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第三章「孤独の幸魂」
第25話 束の間の安らぎ
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その日、海斗は久しぶりに穏やかな目覚めを迎えることができた。窓から差し込む日差し、外から聞こえる小鳥のさえずり。この数日のドタバタした朝からは考えられないほど清々しく感じられた。
「……あれ、もうこんな時間か」
時計に目をやると、もう九時を越えていた。武志との朝稽古で六時半には起きている彼にとっては、珍しい寝坊だった。今日は日曜日、病人ということでゆっくり寝かせてあげようという家の者の配慮だろうか。
「ん?」
体を横に向けた時に何かが額から落ち、視界を塞ぐ。そこで初めて海斗は何かが乗せられていたことを知る。手を伸ばしてみると、それは水で濡らしたタオルだった。
「誰か、寝ている間に置いてくれたのかな?」
まだ体は熱をもってだるさを覚えている。だから冷たいタオルがとても気持ち良かった。ぬるくなっていないところから見て、まだ乗せられたばかりなのだろう。
「……ま、たまにはゆっくりするか」
海斗はもう一度タオルを額に乗せる。天井を見上げながら海斗は考える。思えばこの一週間はいろいろあったと。
水曜日にミサキが憑依し、深雪と料理部が怪異に襲われた。
木曜日に天原神社で何かが封印されていたことを知った。
金曜日にミサキが自分の体を彼女の意志で動かせることが判明した。
土曜日に御琴の記録会。そして二度目の怪異。
たった四日で起きたことにしては情報量が多すぎた。そこに御琴を助けるために川でずぶ濡れになったのだ。体調を崩しても当然と言えるかもしれない。
「早く治さないと……まだ、調べなくちゃいけないことがいっぱいだ」
昨晩、武志から教えてもらった鵺の存在。そして先祖が共に戦った「岐」と呼ばれる存在。恐らくは四百年前の妖怪退治と今回の怪異は何か繋がりがあるのではないだろうか。海斗はそんな気がしてならない。
そして、何よりもミサキの存在だ。海斗の体を操り、三日月を転移させ、祝詞を唱えて怪異を退治したあの力は白昼夢の中で見た巫女の使っていたものに酷似している。違う点と言えば、あちらは巫女が力を武者に受け渡しており、こちらはミサキが海斗を通じて力を行使していた点だが――。
「そう言えば、ミサキはどこ行ったんだ?」
木曜日の時みたいに、海斗の体から抜け出してどこか見て回っているのだろうか。あの時は自分の中にいたミサキがいきなり自由に動けるようになったことで海斗は大いに驚かされた。
「ま、すぐに戻って来るか」
その内ミサキが戻って来たら、昨日までの情報を元に話し合ってみよう。海斗が
そう思ったその時、部屋のドアの方から音がした。
「誰だ?」
ドアノブがゆっくり回っていた。中で寝ているであろう海斗を起こさないための配慮だろうか。となれば家族の誰かに違いない。あるいは母親が連絡を入れて美波か御琴を呼んだとも考えられた。
「え?」
しかし、海斗の予想は裏切られた。ドアがゆっくりと開き、入って来たのはその誰でもなかったのだ。
『やった、ドアノブ回し成功。あとはこれを海斗の所に……』
廊下から入って来たのは水をたたえ、その重さでゆらゆらと揺れる洗面器。そしてそれをぎこちなく持っていたのは見たことのない女の子だった。
いや、見たことが無いわけではない。海斗は一度、夢の中でその人物と思しき女の子を目撃している。
「ミサキ……?」
その姿は透けているが、うっすらと見えるその人物は間違えようがない。
背中に届くほどの長い黒髪をポニーテールにまとめ、芦原高校の制服を着たその姿は、かつて夢の中で見た後ろ姿の女の子だ。そもそもその声はミサキ本人のものに間違いない。
『あ、海斗起きてたんだ。驚かせちゃったかな?』
洗面器がゆっくりと床に置かれる。幽かであっても、ミサキが見えなかったら洗面器が浮かんで勝手に床に降りたようにしか見えないだろう。
『……なーんて、聞こえるわけないか。状況つかめていないみたいだからちゃんと教えてあげないと』
そう言ってミサキはベッドの脇に立つと、海斗に向かって近づいて来た。半透明とは言え、自分と同年代の女の子が顔と体を近づけて来る状況に海斗は思わず距離を取ってしまった。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待て!?」
『あれ? どうしたんだろ、海斗。何かいたのかな?』
ミサキは後ろを見る。海斗の視線の先に何かがあると思ったのだろう。だが、そこに何もないため、首を傾げつつミサキは海斗の方へと向き直る。
『熱で幻覚でも見たのかな?』
再びミサキが顔を近づけて来る。ベッドに乗って距離を狭めて来る様子は迫られているような錯覚をしてしまう。
「見える、見えてるって!?」
『…………え?』
壁際に追い詰められ、ミサキの顔がすぐそこまで近づいたところで、海斗はようやく言葉を発することができた。
『……海斗、まさか見えてるの。私の姿?』
真っ赤な顔で海斗は首を縦に何度も降る。すると、今の自分の状況が何を意味しているのかにミサキが気付き、彼女も同様に顔が真っ赤になる。
混乱のあまり、「半透明でも顔が赤くなったのは分かるんだな」と場違いのことを思った瞬間、海斗の体はいきなりひっくり返った。
『バカーッ!』
「うわーっ!?」
手も触れず、海斗は投げ飛ばされる。ベッドから落下し、顔を起こしたところに今度はタオルが叩きつけられた。
『見えてたなら見えてたって、もっと早く言いなさいよ!』
「無茶言うな! びっくりしてそれどころじゃなかったんだよ!」
『私だって一応恥ずかしいのよ、海斗の体の中に入るの! 海斗が見えてなかったからまだ耐えられたのに……もう!』
「ちょっと待て、俺が悪いのかそれ!?」
ミサキが涙目で海斗を睨む。幽霊が泣くのかどうかはわからないが、海斗はそれ以前に混乱しているこの状況と頭をどうにかしなくてはならなかった。
「ええっと、とりあえず状況を整理するぞ。今、俺をどうやって投げたんだよ」
『また力が戻ってたのよ。お陰で霊力で周りのものを動かせるようになったの……まさか海斗に姿も見えるようになっていたなんて思わなかったけど』
「……ポルターガイストってやつか?」
『やっぱり海斗もそう思った?』
ミサキはため息をつきながら額を押さえる。自分が本当にこの世のものではないのではないかという不安はまだ晴れていない。だからこそまた幽霊らしい力を使えたことが彼女は嫌で仕方ないようだった。
『……とりあえず、「念力」ってことにしておいて』
「了解。で、それを使ってドア開けて、看病に来てたったことか」
『能力の確認のついでにね。どこまでできるか調べておかないと、また何かあった時に対処できないもの。ほら、ベッド戻って。看病してあげるから』
「いや、看病って」
『熱出して寝込んだ人が文句言わない』
ミサキが手を海斗に向ける。彼女に操られた時のように、彼の意志とは関係なしに手足が動き出す。
「わかったわかった。ちゃんと寝るからやめろ!」
『言っておきますけど、海斗が動けなかったら私も困るんだからね。海斗が元気でいてもらわないと、私だって満足に戦えないんだから』
「へいへい。わかりましたよ」
『よろしい』
ミサキはベッドから降り、入れ替わるように海斗がベッドに入る。それを見届けたミサキは机の上に置いてあったリンゴと果物ナイフを持ち上げる。
『海斗、リンゴ食べるでしょ?』
「ああ。好物だからな」
『じゃあ、この私が剥いてあげましょう』
得意げに笑うと、ミサキはナイフでリンゴの皮を剥き始める。クルクルとリンゴを回し、等間隔に皮を剥いて一つながりにしていくその手つきは海斗から見ても上手だと思った。
「へえ……慣れてるんだな」
『海斗の料理しているところ見てたら、自分もできそうな気はしてたんだけど、やっぱりできるみたいね』
「やっぱり、まだ記憶は戻ってないのか?」
『そうね。でも、徐々に思い出してはいるみたい。料理も、教えてもらったような気がする』
「誰に?」
『親じゃない? そこまで思い出せていないけど。料理を作る喜びは私にもわかるわ』
皮を剥き終わると、リンゴを四等分に切り分けていく。余分な部分を取り、四つのリンゴが小皿の上に乗せられた。
『はい、どうぞ』
「ありがとう」
『これで、一緒に食べることができたらもっと良かったんだけどね』
海斗はそんなミサキを見て思う。リンゴの美味しさや料理を作る喜びを知っている。それは人として生きた記憶があるからではないのかと。今こうして彼にリンゴを剥いてくれた彼女は、実体がないことを除けば、普通の女の子にしか見えない。
『……なに?』
「いや、何でもない」
だから改めて海斗は思った。
もし彼女がこの世の存在ではないとしても、昨日彼女が言った通りの「ミサキ」なのだとしても、ミサキがまた自分の存在について迷ったとしても、自分だけは迷わないであげようと。だって彼女は間違いなく、邪悪な存在ではないのだから。
「……あれ、もうこんな時間か」
時計に目をやると、もう九時を越えていた。武志との朝稽古で六時半には起きている彼にとっては、珍しい寝坊だった。今日は日曜日、病人ということでゆっくり寝かせてあげようという家の者の配慮だろうか。
「ん?」
体を横に向けた時に何かが額から落ち、視界を塞ぐ。そこで初めて海斗は何かが乗せられていたことを知る。手を伸ばしてみると、それは水で濡らしたタオルだった。
「誰か、寝ている間に置いてくれたのかな?」
まだ体は熱をもってだるさを覚えている。だから冷たいタオルがとても気持ち良かった。ぬるくなっていないところから見て、まだ乗せられたばかりなのだろう。
「……ま、たまにはゆっくりするか」
海斗はもう一度タオルを額に乗せる。天井を見上げながら海斗は考える。思えばこの一週間はいろいろあったと。
水曜日にミサキが憑依し、深雪と料理部が怪異に襲われた。
木曜日に天原神社で何かが封印されていたことを知った。
金曜日にミサキが自分の体を彼女の意志で動かせることが判明した。
土曜日に御琴の記録会。そして二度目の怪異。
たった四日で起きたことにしては情報量が多すぎた。そこに御琴を助けるために川でずぶ濡れになったのだ。体調を崩しても当然と言えるかもしれない。
「早く治さないと……まだ、調べなくちゃいけないことがいっぱいだ」
昨晩、武志から教えてもらった鵺の存在。そして先祖が共に戦った「岐」と呼ばれる存在。恐らくは四百年前の妖怪退治と今回の怪異は何か繋がりがあるのではないだろうか。海斗はそんな気がしてならない。
そして、何よりもミサキの存在だ。海斗の体を操り、三日月を転移させ、祝詞を唱えて怪異を退治したあの力は白昼夢の中で見た巫女の使っていたものに酷似している。違う点と言えば、あちらは巫女が力を武者に受け渡しており、こちらはミサキが海斗を通じて力を行使していた点だが――。
「そう言えば、ミサキはどこ行ったんだ?」
木曜日の時みたいに、海斗の体から抜け出してどこか見て回っているのだろうか。あの時は自分の中にいたミサキがいきなり自由に動けるようになったことで海斗は大いに驚かされた。
「ま、すぐに戻って来るか」
その内ミサキが戻って来たら、昨日までの情報を元に話し合ってみよう。海斗が
そう思ったその時、部屋のドアの方から音がした。
「誰だ?」
ドアノブがゆっくり回っていた。中で寝ているであろう海斗を起こさないための配慮だろうか。となれば家族の誰かに違いない。あるいは母親が連絡を入れて美波か御琴を呼んだとも考えられた。
「え?」
しかし、海斗の予想は裏切られた。ドアがゆっくりと開き、入って来たのはその誰でもなかったのだ。
『やった、ドアノブ回し成功。あとはこれを海斗の所に……』
廊下から入って来たのは水をたたえ、その重さでゆらゆらと揺れる洗面器。そしてそれをぎこちなく持っていたのは見たことのない女の子だった。
いや、見たことが無いわけではない。海斗は一度、夢の中でその人物と思しき女の子を目撃している。
「ミサキ……?」
その姿は透けているが、うっすらと見えるその人物は間違えようがない。
背中に届くほどの長い黒髪をポニーテールにまとめ、芦原高校の制服を着たその姿は、かつて夢の中で見た後ろ姿の女の子だ。そもそもその声はミサキ本人のものに間違いない。
『あ、海斗起きてたんだ。驚かせちゃったかな?』
洗面器がゆっくりと床に置かれる。幽かであっても、ミサキが見えなかったら洗面器が浮かんで勝手に床に降りたようにしか見えないだろう。
『……なーんて、聞こえるわけないか。状況つかめていないみたいだからちゃんと教えてあげないと』
そう言ってミサキはベッドの脇に立つと、海斗に向かって近づいて来た。半透明とは言え、自分と同年代の女の子が顔と体を近づけて来る状況に海斗は思わず距離を取ってしまった。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待て!?」
『あれ? どうしたんだろ、海斗。何かいたのかな?』
ミサキは後ろを見る。海斗の視線の先に何かがあると思ったのだろう。だが、そこに何もないため、首を傾げつつミサキは海斗の方へと向き直る。
『熱で幻覚でも見たのかな?』
再びミサキが顔を近づけて来る。ベッドに乗って距離を狭めて来る様子は迫られているような錯覚をしてしまう。
「見える、見えてるって!?」
『…………え?』
壁際に追い詰められ、ミサキの顔がすぐそこまで近づいたところで、海斗はようやく言葉を発することができた。
『……海斗、まさか見えてるの。私の姿?』
真っ赤な顔で海斗は首を縦に何度も降る。すると、今の自分の状況が何を意味しているのかにミサキが気付き、彼女も同様に顔が真っ赤になる。
混乱のあまり、「半透明でも顔が赤くなったのは分かるんだな」と場違いのことを思った瞬間、海斗の体はいきなりひっくり返った。
『バカーッ!』
「うわーっ!?」
手も触れず、海斗は投げ飛ばされる。ベッドから落下し、顔を起こしたところに今度はタオルが叩きつけられた。
『見えてたなら見えてたって、もっと早く言いなさいよ!』
「無茶言うな! びっくりしてそれどころじゃなかったんだよ!」
『私だって一応恥ずかしいのよ、海斗の体の中に入るの! 海斗が見えてなかったからまだ耐えられたのに……もう!』
「ちょっと待て、俺が悪いのかそれ!?」
ミサキが涙目で海斗を睨む。幽霊が泣くのかどうかはわからないが、海斗はそれ以前に混乱しているこの状況と頭をどうにかしなくてはならなかった。
「ええっと、とりあえず状況を整理するぞ。今、俺をどうやって投げたんだよ」
『また力が戻ってたのよ。お陰で霊力で周りのものを動かせるようになったの……まさか海斗に姿も見えるようになっていたなんて思わなかったけど』
「……ポルターガイストってやつか?」
『やっぱり海斗もそう思った?』
ミサキはため息をつきながら額を押さえる。自分が本当にこの世のものではないのではないかという不安はまだ晴れていない。だからこそまた幽霊らしい力を使えたことが彼女は嫌で仕方ないようだった。
『……とりあえず、「念力」ってことにしておいて』
「了解。で、それを使ってドア開けて、看病に来てたったことか」
『能力の確認のついでにね。どこまでできるか調べておかないと、また何かあった時に対処できないもの。ほら、ベッド戻って。看病してあげるから』
「いや、看病って」
『熱出して寝込んだ人が文句言わない』
ミサキが手を海斗に向ける。彼女に操られた時のように、彼の意志とは関係なしに手足が動き出す。
「わかったわかった。ちゃんと寝るからやめろ!」
『言っておきますけど、海斗が動けなかったら私も困るんだからね。海斗が元気でいてもらわないと、私だって満足に戦えないんだから』
「へいへい。わかりましたよ」
『よろしい』
ミサキはベッドから降り、入れ替わるように海斗がベッドに入る。それを見届けたミサキは机の上に置いてあったリンゴと果物ナイフを持ち上げる。
『海斗、リンゴ食べるでしょ?』
「ああ。好物だからな」
『じゃあ、この私が剥いてあげましょう』
得意げに笑うと、ミサキはナイフでリンゴの皮を剥き始める。クルクルとリンゴを回し、等間隔に皮を剥いて一つながりにしていくその手つきは海斗から見ても上手だと思った。
「へえ……慣れてるんだな」
『海斗の料理しているところ見てたら、自分もできそうな気はしてたんだけど、やっぱりできるみたいね』
「やっぱり、まだ記憶は戻ってないのか?」
『そうね。でも、徐々に思い出してはいるみたい。料理も、教えてもらったような気がする』
「誰に?」
『親じゃない? そこまで思い出せていないけど。料理を作る喜びは私にもわかるわ』
皮を剥き終わると、リンゴを四等分に切り分けていく。余分な部分を取り、四つのリンゴが小皿の上に乗せられた。
『はい、どうぞ』
「ありがとう」
『これで、一緒に食べることができたらもっと良かったんだけどね』
海斗はそんなミサキを見て思う。リンゴの美味しさや料理を作る喜びを知っている。それは人として生きた記憶があるからではないのかと。今こうして彼にリンゴを剥いてくれた彼女は、実体がないことを除けば、普通の女の子にしか見えない。
『……なに?』
「いや、何でもない」
だから改めて海斗は思った。
もし彼女がこの世の存在ではないとしても、昨日彼女が言った通りの「ミサキ」なのだとしても、ミサキがまた自分の存在について迷ったとしても、自分だけは迷わないであげようと。だって彼女は間違いなく、邪悪な存在ではないのだから。
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