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瑠色と寝た男1
ハヤト・20歳*4
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脱衣所の前には洗面台が置かれていて、そこには壁一面大きな鏡が置かれている。
そこの前に立ち、ボクは後ろからハヤトの服に手を掛けた。
Yシャツにベスト、革ベルトにスラックスという格好なので、比較的脱がしやすい。
まずはベストを脱がし、洗面台の縁に掛ける。次はYシャツ。ボタンは上からじゃなくて下から。一つずつゆっくりと、鏡の中ハヤトに視線を向けながら脱がす。
「あの…っ、ルイさん…、恥ずかしいです…」
首元まで朱くなっているハヤトの首筋に唇を押し当てて、そのまま鏡を見る。ハヤトは視線をそらしていた。
「ほら、ちゃんと見て? ボクがハヤトを脱がしてるトコ…」
ハヤトの視線が此方に戻ってきた。
ボタンを外しきったシャツを肩からストンと落とし、素肌を晒させる。
鏡越しに視線をあわせながら、見せつけるように舌を出してから、あらわになった肩を舐めた。
「っ…!」
息を呑むハヤト。ボクはそのまま、肌をついばみながら首筋へと移動する。弾力の有る肌を甘く噛みながらベルトに手を掛けて外し、スラックスのボタンを外す。
ファスナーをゆっくりと下げていく。
引っかかるように、ジ…、ジ…、と下りていくファスナー。それに比例するようにハヤトの呼吸が浅くなっていく。興奮しているのがまるわかりだった。
すと、とスラックスが落ちる。
「足上げて、脱いで…」
足首から先は自分で脱ぐように鏡越しに言うと、ハヤトはもぞもぞと脱いだ。
「く…くつした…」
ハヤトは上ずった声で聞く。
「ん。じゃあボクの方向いて?」
ハヤトが此方に身体を向けると、落ちたシャツとスラックスを拾い上げてベストと同じように洗面台の縁に掛ける。
もう一度しゃがみこんで、そっとハヤトの足を取る。跪いた足の上にハヤトの足を乗せて、靴下も脱がす。
「あっ、あの、自分で…」
聞こえないふりをしながら、足から靴下を抜き取る。反対側も同じようにして靴下を脱がし、ハヤトは下着一枚の状態にしてやった。
「る…ルイさんも、脱いで…」
ハヤトの手がボクのシャツに伸びてくる。ボクはシャツに長めのカーディガンとジーンズという格好だ。
「脱がしてくれるの? ちょっと待って…」
上は自分で脱ぎ、ハヤトの手をジーンズの前に導く。
「ジーンズ脱がすのは大変だから、ボタン取って?」
ハヤトの手は緊張からか少し震えていた。覚束ない手つきでボクのジーンズのボタンを外し、一瞬伺うようにしてからファスナーも下ろした。
「ありがと」
ハヤトの視線を意識しながら、ジーンズを脱ぎ、服はまとめてハヤトのとは反対側の洗面台の縁に引っ掛けた。
お互い、パンツだけの状態で向かい合う。
「おいで?」
ボクが手を広げると、ハヤトはゆっくりと抱きついてきた。
ひたりと密着すると、ハヤトの下半身が熱くなっているのがわかる。キスだけで、充分に期待して充血している事が、可愛くて嬉しかった。
「もう勃ってる…?」
聞きながら、そっと撫でて確かめると、ハヤトはビクッと震える。人に触られたことのない場所は、下着の中で窮屈そうにしていた。
「脱がしちゃっていい?」
耳のそばでそう聞くと、ハヤトは小さく頷いた。抱きついてた手をそっと解き、ボクはまたハヤトの前に跪く。
「あっ…や…っ」
拒む言葉を聞かないふりをして下着を引き下ろすと、ボクの目の前にぷるりとハヤトの半身が飛び出してきた。
抱き締めあった時に気づいたとおり、そこはすでにしっかりと充血していて、ボクの目前で恥ずかしそうに震えていた。
「かわいい…」
ため息のようにボクの口から言葉がこぼれ落ちる。からかわれたと思ったのか、ハヤトは顔を真っ赤にしたまま、ボクから身を隠すようにうずくまってしまった。
「み、みないでください…」
「どうして? ボクとキスしたり、いやらしく脱がされたりして興奮したんでしょ…? それで勃っちゃうなんて、凄く可愛いじゃん…嬉しいよ?」
膝をついて、ハヤトににじり寄る。
縮こまったままのハヤトの手を取り、指先にキスをする。
ハヤトがこちらを見たので、そのまま爪の形を確かめるように舌を這わせ、
「これからもっとスゴいことするんだから、今からこんなに恥ずかしがってたら身が持たないよ?」
と言うと、ハヤトは目を見開いた。
「さて、お湯溜まったからお風呂入ろっか。ほら、泡風呂だよ」
語尾にハートマークを付ける勢いでボクがいうと、ハヤトはモコモコの泡だらけになった浴槽を見てビックリしていた。
その隙にボクも服を脱いでしまって、ハヤトの背中をそっと押しながら中へ入るように促した。
「泡風呂なんて初めてです」
「モコモコで湯船の中が見えないから、あんまり恥ずかしくないかなって思ってさ。どう?」
「恥ずかしくはないですけど…なんか…」
泡風呂とボクを見比べるので、言いたい事が何となく解って笑ってしまった。
「何でか解らないけど、泡風呂ってすごくエッチな感じするよね?」
「…っ!」
どうやら何となく思ったことは当たりだったようだ。
本当にハヤトの反応はどれを取っても解りやすくて初々しくて良い。
こんなに反応の良い可愛い子は久しぶりだ。
「まずは身体を洗おうね。それから、いっぱい気持ち良くしてあげる」
ボクは、シャワーのコックを捻った。
そこの前に立ち、ボクは後ろからハヤトの服に手を掛けた。
Yシャツにベスト、革ベルトにスラックスという格好なので、比較的脱がしやすい。
まずはベストを脱がし、洗面台の縁に掛ける。次はYシャツ。ボタンは上からじゃなくて下から。一つずつゆっくりと、鏡の中ハヤトに視線を向けながら脱がす。
「あの…っ、ルイさん…、恥ずかしいです…」
首元まで朱くなっているハヤトの首筋に唇を押し当てて、そのまま鏡を見る。ハヤトは視線をそらしていた。
「ほら、ちゃんと見て? ボクがハヤトを脱がしてるトコ…」
ハヤトの視線が此方に戻ってきた。
ボタンを外しきったシャツを肩からストンと落とし、素肌を晒させる。
鏡越しに視線をあわせながら、見せつけるように舌を出してから、あらわになった肩を舐めた。
「っ…!」
息を呑むハヤト。ボクはそのまま、肌をついばみながら首筋へと移動する。弾力の有る肌を甘く噛みながらベルトに手を掛けて外し、スラックスのボタンを外す。
ファスナーをゆっくりと下げていく。
引っかかるように、ジ…、ジ…、と下りていくファスナー。それに比例するようにハヤトの呼吸が浅くなっていく。興奮しているのがまるわかりだった。
すと、とスラックスが落ちる。
「足上げて、脱いで…」
足首から先は自分で脱ぐように鏡越しに言うと、ハヤトはもぞもぞと脱いだ。
「く…くつした…」
ハヤトは上ずった声で聞く。
「ん。じゃあボクの方向いて?」
ハヤトが此方に身体を向けると、落ちたシャツとスラックスを拾い上げてベストと同じように洗面台の縁に掛ける。
もう一度しゃがみこんで、そっとハヤトの足を取る。跪いた足の上にハヤトの足を乗せて、靴下も脱がす。
「あっ、あの、自分で…」
聞こえないふりをしながら、足から靴下を抜き取る。反対側も同じようにして靴下を脱がし、ハヤトは下着一枚の状態にしてやった。
「る…ルイさんも、脱いで…」
ハヤトの手がボクのシャツに伸びてくる。ボクはシャツに長めのカーディガンとジーンズという格好だ。
「脱がしてくれるの? ちょっと待って…」
上は自分で脱ぎ、ハヤトの手をジーンズの前に導く。
「ジーンズ脱がすのは大変だから、ボタン取って?」
ハヤトの手は緊張からか少し震えていた。覚束ない手つきでボクのジーンズのボタンを外し、一瞬伺うようにしてからファスナーも下ろした。
「ありがと」
ハヤトの視線を意識しながら、ジーンズを脱ぎ、服はまとめてハヤトのとは反対側の洗面台の縁に引っ掛けた。
お互い、パンツだけの状態で向かい合う。
「おいで?」
ボクが手を広げると、ハヤトはゆっくりと抱きついてきた。
ひたりと密着すると、ハヤトの下半身が熱くなっているのがわかる。キスだけで、充分に期待して充血している事が、可愛くて嬉しかった。
「もう勃ってる…?」
聞きながら、そっと撫でて確かめると、ハヤトはビクッと震える。人に触られたことのない場所は、下着の中で窮屈そうにしていた。
「脱がしちゃっていい?」
耳のそばでそう聞くと、ハヤトは小さく頷いた。抱きついてた手をそっと解き、ボクはまたハヤトの前に跪く。
「あっ…や…っ」
拒む言葉を聞かないふりをして下着を引き下ろすと、ボクの目の前にぷるりとハヤトの半身が飛び出してきた。
抱き締めあった時に気づいたとおり、そこはすでにしっかりと充血していて、ボクの目前で恥ずかしそうに震えていた。
「かわいい…」
ため息のようにボクの口から言葉がこぼれ落ちる。からかわれたと思ったのか、ハヤトは顔を真っ赤にしたまま、ボクから身を隠すようにうずくまってしまった。
「み、みないでください…」
「どうして? ボクとキスしたり、いやらしく脱がされたりして興奮したんでしょ…? それで勃っちゃうなんて、凄く可愛いじゃん…嬉しいよ?」
膝をついて、ハヤトににじり寄る。
縮こまったままのハヤトの手を取り、指先にキスをする。
ハヤトがこちらを見たので、そのまま爪の形を確かめるように舌を這わせ、
「これからもっとスゴいことするんだから、今からこんなに恥ずかしがってたら身が持たないよ?」
と言うと、ハヤトは目を見開いた。
「さて、お湯溜まったからお風呂入ろっか。ほら、泡風呂だよ」
語尾にハートマークを付ける勢いでボクがいうと、ハヤトはモコモコの泡だらけになった浴槽を見てビックリしていた。
その隙にボクも服を脱いでしまって、ハヤトの背中をそっと押しながら中へ入るように促した。
「泡風呂なんて初めてです」
「モコモコで湯船の中が見えないから、あんまり恥ずかしくないかなって思ってさ。どう?」
「恥ずかしくはないですけど…なんか…」
泡風呂とボクを見比べるので、言いたい事が何となく解って笑ってしまった。
「何でか解らないけど、泡風呂ってすごくエッチな感じするよね?」
「…っ!」
どうやら何となく思ったことは当たりだったようだ。
本当にハヤトの反応はどれを取っても解りやすくて初々しくて良い。
こんなに反応の良い可愛い子は久しぶりだ。
「まずは身体を洗おうね。それから、いっぱい気持ち良くしてあげる」
ボクは、シャワーのコックを捻った。
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