もう一度あなたと

トモ

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新生活

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ナーラは、大学の近くにある寮に到着した。
家族から離れて、今日から、一人暮らし。たくさん勉強して、必ず看護師になるわ。そう心に誓った。
初恋も玉砕した事だし、親友も、私の好きな人とパートナーとして、パーティーに出席するような子だったし。人を見る目がないのかも…でも悲しい気持ちは日にちが解決してくれるはず、これからは勉強に専念するわ。
そう決意を新たにした。

そして大学生活が始まった。
同じ講義を受ける事で、仲のいい友人が何人かできた。
勉強は覚えること、体得する事が多くとても大変。
そんな時、仲間達が、付き添って一緒に過ごしてくれた。
テストも、問題なくクリア。
そして迎えた長期休暇期間。
ナーラはその間、ボランティアで、発展途上国の看護手伝いに行く事にしていた。
父と、兄は会えない事を寂しがっていたけど、ナーラのやりたい事をしっかりやっておいでと、背中を押してくれた。

発展途上国の医療は、とてもじゃないけど、全く何もかも足りていなかった。
ナーラは、とてもショックだった。
テレビやニュースで見るよりひどくて、衛生面も良くない。

そしてそこで頑張る、若い男性のお医者様と出会った。
お医者様の名前は、ビル、スペンサー。
25歳。研修医として、ここにきたそう。
とても物腰柔らかく、子供から大人まで、親切、丁寧に診察をしていた。
その姿を見て、私も頑張って、ここでたくさん学んでいこうと再度思ったナーラ。
1ヶ月半ほど共に過ごし、ナーラは、学校へ戻る事に。
ビル先生は、まだあと半年ここに残って仕事をするそう。
これも何かのご縁と、お互い連絡先を交換してお別れした。

学校が始まり、ナーラは発展途上国での経験が、向上心に繋がり、いままで以上に頑張るようになった。
初めは成績も真ん中ぐらいだったが、2年に上がる時には、トップ20までになった。

ナーラは、すっかり、失恋のこと、親友の裏切りのことから、解放され、思い出すことも少なくなってきた。
そんな4年間を無事に過ごし、今日、ナーラは看護学校を卒業する。
卒業式には、父、兄が揃って来てくれた。
久しぶりの再会。ホントに勉強漬けで、一度も帰れなかった。
卒業後は、実家から通える距離の総合病院で勤務することが決まっている。
家族でまた生活できる日を楽しみに、実家へ帰った。
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