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第26話 王都へ行きます
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カオスだ。
まさにカオスが広がっていた。
僕の部屋では今。
4人の女性が可愛らしい寝息を立てていた。
何故かベッドが3台繋がっているし……
(……ぼ、僕、どうしよう……)
僕はまだ9歳。
当然だけど何もできない。
でも、数年後にティアと結婚する――それだけは本気だ。
彼女は僕の理想そのもの。性格だって大好きだ。
もちろんキャルン姉さまの事だって大好きだよ?
でもそれは家族としての情…異性としてではないんだ。
それにルイとルザーラナについては……
うああ、ほんとにどうすればいいの?
僕が悩んでいると、部屋にドアがノックされる音が響く。
気付けばもう朝。
そろそろ起きる時間だ。
「は、はい?……サルツ兄さん?」
僕の声掛けにドアが開く。
そして予想だにしていなかった人物がいきなり入ってきて僕を抱きしめた。
「ライト。御父上から話は聞いたな?ああ、可愛い。…私はもうお前しか見えん」
そして包まれる優しい感触と心惹く香り。
大人の女性、その色気。
混乱極まった僕。
目を回し、僕の意識はここで途切れたんだ。
もうこれ、笑うしかないよね?
※※※※※
「改めて魔王殿。私たち一家は今日王都へと向かう。国王への報告と段取りについては任せていただきたい」
「ふむ。礼を言う。段取りが出来次第伝えて欲しい。我と数名の使者で国王を訪れよう」
「はい。承知しました」
朝のダイニングルーム。
今は僕たち家族5人と、何故かルイ、そしてルザーラナ。
さらにはヒャルマ先生までもが同じテーブルについていた。
「ライト」
「は、はい」
突然お母様が僕を呼ぶ。
何故かじっとりとした視線を向けてくるけど……
「あなた……まさかもう『子供作るようなこと』…してはいないわよね?」
「ぶはっ!?……お、お母様?」
「……はあ。まだ9歳……無理よね……私まだ24歳なのに、いきなりおばあちゃんはちょっと嫌だわ」
そしてため息をつく。
何故かティアは真っ赤だけど?
「コ、コホン。僕は…そ、そんな事しませんっ!」
「……ええ、そうよね。……ライト?ちゃんと相談してね?あなたこれから王都に行くの。そして学園にはたくさんの女性がいる。……分かっているわよね?」
「は、はい」
うう、何で朝から僕はこんな話をされているんだ?
本当に僕の倫理観、どこに旅に出ちゃったの?!
「大丈夫ですわお母様。わたくしがちゃんと目を光らせます。ライトにつく泥棒猫はお仕置きしちゃいます♡」
そう言って僕の腕にしがみつくキャルン姉さま。
もう、好きにしてください。
「そうね。キャルンが頼りだわ」
「はい。お任せください!」
色々な意味で味の分からない朝食。
僕はどうにか詰め込んで、いよいよ王都へ行く時間が近づいて来た。
※※※※※
「しばらく留守にするが警戒は続けてくれ。魔王殿から休戦の申し入れを受けている、だがはぐれの魔物はいまだ多く存在している。我が領地、頼むぞ」
「はっ。お任せ下さい」
参謀長のグラドールさんが父上に頭を下げる。
うちの兵士の皆さん、強いから問題ないよね。
最悪の場合を想定して僕の作った魔道具、いくつか預けてあるしね。
「ライト様」
「は、はい」
「……大きくなられた……これから学園ですね。どうかさらなる成長を」
「…ありがとうございますグラドールさん」
優しく親愛の籠った瞳。
僕は本当に恵まれている。
うちの領兵の皆さん、そして領民の皆。
本当に大好きな人たちだ。
「ライト様、そろそろ馬車に」
「あ、はい。サルツ兄さん」
「……『サルツ兄さん』…良い響きだ……うん。さあ、乗って」
僕はサルツさんの手を取り馬車に乗り込んだ。
さすがにルイとルザーラナは魔王城へと送り届けたよ?
『学園についていく』とか言わなくて僕はほっとしていたところだ。
なぜかにやりとしていたけど……
大丈夫だよね?!
学園の寮はロキラス殿下の計らいで、少し大きめの部屋を用意してもらっていた。
僕とキャルン姉さま、それからサルツさんとティアも一緒に暮らすからね。
当然だけど寝室は一人部屋だよ?
話を聞いた時、実は僕が一番喜んだことだった。
夜くらい、一人でゆっくり寝たいからね。
そんなことを思いながら僕は家族みんなで馬車に揺られていった。
※※※※※
一方マイハルド王国ノースルナーク王宮。
サルツの報告を受けたロキラスは陛下の御前で顔をしかめていた。
魔王からの和解。
そして異星の神、真の侵略者。
まさにこの世界の常識を凌駕する情報だった。
「陛下、お伝えしたいことがございます」
「う、うむ。……申してみよ」
「はっ」
信頼の厚いロキラスのかつて見たことの無いような表情。
王であるミルナルドの背に、いやな汗がしたたり落ちる。
「実はサルツより緊急のお知らせしたき事が報告されました」
「っ!?…例のライトという少年の事か」
「魔王が面会と和解を望んでいると」
「……魔王だと?ま、まさか復活していたというのか?……我々ヒューマン族との和解を求めると?!!」
騒然とする謁見の間。
開いた口がわなわなと震える陛下。
あまりの衝撃。
謁見の間は、呼吸すらできないほどの緊張に支配された。
この世界。
間違いなく一番の脅威は強さを増している魔物だ。
国のいたるところで争いが巻き起こり、多くの命が奪われていた。
そして魔物の不可解な行動の数々。
悪魔の影が噂されていた。
「そ、その魔王が?!……和解、だと?」
「ええ。それをもたらした原因……ライトです。それに…」
「…それに?」
「彼と一緒に居た少女。やはり“女神ティアリーナ様”でした」
「っ!?」
さらなる驚愕に包まれる謁見の間。
以前ロキラスよりその可能性を聞いていた王ですら、思わず天を仰いでいた。
想定していなかった大きな事実。
理解し、受け入れるには時間が必要な案件だ。
「おお、女神様…や、やはり伝承は、予言は誠であったか」
誰とも取れず声を上げる。
この国にとって女神ティアリーナは信仰を捧げる唯一の女神。
その喜びは計り知れない。
不安に包まれていた謁見の間に一瞬希望の想いが満ちていく。
しかし。
良い知らせなのに顔をしかめるロキラス。
それに気づいた幾人かが、つばをごくりと飲み込んだ。
「もう一つ、重大な知らせがございます」
※※※※※
ほぼ同時刻。
魔石により暖かい車内で揺られていたライト。
気分転換を兼ね車内から抜け出し、御者をしているサルツの隣に腰を掛けた。
「さすがサルツ兄さんですね。馬車の扱い、完璧です」
「ハハッ。これでも以前は殿下の御者を務めてましたから。散々叩き込まれましたし」
過去の指導を思い出したのか…
なぜか遠い目をするサルツ。
その様子に僕はつい笑顔を浮かべてしまう。
「そういうところ、殿下は厳しそうですもんね。…ところで今頃王宮、混乱しているんじゃないですか?」
顔を撫でる3月の風が火照った体に心地よい。
晴れた空に差し込む春を感じる温かい日の光。
癒されながらも僕は核心に踏み込んだ。
「ええ。殿下、言葉を失っていました」
「…そう、なのですね」
「悪魔たち、そして…やはり異星の神々の脅威――直接聞いた私ですらいまだに消化できません」
軽快な馬車の音。
僕はそれを聞きながら、思いをはせていた。
※※※※※
「バカなっ!?異星の神だと?…この星はどうなってしまうのだ」
想像だにしていない報告。
陛下はじめ重鎮たちは完全に血の気が引いてしまう。
卒倒し倒れなかったのは、むしろイメージが出来ないからだ。
「時間の調整を。二日後ライトが女神ティアリーナ様を伴い王都へと訪れます。これは最重要で差し迫る脅威に対する認識のすり合わせ。……最優先すべき事態かと」
「……わかった。調整しよう。宰相」
「っ!?……はっ」
「うむ。それに女神さまの降臨。教皇よ、そなたも同席せよ」
「……は、はい。承知いたしました」
この日皆は理解する。
世界が動くことに。
かつてない激変。
皆は恐れおののき、同時に希望である女神に想いを馳せる――
だが。
そんな中で何故か青い顔の教皇。
彼は教義を歪め人々の信仰心を我欲の為に変えていた。
女神の降臨。
それは彼にとって、むしろ恐怖でしかなかったのだ。
その様子にロキラスは目を光らせる。
王と目配せをし、即座に行動を始めた。
世界の動乱。
ライトを中心として。
ならば。
(少しでも王国の膿、我らがどうにかしなければな)
ロキラスはさらなる覚悟の光をその瞳に宿していた。
まさにカオスが広がっていた。
僕の部屋では今。
4人の女性が可愛らしい寝息を立てていた。
何故かベッドが3台繋がっているし……
(……ぼ、僕、どうしよう……)
僕はまだ9歳。
当然だけど何もできない。
でも、数年後にティアと結婚する――それだけは本気だ。
彼女は僕の理想そのもの。性格だって大好きだ。
もちろんキャルン姉さまの事だって大好きだよ?
でもそれは家族としての情…異性としてではないんだ。
それにルイとルザーラナについては……
うああ、ほんとにどうすればいいの?
僕が悩んでいると、部屋にドアがノックされる音が響く。
気付けばもう朝。
そろそろ起きる時間だ。
「は、はい?……サルツ兄さん?」
僕の声掛けにドアが開く。
そして予想だにしていなかった人物がいきなり入ってきて僕を抱きしめた。
「ライト。御父上から話は聞いたな?ああ、可愛い。…私はもうお前しか見えん」
そして包まれる優しい感触と心惹く香り。
大人の女性、その色気。
混乱極まった僕。
目を回し、僕の意識はここで途切れたんだ。
もうこれ、笑うしかないよね?
※※※※※
「改めて魔王殿。私たち一家は今日王都へと向かう。国王への報告と段取りについては任せていただきたい」
「ふむ。礼を言う。段取りが出来次第伝えて欲しい。我と数名の使者で国王を訪れよう」
「はい。承知しました」
朝のダイニングルーム。
今は僕たち家族5人と、何故かルイ、そしてルザーラナ。
さらにはヒャルマ先生までもが同じテーブルについていた。
「ライト」
「は、はい」
突然お母様が僕を呼ぶ。
何故かじっとりとした視線を向けてくるけど……
「あなた……まさかもう『子供作るようなこと』…してはいないわよね?」
「ぶはっ!?……お、お母様?」
「……はあ。まだ9歳……無理よね……私まだ24歳なのに、いきなりおばあちゃんはちょっと嫌だわ」
そしてため息をつく。
何故かティアは真っ赤だけど?
「コ、コホン。僕は…そ、そんな事しませんっ!」
「……ええ、そうよね。……ライト?ちゃんと相談してね?あなたこれから王都に行くの。そして学園にはたくさんの女性がいる。……分かっているわよね?」
「は、はい」
うう、何で朝から僕はこんな話をされているんだ?
本当に僕の倫理観、どこに旅に出ちゃったの?!
「大丈夫ですわお母様。わたくしがちゃんと目を光らせます。ライトにつく泥棒猫はお仕置きしちゃいます♡」
そう言って僕の腕にしがみつくキャルン姉さま。
もう、好きにしてください。
「そうね。キャルンが頼りだわ」
「はい。お任せください!」
色々な意味で味の分からない朝食。
僕はどうにか詰め込んで、いよいよ王都へ行く時間が近づいて来た。
※※※※※
「しばらく留守にするが警戒は続けてくれ。魔王殿から休戦の申し入れを受けている、だがはぐれの魔物はいまだ多く存在している。我が領地、頼むぞ」
「はっ。お任せ下さい」
参謀長のグラドールさんが父上に頭を下げる。
うちの兵士の皆さん、強いから問題ないよね。
最悪の場合を想定して僕の作った魔道具、いくつか預けてあるしね。
「ライト様」
「は、はい」
「……大きくなられた……これから学園ですね。どうかさらなる成長を」
「…ありがとうございますグラドールさん」
優しく親愛の籠った瞳。
僕は本当に恵まれている。
うちの領兵の皆さん、そして領民の皆。
本当に大好きな人たちだ。
「ライト様、そろそろ馬車に」
「あ、はい。サルツ兄さん」
「……『サルツ兄さん』…良い響きだ……うん。さあ、乗って」
僕はサルツさんの手を取り馬車に乗り込んだ。
さすがにルイとルザーラナは魔王城へと送り届けたよ?
『学園についていく』とか言わなくて僕はほっとしていたところだ。
なぜかにやりとしていたけど……
大丈夫だよね?!
学園の寮はロキラス殿下の計らいで、少し大きめの部屋を用意してもらっていた。
僕とキャルン姉さま、それからサルツさんとティアも一緒に暮らすからね。
当然だけど寝室は一人部屋だよ?
話を聞いた時、実は僕が一番喜んだことだった。
夜くらい、一人でゆっくり寝たいからね。
そんなことを思いながら僕は家族みんなで馬車に揺られていった。
※※※※※
一方マイハルド王国ノースルナーク王宮。
サルツの報告を受けたロキラスは陛下の御前で顔をしかめていた。
魔王からの和解。
そして異星の神、真の侵略者。
まさにこの世界の常識を凌駕する情報だった。
「陛下、お伝えしたいことがございます」
「う、うむ。……申してみよ」
「はっ」
信頼の厚いロキラスのかつて見たことの無いような表情。
王であるミルナルドの背に、いやな汗がしたたり落ちる。
「実はサルツより緊急のお知らせしたき事が報告されました」
「っ!?…例のライトという少年の事か」
「魔王が面会と和解を望んでいると」
「……魔王だと?ま、まさか復活していたというのか?……我々ヒューマン族との和解を求めると?!!」
騒然とする謁見の間。
開いた口がわなわなと震える陛下。
あまりの衝撃。
謁見の間は、呼吸すらできないほどの緊張に支配された。
この世界。
間違いなく一番の脅威は強さを増している魔物だ。
国のいたるところで争いが巻き起こり、多くの命が奪われていた。
そして魔物の不可解な行動の数々。
悪魔の影が噂されていた。
「そ、その魔王が?!……和解、だと?」
「ええ。それをもたらした原因……ライトです。それに…」
「…それに?」
「彼と一緒に居た少女。やはり“女神ティアリーナ様”でした」
「っ!?」
さらなる驚愕に包まれる謁見の間。
以前ロキラスよりその可能性を聞いていた王ですら、思わず天を仰いでいた。
想定していなかった大きな事実。
理解し、受け入れるには時間が必要な案件だ。
「おお、女神様…や、やはり伝承は、予言は誠であったか」
誰とも取れず声を上げる。
この国にとって女神ティアリーナは信仰を捧げる唯一の女神。
その喜びは計り知れない。
不安に包まれていた謁見の間に一瞬希望の想いが満ちていく。
しかし。
良い知らせなのに顔をしかめるロキラス。
それに気づいた幾人かが、つばをごくりと飲み込んだ。
「もう一つ、重大な知らせがございます」
※※※※※
ほぼ同時刻。
魔石により暖かい車内で揺られていたライト。
気分転換を兼ね車内から抜け出し、御者をしているサルツの隣に腰を掛けた。
「さすがサルツ兄さんですね。馬車の扱い、完璧です」
「ハハッ。これでも以前は殿下の御者を務めてましたから。散々叩き込まれましたし」
過去の指導を思い出したのか…
なぜか遠い目をするサルツ。
その様子に僕はつい笑顔を浮かべてしまう。
「そういうところ、殿下は厳しそうですもんね。…ところで今頃王宮、混乱しているんじゃないですか?」
顔を撫でる3月の風が火照った体に心地よい。
晴れた空に差し込む春を感じる温かい日の光。
癒されながらも僕は核心に踏み込んだ。
「ええ。殿下、言葉を失っていました」
「…そう、なのですね」
「悪魔たち、そして…やはり異星の神々の脅威――直接聞いた私ですらいまだに消化できません」
軽快な馬車の音。
僕はそれを聞きながら、思いをはせていた。
※※※※※
「バカなっ!?異星の神だと?…この星はどうなってしまうのだ」
想像だにしていない報告。
陛下はじめ重鎮たちは完全に血の気が引いてしまう。
卒倒し倒れなかったのは、むしろイメージが出来ないからだ。
「時間の調整を。二日後ライトが女神ティアリーナ様を伴い王都へと訪れます。これは最重要で差し迫る脅威に対する認識のすり合わせ。……最優先すべき事態かと」
「……わかった。調整しよう。宰相」
「っ!?……はっ」
「うむ。それに女神さまの降臨。教皇よ、そなたも同席せよ」
「……は、はい。承知いたしました」
この日皆は理解する。
世界が動くことに。
かつてない激変。
皆は恐れおののき、同時に希望である女神に想いを馳せる――
だが。
そんな中で何故か青い顔の教皇。
彼は教義を歪め人々の信仰心を我欲の為に変えていた。
女神の降臨。
それは彼にとって、むしろ恐怖でしかなかったのだ。
その様子にロキラスは目を光らせる。
王と目配せをし、即座に行動を始めた。
世界の動乱。
ライトを中心として。
ならば。
(少しでも王国の膿、我らがどうにかしなければな)
ロキラスはさらなる覚悟の光をその瞳に宿していた。
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