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第2章 天界大会編
第96話 天界
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恐山決戦終結から5時間後、天界にて・・・
僕が目を覚ますと天国のような場所にいた。僕は死んだのか?そりゃ、そうか。あの爆発に巻き込まれたんだもな。死んだのか、僕。辺りを見渡すと、雷翔や羽川さん、その他にも多くの人が倒れていた。それと、近くに何故か赤い鳥居と青い鳥居があった。
「雷翔、羽川さん・・・」
「優牙、目が覚めたんだね」
聞いたことのある声が後ろから聞こえた。後ろを振り向くと死んだはずの鳩山さんがいた。
「は、鳩山さん・・・」
「おいおい、泣くよ。こうしてまた会えたんだ。でも、色々と説明したいことがあるから、とりあえず、佐神と羽川さんを起こしてくれるかい?」
僕は鳩山さんに言われた通りに雷翔と羽川さんを起こした。
「よし、まずはここについて話をするね。ここは天界。天国ではない。現世と天国の狭間、それが天界。あそこにある赤と青の鳥居はそれぞれ現世と天国に繋がっている。基本的に霊気を持たない人間は天国、もしくは地獄に送られるが、霊気持ち、特に祓い師はここにくる。ここで、現世に戻りたいと願うなら赤の鳥居、天国もしくは地獄に行くなら青い鳥居をくぐる。そして、あの2つの鳥居の間に立っているのが獄といって、天界の神なんだよ。赤い鳥居をくぐりたいなら獄様にお願いするんだ。そしたら、天界大会への参加権が与えられる」
「天界大会?」
「そう、天界の異空間・神果の森で行われる大会だよ。1日に1回開催される。そこで勝ち残った3名は現世に戻ることができる。」
「3名・・・」
鳩山さんを含めれば、僕と雷翔と羽川さんとで4名か、なかなか悩ましい大会だな・・・。
「あ、安心しな。俺は参加するつもりはないから」
鳩山さんはそう言い切った。
僕が目を覚ますと天国のような場所にいた。僕は死んだのか?そりゃ、そうか。あの爆発に巻き込まれたんだもな。死んだのか、僕。辺りを見渡すと、雷翔や羽川さん、その他にも多くの人が倒れていた。それと、近くに何故か赤い鳥居と青い鳥居があった。
「雷翔、羽川さん・・・」
「優牙、目が覚めたんだね」
聞いたことのある声が後ろから聞こえた。後ろを振り向くと死んだはずの鳩山さんがいた。
「は、鳩山さん・・・」
「おいおい、泣くよ。こうしてまた会えたんだ。でも、色々と説明したいことがあるから、とりあえず、佐神と羽川さんを起こしてくれるかい?」
僕は鳩山さんに言われた通りに雷翔と羽川さんを起こした。
「よし、まずはここについて話をするね。ここは天界。天国ではない。現世と天国の狭間、それが天界。あそこにある赤と青の鳥居はそれぞれ現世と天国に繋がっている。基本的に霊気を持たない人間は天国、もしくは地獄に送られるが、霊気持ち、特に祓い師はここにくる。ここで、現世に戻りたいと願うなら赤の鳥居、天国もしくは地獄に行くなら青い鳥居をくぐる。そして、あの2つの鳥居の間に立っているのが獄といって、天界の神なんだよ。赤い鳥居をくぐりたいなら獄様にお願いするんだ。そしたら、天界大会への参加権が与えられる」
「天界大会?」
「そう、天界の異空間・神果の森で行われる大会だよ。1日に1回開催される。そこで勝ち残った3名は現世に戻ることができる。」
「3名・・・」
鳩山さんを含めれば、僕と雷翔と羽川さんとで4名か、なかなか悩ましい大会だな・・・。
「あ、安心しな。俺は参加するつもりはないから」
鳩山さんはそう言い切った。
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