82 / 167
第81話 ガルデス領攻防戦と遂に補足できた敵
翌朝。
ガルデス領第2砦。
領主であるノイド・ガルデスの檄が飛ぶ。
※※※※※
バルイルドさんやリョダと話し合いを行った後すぐ。
突然出現したダンジョンから多くの魔物があふれ出していた。
スタンピード。
いまだかつてないその規模に、僕は結界を構築し抑えたのだけれど。
どうやら『結界破壊特化の個体』がいるようで。
今朝になって僕の故郷であるガルデス辺境伯領にとんでもない数の魔物が押し寄せていた。
※※※※※
「全軍傾聴――絶対にこの砦で押さえろ。…領民を、領地を守るぞ!!」
「「「「「おうっ!!」」」」」
指示を出す父上。
そんな父上が僕に視線を向ける。
「ライト」
「はい」
何故か難しい顔をし、ため息をつく父上。
そして苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ僕に問いかけた。
「…これは例の“異星の神”の仕業なのか」
「…おそらくは」
「ふむ」
腕を組み考える父上。
実は今回溢れた魔物の群れ、基本的には元々いた魔物で構築されていた。
しかし所どころに『見たことの無い魔物』も。
『マスター、次元の融合を確認しました…違う摂理のモノ…紛れ込んでいます』
(っ!?…異星の魔物?…強いの?)
『通常ではない耐性を持っているものがおります…この世界の属性魔術、効かない可能性が高いです』
(っ!?…それはまずいね…ねえセイ)
『…はい』
(僕の“雷撃”は効果ありそうかな?)
『…もともとこの世界に“雷撃の概念”はありません。…メチャクチャ効果ありそうですよ?』
(よし!)
「父上」
「どうした、ライト?」
「僕の作った武具の使用許可くださいませんか?どうやらあの見たことない魔物、通常の4属性魔術、効果が得られないようです。…雷撃を込めた幾つかの武器、特に隊長クラスに使わせたいのですが…」
「…雷撃?…あ、あの、“ビリっ”とするやつか?」
「ええ…ティア、非常事態だ…良いよね?」
雷撃魔術――
この世界の摂理に無い、ほぼすべての生き物に適応する魔術。
正直この武器についてはティアに怒られて封印していた、まさに規格外の代物。
はっきり言うと隊長クラスだけでなく、全員分あるのだけれど…
取り敢えず見たことの無い魔物については隊長クラスに対応してもらおう。
「…ふう。仕方ありませんわね…ノイド卿」
「はっ」
「許可します。どうかお使いいただきたく」
「…承知いたしました。…ライト、武器はどこにある…っ!?なあっ?!!」
僕はインベントリから大量の武器を取り出した。
城壁を埋め尽くす膨大な鈍く光る剣の山。
隣で固唾を呑んでいたグラドールさんがごくりとつばを飲み込んだ。
「…まったく。ライトは本当に規格外だな…だが、これで対抗できる、そうなのだな?」
「ええ。セイの見立てです。間違いはないかと」
「よし、分かった。…伝令!」
「はっ!」
「小隊長クラス以上を集めろ。すぐにだ!」
「承知いたしました!」
こうして対抗手段を得た僕たち。
それじゃあチャチャッと片づけますかね?
僕はティアと二人、おそらく敵の主力であろう場所へと転移したんだ。
※※※※※
南の大森林。
今ここでは次元が交錯し、様々な世界線が混在していた。
新たに顕現した禍々しいダンジョンの奥深く――
異様な様相、まさに“邪神の居城”のような神殿の奥深くは混乱に包まれていた。
「…フェレネルト様…予定より早いのでは?」
「うるさいな。問題ないでしょ?大体この星じゃせいぜいレベル100くらいで頭打ち。私の可愛いペット『ナー君』の敵じゃないわ…ていうか早く安定させなさい?!…これじゃリュガリール様に怒られちゃうじゃない!」
扇子のような物で仰ぎ、苛立ちを隠さない少女。
彼等の絶対的支配者である創世神リュガリール。
彼の無言の圧力――フェレネルトは怯えていた。
あふれ出す魔力に従者たちは思わず身震いをしてしまう。
「…そう言われましても…だから申したでしょうに。…次元の安定には時間がかかると――それなのに勝手にちょっかいをかけるとか…」
ふくれっ面をし、従者であるボナイレイドを睨み付けるフェレネルト。
彼女の使命はこの星、ミラリルスを支配するための『調査と掃討』だったのだが…
『いきなり攻め込めば面白いんじゃないのかな♡…きっと褒めていただける♡』
とか言って、周りが反対する中強硬的に禁忌に触れるアーティーファクトを発動させていた。
そして解き放つ自身の眷属たち。
――その結果。
確かに星に干渉することはできたが…
まったくコントロールが効かずに、従者の皆が四苦八苦しながらどうにか安定化を図っているところだった。
何しろ安定のしない今、彼女たちの力は制限されていた。
「…フェレ嬢ちゃん」
「っ!?…な、な、何かしら?…ヒョナ婆」
そんな中。
奥から顔を出す、従者筆頭で唯一頭の上がらない相手であるヒョナイニダ・デイナ・ビステリナがしかめっ面でフェレネルトを睨み付けた。
「…あんたは確かに女神さまじゃ。あんたの指示には従おう。じゃがね…これはいったいどういう事なんだい?」
「ひうっ。…ど、ど、どうって?」
いきなりフェレネルトのこめかみ辺りを鷲づかむヒョナイニダ。
ギリギリと『してはいけない音』が響き渡る。
「痛いっ!痛い、痛い~!!」
「ふん。お仕置きさね。…あんた、他に隠していることないだろうね?」
次元が交錯している今の状況。
数段上の技術を持つ異星の神、そして眷族たちにとって、この状況での“移動自体”には問題がない。
しかし幾つもの禁忌。
『十全たる力のまま顕現することができない』――そんな状況。
「…確かにこの星を攻めるのは数千年前からの悲願じゃ。何よりあの女神の力、復活しておる。…じゃが…なんだい?この包み込む魔力は…あたしゃこんなすごい魔力見たことがないよ?!」
「ぐぎぎ…と、取り敢えず…は、放して!!」
「ふん」
いきなり手を離され、しりもちをつく女神様。
その様子に何故か皆の生暖かい視線が彼女に集中する。
「ぐぬ、あ、あんたたち!ふ、不敬よ、不敬!!」
「…不敬じゃと?…誰が?誰に?」
「うぐう」
圧を増すヒョナイニダ。
完全なる敗北。
フェレネルトは既に涙目だ。
「報告いたします。…どうやらここから漏れた魔力、そしてフェレネルト様の眷属。世界各地に影響を及ぼしております…探知系の者がいると仮定した場合――ここが特定される、かと」
「っ!?」
そんな中、もたらされた報告。
ヒョナイニダは苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべた。
「…撤退も視野に入れた方がいいねえ。…フェレ嬢ちゃん、ちなみにあんた、力はどの程度なんだい?」
「っ!?て、撤退?…えっと。…レベルは550程度、かな。7割くらい?…秘術も使えない…かも…っ!?あっ、でもでも“強制覚醒”は使えるよ?!…色々問題はあるけど…」
明らかな準備不足。
さらには先走ってしまっていた女神によるちょっかい。
ヒョナイニダは大きくため息をついた。
「撤退じゃ。…早くしな!ここを捨てる…っ!?むうっ?!」
刹那、交錯していた次元、突然安定してしまう。
既に交錯時におけるゲート、使用すら不可能になっていた。
実は干渉していたダンジョンコアである『セイ』がついに掌握に成功したのだ。
「…やられた…おい、ボナイレイド」
「…はっ」
「緊急避難ポッドは使えるね?」
「…3名分のみです。…今ここには8名がおります。…別動隊を待つのが賢明かと」
慌てふためく侵略者一行。
その瞬間、身を引き裂かれそうな濃密な魔力に包まれる。
「ひうっ?!」
「むうっ!?」
「ぐあっ?!」
ゆらりと目の前に出現する『仮面のような物』をつけたおそらく少年。
仮面の目のところから残念なものを見るような瞳を彼らに向けた。
「…ふーん。君たちが侵略者?…思ったよりも弱そうだ…ねえ、提案があるんだけど?」
揺らいでいるその姿。
実体ではなくどうやら魔力の投影――。
「て、提案じゃと?」
「そ。提案。…こんな知らない遠くの星で――死にたくはないでしょ?」
「…話を聞かせてくれるのか?」
「まあね。…うん?時間切れ、かな。…今君たちのおかげで僕の暮らすこの星に混乱が起きている。正直イラつく。…でもさ、きっと話し合いも出来ると僕は思うんだよね…だからさ…」
突然彼らの居る場所、何かの結界で封じられる。
完全な封印術。
もう出ることすら叶わない。
「しばらくおとなしくしていてくれる?…もしそれすら守れないのなら…分かるよね?…おっと、本当に時間がないや。じゃあね」
突然掻き消える、おそらく超絶者。
リフレインするいら立ちを含む冷静な声――
ヒョナイニダは膝から崩れ落ちた。
「…な、何だい?アレは…だめだ…戦うとかそういうレベルではない…」
「ヒョ、ヒョナ婆?…えっ、で、でも…あの魔力ならきっとレベル1000程度じゃ…」
「バカをお言い…確かにこの世界の上限は1000のはずじゃ…じゃが…あやつの術練度…底が見えぬ…リュガリール様でも…敵わぬぞ…」
「っ!?…ま、まさか…そ、そんな…」
絶望に包まれる異星の女神たち。
さらには認識阻害も発動していたのだろう。
すでに先ほどの『おそらく少年』
その力と魔力、そして存在。
すでに彼らの脳裏からその情報は悉く消えていた。
警告のみ、頭に刻まれて。
邂逅はもう間近に迫っていた。
ガルデス領第2砦。
領主であるノイド・ガルデスの檄が飛ぶ。
※※※※※
バルイルドさんやリョダと話し合いを行った後すぐ。
突然出現したダンジョンから多くの魔物があふれ出していた。
スタンピード。
いまだかつてないその規模に、僕は結界を構築し抑えたのだけれど。
どうやら『結界破壊特化の個体』がいるようで。
今朝になって僕の故郷であるガルデス辺境伯領にとんでもない数の魔物が押し寄せていた。
※※※※※
「全軍傾聴――絶対にこの砦で押さえろ。…領民を、領地を守るぞ!!」
「「「「「おうっ!!」」」」」
指示を出す父上。
そんな父上が僕に視線を向ける。
「ライト」
「はい」
何故か難しい顔をし、ため息をつく父上。
そして苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ僕に問いかけた。
「…これは例の“異星の神”の仕業なのか」
「…おそらくは」
「ふむ」
腕を組み考える父上。
実は今回溢れた魔物の群れ、基本的には元々いた魔物で構築されていた。
しかし所どころに『見たことの無い魔物』も。
『マスター、次元の融合を確認しました…違う摂理のモノ…紛れ込んでいます』
(っ!?…異星の魔物?…強いの?)
『通常ではない耐性を持っているものがおります…この世界の属性魔術、効かない可能性が高いです』
(っ!?…それはまずいね…ねえセイ)
『…はい』
(僕の“雷撃”は効果ありそうかな?)
『…もともとこの世界に“雷撃の概念”はありません。…メチャクチャ効果ありそうですよ?』
(よし!)
「父上」
「どうした、ライト?」
「僕の作った武具の使用許可くださいませんか?どうやらあの見たことない魔物、通常の4属性魔術、効果が得られないようです。…雷撃を込めた幾つかの武器、特に隊長クラスに使わせたいのですが…」
「…雷撃?…あ、あの、“ビリっ”とするやつか?」
「ええ…ティア、非常事態だ…良いよね?」
雷撃魔術――
この世界の摂理に無い、ほぼすべての生き物に適応する魔術。
正直この武器についてはティアに怒られて封印していた、まさに規格外の代物。
はっきり言うと隊長クラスだけでなく、全員分あるのだけれど…
取り敢えず見たことの無い魔物については隊長クラスに対応してもらおう。
「…ふう。仕方ありませんわね…ノイド卿」
「はっ」
「許可します。どうかお使いいただきたく」
「…承知いたしました。…ライト、武器はどこにある…っ!?なあっ?!!」
僕はインベントリから大量の武器を取り出した。
城壁を埋め尽くす膨大な鈍く光る剣の山。
隣で固唾を呑んでいたグラドールさんがごくりとつばを飲み込んだ。
「…まったく。ライトは本当に規格外だな…だが、これで対抗できる、そうなのだな?」
「ええ。セイの見立てです。間違いはないかと」
「よし、分かった。…伝令!」
「はっ!」
「小隊長クラス以上を集めろ。すぐにだ!」
「承知いたしました!」
こうして対抗手段を得た僕たち。
それじゃあチャチャッと片づけますかね?
僕はティアと二人、おそらく敵の主力であろう場所へと転移したんだ。
※※※※※
南の大森林。
今ここでは次元が交錯し、様々な世界線が混在していた。
新たに顕現した禍々しいダンジョンの奥深く――
異様な様相、まさに“邪神の居城”のような神殿の奥深くは混乱に包まれていた。
「…フェレネルト様…予定より早いのでは?」
「うるさいな。問題ないでしょ?大体この星じゃせいぜいレベル100くらいで頭打ち。私の可愛いペット『ナー君』の敵じゃないわ…ていうか早く安定させなさい?!…これじゃリュガリール様に怒られちゃうじゃない!」
扇子のような物で仰ぎ、苛立ちを隠さない少女。
彼等の絶対的支配者である創世神リュガリール。
彼の無言の圧力――フェレネルトは怯えていた。
あふれ出す魔力に従者たちは思わず身震いをしてしまう。
「…そう言われましても…だから申したでしょうに。…次元の安定には時間がかかると――それなのに勝手にちょっかいをかけるとか…」
ふくれっ面をし、従者であるボナイレイドを睨み付けるフェレネルト。
彼女の使命はこの星、ミラリルスを支配するための『調査と掃討』だったのだが…
『いきなり攻め込めば面白いんじゃないのかな♡…きっと褒めていただける♡』
とか言って、周りが反対する中強硬的に禁忌に触れるアーティーファクトを発動させていた。
そして解き放つ自身の眷属たち。
――その結果。
確かに星に干渉することはできたが…
まったくコントロールが効かずに、従者の皆が四苦八苦しながらどうにか安定化を図っているところだった。
何しろ安定のしない今、彼女たちの力は制限されていた。
「…フェレ嬢ちゃん」
「っ!?…な、な、何かしら?…ヒョナ婆」
そんな中。
奥から顔を出す、従者筆頭で唯一頭の上がらない相手であるヒョナイニダ・デイナ・ビステリナがしかめっ面でフェレネルトを睨み付けた。
「…あんたは確かに女神さまじゃ。あんたの指示には従おう。じゃがね…これはいったいどういう事なんだい?」
「ひうっ。…ど、ど、どうって?」
いきなりフェレネルトのこめかみ辺りを鷲づかむヒョナイニダ。
ギリギリと『してはいけない音』が響き渡る。
「痛いっ!痛い、痛い~!!」
「ふん。お仕置きさね。…あんた、他に隠していることないだろうね?」
次元が交錯している今の状況。
数段上の技術を持つ異星の神、そして眷族たちにとって、この状況での“移動自体”には問題がない。
しかし幾つもの禁忌。
『十全たる力のまま顕現することができない』――そんな状況。
「…確かにこの星を攻めるのは数千年前からの悲願じゃ。何よりあの女神の力、復活しておる。…じゃが…なんだい?この包み込む魔力は…あたしゃこんなすごい魔力見たことがないよ?!」
「ぐぎぎ…と、取り敢えず…は、放して!!」
「ふん」
いきなり手を離され、しりもちをつく女神様。
その様子に何故か皆の生暖かい視線が彼女に集中する。
「ぐぬ、あ、あんたたち!ふ、不敬よ、不敬!!」
「…不敬じゃと?…誰が?誰に?」
「うぐう」
圧を増すヒョナイニダ。
完全なる敗北。
フェレネルトは既に涙目だ。
「報告いたします。…どうやらここから漏れた魔力、そしてフェレネルト様の眷属。世界各地に影響を及ぼしております…探知系の者がいると仮定した場合――ここが特定される、かと」
「っ!?」
そんな中、もたらされた報告。
ヒョナイニダは苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべた。
「…撤退も視野に入れた方がいいねえ。…フェレ嬢ちゃん、ちなみにあんた、力はどの程度なんだい?」
「っ!?て、撤退?…えっと。…レベルは550程度、かな。7割くらい?…秘術も使えない…かも…っ!?あっ、でもでも“強制覚醒”は使えるよ?!…色々問題はあるけど…」
明らかな準備不足。
さらには先走ってしまっていた女神によるちょっかい。
ヒョナイニダは大きくため息をついた。
「撤退じゃ。…早くしな!ここを捨てる…っ!?むうっ?!」
刹那、交錯していた次元、突然安定してしまう。
既に交錯時におけるゲート、使用すら不可能になっていた。
実は干渉していたダンジョンコアである『セイ』がついに掌握に成功したのだ。
「…やられた…おい、ボナイレイド」
「…はっ」
「緊急避難ポッドは使えるね?」
「…3名分のみです。…今ここには8名がおります。…別動隊を待つのが賢明かと」
慌てふためく侵略者一行。
その瞬間、身を引き裂かれそうな濃密な魔力に包まれる。
「ひうっ?!」
「むうっ!?」
「ぐあっ?!」
ゆらりと目の前に出現する『仮面のような物』をつけたおそらく少年。
仮面の目のところから残念なものを見るような瞳を彼らに向けた。
「…ふーん。君たちが侵略者?…思ったよりも弱そうだ…ねえ、提案があるんだけど?」
揺らいでいるその姿。
実体ではなくどうやら魔力の投影――。
「て、提案じゃと?」
「そ。提案。…こんな知らない遠くの星で――死にたくはないでしょ?」
「…話を聞かせてくれるのか?」
「まあね。…うん?時間切れ、かな。…今君たちのおかげで僕の暮らすこの星に混乱が起きている。正直イラつく。…でもさ、きっと話し合いも出来ると僕は思うんだよね…だからさ…」
突然彼らの居る場所、何かの結界で封じられる。
完全な封印術。
もう出ることすら叶わない。
「しばらくおとなしくしていてくれる?…もしそれすら守れないのなら…分かるよね?…おっと、本当に時間がないや。じゃあね」
突然掻き消える、おそらく超絶者。
リフレインするいら立ちを含む冷静な声――
ヒョナイニダは膝から崩れ落ちた。
「…な、何だい?アレは…だめだ…戦うとかそういうレベルではない…」
「ヒョ、ヒョナ婆?…えっ、で、でも…あの魔力ならきっとレベル1000程度じゃ…」
「バカをお言い…確かにこの世界の上限は1000のはずじゃ…じゃが…あやつの術練度…底が見えぬ…リュガリール様でも…敵わぬぞ…」
「っ!?…ま、まさか…そ、そんな…」
絶望に包まれる異星の女神たち。
さらには認識阻害も発動していたのだろう。
すでに先ほどの『おそらく少年』
その力と魔力、そして存在。
すでに彼らの脳裏からその情報は悉く消えていた。
警告のみ、頭に刻まれて。
邂逅はもう間近に迫っていた。
あなたにおすすめの小説
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた
歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。
剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。
それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。
そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー
「ご命令と解釈しました、シン様」
「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」
次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。
転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?
スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。
女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!?
ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか!
これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。
貞操逆転世界の「内助の功」~掃除と料理を極めた俺が、脳筋幼馴染を女王にするまで~
ありゃくね
ファンタジー
前世の記憶が目覚めたそこは、男女の貞操が逆転した異世界だった。
彼が繰り出すのは、現代知識を活かした「お掃除アイテム」、そして胃袋を掴む「絶品手料理」。 ただ快適に暮らしたいだけのマシロの行動は、男に飢えた女騎士たちを狂わせ、国の常識さえも変える一大革命へと繋がっていく。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)
たぬころまんじゅう
ファンタジー
小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
圧倒的不利な状況を武と知略で切り抜ける!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆