7 / 14
1章
始まり⑦
しおりを挟む
今日は学びの塔での授業はお休みの日だ。それなので僕はゆっくりと朝食を食べていた。
ちなみにナターシャは朝早くから友達と遊びに出掛けている。
「父さん、バザールがこの街に来るって噂になっているけど何か知っている?」
「さあ、父さんはそんな話きいてないな。」
「へえ、そう。」
「ああ、でも、そういえば街外れに祠があるだろう。知ってるか?」
「うん、去年か一昨年に習ったよ。その祠がどうしたの?」
「街が管理しているものなんだけど、どっかの資産家が見にきたいと言ってるような話を聞いたな。」
「ふ~ん。なんで父さんがそんなこと知ってるの?」
「街の市役所に問い合わせがあったらしくてな。それで、誰が管理してるか知っていないか担当の人に聞かれたのさ。」
「祠を見たいなんて物好きだね。」
「資産家と言っていたから、時間があり余っているんだろう。人の好奇心は尽きることはないからなぁ。いろんな場所に見たことないものを見にいっているんじゃないかな?」
「なるほどね。」
父さんは自分もそんな生活をしてみたそうな感じだった。
「あら、あなた。そんな事を勝手に話してしまって大丈夫だったの?」
コーヒーを飲みながら、お母さんが部屋に入って来た。
「さあ、どうだったかな。」
父さんは肩をすくめた。僕の父さんは勉強や学ぶことが好きだ生真面目な感じじゃなくて、おおらかな性格だ。父さん自身は本をたくさん読んでいて勉強もたくさんしてる。けれど、僕は勉強をしろと言われたことはない。僕が去年、補修になった時も特に怒られたりはしなかった。ただ、好きなことや集中できることはあった方がいいかもなと言われた。それからはなんとなく、自分が好きなものを探したり、意識したりしている。
「まあ、そんなにいろいろ気にしていたら何もしゃべれなくなっちゃうからいいんじゃないか。」
「それもそうね。」
母さんは父さんの返答にあっさり納得した。
食事が終わったあと、両親はどちらとも仕事に出かけた。
僕は特に予定はなく、午前中はダラダラと過ごした。
お昼頃に、チェスターがやって来た。
「特訓山に行こうぜ!」
ちなみにナターシャは朝早くから友達と遊びに出掛けている。
「父さん、バザールがこの街に来るって噂になっているけど何か知っている?」
「さあ、父さんはそんな話きいてないな。」
「へえ、そう。」
「ああ、でも、そういえば街外れに祠があるだろう。知ってるか?」
「うん、去年か一昨年に習ったよ。その祠がどうしたの?」
「街が管理しているものなんだけど、どっかの資産家が見にきたいと言ってるような話を聞いたな。」
「ふ~ん。なんで父さんがそんなこと知ってるの?」
「街の市役所に問い合わせがあったらしくてな。それで、誰が管理してるか知っていないか担当の人に聞かれたのさ。」
「祠を見たいなんて物好きだね。」
「資産家と言っていたから、時間があり余っているんだろう。人の好奇心は尽きることはないからなぁ。いろんな場所に見たことないものを見にいっているんじゃないかな?」
「なるほどね。」
父さんは自分もそんな生活をしてみたそうな感じだった。
「あら、あなた。そんな事を勝手に話してしまって大丈夫だったの?」
コーヒーを飲みながら、お母さんが部屋に入って来た。
「さあ、どうだったかな。」
父さんは肩をすくめた。僕の父さんは勉強や学ぶことが好きだ生真面目な感じじゃなくて、おおらかな性格だ。父さん自身は本をたくさん読んでいて勉強もたくさんしてる。けれど、僕は勉強をしろと言われたことはない。僕が去年、補修になった時も特に怒られたりはしなかった。ただ、好きなことや集中できることはあった方がいいかもなと言われた。それからはなんとなく、自分が好きなものを探したり、意識したりしている。
「まあ、そんなにいろいろ気にしていたら何もしゃべれなくなっちゃうからいいんじゃないか。」
「それもそうね。」
母さんは父さんの返答にあっさり納得した。
食事が終わったあと、両親はどちらとも仕事に出かけた。
僕は特に予定はなく、午前中はダラダラと過ごした。
お昼頃に、チェスターがやって来た。
「特訓山に行こうぜ!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる