何にもない役立たずと第一皇太子として三歳の時に追い出され廃墟まで辿りつき前世の記憶で最高の領地に成り上がる

プロローグ

イアン追放

アルフォート帝国の第一皇太子として
生まれたイアン・アルフォート
生まれた時に神聖な宣託が降りるのです
今日は神聖な宣託の日
「さぁ、その子供を神聖な台座に」　
白く包まれた布に巻かれた赤ん坊を
神聖な台座に置かれた
「さぁ祈りましょう」
皆が台座に置かれた赤ん坊に
祈り、そして光が舞い降りてきた
ピカピカ、キラキラとして降り注がれる
そして光が収まり
そして宣託が出ました
しかしそこには何も無かった
「ありません、何もないのです」
皇帝は落胆と怒りしかなかった
「今すぐにその能無しを捨てて来い」と
せめて捨てれる年まで育てるように
「おれは知らんお前らが育てろ」
それから3年たち
次男が生まれ、神聖な宣託が
その次男に授かることになって
皇帝は喜んだ
そしてイアンは皇帝に呼ばれ
「今すぐに出て行け、何にもない能無しは
今すぐに身ひとつ出ていけ、ようやく
能無しを追い出される」
それが初めて会う父親の言葉だった
生まれてから三年間会うことも
会いにくることはなかった父親の初めて
聞いた言葉だった
イアンはショックだった
ようやく今日まで誰も来てくれなかった
のが今なってわかった
1人が2人食事運ぶ人の身体を拭く桶を
運んでくる人それ以外は誰も来なかった
そして身ひとつシャツ一枚とパンツ一枚を着たイアンは皇城の門に居た
門番な涙汲んでいた
三歳で痩せ細った身体をみて
どれだけ冷遇されていたか
身ひとつでこの寒空に放り込まれ
あまりにも可哀想でならない
せめて銀貨2枚でも思って渡した
イアンは去るときに頭を下げて
礼を言ってはなれた
イアンはこの城出て街に来たお腹も空いていた身体は冷え切っていた
どうせ生きていても死ぬだけだ
せめて温かいものを食べようと
店の前に来た、イアンは自分の格好みて
シャツ一枚とパンツ一枚を来た自分を
店の人は嫌がると思ってそこを離れようと
した
その時店主がイアンをみつけて
子供の虐待だとこんな小さな子供を
こんな寒空に放り込んで
シャツ一枚とパンツ一枚で
痩せ細った身体をみて
どれだけ冷遇されていたか
店主は温かいスープとパンを用意して
食べるように勧めた
誰もがイアンがこの国の第一皇太子だと
思っていなかった
誰もイアンのことを知らなかった
今日生まれた子供が第一皇太子だと
誰でも思っていたから
イアンは初めてこんな美味しいスープと
パンをたべながら泣いていた
いつもイアンが来る食事は残飯だったから
パンも硬いしスープも冷めていた
イアンの小さい身体で食べるたんびに
顎も痛くて飲む混むのも大変たった
だから城から出て初めてやわらかいパンと
温かいスープを食べながら泣いた
店主も周りも涙汲んでいた
こんな酷いことする親が皇帝で城の人達とは知らなかった
だから皆集まっていたこんな酷いことする親はまだ連れ戻されて虐待する
此処よりも誰も知らないところがいい
と話していた
イアンは初めて食べた美味しいさに
うとうとしていた寝たら怒られる
と思っていても瞼が閉じてしまう
少しだけ少しだけ思っていた
イアンをそこに
誰もしらない廃墟の街だけど
そこに連れていこうとおもう
しばらく俺たちが居るし
捕まったら殺されてもおかしくないよ
服はおれのコート着させていくよ
「すっかり寝てるよこの子」
ならこのまま連れていこう
「このパンを持っていてくれ」
「さんきゅー」
その夜小さい馬車がその夜静かに
離れていた
次の日はアルフォート帝国の祝いが
豪勢に祭りが開かれた