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七章/合同体育祭
56.洗脳が解ける
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甲斐が入場門前にやってくると、無才と百合ノ宮の生徒達がなにやらざわめいている。
一様に困った顔を浮かべていて競技の準備が進まないようだ。
「お前ら何やってんだよ。はやく整列しろよ」
「架谷甲斐……待ってください。天弥がここでさっきから泣いているんですよ。四天王に嫌われたとかで」
副会長の武者小路が困惑している。
「四天王に嫌われた?」
口より先に手が出そうな四天王の性格上、日下部に近寄られたらいずれ爆発するだろうと思っていたが、ついにそうなったようである。というか今までよく我慢したものだ。
「それにいつもより様子がおかしいのですよ」
「日下部がおかしいのはいつもの事だろ」
しかし、このままここで留まられても困るので、甲斐も日下部の様子を窺いに近づく。
「おい日下部。いつまでお前ここで蹲っているつもりだよ。競技の邪魔になんだろ。さっさと退けよ」
「……なんで四天王は俺に落ちないんだよ。無才のみんなは簡単に俺に惚れてくれたのに……」
日下部は体育座りでブツブツ何かを呟いている。
「俺はみんなに愛されるモテカワなのに、俺が一番可愛いのに、直にも四天王にも愛されるのは俺なのに!みんな甲斐、甲斐って……」
「何言ってんだよ」
「……そうかぁ、直も四天王もみんな騙されているんだ。甲斐に」
「は?」
俺が何を騙しているんだよ。そう言いかけた時、日下部は顔を上げる。
「甲斐、お前が四天王を騙しているんだろ!可愛い俺に四天王が寄りつかないようにわざと気を引いて細工してんだろ!ひどいんだぞ!最低なんだぞ!」
「お前、何言ってんの。なんで俺を加害者にしてんだよ。どんだけ被害妄想ひどいんだよ。そもそも俺が四天王に気を引くような細工してなんの得があるってんだよ。俺はむしろ四天王を自分から突き放したい方だ」
「うるさい!!」
日下部は涙でグジャグジャになった顔で甲斐を睨んでいる。鼻水塗れの上に嫉妬に狂った醜い顔が露わになっている。
「ヤレヤレ。聞く耳持たないか」
両手を広げて甲斐は溜息を吐く。
「俺は許さない……」
ぼそりと日下部が甲斐に向けて言う。
「俺はお前を絶対に許さない!俺から何もかも奪うお前を許さないんだぞ!」
日下部は立ち上がって甲斐を憎悪の眼差しで見ると、そのまま走り去って行ったのだった。
「……なんなんだか。妬み僻み根性丸出しだな」
それからリレー競技が始まり、開星と無才百合ノ宮との最後の戦いが始まった。
観客席からは最後の競技という事もあり、声援も今までで一番大きい。
そんな四天王が不在の中でも両者は大盛り上がりで、甲斐にバトンが渡る手前までは互角の勝負を見せていた。
「雑魚の会計と書記を除いてさすがに早いな。甲斐、ラストは頼む」
もうすぐアンカーである甲斐の番がくる。そんな時、キャーという女の甲高い悲鳴が聞こえてきた。
黄色い声とは全く違うつんざくような悲鳴に、声援にかき消されながらも辺りは訝しむ。悲鳴の先にはナイフを持った一人の生徒がフラフラ歩いてきた。
「日下部!?」
ナイフ片手に日下部が甲斐を憎悪の眼差しで睨んでいた。
「甲斐、お前がいるから……お前がいるから俺は直にも四天王にも見向きもされないんだぁ……」
その日下部の顔は正気ではない。目が完全に据わっている。
「落ち付け。そんなナイフは物騒だろ。それをまずおろせ」
「おろさない。おろさないんだぞ!お前がいなくなれば済むことだ!お前がいなくなれば四天王は、直は、おれのものなんだぞ!渡さない……渡さないんだぞぉー!!」
日下部は甲斐に向かって勢いよくナイフを突きたてる。
「……チッ」
咄嗟にがしっと右手で刃物の部分を掴む甲斐。いつもの余裕があれば蹴り落していたが、つい手が出てしまった。
日下部は見た目に反して意外に力が強く、なかなか押し返せない。右手から鮮血が流れて掌を赤く染める。甲斐は日下部の脇腹に蹴りを入れた。
勢い余って倒れる日下部と地面にこぼれるナイフ。
「甲斐くん!」
「甲斐っ!」
日下部が倒れたと同時にEクラス達が駆け付け、健一達男共で日下部を一気に取り押さえた。放せと興奮したように暴れる日下部。
「大丈夫か!?」
体育委員や各々の生徒会達も駆けつける。
「ああ」
甲斐の右掌は血で染まっている。
「はやく傷の手当てを「危ない!!」
悲痛な声と同時に、健一達の腕から一瞬の隙をついて逃れた日下部が再び甲斐に迫っていた。ナイフを再び拾って突き立てながら。
「甲斐!」
やべっ、油断した。
なんとか急所だけは逃れようと体をずらす前に、それより早く大きな人影が自分を包み込んだのを感じた。
ナイフの痛みは感じない。
ゆっくり状況を確認すると、誰かが自分の壁になるように抱きこむ形で覆いかぶさっている。その人物の腰にはナイフが突き刺さっていて、血がジワジワ滲んでいた。
「お、お前……っ」
「平気……か?」
その人物はひどく汗ばんでいた。全力で駆け付けたのだろう。
「あ、ああ。平気……」
甲斐はひどく動揺しながら頷く。
「なら、いい……」
満足げに彼は、直は甲斐の前で崩れ落ちた。
今の状況が現実には思えなくて言葉が出てこない。
「矢崎っ、しっかりしろよ!おい!」
「キャアア!イヤアア直様ぁあーー!」
「はやく救急車ぁー!」
女子生徒やら親衛隊やらの悲鳴があちこち響き渡る。
刺した日下部はガタガタ震え、刺した事を後悔しながら後ずさった所で再度男共に取り押さえられ、今度は厳重に拘束された。
「俺のせいじゃない!俺は被害者なんだっ!みんな俺の可愛さをわかってくれなくてっ!」
そう喚き散らして連行されていく様子は、その日の全国のトップニュースを飾る事になった。
『四天王の矢崎直、一人の生徒をかばい無才男子に刺され重傷!』
夕刊の新聞やニュースが大々的に報じる。
勇敢な直の行動により一人の生徒が助かったと美談にする一方で、マスコミ各社は特大スクープだとその経緯と日下部の身辺を徹底的に探った。
日下部の親族の一人は無才学園の理事長で、日下部はその理事長が溺愛する甥であった。その甥可愛さに明らかに足りない学力と品性でありながら、なんと日下部を裏口で入学させていた事実が判明した。おまけに様々な無才生徒会の悪事やいじめ問題も放置していた事が芋蔓式に発覚し、無才学園の評判は一気に地に落ちた。さらに報道は加熱し、連日大炎上。
そんな理事長は、日下部が逮捕された直後に悄然とこう漏らしていた。
『よりにもよってあの矢崎財閥の御曹司に手を出してしまうなんて……なんて学習力がない子だ。矢崎財閥関係には手を出すなとあれほど口酸っぱく言ってきたのに……最悪だ。私はもうおしまいだ』
そう嘆き、甥の行動に便宜をはからなかった事をとても後悔していたという。
そして、翌日すぐに理事長の自殺が発表された。
それが何を意味するかなど、上級国民達からすればわかりやすい末路だった。
『矢崎直と矢崎財閥に手を出す事はすなわち社会的に抹殺を意味する』
それが暗黙のルールとなっている事は、金持ち貴族達からすれば誰しも知る闇の合言葉であった。
七章 完
一様に困った顔を浮かべていて競技の準備が進まないようだ。
「お前ら何やってんだよ。はやく整列しろよ」
「架谷甲斐……待ってください。天弥がここでさっきから泣いているんですよ。四天王に嫌われたとかで」
副会長の武者小路が困惑している。
「四天王に嫌われた?」
口より先に手が出そうな四天王の性格上、日下部に近寄られたらいずれ爆発するだろうと思っていたが、ついにそうなったようである。というか今までよく我慢したものだ。
「それにいつもより様子がおかしいのですよ」
「日下部がおかしいのはいつもの事だろ」
しかし、このままここで留まられても困るので、甲斐も日下部の様子を窺いに近づく。
「おい日下部。いつまでお前ここで蹲っているつもりだよ。競技の邪魔になんだろ。さっさと退けよ」
「……なんで四天王は俺に落ちないんだよ。無才のみんなは簡単に俺に惚れてくれたのに……」
日下部は体育座りでブツブツ何かを呟いている。
「俺はみんなに愛されるモテカワなのに、俺が一番可愛いのに、直にも四天王にも愛されるのは俺なのに!みんな甲斐、甲斐って……」
「何言ってんだよ」
「……そうかぁ、直も四天王もみんな騙されているんだ。甲斐に」
「は?」
俺が何を騙しているんだよ。そう言いかけた時、日下部は顔を上げる。
「甲斐、お前が四天王を騙しているんだろ!可愛い俺に四天王が寄りつかないようにわざと気を引いて細工してんだろ!ひどいんだぞ!最低なんだぞ!」
「お前、何言ってんの。なんで俺を加害者にしてんだよ。どんだけ被害妄想ひどいんだよ。そもそも俺が四天王に気を引くような細工してなんの得があるってんだよ。俺はむしろ四天王を自分から突き放したい方だ」
「うるさい!!」
日下部は涙でグジャグジャになった顔で甲斐を睨んでいる。鼻水塗れの上に嫉妬に狂った醜い顔が露わになっている。
「ヤレヤレ。聞く耳持たないか」
両手を広げて甲斐は溜息を吐く。
「俺は許さない……」
ぼそりと日下部が甲斐に向けて言う。
「俺はお前を絶対に許さない!俺から何もかも奪うお前を許さないんだぞ!」
日下部は立ち上がって甲斐を憎悪の眼差しで見ると、そのまま走り去って行ったのだった。
「……なんなんだか。妬み僻み根性丸出しだな」
それからリレー競技が始まり、開星と無才百合ノ宮との最後の戦いが始まった。
観客席からは最後の競技という事もあり、声援も今までで一番大きい。
そんな四天王が不在の中でも両者は大盛り上がりで、甲斐にバトンが渡る手前までは互角の勝負を見せていた。
「雑魚の会計と書記を除いてさすがに早いな。甲斐、ラストは頼む」
もうすぐアンカーである甲斐の番がくる。そんな時、キャーという女の甲高い悲鳴が聞こえてきた。
黄色い声とは全く違うつんざくような悲鳴に、声援にかき消されながらも辺りは訝しむ。悲鳴の先にはナイフを持った一人の生徒がフラフラ歩いてきた。
「日下部!?」
ナイフ片手に日下部が甲斐を憎悪の眼差しで睨んでいた。
「甲斐、お前がいるから……お前がいるから俺は直にも四天王にも見向きもされないんだぁ……」
その日下部の顔は正気ではない。目が完全に据わっている。
「落ち付け。そんなナイフは物騒だろ。それをまずおろせ」
「おろさない。おろさないんだぞ!お前がいなくなれば済むことだ!お前がいなくなれば四天王は、直は、おれのものなんだぞ!渡さない……渡さないんだぞぉー!!」
日下部は甲斐に向かって勢いよくナイフを突きたてる。
「……チッ」
咄嗟にがしっと右手で刃物の部分を掴む甲斐。いつもの余裕があれば蹴り落していたが、つい手が出てしまった。
日下部は見た目に反して意外に力が強く、なかなか押し返せない。右手から鮮血が流れて掌を赤く染める。甲斐は日下部の脇腹に蹴りを入れた。
勢い余って倒れる日下部と地面にこぼれるナイフ。
「甲斐くん!」
「甲斐っ!」
日下部が倒れたと同時にEクラス達が駆け付け、健一達男共で日下部を一気に取り押さえた。放せと興奮したように暴れる日下部。
「大丈夫か!?」
体育委員や各々の生徒会達も駆けつける。
「ああ」
甲斐の右掌は血で染まっている。
「はやく傷の手当てを「危ない!!」
悲痛な声と同時に、健一達の腕から一瞬の隙をついて逃れた日下部が再び甲斐に迫っていた。ナイフを再び拾って突き立てながら。
「甲斐!」
やべっ、油断した。
なんとか急所だけは逃れようと体をずらす前に、それより早く大きな人影が自分を包み込んだのを感じた。
ナイフの痛みは感じない。
ゆっくり状況を確認すると、誰かが自分の壁になるように抱きこむ形で覆いかぶさっている。その人物の腰にはナイフが突き刺さっていて、血がジワジワ滲んでいた。
「お、お前……っ」
「平気……か?」
その人物はひどく汗ばんでいた。全力で駆け付けたのだろう。
「あ、ああ。平気……」
甲斐はひどく動揺しながら頷く。
「なら、いい……」
満足げに彼は、直は甲斐の前で崩れ落ちた。
今の状況が現実には思えなくて言葉が出てこない。
「矢崎っ、しっかりしろよ!おい!」
「キャアア!イヤアア直様ぁあーー!」
「はやく救急車ぁー!」
女子生徒やら親衛隊やらの悲鳴があちこち響き渡る。
刺した日下部はガタガタ震え、刺した事を後悔しながら後ずさった所で再度男共に取り押さえられ、今度は厳重に拘束された。
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『四天王の矢崎直、一人の生徒をかばい無才男子に刺され重傷!』
夕刊の新聞やニュースが大々的に報じる。
勇敢な直の行動により一人の生徒が助かったと美談にする一方で、マスコミ各社は特大スクープだとその経緯と日下部の身辺を徹底的に探った。
日下部の親族の一人は無才学園の理事長で、日下部はその理事長が溺愛する甥であった。その甥可愛さに明らかに足りない学力と品性でありながら、なんと日下部を裏口で入学させていた事実が判明した。おまけに様々な無才生徒会の悪事やいじめ問題も放置していた事が芋蔓式に発覚し、無才学園の評判は一気に地に落ちた。さらに報道は加熱し、連日大炎上。
そんな理事長は、日下部が逮捕された直後に悄然とこう漏らしていた。
『よりにもよってあの矢崎財閥の御曹司に手を出してしまうなんて……なんて学習力がない子だ。矢崎財閥関係には手を出すなとあれほど口酸っぱく言ってきたのに……最悪だ。私はもうおしまいだ』
そう嘆き、甥の行動に便宜をはからなかった事をとても後悔していたという。
そして、翌日すぐに理事長の自殺が発表された。
それが何を意味するかなど、上級国民達からすればわかりやすい末路だった。
『矢崎直と矢崎財閥に手を出す事はすなわち社会的に抹殺を意味する』
それが暗黙のルールとなっている事は、金持ち貴族達からすれば誰しも知る闇の合言葉であった。
七章 完
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