23 / 30
会わない決断
しおりを挟む
『あかりちゃん!?』
電話口でも焦っているのが伝わってくるくらいの理貴の声量にあかりは驚き、思わず耳に当てていたスマートフォンを離した。
実家から家に帰って、ひとっ風呂浴びたあかりが理貴のメッセージに既読をつけた途端、待ち構えていたように電話が鳴ったのだ。そしてあかりが電話に出るなり冒頭の一言を発した理貴は、冷静になったようだ。
『ごめん、あかりちゃん。しつこく連絡して。でも、本当に彼女とは何もないから』
このことが言いたくて理貴はあかりが出るまで連絡をしてきたのだろう。本当に理貴が彼女と関係ないとしたら焦る理由はわからなくはない。帰り際にネットの記事を確認しても、藤井理貴と早見七星の熱愛はSNSのトレンド入りするくらい話題になっていたのだから。
理貴が交際を否定したのとは反対に、早見七星は「良いお付き合いをさせていただいています」と発言したことから紛糾しているのだ。
「別に気にしていないから」
自身が動揺していたことを巧みに隠したあかりは、理貴にサラリと告げる。そのことに食いついたのはさっきまで慌てふためいていた理貴だった。
『そこは気にしてほしいんだけどな』
電話の向こうで理貴が苦笑しているのが伝わる。それでも隠し玉を持っていたのは理貴の方だった。
『師範はお元気だった?』
理貴の言葉に絶句したのはあかりだった。
はぁー、と息をついて気持ちを立て直したあかりは理貴にチクリとイヤミを言った。
「なんでも筒抜けなんだね、アンタたちって」
『そうでもないんだけどね。……まぁ実際ユキの猛プッシュに助けられてはいる。そうでもしないとあかりちゃんの近くに居なかった時間は埋められないから』
正直に告白する理貴に、あかりも素直に答えることにした。
「理貴」
『なに、あかりちゃん』
「あのさ、……ショックだったんだよね、正直。あの写真」
『……えっ!?』
突然のあかりの告白に電話口で理貴が息を呑む気配がする。理貴が固まっている間にあかりは残りの気持ちを伝えることにした。
「そこで理貴の存在が思いの外、大きいことに気づいて。でも昨日あの記事が出たのを知った颯さんが、無理やり仕事抜け出して家に来てくれて、……キスされて揺らいだ」
『……そっか』
あからさまに落ち込む理貴に、あかりはけど、と続ける。
「けど、翌朝理貴の会見を見て……。理貴が怒っているのを見て、また揺さぶられた」
『うん』
「だからおじい……祖父のところに行って、雑念が消えるまで竹刀振って……。びっくりするくらい鈍っていたから師範にどやされて、勘が戻るまで散々打ち込まされた。……おかげで明日筋肉痛確実だよ」
あかりと祖父の姿がありありと想像できたのだろう。電話の向こうで理貴が笑う。あかりもつられて少し笑って、口を開いた。
「あのさ、私。しばらく理貴とは会わない」
『……それは週刊誌のせい?』
「違うよ」
あかりはきっぱり言い切る。
「私の問題だから」
『あかりちゃんの?』
「うん」
あかりは深呼吸を一つすると、心中を吐露する。
「私ってモテたことないんだよ。だから恋愛経験も少ないし。颯さんと理貴、同時に言い寄られるなんて考えてもみなかったんだ」
『……うん』
「でもさ、今、実際にそんな状況になっていてさ。それぞれに真剣に想いを伝えてくれるし、困ったことにどちらも嫌いじゃないんだよ。むしろ好きなのよ」
『……うん』
「それにさ、二人とも私が欲しいものくれるんだよ。颯さんは元々そういう人だったけど、理貴もさ、絶妙なタイミングで私を楽にしてくれる言葉や態度で示してくれる」
『僕がそうしたいだけだよ』
「わかっている」
あかりは一呼吸置く。続きを口にするのは、自身の愚かさを公言しているようで恥ずかしくて堪らない。だが、言わなければダメだとあかりは気持ちを奮い立たせた。
「ズルいんだけど、どちらにもいい顔しようとしている。そして自分で決めきれないからって……流された方が楽だからって……体を重ねたら楽になると思い込んで颯さんに『抱いてほしい』って言ったんだ」
『!?』
理貴が絶句している。あかりは自嘲するように笑いながら口を開く。
「颯さんは抱かなかったよ。その代わり『人に流されて意思決定していいのか』って怒ってくれて。私の気持ちを尊重して一晩中添い寝してくれた」
『……その役目、俺がしたかったんだけど』
理貴の剥き出しの感情にあかりは不覚にもときめいてしまう。目の前に理貴がいなくてよかった、と思いながらあかりは言葉を続けた。
「私が弱いからさ。ちゃんと選ばないといけないのに、流されてしまっていた。どちらにと不誠実なことしていた」
『そんなことないから!』
「あるよ」
断言する理貴とは反対にあかりは静かに答えた。
「あるの、そんなこと。私は弱い。前に警察官辞めようと悩んでいた頃があったんだけど、その時も楽な方に流されようとしていた」
『……』
「けどさ」
これだけは自信を持って言える。あかりは力強く宣言する。
「自分自身の決断だと、胸を張っていえるように、キチンと答えを出す。それが真剣な想いを伝えてくれる二人に、私が唯一出来ることだから。だから……」
唾を飲み込んだあかりは、囁くように理貴に言った。
「信じて待っていてくれる?」
『待つよ』
間髪容れずに返ってきた理貴の答えに、あかりは胸をなで下ろす。
あかりの話を聞き終えた理貴は今度は自分のターンだというように想いを口にする。
『本当は今すぐ会いたい』
「……」
『会って抱きしめたいし、好きだって沢山伝えたい』
「うん……」
『けど、あかりちゃんの気持ちは尊重する。っていうか、あの記事のせいで現実的に僕も今すぐには動けないし』
「あっ……」
半分茶化す理貴だが、対応に苦慮しているのはあかりにも想像がつく。一瞬にして時の人となった理貴は、現状マスコミに追い回されているのだから。多少なりともあかりにも経験があるが、マスコミは一度決めたターゲットにはビックリするくらい執拗に追い回す。ほとぼりが冷めるまで付きまとわれるのは容易に想像できる。
『あかりちゃん』
理貴が呼びかける。あかりが答えると、理貴は何かを押し殺すような声だ。そっと理貴は押し出す。
『あかりちゃんは昔から他人のことを大事にしすぎて物事を深く考えすぎるけれど、もっと周りを頼っていいんだよ。そのために僕は……』
その先の言葉は小さすぎてあかりの耳には届かなかった。理貴が何を言おうとしたのかわからない。あかりは少しだけ逡巡した。
「理貴は買いかぶりすぎだよ、私のこと」
『そんなことはないよ。あかりちゃんの本質は昔から変わっていない』
力強く断言する理貴の勢いに押されたあかりは、思わず肯定してしまう。
「そう……かなぁ?」
『うん。昔、僕が虐められていたのに気づいて、それとなく道場で居場所を作ってくれた頃からあかりちゃんは変わっていない』
同意しようとして、はたと気付いた。
――このことは理貴には内密にしていたんじゃなかったのか?――
あかりの戸惑いを察した理貴は電話口で笑う。
『小学生ができることって限られてるし、ほら僕、聡い方だったじゃん?』
サラリと頭の良さを自慢する理貴だが、あかりはそれどころではない。当の本人にバレバレだった事実は、過去のこととはいえ顔から火が出そうだ。
一人恥ずかしさに悶えているあかりに理貴は寂しそうに伝えた。
『待っているから。だから……』
小さくなった理貴の声に、あかりは「うん」と囁くように返事をしたのだった。
電話口でも焦っているのが伝わってくるくらいの理貴の声量にあかりは驚き、思わず耳に当てていたスマートフォンを離した。
実家から家に帰って、ひとっ風呂浴びたあかりが理貴のメッセージに既読をつけた途端、待ち構えていたように電話が鳴ったのだ。そしてあかりが電話に出るなり冒頭の一言を発した理貴は、冷静になったようだ。
『ごめん、あかりちゃん。しつこく連絡して。でも、本当に彼女とは何もないから』
このことが言いたくて理貴はあかりが出るまで連絡をしてきたのだろう。本当に理貴が彼女と関係ないとしたら焦る理由はわからなくはない。帰り際にネットの記事を確認しても、藤井理貴と早見七星の熱愛はSNSのトレンド入りするくらい話題になっていたのだから。
理貴が交際を否定したのとは反対に、早見七星は「良いお付き合いをさせていただいています」と発言したことから紛糾しているのだ。
「別に気にしていないから」
自身が動揺していたことを巧みに隠したあかりは、理貴にサラリと告げる。そのことに食いついたのはさっきまで慌てふためいていた理貴だった。
『そこは気にしてほしいんだけどな』
電話の向こうで理貴が苦笑しているのが伝わる。それでも隠し玉を持っていたのは理貴の方だった。
『師範はお元気だった?』
理貴の言葉に絶句したのはあかりだった。
はぁー、と息をついて気持ちを立て直したあかりは理貴にチクリとイヤミを言った。
「なんでも筒抜けなんだね、アンタたちって」
『そうでもないんだけどね。……まぁ実際ユキの猛プッシュに助けられてはいる。そうでもしないとあかりちゃんの近くに居なかった時間は埋められないから』
正直に告白する理貴に、あかりも素直に答えることにした。
「理貴」
『なに、あかりちゃん』
「あのさ、……ショックだったんだよね、正直。あの写真」
『……えっ!?』
突然のあかりの告白に電話口で理貴が息を呑む気配がする。理貴が固まっている間にあかりは残りの気持ちを伝えることにした。
「そこで理貴の存在が思いの外、大きいことに気づいて。でも昨日あの記事が出たのを知った颯さんが、無理やり仕事抜け出して家に来てくれて、……キスされて揺らいだ」
『……そっか』
あからさまに落ち込む理貴に、あかりはけど、と続ける。
「けど、翌朝理貴の会見を見て……。理貴が怒っているのを見て、また揺さぶられた」
『うん』
「だからおじい……祖父のところに行って、雑念が消えるまで竹刀振って……。びっくりするくらい鈍っていたから師範にどやされて、勘が戻るまで散々打ち込まされた。……おかげで明日筋肉痛確実だよ」
あかりと祖父の姿がありありと想像できたのだろう。電話の向こうで理貴が笑う。あかりもつられて少し笑って、口を開いた。
「あのさ、私。しばらく理貴とは会わない」
『……それは週刊誌のせい?』
「違うよ」
あかりはきっぱり言い切る。
「私の問題だから」
『あかりちゃんの?』
「うん」
あかりは深呼吸を一つすると、心中を吐露する。
「私ってモテたことないんだよ。だから恋愛経験も少ないし。颯さんと理貴、同時に言い寄られるなんて考えてもみなかったんだ」
『……うん』
「でもさ、今、実際にそんな状況になっていてさ。それぞれに真剣に想いを伝えてくれるし、困ったことにどちらも嫌いじゃないんだよ。むしろ好きなのよ」
『……うん』
「それにさ、二人とも私が欲しいものくれるんだよ。颯さんは元々そういう人だったけど、理貴もさ、絶妙なタイミングで私を楽にしてくれる言葉や態度で示してくれる」
『僕がそうしたいだけだよ』
「わかっている」
あかりは一呼吸置く。続きを口にするのは、自身の愚かさを公言しているようで恥ずかしくて堪らない。だが、言わなければダメだとあかりは気持ちを奮い立たせた。
「ズルいんだけど、どちらにもいい顔しようとしている。そして自分で決めきれないからって……流された方が楽だからって……体を重ねたら楽になると思い込んで颯さんに『抱いてほしい』って言ったんだ」
『!?』
理貴が絶句している。あかりは自嘲するように笑いながら口を開く。
「颯さんは抱かなかったよ。その代わり『人に流されて意思決定していいのか』って怒ってくれて。私の気持ちを尊重して一晩中添い寝してくれた」
『……その役目、俺がしたかったんだけど』
理貴の剥き出しの感情にあかりは不覚にもときめいてしまう。目の前に理貴がいなくてよかった、と思いながらあかりは言葉を続けた。
「私が弱いからさ。ちゃんと選ばないといけないのに、流されてしまっていた。どちらにと不誠実なことしていた」
『そんなことないから!』
「あるよ」
断言する理貴とは反対にあかりは静かに答えた。
「あるの、そんなこと。私は弱い。前に警察官辞めようと悩んでいた頃があったんだけど、その時も楽な方に流されようとしていた」
『……』
「けどさ」
これだけは自信を持って言える。あかりは力強く宣言する。
「自分自身の決断だと、胸を張っていえるように、キチンと答えを出す。それが真剣な想いを伝えてくれる二人に、私が唯一出来ることだから。だから……」
唾を飲み込んだあかりは、囁くように理貴に言った。
「信じて待っていてくれる?」
『待つよ』
間髪容れずに返ってきた理貴の答えに、あかりは胸をなで下ろす。
あかりの話を聞き終えた理貴は今度は自分のターンだというように想いを口にする。
『本当は今すぐ会いたい』
「……」
『会って抱きしめたいし、好きだって沢山伝えたい』
「うん……」
『けど、あかりちゃんの気持ちは尊重する。っていうか、あの記事のせいで現実的に僕も今すぐには動けないし』
「あっ……」
半分茶化す理貴だが、対応に苦慮しているのはあかりにも想像がつく。一瞬にして時の人となった理貴は、現状マスコミに追い回されているのだから。多少なりともあかりにも経験があるが、マスコミは一度決めたターゲットにはビックリするくらい執拗に追い回す。ほとぼりが冷めるまで付きまとわれるのは容易に想像できる。
『あかりちゃん』
理貴が呼びかける。あかりが答えると、理貴は何かを押し殺すような声だ。そっと理貴は押し出す。
『あかりちゃんは昔から他人のことを大事にしすぎて物事を深く考えすぎるけれど、もっと周りを頼っていいんだよ。そのために僕は……』
その先の言葉は小さすぎてあかりの耳には届かなかった。理貴が何を言おうとしたのかわからない。あかりは少しだけ逡巡した。
「理貴は買いかぶりすぎだよ、私のこと」
『そんなことはないよ。あかりちゃんの本質は昔から変わっていない』
力強く断言する理貴の勢いに押されたあかりは、思わず肯定してしまう。
「そう……かなぁ?」
『うん。昔、僕が虐められていたのに気づいて、それとなく道場で居場所を作ってくれた頃からあかりちゃんは変わっていない』
同意しようとして、はたと気付いた。
――このことは理貴には内密にしていたんじゃなかったのか?――
あかりの戸惑いを察した理貴は電話口で笑う。
『小学生ができることって限られてるし、ほら僕、聡い方だったじゃん?』
サラリと頭の良さを自慢する理貴だが、あかりはそれどころではない。当の本人にバレバレだった事実は、過去のこととはいえ顔から火が出そうだ。
一人恥ずかしさに悶えているあかりに理貴は寂しそうに伝えた。
『待っているから。だから……』
小さくなった理貴の声に、あかりは「うん」と囁くように返事をしたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
時間を止めて ~忘れられない元カレは完璧な容姿と天性の才能を持つ世界一残酷な人でした 【完結】
remo
恋愛
どんなに好きになっても、彼は絶対に私を愛さない。
佐倉ここ。
玩具メーカーで働く24歳のOL。
鬼上司・高野雅(がく)に叱責されながら仕事に奔走する中、忘れられない元カレ・常盤千晃(ちあき)に再会。
完璧な容姿と天性の才能を持つ世界一残酷な彼には、悲しい秘密があった。
【完結】ありがとうございました‼
シンデレラは王子様と離婚することになりました。
及川 桜
恋愛
シンデレラは王子様と結婚して幸せになり・・・
なりませんでした!!
【現代版 シンデレラストーリー】
貧乏OLは、ひょんなことから会社の社長と出会い結婚することになりました。
はたから見れば、王子様に見初められたシンデレラストーリー。
しかしながら、その実態は?
離婚前提の結婚生活。
果たして、シンデレラは無事に王子様と離婚できるのでしょうか。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
人質王女の恋
小ろく
恋愛
先の戦争で傷を負った王女ミシェルは顔に大きな痣が残ってしまい、ベールで隠し人目から隠れて過ごしていた。
数年後、隣国の裏切りで亡国の危機が訪れる。
それを救ったのは、今まで国交のなかった強大国ヒューブレイン。
両国の国交正常化まで、ミシェルを人質としてヒューブレインで預かることになる。
聡明で清楚なミシェルに、国王アスランは惹かれていく。ミシェルも誠実で美しいアスランに惹かれていくが、顔の痣がアスランへの想いを止める。
傷を持つ王女と一途な国王の恋の話。
自信家CEOは花嫁を略奪する
朝陽ゆりね
恋愛
「あなたとは、一夜限りの関係です」
そのはずだったのに、
そう言ったはずなのに――
私には婚約者がいて、あなたと交際することはできない。
それにあなたは特定の女とはつきあわないのでしょ?
だったら、なぜ?
お願いだからもうかまわないで――
松坂和眞は特定の相手とは交際しないと宣言し、言い寄る女と一時を愉しむ男だ。
だが、経営者としての手腕は世間に広く知られている。
璃桜はそんな和眞に憧れて入社したが、親からもらった自由な時間は3年だった。
そしてその期間が来てしまった。
半年後、親が決めた相手と結婚する。
退職する前日、和眞を誘惑する決意をし、成功するが――
氷雨と猫と君〖完結〗
カシューナッツ
恋愛
彼とは長年付き合っていた。もうすぐ薬指に指輪をはめると思っていたけれど、久しぶりに呼び出された寒い日、思いもしないことを言われ、季節外れの寒波の中、帰途につく。
社内恋愛の絶対条件!"溺愛は退勤時間が過ぎてから"
桜井 響華
恋愛
派遣受付嬢をしている胡桃沢 和奏は、副社長専属秘書である相良 大貴に一目惚れをして勢い余って告白してしまうが、冷たくあしらわれる。諦めモードで日々過ごしていたが、チャンス到来───!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる