魔法使いのお店はいつも閑古鳥が鳴いている

うめめ

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Ⅰ 魔法使いのお仕事

第1話 魔法使いとの出会い

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アリア・エインズワース:帝都近くの森に店を構える魔女。21歳。
アーロン・ストライフ:帝都にある少しさびれた酒場の息子。帝国騎士団に在籍していたこともある。21歳。

エドワード・ストライフ:酒場の店主でアーロンの父親。事故で片腕をなくしている。55歳。
シルヴィア:魔法使いの店の常連。17歳。女
ジョン:酒場の常連の男。44歳の行商人。

パーシー:帝都に居を構える貴族の男。35歳。

兵士:男
商人:男


アーロン(語り) 俺が騎士団を辞めて、この店のカウンターに立つようになってから2年。親父が事故で片腕をなくして、俺はこの店を引き継いだ。まあ、その親父は、カウンター席で酒を飲んでいる。店の経営はかなり苦しいが、常連客たちの相手をしているのは楽しい。……っと、こんな時間まで残ってるのは常連しかいないから、つい感傷に浸ってしまった。

アーロン 「……ほらよ、エールだ」

ジョン 「おう。……にしても、ここはいつもさびれてるよなあ」

アーロン 「なんだよ、文句あるならそのエール取り上げるぞ」

ジョン 「それは勘弁」

エドワード 「まあ、この店はお前みたいな物好きしか来ないからな」

ジョン 「立地が悪いんだよな、ここ。秘密基地みたいでいいけどな」

アーロン 「だってよ、親父。もうちょっといいとこに移転してもいいんじゃねえか」

エドワード 「金があったらとっくにしてる」

ジョン 「がはは、違いねえ」

(SE 店の扉が開く音)

アーロン 「いらっしゃい」

アリア 「ひとりだ。そこ、いいかな?」

アーロン 「おお、見ての通り席は空いてる。好きに座ってくれ」

アリア 「そのようだね」

アーロン 「……あんた、この辺じゃ見ない顔だよな」

アリア 「そこの棚のボトルを貰えるかな?」

エドワード 「ほおん、女の子があんな強い酒を……」

アリア 「…………」

ジョン 「お、姉ちゃん、アーロンに挑もうってのかい?」

アーロン 「言っておくが、俺はそうそう潰れないぜ?」

アリア 「ふふ……」

(SE 木製のコップが鳴る音)

ジョン 「お前、何杯か飲んでるだろ。大丈夫か」

アーロン 「おう、これくらいハンデにもならねえよ」

アリア 「…………」

アーロン 「…………ッ」

アリア 「…………」

アーロン 「……まだ余裕ってか?」

アリア 「ふふ……」

ジョン 「今何杯目だっけ」

エドワード 「10杯目くらいか」

アリア 「…………」

アーロン 「……ッ。……は」

アリア 「まだ、私はいけるが?」

アーロン 「……当然、俺もまだいける」

アリア 「ふふ」

ジョン 「姉ちゃん、強いな。アーロンも強い方なのに」

アーロン 「まだまだ……!」

アリア 「ふふ、無理はいけない」

アーロン 「くそ……」

(SE アーロンが倒れる音)

エドワード 「あ、潰れたな」

ジョン 「こりゃ、先に酒を入れたのが仇になったな」

アリア 「すまない、倒れさせるつもりはなかった」

エドワード 「いやいい。こいつ、慣れてきてから手を抜くことを覚えやがった。いいお灸になった」

アリア 「そうか。それでは、私はこれで。久しぶりに楽しめたよ。……息子さんを潰したお詫びだ、少し上乗せしとくよ」

エドワード 「こりゃどうも」

(SE 店の扉が開く音)



 翌朝。

アーロン 「うぅ……、久しぶりの二日酔いだ」

エドワード 「お、起きたか」

アーロン 「親父、悪い、店で寝てたか」

エドワード 「ああ、邪魔だった」

アーロン 「……ちょっと、酔い覚ましに散歩してくるわ」

エドワード 「はいよ」



アーロン(語り) 朝の日差しを浴びながら、街を歩く。商人たちが店の準備をしているのがちらほら見え始めていた。どうやら朝早くには起きれたみたいだ。それにしても、久しぶりにぶっ倒れたな。あの女、何者だよ。まさかあんな一見客に負けるとは、俺もまだまだだ。

アーロン 「はあ……」

商人 「お、アーロン、こんな朝にどうした? 仕入か?」

アーロン 「ああ、いや、ちょっと昨日飲み過ぎてな。酔い覚まし中だ」

商人 「そいつは珍しい」

シルヴィア 「(遠くから)きゃああああああっ!!」

アーロン 「なんだ!?」

商人 「……最近はなかったのにな」

アーロン 「どういうことだ」

商人 「貴族様のお遊びさ。女の子を街からさらって慰み者にするんだと」

アーロン 「腐ってやがる」

商人 「まったくだ。……っておい!」

商人 「行っちまった……。貴族に逆らうとどうなるか、あいつ知らないのかよ」



シルヴィア 「やめてくださいっ!!」

兵士 「おら、来い!」

アーロン 「なにやってんだ」

兵士 「見てわからないか。パーシー様に献上しようと……」

アーロン 「わかってたまるかよ……ッ!」

(SE 兵士を突き飛ばす音)

兵士 「ぐぁっ! こいつ……、この私を突き飛ばすなんて」

(SE 剣を抜く音)

アーロン 「……っ、おっと、威勢がいいな!」

兵士 「腕をかすめたか。次は首だ」

アーロン 「よっと!」

(SE 兵士の腕を蹴る音)

(SE 剣が落ちる音)

兵士 「だっ! お前っ!」

アーロン 「少し寝てろ……!」

(SE 兵士を剣の柄でどつく音)

アーロン 「ふう、……大丈夫か?」

シルヴィア 「…………。あ、はい、大丈夫です。けど、腕が……」

アーロン 「え? ああ、大丈夫だ、これくらい……っ」

シルヴィア 「いや、血かなり出てますよ! えと、とりあえずこれで」

アーロン 「おお、悪いな」

シルヴィア 「でも、応急処置ですので……」

アーロン 「ありがとな。……はあ、ドジっちまったな」

シルヴィア 「あ、私、良いお店知ってるんです」

アーロン 「……良いお店? 怪しい場所じゃねえだろうな?」

シルヴィア 「違いますよ! 良い薬を調合してくれるお店なんです」

アーロン 「薬か……」

シルヴィア 「助けてもらったお礼です! ついてきてください」

アーロン 「おお、助かる」



 森の中。

アーロン 「おい、どこまで行くんだ?」

シルヴィア 「もうすぐですよ……。あっ、あれです」

アーロン 「こんなところにこんな店があったのか」

シルヴィア 「知る人ぞ知る名店ですよ」

アーロン 「へえ」

(SE カランコロンという店の扉を開く音)

アリア 「いらっしゃい。……あ、シルヴィア、今日はどうしたんだい?」

シルヴィア 「今日は私じゃなくて、この人がケガをしてしまって……」

アリア 「この人? キミは……」

アーロン 「……あ、お前、昨日の」

アリア 「私に負けた若店主か」

アーロン 「ムカつくこと言いやがる」

シルヴィア 「あれ、二人とも、お知り合いだったんですか?」

アリア 「知り合いというわけでもないがね」

アーロン 「まったくだ。一見に負けるなんてな……」

アリア 「キミは、酒が入っていたんだろう? 負けてなんかないよ」

アーロン 「バカにしてんのか。あれは俺の負けだ」

アリア 「ふふ、さて、ケガというのは?」

アーロン 「あ、ああ、これだ」

アリア 「……転んだというわけではないんだね。これは、斬られたのかい?」

アーロン 「ああ、そうだ」

アリア 「ケンカにしては物騒だね」

シルヴィア 「それは、私のせいで……」

アリア 「なるほど、だからキミが連れてきたのか」

シルヴィア 「はい、貴族のお付きの兵士に襲われていたところを助けられて……」

アリア 「貴族絡みか……。キミはお人好しなんだね」

アーロン 「そういうわけじゃねえよ。というか、早く手当してくれ。今日も店に立たなくちゃいけないんだ」

アリア 「おっと、すまない。すぐに調合しよう」

アーロン 「頼んだぜ」

アーロン 「……にしても、ここ、店というより工房だな」

シルヴィア 「あれ、知らないんですか? アリアさんは、魔法使いなんですよ」

アーロン 「魔法使い? あいつが?」

シルヴィア 「そうです、帝国騎士団にも薬を届けていたりするんですよ」

アーロン 「そうなのか、騎士団にいたけど知らなかった」

シルヴィア 「騎士団? だから、あの身のこなしだったんですね。あれ、でも辞めちゃったんですか?」

アーロン 「ああ、なんか合わなくてな」

シルヴィア 「そうなんですか」

アーロン 「ああ、騎士団って貴族の息子ばっかだろ。それがイヤになってな」

シルヴィア 「確かに、貴族ってイヤな感じですよね」

アーロン 「まったくだ」

アリア 「……こほん、一応、私はその貴族様相手に商売しているんだが?」

アーロン 「お前もどうせ腹ん中ではよく思ってないだろう」

アリア 「それはそうだ。私だって、貴族のイヤらしい目には嫌気がさしているよ。……と、薬ができた。塗るよ」

アーロン 「おお、頼む」

アリア 「ふむ、キミは騎士団にいたんだってね」

アーロン 「聞いてたのか」

アリア 「なら、この薬のことはわかっているね?」

アーロン 「おお、それか。一瞬で治るんだよな」

シルヴィア 「へえ、あ、本当だ。もう傷口が塞がってる」

アリア 「……これで終わりだ。痛みはどうだい?」

アーロン 「ああ、問題ない。いくらだ?」

アリア 「お代はいいよ、ここの常連を助けてくれたお礼だ」

シルヴィア 「いいんですか?」

アリア 「なに、今後ごひいきにしてくれれば問題はないよ」

アーロン 「おう、覚えておくよ。まあ、酒豪の魔法使いなんて忘れたくても忘れられないけどな」

アリア 「口が減らないな、キミは」



(SE 店が燃える音)

アーロン 「なにがあった?!」

ジョン 「貴族のお付きの兵士がやったんだ。おい、アーロン、お前なにした」

アーロン 「その兵士に襲われてる女の子を助けただけだ。ここまでされる筋合いはない」

ジョン 「お前のお人好しも筋金入りだな。この国で貴族に逆らったら、わかってんだろ」

アーロン 「そういえば、親父は?」

ジョン 「店主は……」

アーロン 「おい、うそだろ?」

エドワード 「ここだ、勝手に殺すんじゃねえ」

アーロン 「ビビったじゃねえか!」

エドワード 「ビビったのはこっちだ。仕入から帰ってきたら、店が燃えてるんだ」

ジョン 「店主、これからどうするんだ?」

エドワード 「どうするかね」

アーロン 「…………ッ!」

ジョン 「おい、アーロン、どこ行くんだ?」

アーロン 「散歩だ。……ジョン、親父頼む」

ジョン 「お前、まさか……」

エドワード 「……好きにしろ。バカ息子」

ジョン 「店主まで……」



 パーシー邸。

兵士 「お前、よく来れたな」

アーロン 「あいにく、家を燃やされて黙ってるほど、お人好しじゃねえんだ」

兵士 「……燃やされただけでよかったな」

アーロン 「なんだと?」

兵士 「これは警告だ。次はないぞ」

パーシー 「なんだい、騒がしいね、ボクの家の前で」

兵士 「は、パーシー様、おかえりなさいませ」

アーロン 「ちょうどいい、あんたがパーシーだな? あんたんとこの兵士が俺んちに火を放ったもんだから、文句を言いに来てやった」

パーシー 「火を放った? 誰の命令で?」

兵士 「は、パーシー様の命令であったはずですが……」

パーシー 「そうだったか、それはすまないね。だけど、君も君だ。ボクの楽しみを邪魔した。これは、あってはならないことだ」

アーロン 「楽しみ、だと? 女の子を泣かせるのが楽しみなんて、良い趣味してんな」

パーシー 「生娘を鳴かせるのは、心地良いからね」

アーロン 「……反吐が出る」

パーシー 「そろそろ、いいかな? ボクは忙しいんだ。君のような下民に構ってあげられる時間はないんだ。ほら、この下民、兵士たちにあげるよ」

兵士 「ありがたき幸せ」

アーロン 「おい! 待てよ!」

兵士 「武器も持たずに突っ込んでくるなんて、バカだよな」

(SE 剣がアーロンの腹に刺さる音)

アーロン 「ぐぁっ……!」

兵士 「おら、こいつ、どっかに捨ててこい」

アーロン 「……くそ」

兵士 「ごみはごみ溜めに、だ」

アーロン 「…………ッ」

アーロン (とんだ失態だな、こりゃ……。は、意識が持たねえや)



 街のはずれ。雨が降っている。

アリア 「……こんなところでお昼寝かい?」

アーロン 「…………」

アリア 「……心臓が止まっているな。……とりあえず、これを……」

(SE 心臓の鼓動)

アリア 「……よし、これを飲むんだ」

(SE 固形物が歯に当たる音)

アーロン 「……ぅ」

アリア 「…………」

アーロン 「げほっ、がはっ!」

アリア 「……目が覚めたかい?」

アーロン 「あんた、は……」

アリア 「まだ治療は済んでいない。無理はしない方がいい」

アーロン 「…………」

アリア 「ちょっとだけ、待っていてくれるかい?」

~~

アリア 「シルヴィア、悪いね」

シルヴィア 「あ、この人……」

アリア 「私の店まで運ぶ。荷車に乗せよう」

シルヴィア 「はい……」

~~

 魔法使いの店。

アーロン 「……ぅ、ああ」

シルヴィア 「あ、起きましたよ」

アーロン 「ここは……」

アリア 「私の店だ」

アーロン 「あんたの……」

アリア 「2回目だね、キミがここにくるのは」

アーロン 「……! そうだ、俺は」

アリア 「とんでもないことをやってくれたね。まさか、貴族の家に押し掛けるなんて」

シルヴィア 「え?」

アリア 「……キミのお父さん、店主は、昨日いた行商人と一緒にいるそうだ」

アーロン 「そうか」

アリア 「だけど、キミはもう会わない方がいい。パーシーに顔を見られているんだろう? あいつは人の顔を忘れない」

アーロン 「…………」

アリア 「……心苦しいけれど、キミに施した治療のお代を請求しなくてはいけなくてね」

アーロン 「金はないぞ」

アリア 「わかっているよ。そこで、だ。キミ、私の助手になる気はないかい?」

アーロン 「……断ったら?」

アリア 「うっかりパーシー邸の前にキミを放り出してしまうかもしれない」

アーロン 「……わかった、やるよ、その助手ってやつ」

アリア 「ああ、決まりだね」

シルヴィア 「ごめんなさい、私の、せいですよね?」

アーロン 「ん? あんたもいたのか。……違う、俺が勝手にやっただけだ」

シルヴィア 「でも、あなた、心臓が止まっていたって聞きましたよ」

アーロン 「そうなのか?」

アリア 「ああ、私がいなければ蘇生はできなかっただろうね」

アーロン 「……悪いな」

アリア 「そう思うなら、今後の働きに期待しているよ」

アーロン 「えっと、そこの女の子、気にしなくていいからな」

シルヴィア 「……すみません」

アリア 「……シルヴィア、キミはもう帰った方がいい。もうすぐ日が落ちる」

シルヴィア 「はい……、それじゃあ、私はこれで」

アリア 「気をつけて帰るんだよ」

(SE 店の扉が開く音)

アーロン 「あんた、優しいんだな……」

アリア 「当然だ。それと、私の名前は、アリア・エインズワースだ。アリアでいい」

アーロン 「アーロンだ。アーロン・ストライフ」

アリア 「では、これからよろしく、アーロン」

つづく
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