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アース王国 謀略の王
終わりと始まり
しおりを挟む「なにかつかめたの?」
アイは俺にきく
俺はみんなに録音した音声を聞かせた
アクアは自分の父の悪行が疑惑から確信に変わったことで、
かなり精神的に来ているようだ
そんなアクアに俺は何も声をかけることができなかった
レイナはアクアに駆け寄る
「アクア様 私は、あなた様の辛い姿をこれ以上
見てられません この作戦下りましょう」
みんなも口には出さないがアクアは下りる
そんな雰囲気を感じていた、だがその時
「レイナ、私達王族は民を守りその代わり
民は私達を守ってくれています
ですが、今私達の国では、私も含め
守られてばかりで、それどころか守るはずの民を追い出そうとしている
そんな中私が辛いからと目を背けては
誰が民を守るのですか
確かに我が父の行いに心は張り裂けそうです
しかしだからこそ私はそれに耐え
アース王国を元のあるべき姿に戻さないと
近い未来アース王国は滅びます
例え私が、自分の父を裏切った最低な女王として
歴史に名を刻もうが、私は自分の生まれた国を
こんな未熟な私を守ってくれる民を
今度は私が守ります」
その覚悟を聞き先程まで漂っていた
悪い空気は完全に消え去った
「じゃあとりあえず証拠も集まったし、あとは
アクア達の署名を待つだけだね」
その言葉をきくとレイナが素早く紙の束を出す
「書名ならここに」
そこにはこの国の半分以上の署名
のべ300万人分の書名があった
「アクア様の人望はすでに王を越えています」
レイナはまるで自分のことのようにどや顔をする
その言葉にアクアは顔を真っ赤に染める
「たしかにアクアのことは、僕たちの国でも若いのに聡明な王女がいると評判だったし、まあこれで間違いなく勝てると思うよ」
アイの言葉にランも同意する
「それと私達今だから言うけど、アクア達尾行されてましたよ 。
私達がいたから襲っては来なかったですが、動くなら早くした方がいいかもしれません」
アクア達は全く気づいてなかったようで持っていた書類を落とす
「時間は少ないかもしれないですね、それなら私がその証拠をまとめて、弾劾裁判の手続きも準備します」
その言葉にランが反応する
「それなら証拠は私がまとめます。
こうみえても私はアイさまの秘書でもあります」
俺はランの戦いを見ているのでその言葉に驚いてしまった
「蓮、あなたはこの後すこし残ってもらっていいですか?その失礼な態度改善してあげます」
俺はその言葉を聞いてアイにアイコンタクトで
助けを求めるが、アイは目があった瞬間反らした
アイも怒ったランには逆らえないようだ
このあとランにこってり絞られ、
久しぶりに前世の走馬灯が浮かんできた
ランは怒らせないようにしよう。そう心に決めた。
それから数日後
裁判の準備は整った
王国中から裁判を一目見ようと人が殺到する
同盟からはアクアとその補佐係のレイナと変装したランの3人が裁判の舞台に
カエルム王の陣営は他に王国の頭脳と言われる
レオナルドと天海こと俺が補佐をする。
この国では裁判では補佐人というものを、二人までつけることができ、裁判官を隣国から呼び
それにより判決を呼ぶ、
今回はもちろんアイの国からだ。
まず、アクア達は証拠を聞かせる
会場は動揺によりざわざわとどよめく
すかさずレオナルドが動いた
「この証拠信頼に欠けますね
そもそもこんな魔術はみたことありませんし
例えばこの魔術は相手の声を真似て自由に編集できる能力かもしれない」
そこにすかさず
「それではこちらをお聞きください」
実はランにこの魔術を教えていた
最初は俺の能力でしかできないと思っていたが、
フリーナの協力により、風魔術のみでできるように改造した
ランは今日の冒頭のざわめきからのやり取り全てをとっていた
「確かに先程の証拠のみではそういわれても
仕方ありませんが、さすがにここまでの会話を予測して編集なんて、事前にできませんよね ……」
レイナが畳み掛ける
「まあ確かに…
ですが、その魔術と先程の魔術一緒とはなにか根拠がありますか?例えば今使った魔術と先程使った魔術別の魔術の可能性も充分に考えられます」
レオナルドはここまでの証拠を見ても、
なんとか食らいつく
しかしここまでも俺たちの想定通りだった
「それでは、この方に判断してもらいましょう
どうぞお入りください」
そうレイナが言うと、扉からフリーナが扉から
法廷に現れた
「何ですか?私、ギルドの仕事で忙しいんですが……」
フリーナは嘘をついた
もちろん繋がりがわからないようにだ。
そこに会場に変装して来ていたアイが能力を使う
それにより下手な嘘を信じこませる
「この魔術の解析して下さい」
フリーナに両方ほ魔術を聞かせる
「私はこの魔術自体は初めて見ましたが
魔力の流れ等からほぼ間違いなく同じです
一応もっと詳しく分析もできますが、どうしますか?」
王もレオナルドも黙る
だがすかさずレオナルドは
「いえこれはここにいる蓮の魔術で
……でしたよね王様」
「おうそうだったな、確かに、あのときの記憶は私にはない」
俺はその言葉がくることも計算していた
「なるほど、王様は私に罪を擦り付けようとするわけですね」
実は俺は録音以外に証拠を用意していた
「これは私の力であなた様の動きを
全て記録させていただいたものです
これの他に証言してくれる者もいますが呼びましょうか?」
俺は氷魔法の応用と風魔法の応用により
録画していた
王はもちろん
仲間にもあえて伏せていた
「これはあなたの数日前の様子です。
この映像の通りあなた様は
側近のテッラとダストリーを含める亜人と
スラム街を軍を率いて襲います
もちろんあなたに気づかれないよう
私の能力で雷を落とし進行を止めましたが」
おれはここでハイプリエステスの能力で
王の目の前に、
収縮した太陽のレーザーを空から落とす
レーザーがあたったところは
黒焦げで下が見えないほどの穴が開く
王は血の気が引いたように真っ青になる
「私を裏切ったことは今回は初めてなので
事実を認めれば許してあげます
私の占いでも今日をもってアクア様に変わる未来しか見えません諦めなさい」
「それではここまで証拠が揃っていてこれ以上
審議することはないと思います
今回の弾劾裁判
歴史上初めてですが、
王としてあるまじき行動と言動
その責任としてアース王国国王カエルム
そなたを解任します。
それとアース王国の法にあるように
今回王の弾劾裁判を行い、王族であるアクア殿は
王の位が与えられます。
「お父様、あなたは私に今まで嘘をついて
良い王だと思わせてましたね。
しかし私の目は節穴ではございません
これまでの民への行い、これは我が国始まって以来最悪の王と呼ぶにふさわしいでしょう」
アクアは深く息を吸う
「私はこれからあなたを民を自分の欲のために
殺そうとした、この事からこの裁判が終わり次第
あなたを終身刑にします。
処刑しないのはせめてもの娘としての温情です」
王はその言葉を聞くと
「お前今まで、私が育ててきたのに
恩を仇で返しおって」
アクアは涙を浮かべ
「私は、今日この時まで、心のどこかで
あなたを信じていました。
昔あなたは、言ってくれました
民がいるから私達は生きていける
その代わり私達は民を守る
王とはそうあるべきだと
ですが、あなたは変わられた
今のあなたは
民も、娘である私のことも
何もかもをただの道具としてしか見ていない
例えこの先なにがあっても
あなたに国は任せられない
これからは私がこの国を守っていきます
だからさようなら
2度と私の前に現れないでください」
アクアは裁判所前から去った
振り向く瞬間
瞳から一滴の滴が頬を伝い流れ落ちるのが見えた
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