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喫茶あんどno.1
しおりを挟む私篠田瑠花16歳は近くの女子高に通い、学校後に、平日と土曜は、喫茶あんどで働いていた。今日は金曜、学校帰り、私はバイト先のあんどの従業員入口の扉を開けて中へとはいった。
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喫茶店の更衣室で店の制服である藍色のワンピースに着替えて指定の白いエプロンを身に付け更衣室をあとにした。
「おはようございます!」
「おはようー、お疲れ様でーす」
朝でも夜でも、従業員同士の挨拶は"おはようございます"から始まる。私はホールに向かえば、午前シフトの主婦たちが、すれ違いで更衣室へと向かいました。
私がシフトにはいる頃ちょうどお客が引いている時間で、この時間に大抵来るのが近くのビルで働いている経済情報誌の記者の人。
その人は遅めの休憩をほぼ毎日ここでしている常連客の武田さん。20代後半に思われる強面な長身の、白のワイシャツに紺のスーツパンツ姿の男性は今日も指定席に座っていました。
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