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山と古酒
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山は、大きな生き物のようです。特に陽が落ちてからは、人間なんてちっぽけな存在なのだと感じてしまうような凄みがあります。
山の近くの集落で育った私は、幼い頃からずっとそう思っていました。山に吸い込まれそうになるので、夜はなるべく外に出ないようにしていました。
闇の中で風がごうごうと吹いています。大きな音を立てて木まで揺らして、存在を主張しているようです。成り行きでついてきたものの、その場にいるだけで足が竦んでしまう自分が情けないです。
でも何か出来ることがあるかもしれないし、その瞬間を逃すわけにはいきません。
目を開いて辺りを見回すと、うっすら草の生えた地面のところどころに残っている雪が、暗い中にぼんやりと白く浮かび上がっています。
「甘祢、巻き込んでしまってすまない。俺が結界で守る。安心して奴が泣きながら無様に謝るところまで見てるといい」
伊吹くんが口の中で呪文のようなものを呟くと、私の周りに透明なシャボン玉みたいな丸い結界が張られました。ふわふわと空中に浮かぶ結界は、外気も通さなくて山の上なのに暖かいです。ただ音と、景色だけが届きます。
私が結界の中に収まったのを確認したあと、伊吹くんは音もなく月が浮かぶ空に飛び上がって、腕を伸ばして叫びました。
「魑魅! 茨木を抑えろ!」
伊吹くんの叫びに呼応するように、山からふわりと白いもやのようなものが浮かひ上がってそれぞれ鹿やイノシシみたいな形になっていきます。
昔、お母さんが生きていた頃に聞きました。集落からあまりに離れると、魑魅魍魎にさらわれてしまうよ。
魑魅は山そのものから生まれた動物のようで動物じゃない怪異。神に近いけど有名な神とは違う、そこら中にたくさんいる存在。魍魎は木や川から生まれる怪異。魑魅ほど多くはないけれど、夜の山にはひしめくほどいるのだそうです。伝説の鬼は、そういう怪異を手足のように扱えたんだとか。
――伝説の、鬼。私達が住んでいた集落から遠くない場所に住んでいたという、強い、強い鬼達のお話。お母さんが語ってくれた記憶が、ちらりと頭をよぎりました。今はそれどころじゃ、ないのに。
魑魅は茨木さんに向かって飛びかかっていきます。
「んふふ、そないなん木っ端みじんにしたろ」
茨木さんは笑いながら手を上げて、空中に浮かべた無数のカミソリの刃のようなもので全てを切り裂いていきました。
「くっ……」
「これで終わりや!」
伊吹くんが着地した地点に向かって茨木さんが手を振り下ろすと、カミソリは方向を変えて一斉に伊吹くんに向かって飛んでいきます。あんなものが当たったら人間でなくても痛い、では済みません。
「伊吹くんっ」
「魍魎!」
伊吹くんの声で、周りの地面から小石が大量に浮かび上がってあちこちからカミソリを叩き落としました。
その隙をつくように茨木さんはひらりと着物を翻して夜空に舞うと、伊吹くんの顔目掛けて拳を突き出します。伊吹くんは腕をクロスして受け止めて、空中で蹴りを繰り出すと茨木さんはそれを寸前でかわします。二人とも笑っています。初めて見る光景なのに、なぜか懐かしいような気持ちが湧いてくるのですが、寒さと疲れで私はおかしくなっているのでしょうか。どこまでが現実でどこからが現実でないのか、わからなくなってきます。
そのくらい、月を背景に戦う二人の姿は幻想的でした。
「あはははは、伊吹ィ、楽しいなぁ。子供の頃みたいや」
「何度手合わせしてもオレに勝てたことないのも思い出したか?」
「そんな思い出……今夜塗り替えたるわ!」
茨木さんの言葉を合図にしたように、空中でまた戦いが始まります。お互いの使う術のようなものや体術がぶつかり合って、ときどき夜空に火花が散って、その度に周りが照らされてこの辺りの地形が見えてきます。
なんとなく、見覚えが、あるような。
もう戦いはじめてからだいぶ時間が経ちました。
伊吹くんがダメージを受けると、結界が震えます。その度に、私に何か出来ることはないか考えるけれど何もできません。
もどかしいです。
ふと気が付くと、遠くの空がうっすら光りはじめました。日の出です。子供の頃は毎朝見ていた、山の朝です。一筋光りが差すと、あとはどんどん景色が燃えるように赤くなっていきます。伊吹くんの髪の毛、瞳と同じ、炎のような色。
周囲も明るくなっていきます。いくつもの山の頂が見えて、かなり高い場所にいることがわかります。山の上以外の全ては、雲の海に沈んでいます。
「くっ……」
焦った伊吹くんの声に、私は意識を目の前に戻しました。真っ赤な光の中、茨木さんが茨木さんが伊吹くんの足を掴んで勝ち誇るように笑っています。マズいです。
「あはははは! やっぱ生きてる長さの違いかねぇ?」
「くっ……」
そもそも、背が高めとはいえまだ10代に見える伊吹くんと、しっかり筋肉もついていてかなり身体も大きい茨木さん。どう見たって伊吹くんが不利です。
どうすればいいのでしょう。どうすれば……
伊吹くんのみぞおちに、茨木さんの拳が入りました。苦しそうな呻き声が聞こえて、同時に、体の周りの結界がぱん、と音をたてて弾けました。
地面へどさりと落とされます。刺すように冷たい空気とダイレクトに吹き付ける風の音、そして鈍い体の痛みで触覚と聴覚が埋め尽くされて、一瞬何が何だかわからなくなりました。
気が遠くなりかけて、私は昔から時々見る夢の中に落ちていきました。
赤い髪。山の上。交わす言葉。周りのみんなの笑顔。洞窟。――あのお酒。
いつもの夢……かと思いきや、いつもの夢の続きの中に私はいます。
夢、だと思っていました。これは、もしかして。
なんで今まで気が付かなかったのでしょうか。
私にできること、あるかもしれません。
これに、かけるしかありません。
私は夢の中で周りを観察してから、思い切り息を止めます。苦しいです。苦しいけど、これで目を覚ますことが出来る筈です。
目の前が真っ赤になって、ぐらりと頭が揺れるとようやく現実に戻ってきました。
寒さで手がかじかんでいますが、そんなことは言ってられません。
「伊吹ぃ、いいザマだなぁ」
「ぐ……っ、いばら、き……お前、口調が昔に戻ってる、ぞ……」
「はは、減らず口を叩く余裕はあるんだねぇっ」
茨木さんは伊吹くんをいたぶることに夢中で私に気がついていないようです。それならば……
体に力を入れると、なんとか立ち上がれました。落ちた時に打った左肩は痛むけど、足は無事みたいです。
山を下った先に、洞窟があるはずです。私はさっきの夢の中で、彼らと一緒にそこにいたのですから。
伊吹くん、待っててくださいね。
風に煽られながら、一歩一歩慎重に、朝焼けの光も遮られるほど木が生茂った山を夢の映像を頼りに進んでゆきます。
子供の頃は山の中で遊んでいたお陰で、山道には普通の人よりずっと慣れています。時々景色がめまいをしたように揺らぐのは、疲れと寒さのせいなのか、今いるここの次元のせいなのかはわかりません。景色が揺らぐ度に、夢の中の出来事が頭を過ぎります。そして景色が揺れるごとに、現実で私が歩いている場所も急に変わります。まるでショートカットをするように、どんどん行きたい場所に向かって進めているようです。
もうとっくに2人の声は聞こえません。伊吹くんは無事でいるでしょうか。
急いだせいで息も切れて、スニーカーはもうドロドロで、途中で転んだときに地面についたせいで手のひらもすり切れています。間に合うのかも、そもそもこの行動に意味があるのかもわからなくなってきます。それでも、私に出来ることは今、これしかありません。
力を振り絞って、また一歩を踏み出します。すると、景色がまた揺らいで――いつしか私は、苔むした大きな岩の下に立っていました。
目の前には、真っ暗な洞窟の入り口。
「本当に、あった……!」
夢の中に出てきた洞窟。夢の中では確か、中で火が焚かれていて、たくさんの人(本当に人間なのかはわからないけど)がいて、暖かい雰囲気だったそこは、今は冷え冷えとしています。勿論、夢の中のような楽しそうな声も聞こえてきません。
怖くないわけではありません。
けれど、ここまで来て引き返すわけにもいきません。
何かに導かれるように、私は辿り着いたのですから。
私は意を決すると、どろりと粘度を持っているように見える暗闇の中に、足を踏み入れました。
山の近くの集落で育った私は、幼い頃からずっとそう思っていました。山に吸い込まれそうになるので、夜はなるべく外に出ないようにしていました。
闇の中で風がごうごうと吹いています。大きな音を立てて木まで揺らして、存在を主張しているようです。成り行きでついてきたものの、その場にいるだけで足が竦んでしまう自分が情けないです。
でも何か出来ることがあるかもしれないし、その瞬間を逃すわけにはいきません。
目を開いて辺りを見回すと、うっすら草の生えた地面のところどころに残っている雪が、暗い中にぼんやりと白く浮かび上がっています。
「甘祢、巻き込んでしまってすまない。俺が結界で守る。安心して奴が泣きながら無様に謝るところまで見てるといい」
伊吹くんが口の中で呪文のようなものを呟くと、私の周りに透明なシャボン玉みたいな丸い結界が張られました。ふわふわと空中に浮かぶ結界は、外気も通さなくて山の上なのに暖かいです。ただ音と、景色だけが届きます。
私が結界の中に収まったのを確認したあと、伊吹くんは音もなく月が浮かぶ空に飛び上がって、腕を伸ばして叫びました。
「魑魅! 茨木を抑えろ!」
伊吹くんの叫びに呼応するように、山からふわりと白いもやのようなものが浮かひ上がってそれぞれ鹿やイノシシみたいな形になっていきます。
昔、お母さんが生きていた頃に聞きました。集落からあまりに離れると、魑魅魍魎にさらわれてしまうよ。
魑魅は山そのものから生まれた動物のようで動物じゃない怪異。神に近いけど有名な神とは違う、そこら中にたくさんいる存在。魍魎は木や川から生まれる怪異。魑魅ほど多くはないけれど、夜の山にはひしめくほどいるのだそうです。伝説の鬼は、そういう怪異を手足のように扱えたんだとか。
――伝説の、鬼。私達が住んでいた集落から遠くない場所に住んでいたという、強い、強い鬼達のお話。お母さんが語ってくれた記憶が、ちらりと頭をよぎりました。今はそれどころじゃ、ないのに。
魑魅は茨木さんに向かって飛びかかっていきます。
「んふふ、そないなん木っ端みじんにしたろ」
茨木さんは笑いながら手を上げて、空中に浮かべた無数のカミソリの刃のようなもので全てを切り裂いていきました。
「くっ……」
「これで終わりや!」
伊吹くんが着地した地点に向かって茨木さんが手を振り下ろすと、カミソリは方向を変えて一斉に伊吹くんに向かって飛んでいきます。あんなものが当たったら人間でなくても痛い、では済みません。
「伊吹くんっ」
「魍魎!」
伊吹くんの声で、周りの地面から小石が大量に浮かび上がってあちこちからカミソリを叩き落としました。
その隙をつくように茨木さんはひらりと着物を翻して夜空に舞うと、伊吹くんの顔目掛けて拳を突き出します。伊吹くんは腕をクロスして受け止めて、空中で蹴りを繰り出すと茨木さんはそれを寸前でかわします。二人とも笑っています。初めて見る光景なのに、なぜか懐かしいような気持ちが湧いてくるのですが、寒さと疲れで私はおかしくなっているのでしょうか。どこまでが現実でどこからが現実でないのか、わからなくなってきます。
そのくらい、月を背景に戦う二人の姿は幻想的でした。
「あはははは、伊吹ィ、楽しいなぁ。子供の頃みたいや」
「何度手合わせしてもオレに勝てたことないのも思い出したか?」
「そんな思い出……今夜塗り替えたるわ!」
茨木さんの言葉を合図にしたように、空中でまた戦いが始まります。お互いの使う術のようなものや体術がぶつかり合って、ときどき夜空に火花が散って、その度に周りが照らされてこの辺りの地形が見えてきます。
なんとなく、見覚えが、あるような。
もう戦いはじめてからだいぶ時間が経ちました。
伊吹くんがダメージを受けると、結界が震えます。その度に、私に何か出来ることはないか考えるけれど何もできません。
もどかしいです。
ふと気が付くと、遠くの空がうっすら光りはじめました。日の出です。子供の頃は毎朝見ていた、山の朝です。一筋光りが差すと、あとはどんどん景色が燃えるように赤くなっていきます。伊吹くんの髪の毛、瞳と同じ、炎のような色。
周囲も明るくなっていきます。いくつもの山の頂が見えて、かなり高い場所にいることがわかります。山の上以外の全ては、雲の海に沈んでいます。
「くっ……」
焦った伊吹くんの声に、私は意識を目の前に戻しました。真っ赤な光の中、茨木さんが茨木さんが伊吹くんの足を掴んで勝ち誇るように笑っています。マズいです。
「あはははは! やっぱ生きてる長さの違いかねぇ?」
「くっ……」
そもそも、背が高めとはいえまだ10代に見える伊吹くんと、しっかり筋肉もついていてかなり身体も大きい茨木さん。どう見たって伊吹くんが不利です。
どうすればいいのでしょう。どうすれば……
伊吹くんのみぞおちに、茨木さんの拳が入りました。苦しそうな呻き声が聞こえて、同時に、体の周りの結界がぱん、と音をたてて弾けました。
地面へどさりと落とされます。刺すように冷たい空気とダイレクトに吹き付ける風の音、そして鈍い体の痛みで触覚と聴覚が埋め尽くされて、一瞬何が何だかわからなくなりました。
気が遠くなりかけて、私は昔から時々見る夢の中に落ちていきました。
赤い髪。山の上。交わす言葉。周りのみんなの笑顔。洞窟。――あのお酒。
いつもの夢……かと思いきや、いつもの夢の続きの中に私はいます。
夢、だと思っていました。これは、もしかして。
なんで今まで気が付かなかったのでしょうか。
私にできること、あるかもしれません。
これに、かけるしかありません。
私は夢の中で周りを観察してから、思い切り息を止めます。苦しいです。苦しいけど、これで目を覚ますことが出来る筈です。
目の前が真っ赤になって、ぐらりと頭が揺れるとようやく現実に戻ってきました。
寒さで手がかじかんでいますが、そんなことは言ってられません。
「伊吹ぃ、いいザマだなぁ」
「ぐ……っ、いばら、き……お前、口調が昔に戻ってる、ぞ……」
「はは、減らず口を叩く余裕はあるんだねぇっ」
茨木さんは伊吹くんをいたぶることに夢中で私に気がついていないようです。それならば……
体に力を入れると、なんとか立ち上がれました。落ちた時に打った左肩は痛むけど、足は無事みたいです。
山を下った先に、洞窟があるはずです。私はさっきの夢の中で、彼らと一緒にそこにいたのですから。
伊吹くん、待っててくださいね。
風に煽られながら、一歩一歩慎重に、朝焼けの光も遮られるほど木が生茂った山を夢の映像を頼りに進んでゆきます。
子供の頃は山の中で遊んでいたお陰で、山道には普通の人よりずっと慣れています。時々景色がめまいをしたように揺らぐのは、疲れと寒さのせいなのか、今いるここの次元のせいなのかはわかりません。景色が揺らぐ度に、夢の中の出来事が頭を過ぎります。そして景色が揺れるごとに、現実で私が歩いている場所も急に変わります。まるでショートカットをするように、どんどん行きたい場所に向かって進めているようです。
もうとっくに2人の声は聞こえません。伊吹くんは無事でいるでしょうか。
急いだせいで息も切れて、スニーカーはもうドロドロで、途中で転んだときに地面についたせいで手のひらもすり切れています。間に合うのかも、そもそもこの行動に意味があるのかもわからなくなってきます。それでも、私に出来ることは今、これしかありません。
力を振り絞って、また一歩を踏み出します。すると、景色がまた揺らいで――いつしか私は、苔むした大きな岩の下に立っていました。
目の前には、真っ暗な洞窟の入り口。
「本当に、あった……!」
夢の中に出てきた洞窟。夢の中では確か、中で火が焚かれていて、たくさんの人(本当に人間なのかはわからないけど)がいて、暖かい雰囲気だったそこは、今は冷え冷えとしています。勿論、夢の中のような楽しそうな声も聞こえてきません。
怖くないわけではありません。
けれど、ここまで来て引き返すわけにもいきません。
何かに導かれるように、私は辿り着いたのですから。
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