
強欲でアホな従妹の話。

すべてはあなたの為だった~狂愛~

矢野りと
恋愛
膨大な魔力を有する魔術師アレクサンダーは政略結婚で娶った妻をいつしか愛するようになっていた。だが三年経っても子に恵まれない夫妻に周りは離縁するようにと圧力を掛けてくる。 愛しているのは君だけ…。 大切なのも君だけ…。 『何があってもどんなことをしても君だけは離さない』 ※設定はゆるいです。 ※お話が合わないときは、そっと閉じてくださいませ。

彼の過ちと彼女の選択

浅海 景
恋愛
伯爵令嬢として育てられていたアンナだが、両親の死によって伯爵家を継いだ伯父家族に虐げられる日々を送っていた。義兄となったクロードはかつて優しい従兄だったが、アンナに対して冷淡な態度を取るようになる。 そんな中16歳の誕生日を迎えたアンナには縁談の話が持ち上がると、クロードは突然アンナとの婚約を宣言する。何を考えているか分からないクロードの言動に不安を募らせるアンナは、クロードのある一言をきっかけにパニックに陥りベランダから転落。 一方、トラックに衝突したはずの杏奈が目を覚ますと見知らぬ男性が傍にいた。同じ名前の少女と中身が入れ替わってしまったと悟る。正直に話せば追い出されるか病院行きだと考えた杏奈は記憶喪失の振りをするが……。

どうしてか、知っていて?

碧水 遥
恋愛
どうして高位貴族令嬢だけが婚約者となるのか……知っていて?

[完結]裏切りの果てに……

青空一夏
恋愛
王都に本邸を構える大商会、アルマード男爵家の一人娘リリアは、父の勧めで王立近衛騎士団から引き抜かれた青年カイルと婚約する。 彼は公爵家の分家筋の出身で、政争で没落したものの、誇り高く優秀な騎士だった。 穏やかで誠実な彼に惹かれていくリリア。 だが、学園の同級生レオンのささやいた一言が、彼女の心を揺らす。 「カイルは優しい人なんだろ? 君が望めば、何でもしてくれるはずさ。 でも、それは――仕事だからだよ。結婚も仕事のうちさ。 だって、雇い主の命令に逆らえないでしょ? 君に好意がなくても、義務でそうするんだ」 その言葉が頭から離れないリリアは、カイルの同僚たちに聞き込み、彼に病気の家族がいると知った。「治療費のために自分と結婚するの?」 そう思い込んだリリアに、父母がそろって事故死するという不幸が襲う。 レオンはリリアを惑わし、孤立させ、莫大な持参金を持って自分の元へ嫁ぐように仕向けるのだった。 だが、待っていたのは愛ではなく、孤独と裏切り。 日差しの差さない部屋に閉じ込められ、心身を衰弱させていくリリア。 「……カイル、助けて……」 そう呟いたとき。動き出したのは、かつて彼女を守ると誓った男――カイル・グランベルだった。そしてリリアも自らここを抜けだし、レオンを懲らしめてやろうと決意するようになり…… 今、失われた愛と誇りを取り戻す物語が始まる。