81 / 1,738
81.転売屋は様子を見る
しおりを挟む
ジェイド・アイがダンジョンで見つかったという知らせは瞬く間に冒険者に広まった。
もちろん俺が出品するという情報は出ていないし、奴が見つけたという事にもなっていない。
ただ、ダンジョンでそれが見つかった。
その事実だけでも彼らを興奮させるのは十分だった。
「あー、もう無理!」
「随分と早いご帰還だな。」
「だってどこも同業者だらけなんだもん。当分潜るのは無理そう。」
「そこまでか。」
「近隣の街からどころかかなり遠くからも探しに来てるみたい。見たことない顔ばかりで収拾がつかないの。」
「無法地帯って奴か。」
「共闘ならまだいいけど、魔物の奪い合いに宝箱の取り合い。ひどい奴なんて戻って来た仲間を襲って回収した宝を確認してるんだって。勘弁してよね。」
「それはひどいな。」
あの宝石にそこまでの価値があったのか。
この世界で約3年、2000日以上も世に出ていなかったレア品だからなぁ。
あのクリムゾンレッドですらもう少し取引されていたぞ。
いやー、匿名にしておいて正解だった。
あの後エリザを連れて完成品を受け取りに行き、今は大切に金庫にしまってある。
もし俺が出品するとわかっていたら今頃強盗に押し入られていたことだろう。
その辺はレイブさんがうまく取り計らってくれたので助かった。
オークションまで後一週間。
今は大人しくしておくべきだろうな。
「ただいま戻りました。」
「おぅ、おかえり。」
「おやエリザ様随分早いお帰りですね。」
「人が多すぎていやになったの。」
「それはわかる気がします。取引所も街中もひどい物でした。」
「そんなにか?」
「横入り横取りは当たり前、大通りを歩くにも冒険者を避けて通らなければならないほどです。」
「そう考えると、この街にずっと居る冒険者は礼儀正しいんだな。」
「そりゃそうよ。この街で目をつけられたらどうなるかみんな知ってるもの。」
ってことは、そろそろその『どうなるか』が行われるわけか。
余計外出したくなくなってきた。
「警備は何をしてるんだ?」
「巡回はしておられますが、警備がいなくなった途端にまた暴れ出す始末です。」
「ギルドはこれを放置するのか?」
「一応冒険者同士で気をつけようみたいなことは言ってるけど、聞かないやつの方が多いの。」
「ニアも大変だな。」
「ほんとそうよ。へんなやつにもからまれるし、この前なんて胸を揉まれたんだからね!」
あの胸を?
何て命知らずな奴なんだ。
「死んだか?」
「ううん、入り口に吊られてた。」
「あぁ見えて中々の怪力だもんな。」
「そうじゃないと冒険者ギルドで働けないもん。」
おそらく揉まれた瞬間に拳が出ていたんだろう。
それに加えて他の冒険者にもボコボコにされたに違いない。
余計な事をするからだ。
「うちとしては客が増えてありがたいがなぁ。」
「でも変な客も増えたじゃない。この前だってミラにちょっかいかけて来たし。」
「問題ありません、丁重にお引き取りいただきました。少々鼻が利かなくなったかもしれませんが自業自得です。」
「できればあれは店の外でやってほしいがな。換気がめんどくさい。」
「申し訳ありませんでした。」
新参者の冒険者がミラを偉く気に入って、何度もお茶?に誘ったんだがミラがなびくことはなかった。
それにしびれを切らしたのか強引に手を引っ張った次の瞬間、護身用に持たせていたアシッドスネークの粉末が炸裂したというわけだ。
粉末には即効性があり、付着した部分をマヒさせる。
まぁほんの30秒ほどだが効果は絶大だ。
大量に吸引した男は叫び声を上げる事も出来ず、転がるようにして店の外に出て行った。
扉を閉める時には肺にも粉末が広がり呼吸も出来ず白目をむいていたがまぁ死ぬことはないだろう。
確認してないがしばらくしたらいなくなっていたし。
こちらも即行で息を止める必要があるので使う側もなかなかに命がけだ。
「ま、後一週間の辛抱だ。オークションの頃には警備も増えるし街中は問題なくなるだろう。」
「街中はね、でもダンジョンはそうじゃないもん。」
「そっちはまぁ・・・ガンバレ。」
「いっそのこと奥まで行ったら静かなんだけど、三日は戻ってこれないのよね。」
「いつもの事じゃないか。」
「三日もシロウと会えないのよ?無理よ。」
「半年前のお前に聞かせてやりたいセリフだな。」
出会ってそろそろ12か月。
この世界で言えば半年だ。
あの時のエリザは借金を抱えて娼館の並ぶ通りの路地に隠れていたんだったか。
野犬のような雰囲気だったが今じゃ野生を忘れた飼い犬だ。
「良いでしょ別に。」
機嫌を損ねてしまったようで拗ねたように横を向いた。
仕方なく尻に手を回すと力いっぱいに叩かれてしまう。
おーいたい。
「シロウ様は行かなくてもいいと言っておられるのですよ、エリザ様。」
「え、そうなの?」
「そうなのか?」
「興味が無ければさっさと行けと追い払うのがシロウ様です。」
「・・・確かにそうかも。」
「そうなのか?」
本人がよくわかっていないんだがどうして二人にはわかるんだろうか。
謎だ。
「じゃあ行かない。」
「好きにしろ。」
「うん、好きにする。」
「だが働かざるもの食うべからずだ、倉庫の整理は任せた。」
「は~い。」
「んじゃま俺はちょっと出て来る。」
「え、外は危ないって話だったんじゃなかったっけ?」
「男にはいかなきゃならない場所があるんだよ。」
カッコ良く決めたはずが二人には冷めた目で見られてしまった。
おかしな話だ。
一応警戒しながら大通りに出てみるも特に変わった様子はない。
確かに冒険者は多いが、この街じゃいつものことだ。
だがその考えはマスターの店に行った途端に変わってしまった。
「すごいな。」
「いいところに来た、ちょっと手伝え。」
「おいおい俺も客なんだけど?」
「後で飯奢ってやるから。」
「ったくなんだよ。」
仕方なく言われるがままテーブルの片づけをして食器を洗う。
その間もマスターはひたすら料理を作り運んでいた。
おや、一人いないようだがどこいった?
「リンカはどこ行ったんだ?」
「部屋の片づけだ。」
「嘘だろ、もう昼だぞ?」
「まともに寝れないお子ちゃまが多いんだよ。」
「あぁ、そりゃ仕方ない。」
「ったく、まともに寝れないなら安宿に行きやがれ。」
「値上げしたらいいんじゃないか?」
「そうしたら常連から金をとらなきゃならないだろ?全員がお前みたいな金持ちだったらいいんだけどなぁ。」
別に金持ちじゃないんだけど・・・。
むしろ今は貧乏人だ。
買取が増えるという事は出費が増えるという事。
今の所は何とかなるが、これが続くと正直しんどい。
そう言う意味でも早くオークションで一発稼ぎたい所だ。
「あーおわったぁぁぁ!」
「ご苦労さん。」
「あ、シロウさん。来てくれたんですね。」
「別に助けに来たわけじゃないんだがマスターに捕まった。」
「こんな時に来るからですよ。でも助かります。」
相変らず元気いっぱいな感じだが、雰囲気が少し柔らかくなっている。
こう見えて人妻だからな、世の中分からんものだ。
「ダンは元気か?」
「うん、今はダンジョンに行ってる。」
「ダンジョンに?無法地帯らしいじゃないか。」
「だからダンジョンの治安維持、仲間を襲う奴らを取り締まるんだって言ってたよ。」
「一応ギルドも対策はしているのか。」
「結構大変みたい。帰ってきたら愚痴がすごいもん。」
「でも幸せなんだろ?」
「えへへ、まぁね。」
はいはい御馳走様。
前は俺に結婚しろ結婚しろと言っていたけど、身を固めてからはそんなことを言わなくなった。
あれは自分の願望を俺に押し付けていたんだな。
仮に俺が結婚したら別のやつに結婚しろと言っていたんだろう。
迷惑な話だ。
「ふぅ、何とか片付いたな。」
「いい加減皿洗いは飽きたんだが。」
「あぁもういいぞ、助かった。ほれ、飯食ってけ。」
「マスターの飯は久々だな。」
「しっかり味わえよ。」
「はいはいっと。」
ミラの食事も美味いが、やはりマスターの食事には敵わないな。
まぁ本職だし仕方ないが・・・。
ペロッと肉を一枚食えるようになったのも若さのおかげだろう。
「で、この状況は何とかなるのか?」
「それを聞くためにわざわざここに来たのかよ。」
「街の事を聞くならマスターが一番だからな。」
「別にこの街の偉いさんじゃないんだが?」
「でもわかるだろ?」
「まぁな。」
この街の最古参の一人。
レイブさんや羊男が一目置く存在だ。
もちろん俺もな。
「二日後には警備が増強される、ダンジョンにも専門のチームが入る予定だ。」
「そいつは何より、あと二日の辛抱って所か。」
「ダンの愚痴を聞くのもね。」
リンカと顔を見合わせて笑ってしまった。
あと二日でこの街に平穏が戻って来る。
ならそれまでは静かにしておくとしよう。
店を閉めてしっぽりやってもいい。
最近は働き過ぎだしな。
「とりあえず今は大人しくしていろ。何かあったらお前でもしょっ引かれるからな。」
「おー怖、気をつけるよ。」
「特に露店周辺は警備が厳重になる、商売はそれからにしろ。」
「貴族を襲った窃盗はどうなったんだ?」
「まだ逃げているようだ。」
「マジかよ。」
「街の外に逃げたって話らしいが、俺はまだここに居ると思っている。お前も気をつけろよ。」
「りょーかい。」
ブツは金庫の中だから大丈夫だと思うが・・・。
マスターの助言には従えってのが俺のモットーだ。
何か対策を考えるとするかな。
もちろん俺が出品するという情報は出ていないし、奴が見つけたという事にもなっていない。
ただ、ダンジョンでそれが見つかった。
その事実だけでも彼らを興奮させるのは十分だった。
「あー、もう無理!」
「随分と早いご帰還だな。」
「だってどこも同業者だらけなんだもん。当分潜るのは無理そう。」
「そこまでか。」
「近隣の街からどころかかなり遠くからも探しに来てるみたい。見たことない顔ばかりで収拾がつかないの。」
「無法地帯って奴か。」
「共闘ならまだいいけど、魔物の奪い合いに宝箱の取り合い。ひどい奴なんて戻って来た仲間を襲って回収した宝を確認してるんだって。勘弁してよね。」
「それはひどいな。」
あの宝石にそこまでの価値があったのか。
この世界で約3年、2000日以上も世に出ていなかったレア品だからなぁ。
あのクリムゾンレッドですらもう少し取引されていたぞ。
いやー、匿名にしておいて正解だった。
あの後エリザを連れて完成品を受け取りに行き、今は大切に金庫にしまってある。
もし俺が出品するとわかっていたら今頃強盗に押し入られていたことだろう。
その辺はレイブさんがうまく取り計らってくれたので助かった。
オークションまで後一週間。
今は大人しくしておくべきだろうな。
「ただいま戻りました。」
「おぅ、おかえり。」
「おやエリザ様随分早いお帰りですね。」
「人が多すぎていやになったの。」
「それはわかる気がします。取引所も街中もひどい物でした。」
「そんなにか?」
「横入り横取りは当たり前、大通りを歩くにも冒険者を避けて通らなければならないほどです。」
「そう考えると、この街にずっと居る冒険者は礼儀正しいんだな。」
「そりゃそうよ。この街で目をつけられたらどうなるかみんな知ってるもの。」
ってことは、そろそろその『どうなるか』が行われるわけか。
余計外出したくなくなってきた。
「警備は何をしてるんだ?」
「巡回はしておられますが、警備がいなくなった途端にまた暴れ出す始末です。」
「ギルドはこれを放置するのか?」
「一応冒険者同士で気をつけようみたいなことは言ってるけど、聞かないやつの方が多いの。」
「ニアも大変だな。」
「ほんとそうよ。へんなやつにもからまれるし、この前なんて胸を揉まれたんだからね!」
あの胸を?
何て命知らずな奴なんだ。
「死んだか?」
「ううん、入り口に吊られてた。」
「あぁ見えて中々の怪力だもんな。」
「そうじゃないと冒険者ギルドで働けないもん。」
おそらく揉まれた瞬間に拳が出ていたんだろう。
それに加えて他の冒険者にもボコボコにされたに違いない。
余計な事をするからだ。
「うちとしては客が増えてありがたいがなぁ。」
「でも変な客も増えたじゃない。この前だってミラにちょっかいかけて来たし。」
「問題ありません、丁重にお引き取りいただきました。少々鼻が利かなくなったかもしれませんが自業自得です。」
「できればあれは店の外でやってほしいがな。換気がめんどくさい。」
「申し訳ありませんでした。」
新参者の冒険者がミラを偉く気に入って、何度もお茶?に誘ったんだがミラがなびくことはなかった。
それにしびれを切らしたのか強引に手を引っ張った次の瞬間、護身用に持たせていたアシッドスネークの粉末が炸裂したというわけだ。
粉末には即効性があり、付着した部分をマヒさせる。
まぁほんの30秒ほどだが効果は絶大だ。
大量に吸引した男は叫び声を上げる事も出来ず、転がるようにして店の外に出て行った。
扉を閉める時には肺にも粉末が広がり呼吸も出来ず白目をむいていたがまぁ死ぬことはないだろう。
確認してないがしばらくしたらいなくなっていたし。
こちらも即行で息を止める必要があるので使う側もなかなかに命がけだ。
「ま、後一週間の辛抱だ。オークションの頃には警備も増えるし街中は問題なくなるだろう。」
「街中はね、でもダンジョンはそうじゃないもん。」
「そっちはまぁ・・・ガンバレ。」
「いっそのこと奥まで行ったら静かなんだけど、三日は戻ってこれないのよね。」
「いつもの事じゃないか。」
「三日もシロウと会えないのよ?無理よ。」
「半年前のお前に聞かせてやりたいセリフだな。」
出会ってそろそろ12か月。
この世界で言えば半年だ。
あの時のエリザは借金を抱えて娼館の並ぶ通りの路地に隠れていたんだったか。
野犬のような雰囲気だったが今じゃ野生を忘れた飼い犬だ。
「良いでしょ別に。」
機嫌を損ねてしまったようで拗ねたように横を向いた。
仕方なく尻に手を回すと力いっぱいに叩かれてしまう。
おーいたい。
「シロウ様は行かなくてもいいと言っておられるのですよ、エリザ様。」
「え、そうなの?」
「そうなのか?」
「興味が無ければさっさと行けと追い払うのがシロウ様です。」
「・・・確かにそうかも。」
「そうなのか?」
本人がよくわかっていないんだがどうして二人にはわかるんだろうか。
謎だ。
「じゃあ行かない。」
「好きにしろ。」
「うん、好きにする。」
「だが働かざるもの食うべからずだ、倉庫の整理は任せた。」
「は~い。」
「んじゃま俺はちょっと出て来る。」
「え、外は危ないって話だったんじゃなかったっけ?」
「男にはいかなきゃならない場所があるんだよ。」
カッコ良く決めたはずが二人には冷めた目で見られてしまった。
おかしな話だ。
一応警戒しながら大通りに出てみるも特に変わった様子はない。
確かに冒険者は多いが、この街じゃいつものことだ。
だがその考えはマスターの店に行った途端に変わってしまった。
「すごいな。」
「いいところに来た、ちょっと手伝え。」
「おいおい俺も客なんだけど?」
「後で飯奢ってやるから。」
「ったくなんだよ。」
仕方なく言われるがままテーブルの片づけをして食器を洗う。
その間もマスターはひたすら料理を作り運んでいた。
おや、一人いないようだがどこいった?
「リンカはどこ行ったんだ?」
「部屋の片づけだ。」
「嘘だろ、もう昼だぞ?」
「まともに寝れないお子ちゃまが多いんだよ。」
「あぁ、そりゃ仕方ない。」
「ったく、まともに寝れないなら安宿に行きやがれ。」
「値上げしたらいいんじゃないか?」
「そうしたら常連から金をとらなきゃならないだろ?全員がお前みたいな金持ちだったらいいんだけどなぁ。」
別に金持ちじゃないんだけど・・・。
むしろ今は貧乏人だ。
買取が増えるという事は出費が増えるという事。
今の所は何とかなるが、これが続くと正直しんどい。
そう言う意味でも早くオークションで一発稼ぎたい所だ。
「あーおわったぁぁぁ!」
「ご苦労さん。」
「あ、シロウさん。来てくれたんですね。」
「別に助けに来たわけじゃないんだがマスターに捕まった。」
「こんな時に来るからですよ。でも助かります。」
相変らず元気いっぱいな感じだが、雰囲気が少し柔らかくなっている。
こう見えて人妻だからな、世の中分からんものだ。
「ダンは元気か?」
「うん、今はダンジョンに行ってる。」
「ダンジョンに?無法地帯らしいじゃないか。」
「だからダンジョンの治安維持、仲間を襲う奴らを取り締まるんだって言ってたよ。」
「一応ギルドも対策はしているのか。」
「結構大変みたい。帰ってきたら愚痴がすごいもん。」
「でも幸せなんだろ?」
「えへへ、まぁね。」
はいはい御馳走様。
前は俺に結婚しろ結婚しろと言っていたけど、身を固めてからはそんなことを言わなくなった。
あれは自分の願望を俺に押し付けていたんだな。
仮に俺が結婚したら別のやつに結婚しろと言っていたんだろう。
迷惑な話だ。
「ふぅ、何とか片付いたな。」
「いい加減皿洗いは飽きたんだが。」
「あぁもういいぞ、助かった。ほれ、飯食ってけ。」
「マスターの飯は久々だな。」
「しっかり味わえよ。」
「はいはいっと。」
ミラの食事も美味いが、やはりマスターの食事には敵わないな。
まぁ本職だし仕方ないが・・・。
ペロッと肉を一枚食えるようになったのも若さのおかげだろう。
「で、この状況は何とかなるのか?」
「それを聞くためにわざわざここに来たのかよ。」
「街の事を聞くならマスターが一番だからな。」
「別にこの街の偉いさんじゃないんだが?」
「でもわかるだろ?」
「まぁな。」
この街の最古参の一人。
レイブさんや羊男が一目置く存在だ。
もちろん俺もな。
「二日後には警備が増強される、ダンジョンにも専門のチームが入る予定だ。」
「そいつは何より、あと二日の辛抱って所か。」
「ダンの愚痴を聞くのもね。」
リンカと顔を見合わせて笑ってしまった。
あと二日でこの街に平穏が戻って来る。
ならそれまでは静かにしておくとしよう。
店を閉めてしっぽりやってもいい。
最近は働き過ぎだしな。
「とりあえず今は大人しくしていろ。何かあったらお前でもしょっ引かれるからな。」
「おー怖、気をつけるよ。」
「特に露店周辺は警備が厳重になる、商売はそれからにしろ。」
「貴族を襲った窃盗はどうなったんだ?」
「まだ逃げているようだ。」
「マジかよ。」
「街の外に逃げたって話らしいが、俺はまだここに居ると思っている。お前も気をつけろよ。」
「りょーかい。」
ブツは金庫の中だから大丈夫だと思うが・・・。
マスターの助言には従えってのが俺のモットーだ。
何か対策を考えるとするかな。
28
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる