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Ⅱ 騎士団の陰謀
第16.5話① 決戦前夜:星降る夜に
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ルーナ:ハルモニア帝国第4皇子の側近をしている女性。20歳。
アーロン・ストライフ:魔法使いの助手兼用心棒をやっている青年。21歳。
アリア・エインズワース:帝都のはずれにある森で店を営んでいる魔女。21歳。
ソフィー:元ハルモニア帝国第2皇女だった少女。18歳。
フィリップ・ベルナルド:元帝国騎士団所属だった鳥使いの男性。本名はウルフィリア・レインフォルス。32歳。
レオンハルト・ハイデルバッハ:帝国騎士団小隊長を務める青年。19歳。
ホロロコリス、稽古場跡地。
ソフィー 「さあそうと決まれば、騎士団長を倒しにいきましょう!」
アーロン 「ああ、ぶっ飛ばしてやろうぜ」
ルーナ 「そうね」
アリア 「待て、もう夜だ。出歩くのはやめておいた方がいい」
フィリップ 「そうだね。それにみんな、疲れてるだろうし、今日は休んだ方がいい」
レオンハルト 「そうです、特にアーロンさんは」
アーロン 「へいへい」
アリア 「本当にわかっているのか?」
アーロン 「わかったっての」
◇
ホロロコリス、稽古場跡地、屋根上。
ルーナ 「…………」
(SE 屋根の上に上がる音)
ルーナ 「……!」
アーロン 「よう」
ルーナ 「アーロン……。休まなくていいの?」
アーロン 「なんか、落ち着かなくてな」
ルーナ 「だったら、アリアのとこにでも行けばよかったでしょ」
アーロン 「そりゃ、あんたみたいなおっかない女といるよりかは、休めるかもしれねえけどよ」
ルーナ 「は?」
アーロン 「ほら、そういうところ」
ルーナ 「…………」
アーロン 「はあ、今のあんたを放っておいたら、おちおち寝てられねぇっての」
ルーナ 「……なによ、それ」
アーロン 「まあ、今日1日で、色々なことが起こり過ぎた。あんたも、思うところはあるだろ」
ルーナ 「幻術の中でのこと?」
アーロン 「なんだよ、気を遣って具体的には言わなかったってのに」
ルーナ 「むかつく」
(SE 弱い風が吹く音)
ルーナ 「…………妹のこと、考えてた」
アーロン 「……ステラ、だっけ?」
ルーナ 「そう。ステラは、私よりも剣術の腕がよかった。もし生きていたら、城で皇族の側近でもやってたかもしれないわね」
アーロン 「今のあんたみたいに、か?」
ルーナ 「ふふ、私なんて所詮、ステラの代わりなのよ。ステラがいないから、私は今ここにいる」
アーロン 「…………」
ルーナ 「本当よ。そういう運命なの。ステラが生きていたら、私は刀なんてとっくに捨てて、どっかの男と結婚してたかもね」
アーロン 「本当にそうか?」
ルーナ 「え?」
アーロン 「たらればで語るのは性に合わねぇけど、もしステラが生きてたら、きっとあんたも一緒にここにいんだろ」
アーロン 「だから、なんていうか、そう気に病むな。それに、運命ってのは自分で掴み取るもんだろ」
ルーナ 「アーロン……」
アーロン 「…………」
ルーナ 「ぷふ、あはははっ。くっさいセリフね」
アーロン 「うっせー。……俺、戻るわ。あんたは?」
ルーナ 「……私は、もうちょっとここで、星を眺めてるわ」
アーロン 「そっか。んじゃ、風邪ひかねぇうちに戻れよ」
ルーナ 「わかってるわよ、ふふ」
(SE 弱い風が吹く音)
ルーナ 「……むかつく」
つづく
アーロン・ストライフ:魔法使いの助手兼用心棒をやっている青年。21歳。
アリア・エインズワース:帝都のはずれにある森で店を営んでいる魔女。21歳。
ソフィー:元ハルモニア帝国第2皇女だった少女。18歳。
フィリップ・ベルナルド:元帝国騎士団所属だった鳥使いの男性。本名はウルフィリア・レインフォルス。32歳。
レオンハルト・ハイデルバッハ:帝国騎士団小隊長を務める青年。19歳。
ホロロコリス、稽古場跡地。
ソフィー 「さあそうと決まれば、騎士団長を倒しにいきましょう!」
アーロン 「ああ、ぶっ飛ばしてやろうぜ」
ルーナ 「そうね」
アリア 「待て、もう夜だ。出歩くのはやめておいた方がいい」
フィリップ 「そうだね。それにみんな、疲れてるだろうし、今日は休んだ方がいい」
レオンハルト 「そうです、特にアーロンさんは」
アーロン 「へいへい」
アリア 「本当にわかっているのか?」
アーロン 「わかったっての」
◇
ホロロコリス、稽古場跡地、屋根上。
ルーナ 「…………」
(SE 屋根の上に上がる音)
ルーナ 「……!」
アーロン 「よう」
ルーナ 「アーロン……。休まなくていいの?」
アーロン 「なんか、落ち着かなくてな」
ルーナ 「だったら、アリアのとこにでも行けばよかったでしょ」
アーロン 「そりゃ、あんたみたいなおっかない女といるよりかは、休めるかもしれねえけどよ」
ルーナ 「は?」
アーロン 「ほら、そういうところ」
ルーナ 「…………」
アーロン 「はあ、今のあんたを放っておいたら、おちおち寝てられねぇっての」
ルーナ 「……なによ、それ」
アーロン 「まあ、今日1日で、色々なことが起こり過ぎた。あんたも、思うところはあるだろ」
ルーナ 「幻術の中でのこと?」
アーロン 「なんだよ、気を遣って具体的には言わなかったってのに」
ルーナ 「むかつく」
(SE 弱い風が吹く音)
ルーナ 「…………妹のこと、考えてた」
アーロン 「……ステラ、だっけ?」
ルーナ 「そう。ステラは、私よりも剣術の腕がよかった。もし生きていたら、城で皇族の側近でもやってたかもしれないわね」
アーロン 「今のあんたみたいに、か?」
ルーナ 「ふふ、私なんて所詮、ステラの代わりなのよ。ステラがいないから、私は今ここにいる」
アーロン 「…………」
ルーナ 「本当よ。そういう運命なの。ステラが生きていたら、私は刀なんてとっくに捨てて、どっかの男と結婚してたかもね」
アーロン 「本当にそうか?」
ルーナ 「え?」
アーロン 「たらればで語るのは性に合わねぇけど、もしステラが生きてたら、きっとあんたも一緒にここにいんだろ」
アーロン 「だから、なんていうか、そう気に病むな。それに、運命ってのは自分で掴み取るもんだろ」
ルーナ 「アーロン……」
アーロン 「…………」
ルーナ 「ぷふ、あはははっ。くっさいセリフね」
アーロン 「うっせー。……俺、戻るわ。あんたは?」
ルーナ 「……私は、もうちょっとここで、星を眺めてるわ」
アーロン 「そっか。んじゃ、風邪ひかねぇうちに戻れよ」
ルーナ 「わかってるわよ、ふふ」
(SE 弱い風が吹く音)
ルーナ 「……むかつく」
つづく
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