グランストリアMaledictio

ミナセ ヒカリ

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最終章 【創界の物語】

最終章42α 【おかたづけ】

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エクセリア「ぬぅっ!」

「だァっ!!」
レイヴン「ふんっ!」

 互いの拳と拳を交わらせ、時には魔法も乗せて互いに殴り合う。かつての仲間。しかし、今は敵同士。迷いはねぇはずだが、イマイチ力が出ない。

 ーーきっと、心のどこかでお嬢の事を考えちまってんだろうな。

 グランメモリーズのせいかどうかは知らんが、結構俺もお人好しになっちまったみたいだ。まあ、そのこと自体に悪いなんてことは言えねぇが、今この場に限っては邪魔な感情だ。

 シオンがやろうとしてること、あるいはやりたいことをやらせるためにも、俺達はお嬢を一瞬で片付けなきゃならない。手加減してる暇も、和解する道を模索する時間もねぇんだ。だからーー

「レイヴン、本気でやるぞ!」

レイヴン「ああ!」

「「 双龍最終滅龍奥義・破滅の光 」」

 全てのマナを捧げ、光と怨念の混ざる球体を、星と同じだけの大きさを保ちながら形成する。逃げ場は用意させず、お嬢が得意とする空間魔法でも包みきれないほどの大きさで全てを討つ。

エクセリア「ほう。貴様らが敗北に繋げた魔法で妾を倒そうと申すか」

 敗北に繋げた……か。まあ、確かにそうかもしれない。

 俺達の最後の奥義でも、あのグランメモリーズの2人には届かなかった。強さが足りなかった。力も、心も、何もかも足りなかった。でもーー

「次は勝ちに繋げてやるよ!お嬢!」

レイヴン「俺達はあの時とは違う!間違った強さだけを求め続けた俺達とは違う!」

「仲間を思いやり、互いをライバルとして高め合い、そして時には手を差し伸べ合う!力をぶつけるだけが強さじゃねぇ!心の部分でも強くねぇと、真の意味で最強は名乗れない!」

レイヴン「そんな強さがあの時の俺達には無かった。だが、今は違う。今の俺達はーー」

「「 文字通り、最強だ!! 」」

 魔法が完成し、いつでも発射可能な状態となる。お嬢は呑気に瓦礫の上で足を組み、拳に空間魔法を発生させている。

エクセリア「よいじゃろう。貴様らの言う"最強"を、妾に示してみせよ」

「ーー言ったな」

レイヴン「殺すぞ」

 互いに顔を見合わせ、そしてお嬢に向けて球体を放った。ブラックホールのように辺りのものを全て吸い込み、そして光すらもその球体の一部になるかのように吸い込まれた。

 辺りが暗く静まりかえる。光が消え、音も消える。だが、それは一瞬の出来事に過ぎず、魔法が役目を終えた後、光と音は戻ってきた。そしてーー

エクセリア「なるほど。これは確かに、少し想像以上じゃ」

「なっ……!」

 全身はボロボロだが、お嬢は両足を地面に着けて立っていた。

エクセリア「ちと、本気を出して戦わねばならぬようじゃな」

 空間魔法で引き寄せられ、俺とレイヴンは頭を掴まれる。

エクセリア「もう力も残っておらんじゃろう」

「グァァっ……!」
レイヴン「くっ……ァ……!」

 抵抗しようとしても力が入らねぇ。それに、なんだか力を吸われていってるような気がする。なんだこれは……お嬢にこんな力あったか……?

エクセリア「腕を上げたのはお前らだけではない。妾も、ただ2年間龍の力を求め続けただけではないということじゃ」

 クソっ……やっぱお嬢は強ぇよ。でもよーー

「まだ……だ……な」

エクセリア「ほう?」

 力を振り絞り、なんとか声を口に出す。横目でお嬢の余裕綽々な顔を見て、次の言葉を口にする。

「おれた……ちは……何も……ひと……り……でたた……かって……るわけじゃ……ねぇ……」

エクセリア「……まさか!」

 気付いた時にはもう遅ぇよ、お嬢。

「サモンズスピリット!ツバキ!ロズエル!ルシウェル!」

 お嬢が顔を後ろに振り向けた瞬間、3体の精霊が同時にお嬢の背中を斬りつけた。そして、俺とレイヴンはお嬢の拳から解放され、すぐさま距離を取った。

エクセリア「……まさか、お前がコールドミラーにおるとはのう……」

ベルメル「お久しぶりです、エクセリアさん。そして、さようなら!」

 3体の精霊が更なる追撃を仕掛け、エクセリアの急所を次々に貫く。バケモンでもねぇ限り、これで命は尽きるはずだ。だが、お嬢がこんなんで死なねぇことを俺はなんとなく予感していた。だからーー

「お嬢……あんたの強さの負けだ。滅龍奥義・光波絶命斬」

 トドメとして、俺は滅龍奥義をお嬢の心臓目掛けて放った。抵抗される感じはせず、光の刃は真っ直ぐに肉壁を貫いた。

「……」

レイヴン「……勝ったというのに、釈然としないな」

ベルメル「……」

 お嬢を殺したのは、正しい判断だった。お嬢は敵だ。絶対に倒さなきゃならねぇ敵なんだ。だからーー

「クソっ……なんで泣かなきゃいけねぇんだよ……!」

 両目から涙が零れ落ちる。拭っても拭っても涙が止まらず、とめどなく溢れてくる。

「ああ、そうか……」

 きっと、そういうことなんだろう。

「仲間を失ったんだ……そりゃ、悲しいだろうな……」

レイヴン「……」

ベルメル「……」

 ーーお嬢、いつかきっと、コールドミラーの墓に埋めてやるよ……。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

グリード「クソっ!あの双龍共何をチンたらとしてやがんだァ」

「落ち着け地龍。元より街は右も左も分からぬ状態。すぐに駆け付けられる方が無理な話じゃ」

グリード「つってもよォ……」

 焦る気持ちは分かるが、焦っても仕方の無い話だ。まあ、我としては地龍が1番最初に駆け付けてきたことが驚きなのだがな。

 もう一度滅龍奥義をあのドラゴンに向けて放っても良いのじゃが、そうなれば奴を余計に刺激することになる。今、この場には集められるだけの魔導士が集合しており、更にはゼイラ王女までいる。余計なことはせん方がええな。

ゼイラ「皆さん、すみません。私の力が及ばないばかりにーー」

グリード「あー、もうそういうのいいって王女様ァ。俺たちゃ好きでこうして集まってんだァ。一々気に病むなァ」

 物好きで集まっとるのは、恐らく地龍ただ1人じゃろうな。他がどうかは知らんが、少なくとも我は世界を救うために来ておる。まあ、これが本当に世界を救っておるのかどうか、怪しいところではあるが。

レイガ「なあ、シオン」

「どうした?レイガ」

レイガ「あのアポカリプス。こちらに近づいてきてないか?」

ピアナ「あ、それ私も思った」

 確かに、影が段々と大きくなっておるような気がする……いや、気のせいではない!

「地龍!今すぐ作戦開始じゃ!」

グリード「あァ?つっても、まだあの2人が来てねぇだろォ」

「アポカリプスが接近しておる。数は足りんが、我らだけで抑えるしかない!」

グリード「マジかよ!?」

 とりあえず、アポカリプスの接近を食い止めるために滅龍奥義を2人で放つ。しかし、これしきでは奴の接近は止まらん。

「皆の者!死にたくなければこの場から離れろ!」

レイガ「シオンはどうするつもりだ!」

「我はこの場で奴の注意を引く。もちろん、この地龍も共にな」

グリード「ふざけんなって言いてぇところだがァ、この場合それが正解だよなァ」

ピアナ「シオンちゃん……」

「いいから離れよ!」

 我の気迫に押され、2人は渋々といった具合にこの場から離れていった。

 ーーカッコつけたはいいが、正直に言えば我も逃げたい状況ではある。しかし、この龍はそれを許さんじゃろうな。

 光龍と怨龍が来るまで持ち堪えられるか分からんが、やるしかない!

「滅龍奥義・淵龍破断」
グリード「滅龍奥義・天下地龍業!」

 闇と地の滅龍奥義をぶつけ、アポカリプスの接近を食い止めようと図るが、まるで何も起きてないかのようにして奴はゆつくりと近付くことをやめない。

グリード「おいおい、4人でもダメだったのに、2人で止められるわけねぇだろォ」

「じゃが……」

グリード「俺が引き受けてやらァ。んでもって、お前はさっさと逃げなァ」

「なっ……!何を言っておる!?我に逃げろと?今この状況で!?」

 バカも休み休み言えと思うが、それ以上に我の方が下だと見られてるような気がして無性に腹が立つ。

 今この場で尻尾を巻いて逃げるなど、我には到底出来ん。プライドがそれを許さない。じゃがーー

グリード「いいからさっさと逃げろォ。俺は仲間はお前よりいるがァ、そいつらの前に立って道を示してやるような奴じゃねぇんだ。でも、お前は違うだろォ?」

「っ……!」

 ふざけた奴じゃとばかりに思っておったが、意外に真面目な脳をしおって……

グリード「俺がやられたら次はお前の番だァ。そうならねえよう努力するが、無理かもしれねぇ。つか、こうして無駄話してる間にも奴は来てんだァ。さっさと逃げなァ」

「……グランメモリーズの墓場にちゃんと埋めてやる」

 それだけ言い残し、我は地龍に背中を向けて逃げ出した。

「カッコイイ事を言いおって……そういう奴が真っ先に死ぬことを知らんのか」

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

 やっべ、思いっきり死亡フラグ立てちまった……!

「まあ、後悔しても遅ぇし、何よりカッコつけたくなったんだから仕方ねぇよなァ?仕方ねぇよなァ!?」

 自問自答を素早く終え、とりあえずは眼前に迫る龍へと意識を向ける。

「まさか、最強のドラゴン様と1on1をすることになるとはァ、流石の俺様でも予測できねぇよォ」

 でも、ここで勝ったら最高にカッケェよなぁ。まあ、あの龍の小娘が全力出してようやく勝てた相手に勝てるわけねぇが。でもよ、足止めくらいなら簡単だろォ。

「へっ!何をビビってやがる。死ぬ気であんな発言したんだから綺麗に散れよってなァ」

 腰を屈め、地に足を踏ん張らせる。整備されたこの道もすっかりとボロボロになり、硬い地面を顕にしている。ついでに、花粉を飛ばしてくる木々も元の形が思い出せないくらいに倒れちまってる。

 地面から養分ちからを大量に吸い取り、拳と足に力を込める。チマチマとした戦いは嫌いだ。足止めするなら、でっかい一撃ぶち込んでしばらくの間怯ませてやるぜ。

「本日のメインイベントだァ!滅龍最終奥義ィ!起源創世の刃ァァァ!」

 力を解放し、辺りに散らばる瓦礫やら木々やら土やらを固め、巨大な刃を形成する。アポカリプスの首目掛けて刃を豪快に振り、かったい首に刃を食い込ませる。

「最終奥義つってんだァ!どうせなら初出し補正で勝ってくれねぇかよォ!」

 地面から更なる養分を吸い出し、腕に込める力を上げる。刃の太さと頑丈さもさらに磨きを掛け、あの固い首に更に負荷をかける。

 こんなにやってんのに、あの野郎は血を一滴も流さねぇ……。どんだけ太い首してんだァ。

「だけどよォ!テメェの動きは封じたぜェ!」

 アポカリプスの接近は止まった。抵抗をしてくる気配もない。下手に動けば、自分の力で首を切っちまうかもしれねぇからなァ。あ、でも、こうなっちまったら俺様も何も出来ねぇ……

「我慢比べってかァ?」

 俺が1番嫌いな奴じゃねぇかよォ。出来ねぇわけじゃねぇけども。

シオン「その必要は無い!滅龍最終奥義・死神の咆哮!」

 突如としてアポカリプスの首に、まるで俺の刃を押し込むようにして闇の咆哮が当てられる。しかも、旋風でも起こしてんのか、小さな斬撃も無数に発生している。

「逃げろって言ったんだがなァ」

シオン「やはり、お前のようなふざけた輩にカッコイイところは任せられんと思ってな」

「ま、それでいいかァ」

 アポカリプスの首は斬れた……って言いてぇところだったが……

「悪ぃ、俺の剣が負けたァ」

シオン「クソっ……!」

 刃が砕け落ち、シオンもマナ切れを起こして地面に落下してきた。

「これで終いってかァ?」

シオン「お前のような奴と最後を過ごすことになるとはな。奇妙な運命だ」

 確かに、奇妙なもんだな。共通点といえば互いに龍殺しであるということだけ。他には何もねぇ間柄だってんのに、最後の瞬間を共にしちまうとはァ。

「よくぞここまで耐えてくださいました」

 ……

 ……

 ……

「誰だ?」

 不意に、背中から少女のような声が響き、俺はしばし呆然とした後に後ろを振り返る。すると、そこには白い布1枚に身を包んだ幼女がいた。

「初めまして。私、元光楼宗の長にして悲嘆の席に座っておりましたアイリ・ステライルグと申します。この度は、私の元仲間がご迷惑をおかけして申し訳ございません」

 訳わかんねぇことを言いながら、幼女ことアイリは俺達の前に立ち、咆哮の構えを取るアポカリプスに向けて手を差し出した。

アイリ「自分で蒔いた種は自分で片付けるのが礼儀というものらしいです。お母様が言っていました。ですので、あなたを召喚した者として責任をもってあなたを封印します」

 ……今、この幼女何て言いやがった……!?

アイリ「閉門・召喚の星」

 幼女が差し出した手をゆっくりと握り締め、それに呼応するかのようにしてアポカリプスが姿を消した。

「おい、テメェ。召喚したってどういうことだァ!」

 喉に力を込め、幼女の背に向けてその問いを投げかける。

アイリ「お母様のお仲間ですね。色々と話さなきゃいけないことがありますし、謝らなくちゃならないこともたくさんあります。ですが、どうやら私達にはもうそんな時間が残されていないようです」

 アイリがゆっくりとこちらを向き、優しそうに微笑んだ後、また正面を向いて斜め上の空に向けて指を指した。

アイリ「この時代を生きるお母様。後は任せましたよ」

 その言葉を皮切りに、俺の、いや、俺達の意識は深い闇へと落ちたーー
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