詐欺師は異世界で、タロットカードを使いこなせるようになりました。(本来の使い方と違う

ないき

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アース王国 謀略の王

格上とさらに格上

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「そういえばきみの名前はなんていうの」
「五十嵐 蓮です」
「僕は風貌の通りの前世だけど、君は
前世何をしていたの。たぶん結構特殊な仕事でしょ」
 アイは笑いながら話す。
「占い師ですけど、何でわかったんですか特殊な職業って」
「君の僕をみる目だよ、僕を見るとき
身体の動き一つ逃さない
それは詐欺師とか、交渉人、ホストのそれだ」
 全てバレていた。
それは絶望を与えた
なぜなら心理学なら誰にも負けないと思っていた、しかしアイは、それも同等レベルの能力を
もっていた つまり現状では逆らえない
ということだ。
 この他にもいろいろ話ながらラスト法国に向かっていると
魔物が現れた、
その魔物とは
フェンリル
SSランクの魔物だ
「それじゃあ蓮くん、とりあえず倒してみよっか」
 正直かなり厳しい、
俺の顔は青ざめた。
俺は今Sランクにしか勝てない
そう思ったが、アイには言えなかった。
 アイは俺が逃げたら殺す
そう言うように
かなり大きいオーラをだしている
これは逃げられないそうおもった。

 俺はとりあえずカードを引く
出たカードは
愚者 fool〈フール〉
「おっす久しぶり 元気にしてた?」
相変わらず軽いノリだ
「foolあいつをどうにかできる?」
「うーん今の蓮のレベルだときついかもだけどやってみるよ」
foolの姿がかわる
その姿はまるで道化師のようにだった
foolは指を鳴らす
その瞬間目の前に遊園地が
「ようこそタロットランドへ
ここでは夢の時間を体験してもらいます。
お代は命です
最初はメリーゴーランド」
 フェンリルの周りをメリーゴーランドが周り出す
その回転により生まれた竜巻がフェンリルを囲む 
 だが、すぐにフェンリルは雄叫びをあげる。
その雄叫びで暴風が消える
 そして俺はその衝撃で吹き飛ばされる
だか抜け出したフェンリルの身体はメリーゴーランドの土砂を含んだ風で傷だらけだ
「やはりこれだけでは満足頂けませんか
それではこれはどうですか」
 foolはどす黒い玉生み出しその玉でお手玉しだした
そうするとみるみる大きくなる。
それをフェンリルに投げる
「黒毒球 惨〈こくどくきゅう ざん〉」
 フェンリルに玉が近づくと
その玉が棘になりささる
フェンリルはそれでうめき声をあげるが、
怯みはせずに
foolに向かって走る。

 しかし明らかにスピードがおちている
どうやら毒は身体能力を落とすものだったようだ
「すみませんどうやらこれ以上はきついようなのでとりあえず身体能力と持続性猛毒で能力、体力
は落としときました
あとはお願いします」

 俺は覚悟を決めた
大アルカナの
タロットカードは一度使うと、今の俺では
一定時間他のカードは使えないからだ

 フェンリルはfoolが消えたことで俺に向かう
しかしfoolが消えた瞬間foolの能力の一部が使えるようなった、俺の力は進化した。
 フェンリルに自分の幻覚を見せる
その幻覚にフェンリルは爪でひっかく
もちろんそこには俺はいない
しかしフェンリルの一撃の余波で、
俺本体も衝撃をうける
 腹の部分が引き裂かれ
激痛がはしる
血もかなり流し、貧血による
頭痛と、意識混濁で長時間戦うのも厳しい
俺は腹を決めた

「火炎風氷〈かえんふうひょう〉」
 おれは魔術をつかった
この魔術は
フェンリルの足を凍らせ、凍らせたところを
風で切り裂く
そのあと傷口に炎
防御力が低くなったフェンリルには
ダメージが与えられたが決定打にはならない
 おれは覚悟を決めた
俺はもっていた剣で顔の傷に突き刺す
フェンリルは同時に
肩に噛みつく

 俺はそこで出血と傷により倒れた
フェンリルもほぼ同時に毒と傷で倒れた

 だが、他のフェンリルが群れで現れた
最初の雄叫びにより喚んでいたみたいだ、

 フェンリルは口から月光のごとき光を放つ
エネルギー波を出した。
 その瞬間、俺は死を覚悟し目をつぶった
だが次の瞬間
 その時アイが現れた
「口を閉じろ」
 普段では考えれないほど低い声でそういった
フェンリルは口を閉じ、自分のエネルギー波
が口に当たりダメージをうける
 フェンリルは標的を俺からアイに変え向かっていく
「めんどい」
 アイは刀の形をしたピアスに触る。
するとピアスが巨大化 刀の形になる

 その刀を構えた思った次の瞬間
フェンリルの体が
斜めにズレ落ちた
 その攻撃は早すぎて俺は見切れなかったのだ
「蓮くん大丈夫?」
そのアイの顔は先ほどの殺伐とした雰囲気から
普段の明るい空気にかわっていた。
「風神の息吹」
アイの魔術で俺の傷が一瞬でなおる
「やっぱり君を選んだよかった」
アイは笑顔でそう言った







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