リリーの幸せ

トモ

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姉妹

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リリーは活発な女の子。今5歳。
姉のルーシーは10歳。見た目はあまり似ていない。
両親は、何でも器用にこなせる姉が大好き。
ケーキを食べる時も、1番先に選ぶのはルーシー。私はいつも後回し。ママに「どうしていつも、ルーシーばかりなの?」と聞くと、「ルーシーは聞き分けがよく、勉強もできるし、気がきくの。リリーも見習ってね」と言われた。
リリーは、そう言われて、素直に勉強を頑張れば、私も見てもらえるようになるのね、そう思って頑張って毎日、苦手な勉強にも取り組んだ。元々活発なので、たまに木登りをして、親から白い目で見られてだけど…
服も新しいものはなくて、いつも姉のおさがり。これもどうしてか聞いたら、リリーは木登りしたり走り回るので、汚すから、新しい服はもったいないそう。
なんだかなあーと子供ながら、両親から好かれていないのを感じていた。
まぁ食事や勉強の先生はつけてくれるので、そこは一緒の扱いだけど。
隣に住む、幼なじみのダンだけは、リリーをいつも大切にしてくれた。
リリーが7歳の誕生日の時、ダンからもらった髪飾りは、リリーの宝物。
姉ばかり可愛がるリリーの両親にバレないようにこっそり、お菓子も持ってきてくれる。
3つ年上なだけなのに、とっても頼りになるお兄ちゃん。
そんなダンは、ある日、親の仕事で遠いところへ引越してしまうことになり、リリーはもう会えなくなるのが寂しくて、大泣き。
するとダンが、大人になったら必ず、リリーのもとに戻ってくるから、それまで頑張って。
そう言って、額にキスをした。
その言葉を信じ、リリーは、冷たい家族の中でも明るく過ごす努力をする日々の始まりだった。
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