もう一度あなたと

トモ

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仕事場

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ナーラは、ビルとの食事会から、メールのやり取りは頻繁にするようになった。

そして、1ヶ月後、ついに、真正面から、スーザンと出くわした。

スーザンは、ナーラを見て固まっていた。

ナーラは、「すみません」とだけ言って通り過ぎようとした。
すると、「ナーラよね?私スーザンよ。覚えてるよね?」と言ってきた。

ナーラは「覚えてますよ。いろいろ。仕事中なので、失礼します」
と会釈して去った。

その後ろ姿をじっと見ているスーザンの視線を無視して仕事に集中した。

その夜、ビルに、スーザンに会ったことをメールで伝えたら、「よく話しかけてくるな。神経疑うよ」と返事がきた。
ホントに、いくら数年前の話だとしても、傷ついたんだから。
そして、それから毎日、ナーラの視界に入ってくるスーザン。
クールに挨拶だけして通り過ぎる日々。

そして休日、隣のリックさんと出くわした。

もうなんなの…避けたい人達ばかりと会う。
隣だから仕方ないけど、イヤだわ。
そう思って会釈して通り過ぎようとしたら、呼び止められた。
「ナーラ、話がしたいから、今日今からお茶しに行かないか?」
と言われ、えっどういう風の吹きまわし?と思いつつ、「あのー私達、2人でお茶するような仲でもないですし、用事がありますので、遠慮しますね」と会釈して去った。

意味不明だわ。何の用事か知らないけど、今更なのよね。
私も大人になって、あの頃は恋に恋してた、そう思えるまで心が元気になったんだから、ほっといてほしいわ。
おまけに、スーザンとこの前2人で食事してたよね。

あーイヤだわ。考えるのも憂鬱。

せっかくの休日を台無しにされたくない!

そしてえっ、前からスーザン?
そして、私の前まで来ると、急に腕を掴んで、「お願い。一度でいいから話を聞いて欲しいの。卒業パーティーの時のこと、謝らせて。」そう言われて、「いや、今更だから。それに、今謝られたら、もういいよと言わざる負えないでしょ?私の恋心は、あの時完全に砕けたのよ。それに、親友だと思ってた、あなたがまさか、パーティーのパートナーに、私がずっと好きだと言ってた相手と同伴してたわけだし。好きなんだったら、せめて、私がこの町を離れてからにしてほしかったわ。私翌日から、大学に通うから、離れることわかってたでしょ?それまで待てなかったの?私の片想い、9年だよ?それを玉砕させたの、あなたは。」
「まぁ唯一感謝してるのは、完全に諦めが着いた状態で、新生活に入れたことかしら。そこは感謝してるわ。なので謝らないでね。許さないから」とニコッと笑ったナーラだった。


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