戦いの終わりに

トモ

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番外編 あれから15年

ルドーとマーガレットは、15年経っても、とても仲のいい夫婦。

そんな両親を見て育った、双子のリックとニーナ。
そして3つ下のマイク。

毎日両親のイチャついた姿も見慣れた光景。

そんなある日、リックが成績優秀者に選ばれて、新入生の代表として、挨拶をすることになった。

双子のニーナは、リックと比べられるのは、嫌だからと、違う学校に通うことにした。

ニーナは、手先が器用で服飾関係の仕事を将来したいと、経営の勉強と、デザイナーの見習いもしている。ニーナもとても優秀なので、同じ学校に通えるのに、と両親は言ったけど、ニーナは頑なに拒んだ。

そして、リックは新入生代表で挨拶に立つと、在校生、同級生からは、憧れの眼差しで見られた。

そんな中、1人ライバル心を持つ人が…

そしてリックのクラスは、特進。
エリート揃い。
もちろんライバル心を抱く人物も同じクラスにいた。

入学早々、リックの周りには男女問わずたくさんの人だかり。

その輪の中に、ライバル心を燃やす人は入っていなかった。

リックは、子供の頃から、人より簡単になんでも出来てしまうので、どこか冷めた子供だった。

今も情熱とは無縁。淡々とした日々を送っていた。

学校に通ってもその生活は変わらないだろうと思っていたけど、例のライバル心を燃やす人の存在が、リックを少しずつ変えていく。

クラスで自己紹介をみんなの前ですることになり、リックの番になった。

リックは、「俺は双子の妹と、3つ下に弟がいる5人家族。祖父母は隣に住んでて、家族は仲がいい。趣味は乗馬と体を動かすこと。よろしく」
と、澄ました顔で淡々と自己紹介。

みんなはときめいた顔で拍手。

そしてライバル心を燃やす人物の自己紹介

「私はメリー。6人兄弟の長女です。父はいないです。趣味に費やす時間はないですが、得意なことは料理です。恵まれた環境で育った人がチヤホヤされる姿を見ると腹が立ちます。」とキッとリックを睨んだ後、席に戻った。

クラスメイトは、異様な雰囲気に引いた…

先生がなんとか和ませ、その日は解散となった。

それからメリーは、クラスでも浮いた存在であり続けた。

ある日、グループで活動し、成果を発表するためのメンバー選びがあった。

なぜか、メリーとリックが同じチームに…

チームとなったメンバーは、みんな「これ、うまくいくの?」
「終わったわ」と口々に言っていた。

それは杞憂に終わる。

メリーとリックは、成績優秀者。

淡々と作業をこなし、発表の日、12チームの中で1位となった。

ただ、仲良くはならず、雰囲気は悪いというか、メリーがリックに当たりが強い印象。

そんな様子で半年過ぎ、長期休暇が始まろうとする頃、みんなは、どこに行く、何をすると話し合う中、メリーは、先生のもとへよく通うようになっていた。

クラスメイトは、いい子ぶって優秀者に選ばれたいのよと噂をしていたが、リックは、無関心。

そして、休暇の前日。みんなは夜、ご飯を食べに集まることに。メリーを除いたメンバーで。

お店に行くと、なんとメリーはそこでバイトをしていた。

「えっここでバイトしてるの?うちの学園、バイト禁止なのに。貧乏なの?」
と嫌らしい顔で言った。

メリーは、「いらっしゃいませ」と、その言葉を無視して笑顔で接客。

「無視かよ。やな奴」とみんな悪口を言った。

リックは何も言わず案内された席に座って注文を始めた。

するとみんなも、メリーに興味を持たなくなり、食事会が始まった。

そして帰り際に、「バイトしてること言いふらされたくなければ、その態度やめなさい。みんな雰囲気悪くなるから、嫌なの」と言うと、メリーは「学園には伝えてます。働かないと、学園に通えないわ。うちは、母親と、下に5人の兄弟がいるから」
と答えた。

みんなは、「家庭の事情もあるし、これ以上は深入りしないでおこうよ」と帰っていった。

リックは相変わらず無言。

だけど何かを考えている様子。

そしてこれから2人は接近していくことになる

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