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恐るべき執着心
100 犬が落ちてた
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永華視点
謎の三人組に襲われる事件が発生してから八日からたった。
あれから一人で学外に出ようとしてないし、なるべく一人にならないように動いている。
カリヤ先輩の時と同じ状態になっていた。
屋根から落ちたとき篠野部に受け止められたときは一瞬少女漫画でも始まったのかと思った、どちらかと言えばジャンプとかサンデーの類いだった。
いや、爆弾が出てくるとは思わないんじゃん……。
あの騒動のあと、先生達に怒られはしたものの処分が下ることはなかった。
いや、処分と言うか、安全のために外出自粛が言い渡されているけど……。妥当な話だから大人しくしたがっている。
この八日、何かあったかと言うと……まぁ、あったね。うん。
たまに絡まれたりはするがカリヤ先輩との決闘のあとからたまにあることなので異変にはカウントしない。ちょうど良い感じに戦闘の練習になるしね。
……結構立ってるのに、いまだ打倒カリヤ先輩が達成できてないのが不満ではあるけど。
それで何があったっていうと、学校の裏手で生き倒れている人__いや、獣人を見つけた。
その日は午後から授業がなくて、ミューとレーピオ、それから篠野部を引っ張って、場所取りのためにベンチにいるベイノット達のもとに行こうとしていたときの話だ。
それで、その時はたまたま近道を行こうとして学校の裏手を歩いていた。
「でも僕は篠野部くんの冷たいところ好きですよお」
「レーピオは通常運転だね……」
「はぁ……」
「うふふ、冷たい目、最高ですう。えへへ、えへへ……」
「気持ち悪いぞ笑い方止めなさい……」
「うへへ……」
「……」
篠野部に冷たい目でにらまれて喜んでるレーピオ、いつも道理だし相変わらずの性癖のねじれ具合である。
「え?」
ふとレーピオ質から視線をそらして、柵の向こう側を見ると白黒のデカイ毛玉が転がっているのが見えた。
「ん?どうしたんですかあ?」
目をこすってみるも白黒のデカイ毛玉は消えない。
魔獣、なんだろうか?魔獣なら先生に言うべき、だよね?
「えっと、なんか転がってる……」
そう言って白黒の毛玉の方を指すと他の三人からも驚きの声が上がった。
「なんだ、あれ」
「もふもふしてますねえ?」
「……」
「ミュー?」
白黒の毛玉を見たとたんミューの眉間にシワがよった。
「私、たぶんあれ知ってるわ」
え……。
ミューはあきれた表情で白黒の毛玉に近づく。近づくといっても柵越しだから少し距離があるけど。
「……なんでアンタがここにいるのよ?“リアン”」
毛玉はミューにリアンと言われ、それに反応するかのように毛玉についている耳がピクリと動いた。
毛玉はゆっくりと動き、毛の中から現れたのは私達と年の近そうな女性だった。
魔獣じゃなくて獣人だった。
「…ら…た」
「何て?」
「腹、減った……」
「まぁた生き倒れてたの……」
「うごけん……」
さらっと行っているがリアンとやらは生き倒れて常習犯というヤバイ人物らしい。お腹が空いて動けないって、何かあったんだろうか?
「はぁ……少し、おにぎりあげても良いかしら?」
「多めに作ってるから別に構わないけど……」
ベイノットとか、最近は違うけどローレス、メメの胃袋なんかはブラックホールにも等しいから多めに作っていたので少し減るくらいは大丈夫だろう。
「なら少しだけもらうわね」
ミューはそういって、篠野部が抱えている大きな弁当箱__日之出で買った__から鶏そぼろのおにぎりをいくつか取り出すと柵の間からリアン差し出した。
「ありがたく思いなさいよ」
リアンはムクリと起き上がると柵に近よりおにぎりを受けとる。
「感謝する」
そういっておにぎりを食べるが、渡された分をペロリと平らげてしまった。
「っ!うまい」
あ、まわりに花が飛んでるのが見える。
「鶏そぼろのおにぎりって奴よ。私達も手伝ったけど、だいたいは金髪の子が作ったの。永華よ」
「鶏そぼろ、おにぎり、永華……。ん、覚えた」
覚えられてしまった。
まぁ、ミューの知り合いだし礼儀正しいので別に覚えられたところで大変なことにはならないだろう。
「さっさと戻って、向こうでご飯食べなさい。私達以外に見られたら、どうなるかわかったものじゃないわ」
「正直、量校の亀裂など興味はないのだが……あぁ、そうする。飯の礼はいずれ、それでは」
さっきまでのシナシナ具合が嘘のように起き上がり、スタスタとその場を去っていった。
どうにも言動が侍チックだ。
……こんなこと考えるとかホームシックにでもなってんのかな。
「はあ……」
「ずいぶんと変わった知り合いですねえ」
「アンタに言われたくない。幼馴染みなのよ。すぐにお腹が減っちゃう体質で、よくあんな風になってるのよ……」
幼馴染みの体質柄、年上ではあるが昔からミューがよく面倒を見ていたらしい。基本的に何かしら食べてて、食にうるさい剣術バカ、だという。
あと、軍学校もといアスロンテ軍学校の所属だという。なんでメルリス魔法学校の裏手にいたんだろうか……?
それからベイノット達のもとに向かうと暖かい飲み物を飲みながら待っていた。
食堂の人がいないので今日は私とイツメンで少し遅めのお昼ご飯を作ったのだ。
こういうのは食堂の人がいないときに、たまにある。
鶏そぼろのおにぎり、生姜焼き、キャベツ、卵焼きなどをお弁当箱__これも日之出で買った__に詰めたやつ。メメの提案でピクニックしようになっている。
篠野部が持っているのは弁当箱には行ってる分では足りないだろう人たち用のものだ。
場所取りの人選は適当だ。
いや、ベイノットとララをローレスと一緒にさせたのは何かあったときのためだ。メメは言い出しっぺなので場所取りに行ってもらった。
……ローレスの食べる量がいつもより少なかった気がするが、作ったご飯は綺麗になくなった。
その日の四時頃、教室に忘れ物があったので一緒にいたミューと篠野部と共に忘れ物を取りに行ったあとこの事。
メメとレーピオ、ララ家に連絡をいれるという用事、ローレスは体調不良なのでいない。あとベイノットは顔色の悪いローレスを担いで部屋に戻っていった。
その時も近道のために裏手を通っていった。
「永華殿」
古風な呼び方で呼ばれたと思って、呼ばれた方を見てみれば昼にあったリアンがいた。
「少しよろしいか?」
「い、いけど……」
チラリとミューの方を見る。ミューは頭を抱え、深く息を吐いていた。
幼馴染みの身を案じてのことだろう。
私達の中にアスロンテ軍学校の生徒を嫌い、敵対するものはいない。だが他の生徒は?敵対しているかどうかはまばらである。
まばらであっても敵対してる生徒にリアンの姿を見られた場合、トラブルになる可能性が高いだろう。
「こう、バカなところは学校に行っても変わらないわね……」
保護者が諦めてしまった。
篠野部は呆れの表情だし、ララは驚いている。
「その腰に下げているもの、極東の剣とお見受けする」
「え、まあ、そうですけど?」
カリヤ先輩との決闘以来、私は木刀を持ち歩いている。
これがあると割りと便利なのだ。手にしようとすれば相手の視線は木刀に行って隙が出るし、木刀で切りかかれば相手は怯むからだ。
「私は学校で主に剣を習っている。魔導師の貴殿がもっているのはいささか不思議ではあるが、魔法学校だと稽古の相手がおらず不満があるのではないか?」
まあ、言っていることは否定しない。
自主的な稽古だって限界があるし、それだけで強くなれるとは思ってないから稽古の相手がほしいと思っていた。
決闘の時は正式な試合だったし許可されてたし、なにがあっても勝ちたかったから使ったが、魔導師は杖以外もたない無手の者が多いから正直、気が引ける。
それに、ずっと魔導師が相手だと減んな癖がつきそうだし……。
そんなこんなで基本的に自主的な稽古ばっかりだった。
「おにぎり礼になるかはわからないが、私が相手をしよう。腕には自信がある」
真剣な、こちらを射貫くような目がじっと私を見つめる。
私は、リアンの提案に乗ることにした。
「それ、受けます」
「そうか」
「はあ、やるなら学外でやりなさい。リアンを招くなんてできないもの」
と言われてしまった。
それはそうだ。
私は柵を乗り越えるという横着をして学校の裏でリアンと一戦することになった。
三人もこちら側に来るらしい。いくら柵越しでミューの知り合いがいるとはいえ、学外ではなれるのは気が引けるかららしい。
私が襲われたばかりに、迷惑かけてごめん……。
邪魔なジャケットやローブ、防寒具を脱ぎ、ララにもつように頼んでおく。
「私はアスロンテ軍学校所属、一年生のリアン・ベス・シスキーだ。犬の獣人である」
「永華・戌井、メルリス魔法学校の一年生。純、人間」
「審判はなれてる私がするわよ。魔法無しで純粋な剣術の勝負で良いわね?意義がないのなら二人とも構えなさい」
私は日之出で買った木刀、向こうは西洋剣の形をした木刀を構える。
「……始め!!」
ミューの声が響く。
だが、どちらも動かないでいた。
……この人、私よりも格上だ。
それは、すぐにわかった。
膠着状態が続いているなか、先に動いたのは格上のリアンだった。
謎の三人組に襲われる事件が発生してから八日からたった。
あれから一人で学外に出ようとしてないし、なるべく一人にならないように動いている。
カリヤ先輩の時と同じ状態になっていた。
屋根から落ちたとき篠野部に受け止められたときは一瞬少女漫画でも始まったのかと思った、どちらかと言えばジャンプとかサンデーの類いだった。
いや、爆弾が出てくるとは思わないんじゃん……。
あの騒動のあと、先生達に怒られはしたものの処分が下ることはなかった。
いや、処分と言うか、安全のために外出自粛が言い渡されているけど……。妥当な話だから大人しくしたがっている。
この八日、何かあったかと言うと……まぁ、あったね。うん。
たまに絡まれたりはするがカリヤ先輩との決闘のあとからたまにあることなので異変にはカウントしない。ちょうど良い感じに戦闘の練習になるしね。
……結構立ってるのに、いまだ打倒カリヤ先輩が達成できてないのが不満ではあるけど。
それで何があったっていうと、学校の裏手で生き倒れている人__いや、獣人を見つけた。
その日は午後から授業がなくて、ミューとレーピオ、それから篠野部を引っ張って、場所取りのためにベンチにいるベイノット達のもとに行こうとしていたときの話だ。
それで、その時はたまたま近道を行こうとして学校の裏手を歩いていた。
「でも僕は篠野部くんの冷たいところ好きですよお」
「レーピオは通常運転だね……」
「はぁ……」
「うふふ、冷たい目、最高ですう。えへへ、えへへ……」
「気持ち悪いぞ笑い方止めなさい……」
「うへへ……」
「……」
篠野部に冷たい目でにらまれて喜んでるレーピオ、いつも道理だし相変わらずの性癖のねじれ具合である。
「え?」
ふとレーピオ質から視線をそらして、柵の向こう側を見ると白黒のデカイ毛玉が転がっているのが見えた。
「ん?どうしたんですかあ?」
目をこすってみるも白黒のデカイ毛玉は消えない。
魔獣、なんだろうか?魔獣なら先生に言うべき、だよね?
「えっと、なんか転がってる……」
そう言って白黒の毛玉の方を指すと他の三人からも驚きの声が上がった。
「なんだ、あれ」
「もふもふしてますねえ?」
「……」
「ミュー?」
白黒の毛玉を見たとたんミューの眉間にシワがよった。
「私、たぶんあれ知ってるわ」
え……。
ミューはあきれた表情で白黒の毛玉に近づく。近づくといっても柵越しだから少し距離があるけど。
「……なんでアンタがここにいるのよ?“リアン”」
毛玉はミューにリアンと言われ、それに反応するかのように毛玉についている耳がピクリと動いた。
毛玉はゆっくりと動き、毛の中から現れたのは私達と年の近そうな女性だった。
魔獣じゃなくて獣人だった。
「…ら…た」
「何て?」
「腹、減った……」
「まぁた生き倒れてたの……」
「うごけん……」
さらっと行っているがリアンとやらは生き倒れて常習犯というヤバイ人物らしい。お腹が空いて動けないって、何かあったんだろうか?
「はぁ……少し、おにぎりあげても良いかしら?」
「多めに作ってるから別に構わないけど……」
ベイノットとか、最近は違うけどローレス、メメの胃袋なんかはブラックホールにも等しいから多めに作っていたので少し減るくらいは大丈夫だろう。
「なら少しだけもらうわね」
ミューはそういって、篠野部が抱えている大きな弁当箱__日之出で買った__から鶏そぼろのおにぎりをいくつか取り出すと柵の間からリアン差し出した。
「ありがたく思いなさいよ」
リアンはムクリと起き上がると柵に近よりおにぎりを受けとる。
「感謝する」
そういっておにぎりを食べるが、渡された分をペロリと平らげてしまった。
「っ!うまい」
あ、まわりに花が飛んでるのが見える。
「鶏そぼろのおにぎりって奴よ。私達も手伝ったけど、だいたいは金髪の子が作ったの。永華よ」
「鶏そぼろ、おにぎり、永華……。ん、覚えた」
覚えられてしまった。
まぁ、ミューの知り合いだし礼儀正しいので別に覚えられたところで大変なことにはならないだろう。
「さっさと戻って、向こうでご飯食べなさい。私達以外に見られたら、どうなるかわかったものじゃないわ」
「正直、量校の亀裂など興味はないのだが……あぁ、そうする。飯の礼はいずれ、それでは」
さっきまでのシナシナ具合が嘘のように起き上がり、スタスタとその場を去っていった。
どうにも言動が侍チックだ。
……こんなこと考えるとかホームシックにでもなってんのかな。
「はあ……」
「ずいぶんと変わった知り合いですねえ」
「アンタに言われたくない。幼馴染みなのよ。すぐにお腹が減っちゃう体質で、よくあんな風になってるのよ……」
幼馴染みの体質柄、年上ではあるが昔からミューがよく面倒を見ていたらしい。基本的に何かしら食べてて、食にうるさい剣術バカ、だという。
あと、軍学校もといアスロンテ軍学校の所属だという。なんでメルリス魔法学校の裏手にいたんだろうか……?
それからベイノット達のもとに向かうと暖かい飲み物を飲みながら待っていた。
食堂の人がいないので今日は私とイツメンで少し遅めのお昼ご飯を作ったのだ。
こういうのは食堂の人がいないときに、たまにある。
鶏そぼろのおにぎり、生姜焼き、キャベツ、卵焼きなどをお弁当箱__これも日之出で買った__に詰めたやつ。メメの提案でピクニックしようになっている。
篠野部が持っているのは弁当箱には行ってる分では足りないだろう人たち用のものだ。
場所取りの人選は適当だ。
いや、ベイノットとララをローレスと一緒にさせたのは何かあったときのためだ。メメは言い出しっぺなので場所取りに行ってもらった。
……ローレスの食べる量がいつもより少なかった気がするが、作ったご飯は綺麗になくなった。
その日の四時頃、教室に忘れ物があったので一緒にいたミューと篠野部と共に忘れ物を取りに行ったあとこの事。
メメとレーピオ、ララ家に連絡をいれるという用事、ローレスは体調不良なのでいない。あとベイノットは顔色の悪いローレスを担いで部屋に戻っていった。
その時も近道のために裏手を通っていった。
「永華殿」
古風な呼び方で呼ばれたと思って、呼ばれた方を見てみれば昼にあったリアンがいた。
「少しよろしいか?」
「い、いけど……」
チラリとミューの方を見る。ミューは頭を抱え、深く息を吐いていた。
幼馴染みの身を案じてのことだろう。
私達の中にアスロンテ軍学校の生徒を嫌い、敵対するものはいない。だが他の生徒は?敵対しているかどうかはまばらである。
まばらであっても敵対してる生徒にリアンの姿を見られた場合、トラブルになる可能性が高いだろう。
「こう、バカなところは学校に行っても変わらないわね……」
保護者が諦めてしまった。
篠野部は呆れの表情だし、ララは驚いている。
「その腰に下げているもの、極東の剣とお見受けする」
「え、まあ、そうですけど?」
カリヤ先輩との決闘以来、私は木刀を持ち歩いている。
これがあると割りと便利なのだ。手にしようとすれば相手の視線は木刀に行って隙が出るし、木刀で切りかかれば相手は怯むからだ。
「私は学校で主に剣を習っている。魔導師の貴殿がもっているのはいささか不思議ではあるが、魔法学校だと稽古の相手がおらず不満があるのではないか?」
まあ、言っていることは否定しない。
自主的な稽古だって限界があるし、それだけで強くなれるとは思ってないから稽古の相手がほしいと思っていた。
決闘の時は正式な試合だったし許可されてたし、なにがあっても勝ちたかったから使ったが、魔導師は杖以外もたない無手の者が多いから正直、気が引ける。
それに、ずっと魔導師が相手だと減んな癖がつきそうだし……。
そんなこんなで基本的に自主的な稽古ばっかりだった。
「おにぎり礼になるかはわからないが、私が相手をしよう。腕には自信がある」
真剣な、こちらを射貫くような目がじっと私を見つめる。
私は、リアンの提案に乗ることにした。
「それ、受けます」
「そうか」
「はあ、やるなら学外でやりなさい。リアンを招くなんてできないもの」
と言われてしまった。
それはそうだ。
私は柵を乗り越えるという横着をして学校の裏でリアンと一戦することになった。
三人もこちら側に来るらしい。いくら柵越しでミューの知り合いがいるとはいえ、学外ではなれるのは気が引けるかららしい。
私が襲われたばかりに、迷惑かけてごめん……。
邪魔なジャケットやローブ、防寒具を脱ぎ、ララにもつように頼んでおく。
「私はアスロンテ軍学校所属、一年生のリアン・ベス・シスキーだ。犬の獣人である」
「永華・戌井、メルリス魔法学校の一年生。純、人間」
「審判はなれてる私がするわよ。魔法無しで純粋な剣術の勝負で良いわね?意義がないのなら二人とも構えなさい」
私は日之出で買った木刀、向こうは西洋剣の形をした木刀を構える。
「……始め!!」
ミューの声が響く。
だが、どちらも動かないでいた。
……この人、私よりも格上だ。
それは、すぐにわかった。
膠着状態が続いているなか、先に動いたのは格上のリアンだった。
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