もう一度あなたと

トモ

文字の大きさ
12 / 18

スペンサー家

しおりを挟む
ある日、ビルから、両親の結婚40周年パーティーに来ないかと誘われた。

ナーラは、友達なだけなのに、そんな家族の会に行けないと断ったが、ビルは今彼女もいないし、1人だとみんなに、いろいろ言われるから、お願い来てと熱心に誘って来るので、とても緊張しながら、参加させてもらうことになった。

お祝いに、ナーラは趣味で作っている、夫婦を見立てた、クマのぬいぐるみを作り、少し庶民すぎかなと思っだけど、心がこもってるからいいかなと、用意した。

そして、ホームパーティー当日、ビルと一緒に訪問。

そこには、ご両親、兄夫婦、弟と彼女がいた。
みんな笑顔で出迎えてくれて、ひとまずホッとした。

和やかな雰囲気で食事はすすみ、今も仲良しの、ご両親は、お互いにずっと寄り添っていた。
ナーラはとても素敵なご家族。
こんな家庭を築いていけたら幸せだろうなと、理想だわなんて思いながら見ていた。

それからみんなでプレゼントを渡す時間になり、みんなやはり高価でとても素敵なものを、プレゼントしていた。

ナーラは、「手作りのクマのぬいぐるみです。ご両親のことをイメージして真心を込めて作りました。」
と言って渡した。

すると、ご両親は、「こんなに、手間がかかる素敵なプレゼントをありがとう。大事にするね」と、満面の笑み。

ナーラはとても嬉しかった。
そして別れ際、ご両親も、ご兄弟もそろって、また来てねと言ってくれた。
ナーラは、笑顔でお別れした。

ビルは、ナーラに「あんな素敵なプレゼントを両親のためにありがとう。すごく嬉しいよ」とお礼を言われた。
ビルに「友達なんだから、これぐらい大したことじゃないよ。喜んでもらえてよかった」
そう言って、別れようとすると、ビルが手を掴んで、「ナーラ、俺はずっとこの4年、好きだったんだ。結婚を前提に付き合ってほしい」と真剣な顔で言われた。
びっくりしたナーラは、「急に言われてびっくりしてる。ちょっと考えさせて」

そう言って、手を振りほどき、別れた。

生まれてはじめて、告白されて、とてもドキドキした。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

その瞳は囚われて

豆狸
恋愛
やめて。 あの子を見ないで、私を見て! そう叫びたいけれど、言えなかった。気づかなかった振りをすれば、ローレン様はこのまま私と結婚してくださるのだもの。

【完結】美しい家庭教師を女主人にはしません、私は短剣をその女に向けたわ。

BBやっこ
恋愛
私は結婚している。子供は息子と娘がいる。 夫は、軍の上層部で高級取りだ。こう羅列すると幸せの自慢のようだ。実際、恋愛結婚で情熱的に始まった結婚生活。幸せだった。もう過去形。 家では、子供たちが家庭教師から勉強を習っている。夫はその若い美しい家庭教師に心を奪われている。 私は、もうここでは無価値になっていた。

セラフィーネの選択

棗らみ
恋愛
「彼女を壊してくれてありがとう」 王太子は願った、彼女との安寧を。男は願った己の半身である彼女を。そして彼女は選択したー

あなたのためなら

天海月
恋愛
エルランド国の王であるセルヴィスは、禁忌魔術を使って偽の番を騙った女レクシアと婚約したが、嘘は露見し婚約破棄後に彼女は処刑となった。 その後、セルヴィスの真の番だという侯爵令嬢アメリアが現れ、二人は婚姻を結んだ。 アメリアは心からセルヴィスを愛し、彼からの愛を求めた。 しかし、今のセルヴィスは彼女に愛を返すことが出来なくなっていた。 理由も分からないアメリアは、セルヴィスが愛してくれないのは自分の行いが悪いからに違いないと自らを責めはじめ、次第に歯車が狂っていく。 全ては偽の番に過度のショックを受けたセルヴィスが、衝動的に行ってしまった或ることが原因だった・・・。

その結婚、承服致しかねます

チャイムン
恋愛
結婚が五か月後に迫ったアイラは、婚約者のグレイグ・ウォーラー伯爵令息から一方的に婚約解消を求められた。 理由はグレイグが「真実の愛をみつけた」から。 グレイグは彼の妹の侍女フィルとの結婚を望んでいた。 誰もがゲレイグとフィルの結婚に難色を示す。 アイラの未来は、フィルの気持ちは…

好きな人ができたなら仕方ない、お別れしましょう

四季
恋愛
フルエリーゼとハインツは婚約者同士。 親同士は知り合いで、年が近いということもあってそこそこ親しくしていた。最初のうちは良かったのだ。 しかし、ハインツが段々、心ここに在らずのような目をするようになって……。

あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます

おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」 そう書き残してエアリーはいなくなった…… 緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。 そう思っていたのに。 エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて…… ※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。

ミュリエル・ブランシャールはそれでも彼を愛していた

玉菜きゃべつ
恋愛
 確かに愛し合っていた筈なのに、彼は学園を卒業してから私に冷たく当たるようになった。  なんでも、学園で私の悪行が噂されているのだという。勿論心当たりなど無い。 噂などを頭から信じ込むような人では無かったのに、何が彼を変えてしまったのだろう。 私を愛さない人なんか、嫌いになれたら良いのに。何度そう思っても、彼を愛することを辞められなかった。 ある時、遂に彼に婚約解消を迫られた私は、愛する彼に強く抵抗することも出来ずに言われるがまま書類に署名してしまう。私は貴方を愛することを辞められない。でも、もうこの苦しみには耐えられない。 なら、貴方が私の世界からいなくなればいい。◆全6話

処理中です...