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本編3 始まりのダンジョン入場します
第八話 始まりの迷宮で邂逅(8)
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【コノ先ガ階層主ノ部屋ダ】プラス【現在ハ階層ノ主ガ不在ダ】
――機械音に驚き直前での静止。なぜか同時に言葉も失くした。
音声が伝えた内容どおりだ。すでに先行者が討伐済みだよね。
「なかに入れない」扉前で永依がつぶやく。なぜか即応された。
【主ガ不在ノ入室ガ可能ダ】――再度の音声だ。扉がひらいた。
「へぇ。すぐ応じてくれるんだ。うれしいよ」大喜びの少女だ。
だがしかしこっちでは頭を抱えた。偶然か必然か検証したい。
ちょうど部屋の中心だった。おかしな文様の描かれる円陣だ。
双眸を開いたまま動きを止めた。同時になぜか声まで失った。
円陣で横たわる姿は人間。だがしかし完全に異なる存在だろう。
膝を抱えるようにしながら眠る少女だ。その目前で意識する。
それほど見た目は変わらない。ある部分に驚くしかできないが。
ギャル化粧をしていない永依に近い。眠る表情もそっくりだ。
誰もが注目する歴然と異なる一部分。どこか超絶した美少女だ。
瞼の下にある双眸も気になった。細眉にちいさな鼻口を有する
白い顔は細面。一般のアイドルより人目を惹くほどの愛らしさ。
きらめくように美しい。艶のある黒髪は肩下に流れるくらい。
色白を通り越した透明美肌。そのまま化粧品のCMに出演して
違和感が一切ない。美しく優雅な白いドレスまで保護欲を誘う。
折れそうな細い腰から伸びる長い手足。際だつモデル体型だ。
だがしかし圧倒する胸部装甲。そこだけ異様な存在感を放つ。
おまけ程度の短い黒ブーツに包む足先。驚異的な美麗さだよ。
どれほど可憐な声を発するのか気になる。視線をそらせない。
傍の永依は黙したまま悩んでるね。頭の下からはみだした白い
屹立するフサフサした右耳に夢中。本物なのかと不思議らしい。
頭上に伏せた黒い左耳。モフモフな愛らしさで触れたくなる。
ほぼ二人とも同じ印象だろう。現実のバニーガールはエロい。
年齢で性的な意味より愛くるしさだ。可憐な幼さが優先されて
同性でも意識するエロさ。際だってるんだから仕方がないよね。
ダンジョンで見つけたウサギの獣人。類まれな美少女だろう。
誰に問いかけても同じ答えが戻る。それほど超絶した美少女だ。
しかも細い身体に似あわない。秘められた強さが本物なんだ。
円陣まで距離がある。目覚めさせる方法が問題と認識したよ。
「エーちゃんお願い。眠る彼女の近くで声かけしてくれない?」
「えっ。眠れる森の美女じゃない……ウサ耳の美少女だよねー。
目覚めさせられるキスは王子様だけよー」ニヤリとした笑みだ。
セクハラ行為に感じられても面倒なんだ。躊躇いしかないよ。
「冗談じゃねぇ。目覚めさせる相手が男なら問題だらけじゃん」
「アッハッハはぐれ佳二純情派だ。ケーちゃん純情すぎるしょ」
からかい上手の永依だ。下手にでたのが失敗かもしれないなと
うずくまる。確かに三十路が迫る純情男。相当キモいんだよね。
「じょーだんもこんくらい。まぁしゃあないよね。いってくる」
返答して笑う永依。円陣を跨いだ瞬間だ……跳ねあがるように
屈伸するウサ耳少女。大ジャンプすると同時に左腕を突きだす。
少女は反応できない素人じゃない。空手バカ一代じゃない……
最強の女子中学生。昨年は全国中学女子の空手チャンピオンだ。
東京オリンピック出場について。連盟から正式な謝罪だった。
当初からの制約。本人適正と周囲の判断で不可に決定された。
組手や型中心の競技空手。フルコンタクト制の実践とは別物だ。
クマ殺しの大山倍達総帥が頂点で究極の実践空手道。極真空手
系列で最強の立技を目指す世界大会。覇者を生んだ団体になる。
永依は関東正道会館の出身だ。総本部が存在する大阪天満駅。
走って通える距離の靭本町だ。そのため叔父と同居も納得した。
都内で新聞沙汰になるほどの大問題。主犯格とされた永依だ。
学校関係者から親戚まで全周囲。ほぼ同時に震撼させたぐらい。
強力すぎる祖父の一喝。表面化されない人脈で幕引きされた。
それにより表むき不問とされた永依。しばらくは謹慎中らしい。
数年間は中部地方より北に旅行でも許されない現状だからさ。
あまりに素早い左腕の突きだった。素直に攻撃をうけた永依。
別の意味だろうね。満面の笑顔と呼べるほど朗らかに対応した。
ほとんど変わらない体型。ウサ耳の少女は強さが本物だった。
マックスのスピードで互角。力の強さはウサ耳少女に分がある。
圧倒的な差を感じない。最初から互いに全力で挑める相手だと
認識したんだろう。身体を傾けながら軽々とうけ流した永依だ。
左に全身傾けながら右足。力強い回し蹴りを腹に叩きこんだ。
避けられると考えていないウサ耳少女。まともに喰らう急角の
回転蹴りで後方まで吹きとぶ。もちろん両者にダメージはない。
「おもしれぇ」ニヤリと双方同時に笑う。どちらの言葉だろう?
キャットファイトも始まっていない前哨戦。闘いはこれからだ!
――機械音に驚き直前での静止。なぜか同時に言葉も失くした。
音声が伝えた内容どおりだ。すでに先行者が討伐済みだよね。
「なかに入れない」扉前で永依がつぶやく。なぜか即応された。
【主ガ不在ノ入室ガ可能ダ】――再度の音声だ。扉がひらいた。
「へぇ。すぐ応じてくれるんだ。うれしいよ」大喜びの少女だ。
だがしかしこっちでは頭を抱えた。偶然か必然か検証したい。
ちょうど部屋の中心だった。おかしな文様の描かれる円陣だ。
双眸を開いたまま動きを止めた。同時になぜか声まで失った。
円陣で横たわる姿は人間。だがしかし完全に異なる存在だろう。
膝を抱えるようにしながら眠る少女だ。その目前で意識する。
それほど見た目は変わらない。ある部分に驚くしかできないが。
ギャル化粧をしていない永依に近い。眠る表情もそっくりだ。
誰もが注目する歴然と異なる一部分。どこか超絶した美少女だ。
瞼の下にある双眸も気になった。細眉にちいさな鼻口を有する
白い顔は細面。一般のアイドルより人目を惹くほどの愛らしさ。
きらめくように美しい。艶のある黒髪は肩下に流れるくらい。
色白を通り越した透明美肌。そのまま化粧品のCMに出演して
違和感が一切ない。美しく優雅な白いドレスまで保護欲を誘う。
折れそうな細い腰から伸びる長い手足。際だつモデル体型だ。
だがしかし圧倒する胸部装甲。そこだけ異様な存在感を放つ。
おまけ程度の短い黒ブーツに包む足先。驚異的な美麗さだよ。
どれほど可憐な声を発するのか気になる。視線をそらせない。
傍の永依は黙したまま悩んでるね。頭の下からはみだした白い
屹立するフサフサした右耳に夢中。本物なのかと不思議らしい。
頭上に伏せた黒い左耳。モフモフな愛らしさで触れたくなる。
ほぼ二人とも同じ印象だろう。現実のバニーガールはエロい。
年齢で性的な意味より愛くるしさだ。可憐な幼さが優先されて
同性でも意識するエロさ。際だってるんだから仕方がないよね。
ダンジョンで見つけたウサギの獣人。類まれな美少女だろう。
誰に問いかけても同じ答えが戻る。それほど超絶した美少女だ。
しかも細い身体に似あわない。秘められた強さが本物なんだ。
円陣まで距離がある。目覚めさせる方法が問題と認識したよ。
「エーちゃんお願い。眠る彼女の近くで声かけしてくれない?」
「えっ。眠れる森の美女じゃない……ウサ耳の美少女だよねー。
目覚めさせられるキスは王子様だけよー」ニヤリとした笑みだ。
セクハラ行為に感じられても面倒なんだ。躊躇いしかないよ。
「冗談じゃねぇ。目覚めさせる相手が男なら問題だらけじゃん」
「アッハッハはぐれ佳二純情派だ。ケーちゃん純情すぎるしょ」
からかい上手の永依だ。下手にでたのが失敗かもしれないなと
うずくまる。確かに三十路が迫る純情男。相当キモいんだよね。
「じょーだんもこんくらい。まぁしゃあないよね。いってくる」
返答して笑う永依。円陣を跨いだ瞬間だ……跳ねあがるように
屈伸するウサ耳少女。大ジャンプすると同時に左腕を突きだす。
少女は反応できない素人じゃない。空手バカ一代じゃない……
最強の女子中学生。昨年は全国中学女子の空手チャンピオンだ。
東京オリンピック出場について。連盟から正式な謝罪だった。
当初からの制約。本人適正と周囲の判断で不可に決定された。
組手や型中心の競技空手。フルコンタクト制の実践とは別物だ。
クマ殺しの大山倍達総帥が頂点で究極の実践空手道。極真空手
系列で最強の立技を目指す世界大会。覇者を生んだ団体になる。
永依は関東正道会館の出身だ。総本部が存在する大阪天満駅。
走って通える距離の靭本町だ。そのため叔父と同居も納得した。
都内で新聞沙汰になるほどの大問題。主犯格とされた永依だ。
学校関係者から親戚まで全周囲。ほぼ同時に震撼させたぐらい。
強力すぎる祖父の一喝。表面化されない人脈で幕引きされた。
それにより表むき不問とされた永依。しばらくは謹慎中らしい。
数年間は中部地方より北に旅行でも許されない現状だからさ。
あまりに素早い左腕の突きだった。素直に攻撃をうけた永依。
別の意味だろうね。満面の笑顔と呼べるほど朗らかに対応した。
ほとんど変わらない体型。ウサ耳の少女は強さが本物だった。
マックスのスピードで互角。力の強さはウサ耳少女に分がある。
圧倒的な差を感じない。最初から互いに全力で挑める相手だと
認識したんだろう。身体を傾けながら軽々とうけ流した永依だ。
左に全身傾けながら右足。力強い回し蹴りを腹に叩きこんだ。
避けられると考えていないウサ耳少女。まともに喰らう急角の
回転蹴りで後方まで吹きとぶ。もちろん両者にダメージはない。
「おもしれぇ」ニヤリと双方同時に笑う。どちらの言葉だろう?
キャットファイトも始まっていない前哨戦。闘いはこれからだ!
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