227 / 234
異世界旅行
225 パンドラの遺産
しおりを挟む
暴れているのか、ドシン、ドシンという音と共にダンジョンが揺れる。
向こう側の草木が枯れだし、容赦なく私たちに襲いかかってきたはずの獰猛な魔獣達は上層のときのように全うではないモノとは反対方向に我先にと逃げ出している。
本能が恐怖している。
本能が得たいの知れないものを警戒しろと言っている。
視線がそらせない。
死の気配が迫ってくる。
「厄介なのが、追っ手としてきたな。これ、妾以外のことを殺すつもりだろう……」
枯れた木が倒れ、折れて、地に伏す。
濃厚な死の気配と共に現れたのは、色の違う複数の眼球が浮かび、あちこちに大小年齢様々な手や足や耳が映えている、醜く、そしておぞましい肉塊がスライムのように固まったモノだった。
いや、モノたちといった方がいいのかもしれない。
「何、これ……」
「おぞましい……」
「嫌な予感して逃げてたけど、逃げて正解だったな……」
ゾワゾワと全身の怪我逆立つ。
私たちは、これに追いかけられていたのか……。
肉塊のようなスライムは得たいが知れないが、確実にわかることは一つだけある。
触れられること、即ち死であると。
逃げるべきだが、濃厚な死の気配に足と地面が釘で縫い付けられてしまったかのように動かない。
「“パンドラの遺産”だ……。あの肉塊に触れられれば、等しく死ぬ。作ったモノ以外は、な」
カムラさんの警告と同時に肉塊が波打つようにうごめきだしたかとお思えば、体の一部を鞭のように変形させて私とキノさんめがけて振り下ろされた。
その場から全員が飛び退き、バラバラに散るがパンドラの遺産は誰一人として逃すきは全くないようで、追撃が行われる。
そこらの木をも越え、小さな山のような肉塊の体から何本もの触手を動かして私たちを追いかけてくる。
必死に逃げ回っていると、肉塊の影に隠れていた黒服が姿を表した。
「うげっ!」
SDSとキノさんの口から聞いたときから薄々、また現れるのではないかと考えていたが、こんな早い再開になるとは……。
現れた黒服たちはパンドラの遺産の攻撃から逃げ回る私たちの行動を阻害して、更には捕まえようと考えているのか逃げようとした先で袋が広げられていたりと、魂胆が見え見えだ。
だが、そんな見え見えな魂胆も“触れれば即死”というパンドラの遺産に追いかけ回されていると話が変わってくる。
死にそうで、必死になっている状態で他者の明らかな妨害があるなんて、時間がかかればかかるほど私たちが不利になっていく。
箒持ってきていて、空を飛べるカルタと、賢者が使ってそうな巨大な枝を加工して作っただろう杖に乗って空を飛んでいるカムラさんは、まだ逃げられるだろう。
いざとなればパンドラの遺産の頭上を通り越してダンジョンの外を目指してしまえば良いのだから。
それまでに私たちを回収できるかどうかは、わからないけれども……。
刻み込んだ魔方陣で強化した木刀を古い、黒服達を振り払い、私を狙ってきたパンドラの遺産の攻撃を叩き落とした瞬間、木刀が変色した。
カムラさんが言っていた。
パンドラの遺産に触れれば、等しく死ぬと。
「……は?」
変色した木刀は萎れ、まるで枯れたキノえだのようになってしまった。
まさか、まさか木刀が枯れるなんて現象が起こるとは思っていなかったのだ。
等しく死ぬって、萎れることなんてないはずの加工された木すらも対象になるのか。
これは……生き物や植物どころか、無機物にまで能力が作用していそうだ。
パンドラの遺産が現れた土地は不毛の地になってしまうんじゃないか?それどころか、触れた建物すら腐食なりなんなりして、壊してしまいそう。
「最悪……」
徐々に萎れていく木刀を適当に投げ捨てる。
木刀がダメなら、生物由来の私の糸も触れたとたん使い物にならなくなってしまうだろう。
となれば、行えるのは魔法での攻撃だけ……。
「大丈夫か!?」
さっきの光景を見ていたのだろう、キノさんの心配の声が飛んできた。
「大丈夫!でも、剣は使いものにならなくなるかも!」
「まじか!」
キノさんは剣にかけていたてをどかし、忌々しげにパンドラの遺産を睨み付ける。
話を聞いていただろうカルタが箒で上空に飛び、弓をつがえて弦をひいて、矢が放たれた。
その矢はパンドラの遺産に触れたとたん、鉄製の鏃は錆びてしまい竹で作られた胴体は枯れ、羽の部分なんか粉となってしまった。
それどころか、パンドラの遺産は一切のダメージを受けていないように見える。
「ふざけた性能だ……。っと!」
飛んでいるカルタ目掛けて触手が振るわれるが、ギリギリで避けれたようだ。
一瞬でも触手が箒に触れてしまえば箒にかけている浮遊魔法は意味をなさなくなり、落下してしまうだろう。
カルタの動きと、カルタの狙う触手の動きを見て何となくわかったことだけれど、これは箒で飛んでダンジョンの外に逃げるのは、ちょっと無理があるかもしれない。
「剣なんか使ったら一瞬で錆びて折れてしまうな……。魔法や飛び道具なんて使えないぞ」
「恐らくは魔法はもあまり意味がないぞ」
これでキノさんの剣が使えないことが確定して、戦えないことも確定してしまった。
かく言う私も多分ダメ、それに使おうとしたって固定砲台のそれである糸で編んだ魔方陣が破壊されてしまえば意味はないし……。
「それは時間がたてばたつほど、己の力で自壊していく。パンドラ本体じゃないから耐久力がないのだ!力を使えば使うほど壊れる早さは増すぞ!」
逃げるのも難しいし、倒すのも難しいから、なるべく力を使わせてパンドラの遺産が自壊して攻撃できなくなるまでの持久戦ってこと?
そうなったら残りは黒服だけになって、どうにかできるだろうけど……。
このデカイのが自滅するまで、逃げきれるだろうか。
そうこうしているうちにパンドラの遺産の触手が振るわれる。
狙った先にいるのはキノさんだった。
逃げようとしたキノさんだったが、黒服の妨害により逃げようにも逃げられない。
パンドラの遺産の触手がキノさんに触れる直前、飛んでもない火力の火がパンドラの遺産を燃や__いや、物量で吹き飛ばした。
「妾の婿に何をする!」
さっきまで襲いくるパンドラの遺産の触手から飛び回りながら逃げつつ、どうにかキノさんのことを回収できないかと試行錯誤していたカムラさんの怒りの籠った声がダンジョンのなかに響いた。
夫であるキノさんの命を明確に狙ったパンドラの遺産の行動と、キノさんが死んでもおかしくないような状態に追い込んだ黒服たちの行動はカムラさんの逆鱗に触れたらしい。
黒服をあしらいつつ、無詠唱で次から次に強力な魔法をパンドラの遺産に打ち込んでいる。
その様子に恐ろしさを感じるも、パンドラの遺産はカムラさんの魔法を殺しきれずにわずかにではあるが押されていた。
しかもパンドラの遺産は私たちよりも危険度からカムラさんを優先したのか、狙ってくる触手の数は少なく、逆にカムラさんの方にはたくさんの触手が命を狙っている。
「無詠唱……」
カムラさんがだしていた火柱を見て、焼かれたあとを見たときから思っていたことだが、カムラさんはザベル先生たちよりも強いのかもしれない。
強さは抜きにしても、魔法の扱いは先生たちよりもうまいことが確定している。
カリヤ先輩は風魔法だけだったけど、カムラさんはいろんな魔法を無詠唱で使っている。
「でも、あんな高出力の魔法をたくさんうっていたら魔力切れになるんじゃ……」
向こう側の草木が枯れだし、容赦なく私たちに襲いかかってきたはずの獰猛な魔獣達は上層のときのように全うではないモノとは反対方向に我先にと逃げ出している。
本能が恐怖している。
本能が得たいの知れないものを警戒しろと言っている。
視線がそらせない。
死の気配が迫ってくる。
「厄介なのが、追っ手としてきたな。これ、妾以外のことを殺すつもりだろう……」
枯れた木が倒れ、折れて、地に伏す。
濃厚な死の気配と共に現れたのは、色の違う複数の眼球が浮かび、あちこちに大小年齢様々な手や足や耳が映えている、醜く、そしておぞましい肉塊がスライムのように固まったモノだった。
いや、モノたちといった方がいいのかもしれない。
「何、これ……」
「おぞましい……」
「嫌な予感して逃げてたけど、逃げて正解だったな……」
ゾワゾワと全身の怪我逆立つ。
私たちは、これに追いかけられていたのか……。
肉塊のようなスライムは得たいが知れないが、確実にわかることは一つだけある。
触れられること、即ち死であると。
逃げるべきだが、濃厚な死の気配に足と地面が釘で縫い付けられてしまったかのように動かない。
「“パンドラの遺産”だ……。あの肉塊に触れられれば、等しく死ぬ。作ったモノ以外は、な」
カムラさんの警告と同時に肉塊が波打つようにうごめきだしたかとお思えば、体の一部を鞭のように変形させて私とキノさんめがけて振り下ろされた。
その場から全員が飛び退き、バラバラに散るがパンドラの遺産は誰一人として逃すきは全くないようで、追撃が行われる。
そこらの木をも越え、小さな山のような肉塊の体から何本もの触手を動かして私たちを追いかけてくる。
必死に逃げ回っていると、肉塊の影に隠れていた黒服が姿を表した。
「うげっ!」
SDSとキノさんの口から聞いたときから薄々、また現れるのではないかと考えていたが、こんな早い再開になるとは……。
現れた黒服たちはパンドラの遺産の攻撃から逃げ回る私たちの行動を阻害して、更には捕まえようと考えているのか逃げようとした先で袋が広げられていたりと、魂胆が見え見えだ。
だが、そんな見え見えな魂胆も“触れれば即死”というパンドラの遺産に追いかけ回されていると話が変わってくる。
死にそうで、必死になっている状態で他者の明らかな妨害があるなんて、時間がかかればかかるほど私たちが不利になっていく。
箒持ってきていて、空を飛べるカルタと、賢者が使ってそうな巨大な枝を加工して作っただろう杖に乗って空を飛んでいるカムラさんは、まだ逃げられるだろう。
いざとなればパンドラの遺産の頭上を通り越してダンジョンの外を目指してしまえば良いのだから。
それまでに私たちを回収できるかどうかは、わからないけれども……。
刻み込んだ魔方陣で強化した木刀を古い、黒服達を振り払い、私を狙ってきたパンドラの遺産の攻撃を叩き落とした瞬間、木刀が変色した。
カムラさんが言っていた。
パンドラの遺産に触れれば、等しく死ぬと。
「……は?」
変色した木刀は萎れ、まるで枯れたキノえだのようになってしまった。
まさか、まさか木刀が枯れるなんて現象が起こるとは思っていなかったのだ。
等しく死ぬって、萎れることなんてないはずの加工された木すらも対象になるのか。
これは……生き物や植物どころか、無機物にまで能力が作用していそうだ。
パンドラの遺産が現れた土地は不毛の地になってしまうんじゃないか?それどころか、触れた建物すら腐食なりなんなりして、壊してしまいそう。
「最悪……」
徐々に萎れていく木刀を適当に投げ捨てる。
木刀がダメなら、生物由来の私の糸も触れたとたん使い物にならなくなってしまうだろう。
となれば、行えるのは魔法での攻撃だけ……。
「大丈夫か!?」
さっきの光景を見ていたのだろう、キノさんの心配の声が飛んできた。
「大丈夫!でも、剣は使いものにならなくなるかも!」
「まじか!」
キノさんは剣にかけていたてをどかし、忌々しげにパンドラの遺産を睨み付ける。
話を聞いていただろうカルタが箒で上空に飛び、弓をつがえて弦をひいて、矢が放たれた。
その矢はパンドラの遺産に触れたとたん、鉄製の鏃は錆びてしまい竹で作られた胴体は枯れ、羽の部分なんか粉となってしまった。
それどころか、パンドラの遺産は一切のダメージを受けていないように見える。
「ふざけた性能だ……。っと!」
飛んでいるカルタ目掛けて触手が振るわれるが、ギリギリで避けれたようだ。
一瞬でも触手が箒に触れてしまえば箒にかけている浮遊魔法は意味をなさなくなり、落下してしまうだろう。
カルタの動きと、カルタの狙う触手の動きを見て何となくわかったことだけれど、これは箒で飛んでダンジョンの外に逃げるのは、ちょっと無理があるかもしれない。
「剣なんか使ったら一瞬で錆びて折れてしまうな……。魔法や飛び道具なんて使えないぞ」
「恐らくは魔法はもあまり意味がないぞ」
これでキノさんの剣が使えないことが確定して、戦えないことも確定してしまった。
かく言う私も多分ダメ、それに使おうとしたって固定砲台のそれである糸で編んだ魔方陣が破壊されてしまえば意味はないし……。
「それは時間がたてばたつほど、己の力で自壊していく。パンドラ本体じゃないから耐久力がないのだ!力を使えば使うほど壊れる早さは増すぞ!」
逃げるのも難しいし、倒すのも難しいから、なるべく力を使わせてパンドラの遺産が自壊して攻撃できなくなるまでの持久戦ってこと?
そうなったら残りは黒服だけになって、どうにかできるだろうけど……。
このデカイのが自滅するまで、逃げきれるだろうか。
そうこうしているうちにパンドラの遺産の触手が振るわれる。
狙った先にいるのはキノさんだった。
逃げようとしたキノさんだったが、黒服の妨害により逃げようにも逃げられない。
パンドラの遺産の触手がキノさんに触れる直前、飛んでもない火力の火がパンドラの遺産を燃や__いや、物量で吹き飛ばした。
「妾の婿に何をする!」
さっきまで襲いくるパンドラの遺産の触手から飛び回りながら逃げつつ、どうにかキノさんのことを回収できないかと試行錯誤していたカムラさんの怒りの籠った声がダンジョンのなかに響いた。
夫であるキノさんの命を明確に狙ったパンドラの遺産の行動と、キノさんが死んでもおかしくないような状態に追い込んだ黒服たちの行動はカムラさんの逆鱗に触れたらしい。
黒服をあしらいつつ、無詠唱で次から次に強力な魔法をパンドラの遺産に打ち込んでいる。
その様子に恐ろしさを感じるも、パンドラの遺産はカムラさんの魔法を殺しきれずにわずかにではあるが押されていた。
しかもパンドラの遺産は私たちよりも危険度からカムラさんを優先したのか、狙ってくる触手の数は少なく、逆にカムラさんの方にはたくさんの触手が命を狙っている。
「無詠唱……」
カムラさんがだしていた火柱を見て、焼かれたあとを見たときから思っていたことだが、カムラさんはザベル先生たちよりも強いのかもしれない。
強さは抜きにしても、魔法の扱いは先生たちよりもうまいことが確定している。
カリヤ先輩は風魔法だけだったけど、カムラさんはいろんな魔法を無詠唱で使っている。
「でも、あんな高出力の魔法をたくさんうっていたら魔力切れになるんじゃ……」
0
あなたにおすすめの小説
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』
宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる