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第4章 火山のドラゴン編
116話 再会と嫉妬
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この空間の支配者と言うべき存在に、ブラックは向き直って話し始めた。
「ここに来た理由は、アクアを助けるため。
そして、大事な人を悲しませたくない為です。
私欲である事も理解しています。
私には、ここの石を持ち出す資格は無いでしょう。
だが、アクアは違います。
アクアは純粋に自分しか出来ない事を成し遂げようとしているではないですか?
長老のような世捨て人では無いのですから、覚悟が足りないのは当たり前です。
自分もまだ生きていたいと思うのはおかしいことではないはずですよ。」
アクアも立ち上がったのだ。
先程とは違い、その存在を真っ直ぐに見て話したのだ。
「私は必ずドラゴンを封印する。
絶対に諦めないのだ。
そして、まだまだ楽しみたい事がたくさんあるのだ。
ブラックが言うように命をかけようとは思っていないぞ。
ただ、自分のできる事を最大限やって後悔はしたく無いだけだ。
だから、ここで足止めされるわけにはいかないのだ。」
この空間の支配者は冷めた目で私達を見続けたのだ。
その時、ふと顔つきが少しだけ変わったのだ。
「・・・来ましたね。」
目を閉じてそう呟いたのだ。
すると私の背後に何人かの気配を感じたのだ。
その中にずっと会いたいと思っていた人の気配を感じる事が出来たのだ。
振り向くまでも無い、舞がまたしても危ない所に来てくれたのだ。
私はこんな時ではあるが、つい顔を緩めてしまったのだ。
「ブラック、アクア、大丈夫?
薬の効果はあったかしら?」
振り向くと舞がそう言いながら、勢いよく駆け寄ってきたのだ。
ひとまとめにした黒い髪をなびかせ、以前と同じように大きな黒い瞳が輝いていたのだ。
そして首には私が送ったペンダントと右手には光る指輪が見えたのだ。
一緒にユークレイスと・・・あと一人。
ああ・・・また彼が舞を守ってくれている事がすぐにわかったのだ。
少しだけ、それまで感じた事がない複雑な気持ちになったのだ。
「大丈夫ですよ。
舞のおかげで、二人とも正気になれましたから。
また、危ないところに来ましたね。
でも・・・会えて良かった。
もう、会えないかと心配していたのですよ。」
私は舞の頭に手を置いてそう話したのだ。
この状況を考え、抱きしめたい衝動を抑えたのだ。
やはり、アクアと違ってここの石を持ち出す資格は自分には無いなと再度思ったのだ。
「舞、来てくれたのだな。
もう、大丈夫だぞ。
また、舞には助けられたな。
あの者が石を持ち出す事を邪魔するのだよ。」
アクアは舞の腰元にぎゅっとくっついて、空間の支配者を指差したのだ。
「人間と魔人と・・・もう一人いますね。」
その支配者は先程と違い、少し苛立ったように話したのだ。
すると、その声に応えるように、舞の胸ポケットから優しい光が溢れだし、舞の横に綺麗な青年が現れたのだ。
それは森の精霊であり、自分の森で無ければ小さな存在であったはずだが、どうもこの空間だと問題がないようであった。
前回会った時から、この成長した姿である事を知ってはいたが、改めて見るととても綺麗で神々しくも感じたのだ。
やはり、彼に少しだけ私は嫉妬していたのだ。
現れた森の精霊は、この空間の支配者を見つめたのだ。
「確かにこの空間ではブラック達でも大変でしたね。
さあ、もう意地悪はやめて石を持ち出す事を許してあげたらどうですか?」
精霊は辺りを見回しながら告げたのだ。
「なるほど、私と同じような存在ですね。
ですが、なぜこの者達に肩入れするのです?
私達の立場は、そうあってはならないはず。
・・・どうであれ、あなたもここでは何も出来ないはず。
ここのルールは私ですから。」
この空間の支配者は森の精霊を睨みながらそう答えたのだ。
「そうですね。
ですが、あなたも私の加護下にある者達に何もする事はできませんよ。
あなたがどうしても拒絶するなら、無理矢理石を持ち出す事が可能だと私は知ってますよ。
・・・私は自分がしたいと思う事をしているだけですよ。」
森の精霊はにこやかに話したのだが、それは表面だけのように感じたのだ。
「ここに来た理由は、アクアを助けるため。
そして、大事な人を悲しませたくない為です。
私欲である事も理解しています。
私には、ここの石を持ち出す資格は無いでしょう。
だが、アクアは違います。
アクアは純粋に自分しか出来ない事を成し遂げようとしているではないですか?
長老のような世捨て人では無いのですから、覚悟が足りないのは当たり前です。
自分もまだ生きていたいと思うのはおかしいことではないはずですよ。」
アクアも立ち上がったのだ。
先程とは違い、その存在を真っ直ぐに見て話したのだ。
「私は必ずドラゴンを封印する。
絶対に諦めないのだ。
そして、まだまだ楽しみたい事がたくさんあるのだ。
ブラックが言うように命をかけようとは思っていないぞ。
ただ、自分のできる事を最大限やって後悔はしたく無いだけだ。
だから、ここで足止めされるわけにはいかないのだ。」
この空間の支配者は冷めた目で私達を見続けたのだ。
その時、ふと顔つきが少しだけ変わったのだ。
「・・・来ましたね。」
目を閉じてそう呟いたのだ。
すると私の背後に何人かの気配を感じたのだ。
その中にずっと会いたいと思っていた人の気配を感じる事が出来たのだ。
振り向くまでも無い、舞がまたしても危ない所に来てくれたのだ。
私はこんな時ではあるが、つい顔を緩めてしまったのだ。
「ブラック、アクア、大丈夫?
薬の効果はあったかしら?」
振り向くと舞がそう言いながら、勢いよく駆け寄ってきたのだ。
ひとまとめにした黒い髪をなびかせ、以前と同じように大きな黒い瞳が輝いていたのだ。
そして首には私が送ったペンダントと右手には光る指輪が見えたのだ。
一緒にユークレイスと・・・あと一人。
ああ・・・また彼が舞を守ってくれている事がすぐにわかったのだ。
少しだけ、それまで感じた事がない複雑な気持ちになったのだ。
「大丈夫ですよ。
舞のおかげで、二人とも正気になれましたから。
また、危ないところに来ましたね。
でも・・・会えて良かった。
もう、会えないかと心配していたのですよ。」
私は舞の頭に手を置いてそう話したのだ。
この状況を考え、抱きしめたい衝動を抑えたのだ。
やはり、アクアと違ってここの石を持ち出す資格は自分には無いなと再度思ったのだ。
「舞、来てくれたのだな。
もう、大丈夫だぞ。
また、舞には助けられたな。
あの者が石を持ち出す事を邪魔するのだよ。」
アクアは舞の腰元にぎゅっとくっついて、空間の支配者を指差したのだ。
「人間と魔人と・・・もう一人いますね。」
その支配者は先程と違い、少し苛立ったように話したのだ。
すると、その声に応えるように、舞の胸ポケットから優しい光が溢れだし、舞の横に綺麗な青年が現れたのだ。
それは森の精霊であり、自分の森で無ければ小さな存在であったはずだが、どうもこの空間だと問題がないようであった。
前回会った時から、この成長した姿である事を知ってはいたが、改めて見るととても綺麗で神々しくも感じたのだ。
やはり、彼に少しだけ私は嫉妬していたのだ。
現れた森の精霊は、この空間の支配者を見つめたのだ。
「確かにこの空間ではブラック達でも大変でしたね。
さあ、もう意地悪はやめて石を持ち出す事を許してあげたらどうですか?」
精霊は辺りを見回しながら告げたのだ。
「なるほど、私と同じような存在ですね。
ですが、なぜこの者達に肩入れするのです?
私達の立場は、そうあってはならないはず。
・・・どうであれ、あなたもここでは何も出来ないはず。
ここのルールは私ですから。」
この空間の支配者は森の精霊を睨みながらそう答えたのだ。
「そうですね。
ですが、あなたも私の加護下にある者達に何もする事はできませんよ。
あなたがどうしても拒絶するなら、無理矢理石を持ち出す事が可能だと私は知ってますよ。
・・・私は自分がしたいと思う事をしているだけですよ。」
森の精霊はにこやかに話したのだが、それは表面だけのように感じたのだ。
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