幽霊祓い

akade

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第2章 学校霊編

第127話 ただいま

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11月3日 午前11時頃  GEA本部にて

「ゆ、優牙さん・・・うぅ、うわぁぁぁぁん」

「泣くなよ、柊」

「君たちが、青山  優牙、佐神  雷翔、羽川  柚瑠かな?」

「あなたは?」

「蔵宮  源三の跡を継いで会長になった、斧戯田  九枹です。天界からお戻りになれたんですね」

「あぁ、その通りだ。斧戯田さん、よろしく。そういえば、蔵宮会長は亡くなったのか?」

「恐らく、亡くなったと思われます。どうかされたんですか?」

「天界の神・獄様から蔵宮会長が日本旋廻を操っていたって聞いたんだ」

「蔵宮会長が日本旋廻を操っていたッ!?」

「あぁ、だから、蔵宮会長がまだ生きていたら、また多くの人が・・・」

「優牙さん、安心してください。彼が生きていたとしても、我々も、今までより、より強くなればいいんですよ」

「その通りですよ、優牙君。斧戯田会長の言う通りです」

向こうからスーツを着た岩山さんがやってきた。

「岩山さんがスーツを着ているなんて珍しいですね」

「ははっ、副会長になったんでね」

「え、えぇッ!?岩山さん、副会長になったんですかッ!?」

「師帝たちも入れ替わったよ。一帝・片山  氷河、ニ帝・李推天、三帝・赤坂  七佐、四帝・白井  文也、五帝・柳  泉陽てな感じのメンバーになったんで、そこのところ、よろしく頼むよ。まぁ、他に気になることがあれば、あとで赤石にでも教えてもらいな。それより、斧戯田会長、現場に残っていた霊気から、例の事件の犯人と思われる人物が特定できました」

「例の事件?」

「先日、青森県内のとある高校で、1年生の生徒が霊力を使って同級生を殺害する事件があったんだよ。霊力関係は、我々、GEAの仕事だからね、現場の霊気の残穢を調査依頼されていたんだよ。で、岩山君、犯人は?」

「そ、それが・・・その・・・現場に残っていた霊気は凪澤  戒のもの100%一致しました」

「な、凪澤ッ!?」

この時、俺の頭の中を嫌な予感が横切った。
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