8 / 8
ー龍の戦いー
しおりを挟む
ーーカンカンカンッ
耳をつんざくような金属音に目を覚ます。
夜、いや朝方まで続いた修行で、すぐ眠りについてしまっていたようだ。
ふと、NEOに目をやると、髑髏の目が光っている事に気づく。
確認すると、メールが来ていたようだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
From:白石 美羽
To:神城 秀
置いて行ってごめんね。
けど、結人くん曰く、でかした!…らしい!
秀ちゃんを信じてるって!
わたし達は、王国に向かってるから
早く合流出来るといいね!
待ってるからね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
美羽からのメールだった。
とりあえず、返信をする。
『飯だ、飯。さっさと起きろ』
武蔵の言葉で嫌々起き上がり、顔を洗い、食卓につく。
「いただきます」
本日も、プロが作ったような和食に舌鼓をうつ。
鼻を抜ける焼き魚の風味に感動しながら、白米を頬張っていると、武蔵が話しかけてきた。
『今日は店を閉めて、材料の調達をしに行く。峠を2つ越えた所にある、ボルケ火山に行く』
"ボルケ火山"について調べてみる。
そして、現れるディスプレイに目を通す。
【ボルケ火山】
・武具、防具制作には欠かせない鉱石が多く獲れる。
しかし、多くのモンスターが行く手を阻む。
※火属性BOSS有り。Lv60以上推奨。
その山は、俺からしたらかなりの難易度だった。
「俺、まだLv1だからヤバイと思うんだけど」
『お前、まだ1か。まぁでも、俺はいつも行ってるし、俺の言う事聞くなら、お前を守りながらでも大丈夫だろ』
「なら、いいんだけど」
Lvが上がればいいな。ぐらいの気持ちだった。
空狐・龍門流二天剣術と、これ以上ないベストなスタートに浮かれていたんだ。
福が来れば、禍も来る。禍福は混じり合うのだ。
朝食を食べ終えた2人は、村を出てすぐの所で打ち合わせをする。
『火山に向かう前に、お前にはこれをやる。
俺の【天】【地】の試作品だ。試作品と言っても、それなりにいい物だぞ』
「ありがとう」
貰った二本の刀は、手に馴染む物だった。
昨日は二刀流の立ち回り方も学んだので、実践出来ることが素直に楽しみだ。
『お前が速攻で全龍門を開いた時は正直引いたが、実践はそうはいかねぇ。修行込みの調達だから、気を抜くな。それと、アレだけは使うなよ』
「わかってるよ」
真剣な表情眼差しに、頷く。
『じゃあ、土龍と雷龍の龍門を開け』
言われた通りに、土龍と雷龍を開く。
【土龍】-発動-
【雷龍】-発動-
『土龍は脚力強化、雷龍は脳からの伝達神経を高めて、体を自在に動かせるようにするのがメインの効果だ。龍門を複数開く時には、雷龍から統制が必要になってくるから雷龍は常に開いとけ。じゃあ、行くぞ』
2人が脚を踏み込むと、大地は大きく凹み、砂塵を巻き上げる。
「っはは。こりゃ気持ちいいな」
現実では成し得ない速度で走れる事に爽快感を感じていた。
眼に映る景色は、既に遥か過去。
このような事が出来る事で、ゲームの世界に来た実感が湧く。
土龍と雷龍の龍門を開いて走っているので、峠を2つを越えることは容易い事だった。
そんなに時間をかけずに、火山の麓に着く事ができた。
目の前にそびえ立つ火山からは、只ならぬ威圧感を感じる。
『ふぅ、着いたな。今日は山頂の鉱石を取りに行く。山頂付近までは、Lv1でも龍門流二天剣術なら戦えるからお前が戦え。サポートはしてやる』
そう言う武蔵は、ドンドンと山頂に続く道を歩いて行く。
耳をつんざくような金属音に目を覚ます。
夜、いや朝方まで続いた修行で、すぐ眠りについてしまっていたようだ。
ふと、NEOに目をやると、髑髏の目が光っている事に気づく。
確認すると、メールが来ていたようだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
From:白石 美羽
To:神城 秀
置いて行ってごめんね。
けど、結人くん曰く、でかした!…らしい!
秀ちゃんを信じてるって!
わたし達は、王国に向かってるから
早く合流出来るといいね!
待ってるからね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
美羽からのメールだった。
とりあえず、返信をする。
『飯だ、飯。さっさと起きろ』
武蔵の言葉で嫌々起き上がり、顔を洗い、食卓につく。
「いただきます」
本日も、プロが作ったような和食に舌鼓をうつ。
鼻を抜ける焼き魚の風味に感動しながら、白米を頬張っていると、武蔵が話しかけてきた。
『今日は店を閉めて、材料の調達をしに行く。峠を2つ越えた所にある、ボルケ火山に行く』
"ボルケ火山"について調べてみる。
そして、現れるディスプレイに目を通す。
【ボルケ火山】
・武具、防具制作には欠かせない鉱石が多く獲れる。
しかし、多くのモンスターが行く手を阻む。
※火属性BOSS有り。Lv60以上推奨。
その山は、俺からしたらかなりの難易度だった。
「俺、まだLv1だからヤバイと思うんだけど」
『お前、まだ1か。まぁでも、俺はいつも行ってるし、俺の言う事聞くなら、お前を守りながらでも大丈夫だろ』
「なら、いいんだけど」
Lvが上がればいいな。ぐらいの気持ちだった。
空狐・龍門流二天剣術と、これ以上ないベストなスタートに浮かれていたんだ。
福が来れば、禍も来る。禍福は混じり合うのだ。
朝食を食べ終えた2人は、村を出てすぐの所で打ち合わせをする。
『火山に向かう前に、お前にはこれをやる。
俺の【天】【地】の試作品だ。試作品と言っても、それなりにいい物だぞ』
「ありがとう」
貰った二本の刀は、手に馴染む物だった。
昨日は二刀流の立ち回り方も学んだので、実践出来ることが素直に楽しみだ。
『お前が速攻で全龍門を開いた時は正直引いたが、実践はそうはいかねぇ。修行込みの調達だから、気を抜くな。それと、アレだけは使うなよ』
「わかってるよ」
真剣な表情眼差しに、頷く。
『じゃあ、土龍と雷龍の龍門を開け』
言われた通りに、土龍と雷龍を開く。
【土龍】-発動-
【雷龍】-発動-
『土龍は脚力強化、雷龍は脳からの伝達神経を高めて、体を自在に動かせるようにするのがメインの効果だ。龍門を複数開く時には、雷龍から統制が必要になってくるから雷龍は常に開いとけ。じゃあ、行くぞ』
2人が脚を踏み込むと、大地は大きく凹み、砂塵を巻き上げる。
「っはは。こりゃ気持ちいいな」
現実では成し得ない速度で走れる事に爽快感を感じていた。
眼に映る景色は、既に遥か過去。
このような事が出来る事で、ゲームの世界に来た実感が湧く。
土龍と雷龍の龍門を開いて走っているので、峠を2つを越えることは容易い事だった。
そんなに時間をかけずに、火山の麓に着く事ができた。
目の前にそびえ立つ火山からは、只ならぬ威圧感を感じる。
『ふぅ、着いたな。今日は山頂の鉱石を取りに行く。山頂付近までは、Lv1でも龍門流二天剣術なら戦えるからお前が戦え。サポートはしてやる』
そう言う武蔵は、ドンドンと山頂に続く道を歩いて行く。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(4件)
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
四季
恋愛
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
書いていたら確かになりがちになるのは分かるのですが、
英数字が読む側としては読みにくいです(´・ω・`)
一話の「白石美憂」の表記ミスと、
二話の「着信音が国家」の(多分)誤字を見つけたので、書かせていただきました^_^
話がだれずに進んで行き、スラスラと読む事が出来ました。
ですが、話が上手く行き過ぎてる感じがするので多少なりとも挫折が必要と思います。