17 / 19
番外編 あれから15年
ルドーとマーガレットは、15年経っても、とても仲のいい夫婦。
そんな両親を見て育った、双子のリックとニーナ。
そして3つ下のマイク。
毎日両親のイチャついた姿も見慣れた光景。
そんなある日、リックが成績優秀者に選ばれて、新入生の代表として、挨拶をすることになった。
双子のニーナは、リックと比べられるのは、嫌だからと、違う学校に通うことにした。
ニーナは、手先が器用で服飾関係の仕事を将来したいと、経営の勉強と、デザイナーの見習いもしている。ニーナもとても優秀なので、同じ学校に通えるのに、と両親は言ったけど、ニーナは頑なに拒んだ。
そして、リックは新入生代表で挨拶に立つと、在校生、同級生からは、憧れの眼差しで見られた。
そんな中、1人ライバル心を持つ人が…
そしてリックのクラスは、特進。
エリート揃い。
もちろんライバル心を抱く人物も同じクラスにいた。
入学早々、リックの周りには男女問わずたくさんの人だかり。
その輪の中に、ライバル心を燃やす人は入っていなかった。
リックは、子供の頃から、人より簡単になんでも出来てしまうので、どこか冷めた子供だった。
今も情熱とは無縁。淡々とした日々を送っていた。
学校に通ってもその生活は変わらないだろうと思っていたけど、例のライバル心を燃やす人の存在が、リックを少しずつ変えていく。
クラスで自己紹介をみんなの前ですることになり、リックの番になった。
リックは、「俺は双子の妹と、3つ下に弟がいる5人家族。祖父母は隣に住んでて、家族は仲がいい。趣味は乗馬と体を動かすこと。よろしく」
と、澄ました顔で淡々と自己紹介。
みんなはときめいた顔で拍手。
そしてライバル心を燃やす人物の自己紹介
「私はメリー。6人兄弟の長女です。父はいないです。趣味に費やす時間はないですが、得意なことは料理です。恵まれた環境で育った人がチヤホヤされる姿を見ると腹が立ちます。」とキッとリックを睨んだ後、席に戻った。
クラスメイトは、異様な雰囲気に引いた…
先生がなんとか和ませ、その日は解散となった。
それからメリーは、クラスでも浮いた存在であり続けた。
ある日、グループで活動し、成果を発表するためのメンバー選びがあった。
なぜか、メリーとリックが同じチームに…
チームとなったメンバーは、みんな「これ、うまくいくの?」
「終わったわ」と口々に言っていた。
それは杞憂に終わる。
メリーとリックは、成績優秀者。
淡々と作業をこなし、発表の日、12チームの中で1位となった。
ただ、仲良くはならず、雰囲気は悪いというか、メリーがリックに当たりが強い印象。
そんな様子で半年過ぎ、長期休暇が始まろうとする頃、みんなは、どこに行く、何をすると話し合う中、メリーは、先生のもとへよく通うようになっていた。
クラスメイトは、いい子ぶって優秀者に選ばれたいのよと噂をしていたが、リックは、無関心。
そして、休暇の前日。みんなは夜、ご飯を食べに集まることに。メリーを除いたメンバーで。
お店に行くと、なんとメリーはそこでバイトをしていた。
「えっここでバイトしてるの?うちの学園、バイト禁止なのに。貧乏なの?」
と嫌らしい顔で言った。
メリーは、「いらっしゃいませ」と、その言葉を無視して笑顔で接客。
「無視かよ。やな奴」とみんな悪口を言った。
リックは何も言わず案内された席に座って注文を始めた。
するとみんなも、メリーに興味を持たなくなり、食事会が始まった。
そして帰り際に、「バイトしてること言いふらされたくなければ、その態度やめなさい。みんな雰囲気悪くなるから、嫌なの」と言うと、メリーは「学園には伝えてます。働かないと、学園に通えないわ。うちは、母親と、下に5人の兄弟がいるから」
と答えた。
みんなは、「家庭の事情もあるし、これ以上は深入りしないでおこうよ」と帰っていった。
リックは相変わらず無言。
だけど何かを考えている様子。
そしてこれから2人は接近していくことになる
そんな両親を見て育った、双子のリックとニーナ。
そして3つ下のマイク。
毎日両親のイチャついた姿も見慣れた光景。
そんなある日、リックが成績優秀者に選ばれて、新入生の代表として、挨拶をすることになった。
双子のニーナは、リックと比べられるのは、嫌だからと、違う学校に通うことにした。
ニーナは、手先が器用で服飾関係の仕事を将来したいと、経営の勉強と、デザイナーの見習いもしている。ニーナもとても優秀なので、同じ学校に通えるのに、と両親は言ったけど、ニーナは頑なに拒んだ。
そして、リックは新入生代表で挨拶に立つと、在校生、同級生からは、憧れの眼差しで見られた。
そんな中、1人ライバル心を持つ人が…
そしてリックのクラスは、特進。
エリート揃い。
もちろんライバル心を抱く人物も同じクラスにいた。
入学早々、リックの周りには男女問わずたくさんの人だかり。
その輪の中に、ライバル心を燃やす人は入っていなかった。
リックは、子供の頃から、人より簡単になんでも出来てしまうので、どこか冷めた子供だった。
今も情熱とは無縁。淡々とした日々を送っていた。
学校に通ってもその生活は変わらないだろうと思っていたけど、例のライバル心を燃やす人の存在が、リックを少しずつ変えていく。
クラスで自己紹介をみんなの前ですることになり、リックの番になった。
リックは、「俺は双子の妹と、3つ下に弟がいる5人家族。祖父母は隣に住んでて、家族は仲がいい。趣味は乗馬と体を動かすこと。よろしく」
と、澄ました顔で淡々と自己紹介。
みんなはときめいた顔で拍手。
そしてライバル心を燃やす人物の自己紹介
「私はメリー。6人兄弟の長女です。父はいないです。趣味に費やす時間はないですが、得意なことは料理です。恵まれた環境で育った人がチヤホヤされる姿を見ると腹が立ちます。」とキッとリックを睨んだ後、席に戻った。
クラスメイトは、異様な雰囲気に引いた…
先生がなんとか和ませ、その日は解散となった。
それからメリーは、クラスでも浮いた存在であり続けた。
ある日、グループで活動し、成果を発表するためのメンバー選びがあった。
なぜか、メリーとリックが同じチームに…
チームとなったメンバーは、みんな「これ、うまくいくの?」
「終わったわ」と口々に言っていた。
それは杞憂に終わる。
メリーとリックは、成績優秀者。
淡々と作業をこなし、発表の日、12チームの中で1位となった。
ただ、仲良くはならず、雰囲気は悪いというか、メリーがリックに当たりが強い印象。
そんな様子で半年過ぎ、長期休暇が始まろうとする頃、みんなは、どこに行く、何をすると話し合う中、メリーは、先生のもとへよく通うようになっていた。
クラスメイトは、いい子ぶって優秀者に選ばれたいのよと噂をしていたが、リックは、無関心。
そして、休暇の前日。みんなは夜、ご飯を食べに集まることに。メリーを除いたメンバーで。
お店に行くと、なんとメリーはそこでバイトをしていた。
「えっここでバイトしてるの?うちの学園、バイト禁止なのに。貧乏なの?」
と嫌らしい顔で言った。
メリーは、「いらっしゃいませ」と、その言葉を無視して笑顔で接客。
「無視かよ。やな奴」とみんな悪口を言った。
リックは何も言わず案内された席に座って注文を始めた。
するとみんなも、メリーに興味を持たなくなり、食事会が始まった。
そして帰り際に、「バイトしてること言いふらされたくなければ、その態度やめなさい。みんな雰囲気悪くなるから、嫌なの」と言うと、メリーは「学園には伝えてます。働かないと、学園に通えないわ。うちは、母親と、下に5人の兄弟がいるから」
と答えた。
みんなは、「家庭の事情もあるし、これ以上は深入りしないでおこうよ」と帰っていった。
リックは相変わらず無言。
だけど何かを考えている様子。
そしてこれから2人は接近していくことになる
あなたにおすすめの小説
たのしい わたしの おそうしき
syarin
恋愛
ふわふわのシフォンと綺羅綺羅のビジュー。
彩りあざやかな花をたくさん。
髪は人生で一番のふわふわにして、綺羅綺羅の小さな髪飾りを沢山付けるの。
きっと、仄昏い水底で、月光浴びて天の川の様に見えるのだわ。
辛い日々が報われたと思った私は、挙式の直後に幸せの絶頂から地獄へと叩き落とされる。
けれど、こんな幸せを知ってしまってから元の辛い日々には戻れない。
だから、私は幸せの内に死ぬことを選んだ。
沢山の花と光る硝子珠を周囲に散らし、自由を満喫して幸せなお葬式を自ら執り行いながら……。
ーーーーーーーーーーーー
物語が始まらなかった物語。
ざまぁもハッピーエンドも無いです。
唐突に書きたくなって(*ノ▽ノ*)
こーゆー話が山程あって、その内の幾つかに奇跡が起きて転生令嬢とか、主人公が逞しく乗り越えたり、とかするんだなぁ……と思うような話です(  ̄ー ̄)
19日13時に最終話です。
ホトラン48位((((;゜Д゜)))ありがとうございます*。・+(人*´∀`)+・。*
【完結】時戻り令嬢は復讐する
やまぐちこはる
恋愛
ソイスト侯爵令嬢ユートリーと想いあう婚約者ナイジェルス王子との結婚を楽しみにしていた。
しかしナイジェルスが長期の視察に出た数日後、ナイジェルス一行が襲撃された事を知って倒れたユートリーにも魔の手が。
自分の身に何が起きたかユートリーが理解した直後、ユートリーの命もその灯火を消した・・・と思ったが、まるで悪夢を見ていたように目が覚める。
夢だったのか、それともまさか時を遡ったのか?
迷いながらもユートリーは動き出す。
サスペンス要素ありの作品です。
設定は緩いです。
6時と18時の一日2回更新予定で、全80話です、よろしくお願い致します。
すべてはあなたの為だった~狂愛~
矢野りと
恋愛
膨大な魔力を有する魔術師アレクサンダーは政略結婚で娶った妻をいつしか愛するようになっていた。だが三年経っても子に恵まれない夫妻に周りは離縁するようにと圧力を掛けてくる。
愛しているのは君だけ…。
大切なのも君だけ…。
『何があってもどんなことをしても君だけは離さない』
※設定はゆるいです。
※お話が合わないときは、そっと閉じてくださいませ。
彼の過ちと彼女の選択
浅海 景
恋愛
伯爵令嬢として育てられていたアンナだが、両親の死によって伯爵家を継いだ伯父家族に虐げられる日々を送っていた。義兄となったクロードはかつて優しい従兄だったが、アンナに対して冷淡な態度を取るようになる。
そんな中16歳の誕生日を迎えたアンナには縁談の話が持ち上がると、クロードは突然アンナとの婚約を宣言する。何を考えているか分からないクロードの言動に不安を募らせるアンナは、クロードのある一言をきっかけにパニックに陥りベランダから転落。
一方、トラックに衝突したはずの杏奈が目を覚ますと見知らぬ男性が傍にいた。同じ名前の少女と中身が入れ替わってしまったと悟る。正直に話せば追い出されるか病院行きだと考えた杏奈は記憶喪失の振りをするが……。
[完結]裏切りの果てに……
青空一夏
恋愛
王都に本邸を構える大商会、アルマード男爵家の一人娘リリアは、父の勧めで王立近衛騎士団から引き抜かれた青年カイルと婚約する。
彼は公爵家の分家筋の出身で、政争で没落したものの、誇り高く優秀な騎士だった。
穏やかで誠実な彼に惹かれていくリリア。
だが、学園の同級生レオンのささやいた一言が、彼女の心を揺らす。
「カイルは優しい人なんだろ? 君が望めば、何でもしてくれるはずさ。
でも、それは――仕事だからだよ。結婚も仕事のうちさ。
だって、雇い主の命令に逆らえないでしょ?
君に好意がなくても、義務でそうするんだ」
その言葉が頭から離れないリリアは、カイルの同僚たちに聞き込み、彼に病気の家族がいると知った。「治療費のために自分と結婚するの?」 そう思い込んだリリアに、父母がそろって事故死するという不幸が襲う。
レオンはリリアを惑わし、孤立させ、莫大な持参金を持って自分の元へ嫁ぐように仕向けるのだった。
だが、待っていたのは愛ではなく、孤独と裏切り。
日差しの差さない部屋に閉じ込められ、心身を衰弱させていくリリア。
「……カイル、助けて……」
そう呟いたとき。動き出したのは、かつて彼女を守ると誓った男――カイル・グランベルだった。そしてリリアも自らここを抜けだし、レオンを懲らしめてやろうと決意するようになり……
今、失われた愛と誇りを取り戻す物語が始まる。