拝啓、魔女の紫塔さん ~君の地獄へ連れてって~

黒上タクト

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第九章 「1パーセントの曇り、割れるガラス」

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 昼を過ぎると再び作戦会議が再開になった。どうやら今日一日で何か成果を作りたいらしい。紫塔さんが張り切っている。その中で紗矢ちゃんが積極的に発言している場面がちょくちょくあったけれど、それに紫塔さんが首を縦に振ることはなかった。私からしたら紗矢ちゃんの意見はそこまで変なものではなかったはずだ。

 私やシェリーだってもちろん意見を出していた。こういうのは苦手というか、そもそも考えないといけない事が今まで遭ったことのない状況での事柄だったから、紫塔さんがうなずいた私の意見が特別良かったとは思わなかった。



「少し休憩にしよう?」
 停滞し固まってしまった話し合いを溶かすようにシェリーは言うと、冷蔵庫から人数分のプリンを持ってきた。突然出てきたデザートに、歓喜の悲鳴が重なった。

「おいしそう、食べていいの!?」
「うん、晴香ちゃんも、紫塔さんもどうぞ」
「いただきます!」

 近所のスーパーで売っているごく一般的なプリン。だけど久しぶりに食べるそれが、私はすごく嬉しかった。こんな状況だし気晴らしにもなる。
 私と一緒に悲鳴を上げた紗矢ちゃんもとっても嬉しそうな顔だ。

「紗矢ちゃんプリン好き?」
「嫌いなワケないじゃん!」

 弾ける笑顔。プリンを可愛く食べる様は、まるでSNSで可愛くバズるインフルエンサーみたいだ。紗矢ちゃんはそんなオーラがある。

「紫塔さんはどう?」
「どうって……美味しいけど」

 こちらはプリンの印象なんかない女子高生。一見すると凛とした視線とミスマッチな気がするけれど、いやいや! ギャップが生まれて不思議に可愛い!!

「……どうしたの? そんなじっと見て」
「へ?」

 しまった、思った以上に見入っていた。彼女にもプリンの感想を聞くと「まあ、美味しいわよ」とシンプルな答えが返ってきた。さっきも聞いた気がする……。きっと偽りなく美味しいんだ。

「……」
「どうしたの、シェリー?」
「インタビュアーさん、もう一人聞いておいた方がいいんじゃない?」

 ほう、可愛い奴め、ブロンドを手でなびかせてやる気満々だ。

「ではこちらのプリンの食レポをお願いします」
「えっ!? あ、あのあの、カラメルソースが王道で、プリンも王道で……」

 内心ほくそ笑みながら、わちゃわちゃしている親友を見ていた。彼女のコメントは焦りが目立ったけれど可愛かったので百点。

「一体何を遊んでいるのかしら……」
「いいじゃんみおっち、こういう時間が一番大事だと思うよ? いまは」
「……」

 そんな会話も聞こえてきた。




 おやつの時間もゆるゆると過ぎて再び気を引き締めて今後の計画を立てる。話が何とかまとまりだしたのが夕方6時過ぎだった。

「なんとかまとまったね~」

 一日中話し込めば誰だって疲れる。と思っていたけれど紫塔さんはそんな素振りがない。本当に疲れてないのか、それともそう見えないだけなのか……。

「よし、晩御飯作ろっか。晴香ちゃん手伝って」
「あーい」

 拒否する理由はない。二人でやるクッキングは楽しいから。キッチンで料理をする際、手持ち無沙汰になった紗矢ちゃんと紫塔さんが見える。どういう会話をするか、少しだけ気になったけれど……。

「……」
「えっと……」

 どうやらあまり話は弾んでいない。紗矢ちゃんの性格であれば紫塔さんに無理なく話しに行けると思ったけれど、紫塔さんのほうを見て分かった。随分紗矢ちゃんを睨むように見ている。無言で。そんな事をされているのなら紗矢ちゃんがたじろぐのも分かる。

「ど、どったのみおっち?」
「別に」
「あ、あれ~……?」

 蛇に睨まれたカエル……ではないにしても、それっぽい雰囲気に見える。調子の狂った紗矢ちゃんはなんだが微妙なトークしか出来なかったみたいだ。すごく頑張っているようには見えたけれどね。

(やっぱり、紫塔さんの中で紗矢ちゃんはほぼ敵扱いか……)

 そう思ったけど、そういえばと私はシェリーに話しかける。

「ねえ、紫塔さんと紗矢ちゃんって私が目覚めるまでの五日間はどうだったの?」
「んー、至って普通だったよ。和泉さんはよく話しかける子だし、紫塔さんは大人しかった」

 なんとなく想像はできる光景だ。きっとシェリーには今の二人の光景にも違和感は持っていない。
 調理を終える頃には紗矢ちゃんの表情は戸惑いに満ちていた。



 夕食はいつも通り美味しく、賑やかに進んだ……ように見えて、やっぱり紫塔さんの態度はおかしいし、……気づきたくはなかったけれど、シェリーの紗矢ちゃんに対する態度もちょっとおかしかった。シェリーに関しては些細ささいなものだったけれど、私には分かってしまった。




 夜、昨晩と同じようにじゃんけんで寝る部屋を決めると、私はシェリーの部屋で紗矢ちゃんと寝ることになった。シェリーは大分悔しがっていたけれど。
 また不機嫌なシェリーが部屋を出て、紗矢ちゃんと二人きりになった。

「疲れたね~はるっち」
「うん、随分真剣に話し込んだからね」

 うーん、と伸びをして紗矢ちゃんはベッドに倒れ込む。すると私に語り掛けてきた。

「……ねえ。はるっちは、私から離れないでね」

 ふと私は驚いた。……分かっていたんだ、紗矢ちゃん。あの二人の態度がなんだかよそよそしかったの。

「紗矢ちゃん……」
「アタシの勘が鋭いの……知ってるでしょ?」
「……ごめんね、紗矢ちゃん」

 私はあの時紫塔さんと話したことを、彼女に包み隠さず話すことにした。そして、自分が紗矢ちゃんを信じ切ることが出来なくなってしまっていることも。

「……そっか、そうだよね」

 顔をあげると、決して自然じゃない笑顔がそこにあった。崩れてしまいそうな危うささえ感じた。

「やっぱり、みおっちからしたら、信じられないよね、アタシの事。――みおっちはそうやって生きてきた、いやそういう生き方を強いられてきたんだろうし」
「……」

 紫塔さんが用心深いとは思うけれど、彼女の境遇はきっと残酷なものなんだ。紫塔さんに無責任に「紗矢ちゃんを信じろ」って言う事なんてできない。

「でも、いいや。みおっちがそういうのは仕方がないことだから」
「紗矢ちゃん……」

 紫塔さんと紗矢ちゃんが、このまますれ違いを抱えたままの関係を続けたら、絶対あとで悲しいことになる。そう感じた。

「アタシがこれから、全力でみおっちに潔白を証明していけばいいんじゃね?」
「……え!?」
「ここから伸びしろしかないって思えばさ、楽しくなってこない?」

 ――紗矢ちゃんはポジティブだった。ポジティブな気持ちがあるからこそ、クラスの中でも太陽のように明るい存在だったのだろう。

「アタシが潔白だ、三人の為ならなんでもできるって、アタシ自身が証明していかなくちゃ。でしょ? はるっち」
「……紗矢ちゃん、すごいね」

 私には出来ない思考だ。私が同じ立場だったらそんなこと言えないと思う。

「だからさ~……はるっちも、アタシのこと信じてほしいな~?」
「げっ……そうだね」

 いや、やっぱり気にしていたのかも。私からの信用も気にしているのはデリケートな面があるからだと思った。

「一緒寝よっ?」

 勢いよく紗矢ちゃんから投げられた毛布とともに、思い切り紗矢ちゃんのハグを受けた。思ったより力が強くて苦しい。

「これから一緒に、みんなでこの窮地きゅうちを脱しよう!」
「うん!」

 思えば、このやたら明るい反応は、紗矢ちゃんの精一杯の空元気だったのかもしれない。朝起きたときに紗矢ちゃんは涙でぐしょぐしょだったから。




 翌日、この街には雨が降った。なんてことはない。そろそろやってくる梅雨を感じさせるような雨。湿った空気が気持ち悪い。

「今日は、昨日まとまった案を進めるわよ。あまり悠長にしてはいられないわ」
 紫塔さんが指揮をって、今日も話し合いをする雰囲気だ。昨日みたいな感じで進めるのかな。だとしたら……ちょっと疲れるな。

「その前に……みおっち、皆、アタシから話がある」

 紗矢ちゃんが手を挙げて、場の注目を集める。

「皆アタシの事、疑ってるでしょ」
「……」

 場の空気は凍った。私は紗矢ちゃんの気持ちは昨日聞いたから、心の中で応援する。

「そうね。あなたが教会関係者の家族である以上、疑うことは避けられないわ」
「……どうすれば、信じてくれる?」
「そうね。まずはあなたの持ち物を全て、身に着けているものまでチェックさせてもらおうかしら」
「っ……いいよ。どこでやる?」
「ちょっと!? 人ん家でなにしようとしてんの!?」

 察したシェリーが、黙々ととんでもない事をしようとしている二人を止めた。

「何って、身体検査よ。和泉さんの疑いを少しでも払拭ふっしょくしなければならない以上、避けては通れないわ」
「そ、そうだよシェリーちゃん! アタシだって合意の上でやってることだからさ!」

 淡々と言い放つ紫塔さんとは対照的に、かなり落ち着かない様子の紗矢ちゃん。でも、こればかりは避けられない。紗矢ちゃんが拒めば紫塔さんは彼女を信用できない。それはこれから一緒に行動するうえで、かなり危険なポイントになってしまうだろう。

「シェリー、ここは心を鬼にして見守ろう? それに、紗矢ちゃんがスパイじゃないっていうことをきちんと証明できるチャンスだよ」
「晴香ちゃんまで……!?」

 シェリーの顔は赤い。このかなりアブノーマルな状況に混乱している。



 結局場所はシェリーの部屋で、紗矢ちゃんの検査をすることになった。リビングは窓が多いから控えたい、とのこと。……私とシェリーも見守る中で。

「えっ!?」
「多知さん、シェリーさん、申し訳ないけれど協力してもらうわよ。私だって細心の注意を払って和泉さんのチェックをしていくけれど、どうしても見落としてしまうところもあるかもしれないから」
「い、言いたいことは分かるけどさ……」

 ちょっと予想していなかった。紫塔さんの中の不信感が無くなればいいとだけ思っていたから、私も……その、紗矢ちゃんの検査を……。

「始めるわよ」

 無慈悲にも紫塔さんは紗矢ちゃんの検査を始めた。まずは所持品から。元々このシェリーの家に寝泊まりする予定で荷物を持ってきていなかったので、所持品は多くない。彼女の可愛い鞄の中の物を出す。メイク用具、ハンカチ、モバイルバッテリーなど……。

「……特に変わったところはないと思うよ、紫塔さん?」
「……」

 紫塔さんがモバイルバッテリーを隅々まで調べている。分解とか考えてる?

「――異常なしね」

 紗矢ちゃんが胸をなでおろす。私もちょっと安心した。

「次は携帯のデータを調べさせてもらうわ」
「げっ……」

 思わず声が出た紗矢ちゃんの気持ちはわかる。私だって携帯の中身見られるの嫌だし……。

「出すの? 出さないの?」
「出す、出すって」

 紗矢ちゃんが携帯の画面ロックを外して紫塔さんに渡した。そこから紫塔さんの指の動きがかなり素早く動く。

「……連絡アプリの履歴は問題なさそうね。随分友達が多いのね」
「それは、アタシのモットーですから」
「……一人ひとり、どういう相手か説明してくれる?」

 ――嫌だぁ!! こんな人のプライベートをぶっ壊すようなこと、私やりたくない!! そう叫ぶわけにも行かず、心の中で苦い表情を浮かべつつ、紗矢ちゃんの顔をうかがった。

「……どうぞ」

 彼女だって明るい顔なんかじゃなかった。苦悶くもんの表情で許可を出している。



 百人近くいた彼女の連絡先の説明が終わった。ここで私とシェリーも、連絡先の人間の信憑性しんぴょうせいを問われた(共通の知り合いであるか、など)。それもどうにか突破した。一番怪しかった紗矢ちゃんのお母さんやその他の家族との連絡履歴も、怪しいものは無かった。

「はぁ……」

 もう紗矢ちゃんも疲れている。こんなことされるの絶対辛いと思う。

「最後よ。和泉さん、服を脱いで」
「……っ。…………。」

 今日一番嫌そうな顔を十秒くらいしたのち、紗矢ちゃんはブラウスのボタンに手をかける。……でもその手はすぐ止まった。

「……えぐっ、うっ……」

 あ……。泣き出してしまった紗矢ちゃんに、フォローが必要と思った私は声をかける。

「紗矢ちゃん、無理しないで? 少しやり方変える?」
「い、いい……。こうしないと、みおっち、安心できないから……」

 どう見ても辛そうだけれど、ここで止めても事態は良くならない。渋々、それ以上彼女へ声をかけるのをやめる。




「終わりよ。和泉さん、服を着ていいわよ」

 紫塔さんの号令があるまでの十五分、紗矢ちゃんは泣き続けていた。見ているこっちも辛かった。
 結局紗矢ちゃんの所持品、データ、身体に怪しいところは無かった。それは私もシェリーも、そして紫塔さんも抱いた感想だった。

「申し訳なかったわ、和泉さん。こんな事をしてしまって……」
「いいの、みおっち。アタシがシロだって証明できることなら、なんでもするって決めてたから……」
「で、疑いは晴れた? 紫塔さん」

 私の中ではもう紗矢ちゃんに疑うところなんてない。ここまで度胸を見せてくれたのもあるし、事実彼女を疑う物的証拠もない。

「――いいえ」
「っ!? 何言ってるの、紫塔さん!?」
「“泣き落とし”という言葉もあるわ、多知さん」

 でも、紫塔さんはまだ足りないと言ってきたのだ。その目は依然鋭い。ここまで紗矢ちゃんが頑張って、耐えて、自分の無実を示したはずなのに!

「確かに物的証拠はない。けれど……和泉さんの思考を読み取ることは出来ていないのよ」
「だけど……っ!」
「く、っ……」

 紗矢ちゃんの顔に絶望が宿る。

「でもこればかりは計るものは無いわ。結局私の憶測を出ない。それは、これからの和泉さんの行動で判断することにするわ」
「……ねえ、それは、和泉さんをちゃんと『味方として』これから考える、ってことだよね?」

 シェリーが恐る恐る聞いた。今の話の流れだと、これを否定されるかもしれない。

「――そうね。“一応”和泉さんを味方として考えて、作戦にも組み込むことにするわ。でも、もしスパイだった時のシナリオを考えるのもやめない」
「うっ……いや……いやだぁっ」

 ついに紗矢ちゃんに限界が来た。泣きわめきながら、うずくまってしまった。

「……」

 だけど、紫塔さんの考えも分かる。言っていることだって理解できた。……。

「紫塔さん、頑固すぎるんじゃないの……?」

 ここでシェリーが、反抗的な声を紫塔さんに向けてしまった。その目には怒りの炎が宿っていた。

「和泉さん、恥ずかしい思いもしながら、必死に私たちに証明したじゃない! それが身の潔白につながる行動じゃないって言うの!?」
「シェリー!」

 私は親友をなだめようとする。これはどっちかが悪いって言えるような話じゃない。シロを証明しきれない紗矢ちゃんが悪いでもないし、重箱の隅をつつくように疑う紫塔さんが悪いわけでもない。

「落ち着いて。紫塔さんの言う事も、間違いじゃないんだよ」
「晴香ちゃんは紫塔さんの味方をするの!?」
「そうじゃないって! ここで白黒つけられることじゃないんだよ!」
「……現に」

 紫塔さんが口を開いた。シェリーの目がカッと鋭く、彼女を見た。

「和泉さん、あなたのお母さんが敵として立ちはだかったら――どうするの?」
紫塔シトオッ!!」

 一瞬の出来事。とんでもない力で飛び出す親友を、私は止めることができなかった。




 部屋を出て行ったシェリーの後には、ただくたびれた私、口から血を流す紫塔さん、そしてうずくまって泣き続ける紗矢ちゃんが残された。これからのことを今考えても、いい未来なんて見えない。ただただ鉛のように重い気持ちが、私の中を満たしていく。

「私……頑固、だったのかしら……」

 そんなつぶやきが聞こえて、ヒビが入ったこの関係を、ただうれうしかなかった。
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