134 / 1,738
134.転売屋は基本に立ち返る
しおりを挟む
鉱石は無事に金貨1.5枚で引き取られた。
安いといえば安い。
利益はわずか銀貨30枚だが、修理代が無料になった上に職人との縁もできたので結果大きなプラスになったといってもいいだろう。
修理は進行しており、二・三日で出来上がるそうだ。
これをバカ兄貴にもっていけばそれなりの利益になるし、今回も大成功と言っていいだろう。
「何うれしそうな顔してるの?」
「そんな顔してたか?」
「してたわよ。またお金のこと考えてたんでしょ。」
「よくわかったな。」
「シロウは女の人のことになってもあんまり表情変わらないもんね。」
「そうなのか?」
「そうですね、シロウ様はそういった部分で他の男性と違います。」
エリザだけじゃなくミラまで言うんだから間違いないだろう。
確かに毎日三人と楽しませてもらっているから女に飢えているって感じではないが、好みの女性がいたらつい見てしまうし、胸元が見えそうだったらのぞき込んでしまいそうになる。
むしろ男とはそういう生き物だ。
「でもお金のことになると人が変わるわよね。」
「そんなにか?」
「うん、頭の中でものすごい考えてるのが分かる。でね、あんまり儲かりそうになかったらすぐに興味を失くすの。」
「最近の傾向ですと銀貨10枚ほどの利益では満足されませんね、せめて銀貨30枚以上儲からないと動きません。」
「そんなことないぞ。銀貨10枚も立派な利益、それを捨てることはないは・・・ずだ。」
「なによ、自分でも自信ないんじゃない。」
最近の自分を思い返してみる。
確かに儲けが少ないと感じると、別の商材を探しているなぁ。
何でもかんでも買ってたら倉庫がいっぱいになってしまうので取捨選択は重要だ。
とはいえ、あからさまに儲けのボーダーを上げてきている気がする。
これは由々しき事態だ。
さっきも言ったが銀貨10枚も立派な儲け、それを無視すればいつか同じ金額で泣くことになるだろう。
昔それで痛い目に合ったじゃないか。
若かりし頃、高い転売にばかり目がくらみ結果として大損することになった。
それで破産するとかそういう事にはならなかったが、随分と苦汁を嘗めたのは今でも覚えている。
成功は人を駄目にする。
その最たる例が今の自分だ。
「今度は考え込んでるわよ。」
「何か思う所があるのだと思います。」
「ご主人様は今のままでもいいと思うんですけど・・・。お金を稼ぐのって駄目でしょうか。」
「ダメじゃないけどシロウ的になにかあるんじゃない?」
どうにかしなければならない。
だが染みついた成功感覚をはがすのは中々に大変だ。
どうするのが一番だろうか。
うーむ。
「シロウ様、我々は別に責めているのではありません。」
「私だって高く売れるものを見つけたいって気持ちは同じだし、何も変じゃないよ?」
「慰めてくれているんだろうが、俺の中では大問題だ。ちょっと出てくる。」
「どちらに?」
「市場だ、店は任せるぞ。」
俺はレジの銀貨10枚を手に取ると店をほったらかして市場へと向かった。
今日は出店するんじゃない。
僅かな利益を捨ててきた自分を戒めるための訓練に来たのだ。
「とりあえず今日中にどれだけ増やせるかだな。」
独り言を言いながら露店をぐるりと見て回る。
銀貨10枚。
普通に考えればそれだけで10日は寝泊まりできる。
かなりの大金といっていいだろう。
その金も積もれば山となるが、捨てれば何も残らない。
金儲けをするうえで大切なのはコツコツやっていく事だ。
大きく儲けるのも悪くないが、それは博打と同じ事。
相場スキルがあるから失敗しなかっただけで、それが無かったら今頃借金を抱えて奴隷に落ちていただろう。
俺は幸運に恵まれている。
恵まれているからこそ、それを有効に利用して稼がなければならないんだ。
「おばちゃん、それ見せて。」
「これかい?」
相場スキルを発動しながら歩いていると、一度も引っかかった事のない商品を発見した。
俺の相場スキルは一度でも触れた物と同じものがあれば、それに簡単な値段が表示される。
状態に関係なく表示されるので、その辺は鑑定スキルと並行して確認していかなければならないのだが、それを逆手に取り手に取った事のない品を発見する術を発見したのだ。
俺が見つけたのは一見何の変哲もない鍋の蓋。
普通の鍋の蓋なら銅貨5枚とか表示されるが、これには何も浮かび上がっていなかった。
「さわってもいいか?」
「昔使ってた大鍋の蓋でね、少々使い込んでるけどものは悪くないと思うよ。」
そう言いながらおばちゃんから鍋の蓋を受け取ると即座にスキルが発動した。
『燃えずの蓋。これをかぶせるとどれだけ燃え盛っていた火も抑えることが出来る。ただし、抑えられるのは蓋が出来る範囲まで。最近の平均取引価格は銀貨5枚、最安値銀貨1枚、最高値銀貨12枚、最終取引日は229日前と記録されています。」
燃えずの蓋か、面白いな。
料理をしていてもこれを使えば抑えることが出来るんだろう。
揚げ物で火が出た時に使えばいいかもしれない。
とはいえ、それだけで売れるとは思えないしなぁ。
「いくらだい?」
「銅貨70枚でどうかな。」
「ん~・・・。」
「銅貨60枚!新しい奴がちょっと高くてねぇ、頼むよお兄ちゃん。」
売りにくい上に利益も少ない。
ていうか買う人がいるんだろうかって商品だ。
買ったところで倉庫のゴミになるだろうなぁ・・・。
おばちゃんに断りを入れるべく手渡そうとしたその時。
「うわ!お前の盾焦げてるじゃねぇか。」
「そうなんだよ、フレアバードの火を防いだのはいいんだけどボロボロだぜ。」
「やっぱ安い盾じゃダメだな。」
「でもなぁ、金属製の盾って高いんだよな。」
「わかる、安いからつい木製に手を出しちゃうんだよな。」
「あーあ、焦げないやつとかないかなぁ・・・。」
後ろを歩いていた冒険者からそんな会話が聞こえてきた。
話の感じから初心者なんだろう。
まだ金もなくそんなに高い物は買えない。
だが命を守るためにはそれなりな物を買わないといけない。
その矛盾を抱えながら日々ダンジョンに潜っているんだ。
高いからいいわけじゃない。
安くてもいい品はたくさんある。
そういった品も扱わないと今後の客はとっていけないだろう。
そういう意味でも利益に囚われてはいけないんだ。
「おばちゃん、銅貨70枚で買うよ。」
「え!いいのかい?」
「かわりにさ、そこの袋もつけてよ。」
「ボロボロだよ?」
「持ち帰るだけだから。」
「じゃあこれ、お釣りね。」
銀貨を渡し、お釣りをもらう。
後はこれをいくらで売るかだが、まだ仕入れは終わりじゃない。
またフラフラと歩き、それから三軒ほど回って銀貨10枚すべて使い切った。
『眠り針。この針で刺されるとどんな生き物も眠りについてしまう。ただし、効果は短い。最近の平均取引価格は銀貨1枚、最安値銅貨50枚、最高値銀貨2枚、最終取引日は56日前と記録されています。』
『軟化のピッケル。このピッケルで叩かれたモノは硬度が落ちる。欠けている。最近の平均取引価格は銀貨4枚、最安値銀貨2枚、最高値銀貨6枚、最終取引日は185日前と記録されています。』
『飽食の豆。一粒食べるだけで満足感を得る不思議な豆。種豆。最近の平均取引価格は銀貨1枚、最安値銅貨52枚、最高値銀貨2枚、最終取引日は21日前と記録されています。』
それぞれ手に入れたのはこの三つだ。
軟化のピッケルが一番高かったが、応用がききそうだったので買ってみた。
飽食の豆はこのままでは食べられないので一度植えなければならないらしい。
生育方法が不明なので図書館で調べればわかるだろう。
どれも昨日までの俺なら手に取らなかったような品ばかりだ。
だが、どれも個性があり、やり方次第では儲けることが出来る。
相場スキルに振り回されて、決して損はしなかったかもしれないが、自力で儲けることを忘れてしまった。
なので今回は自分の力で何とかするべく色々と仕入れてみた。
損はしないだろう。いや、もしかしたら売れないかもしれない。
でもそれは俺の腕次第ってやつで、やる気次第で何とかなるものだ。
「とりあえず明日も同じ感じで回るとするか。」
もちろん高値で売れるとわかるものがあれば速攻買い付けるつもりだ。
だが、ぱっと見安くて利益が出ない物にも可能性は秘められている。
それを再確認するためにも一から出直すとしよう。
戻ったら『どうしたの!?』とか言われるんだろうなぁ。
俺が頑張らなくても仕込みはあるし、アネットの薬だってある。
意外にこういう掘り出し物を探すだけでも面白いかもしれないな。
「っと、最後におっちゃんとおばちゃんに挨拶しないと。」
ここ数日留守にしていたから心配しているだろう。
情報収集も立派な仕事、次の仕入れのアイデアが眠っているかもしれないしな。
ってな感じで露店の中心部へと足を向ける。
その後、店に戻った時に『どうしたの!?』といわれたのは言うまでもない。
安いといえば安い。
利益はわずか銀貨30枚だが、修理代が無料になった上に職人との縁もできたので結果大きなプラスになったといってもいいだろう。
修理は進行しており、二・三日で出来上がるそうだ。
これをバカ兄貴にもっていけばそれなりの利益になるし、今回も大成功と言っていいだろう。
「何うれしそうな顔してるの?」
「そんな顔してたか?」
「してたわよ。またお金のこと考えてたんでしょ。」
「よくわかったな。」
「シロウは女の人のことになってもあんまり表情変わらないもんね。」
「そうなのか?」
「そうですね、シロウ様はそういった部分で他の男性と違います。」
エリザだけじゃなくミラまで言うんだから間違いないだろう。
確かに毎日三人と楽しませてもらっているから女に飢えているって感じではないが、好みの女性がいたらつい見てしまうし、胸元が見えそうだったらのぞき込んでしまいそうになる。
むしろ男とはそういう生き物だ。
「でもお金のことになると人が変わるわよね。」
「そんなにか?」
「うん、頭の中でものすごい考えてるのが分かる。でね、あんまり儲かりそうになかったらすぐに興味を失くすの。」
「最近の傾向ですと銀貨10枚ほどの利益では満足されませんね、せめて銀貨30枚以上儲からないと動きません。」
「そんなことないぞ。銀貨10枚も立派な利益、それを捨てることはないは・・・ずだ。」
「なによ、自分でも自信ないんじゃない。」
最近の自分を思い返してみる。
確かに儲けが少ないと感じると、別の商材を探しているなぁ。
何でもかんでも買ってたら倉庫がいっぱいになってしまうので取捨選択は重要だ。
とはいえ、あからさまに儲けのボーダーを上げてきている気がする。
これは由々しき事態だ。
さっきも言ったが銀貨10枚も立派な儲け、それを無視すればいつか同じ金額で泣くことになるだろう。
昔それで痛い目に合ったじゃないか。
若かりし頃、高い転売にばかり目がくらみ結果として大損することになった。
それで破産するとかそういう事にはならなかったが、随分と苦汁を嘗めたのは今でも覚えている。
成功は人を駄目にする。
その最たる例が今の自分だ。
「今度は考え込んでるわよ。」
「何か思う所があるのだと思います。」
「ご主人様は今のままでもいいと思うんですけど・・・。お金を稼ぐのって駄目でしょうか。」
「ダメじゃないけどシロウ的になにかあるんじゃない?」
どうにかしなければならない。
だが染みついた成功感覚をはがすのは中々に大変だ。
どうするのが一番だろうか。
うーむ。
「シロウ様、我々は別に責めているのではありません。」
「私だって高く売れるものを見つけたいって気持ちは同じだし、何も変じゃないよ?」
「慰めてくれているんだろうが、俺の中では大問題だ。ちょっと出てくる。」
「どちらに?」
「市場だ、店は任せるぞ。」
俺はレジの銀貨10枚を手に取ると店をほったらかして市場へと向かった。
今日は出店するんじゃない。
僅かな利益を捨ててきた自分を戒めるための訓練に来たのだ。
「とりあえず今日中にどれだけ増やせるかだな。」
独り言を言いながら露店をぐるりと見て回る。
銀貨10枚。
普通に考えればそれだけで10日は寝泊まりできる。
かなりの大金といっていいだろう。
その金も積もれば山となるが、捨てれば何も残らない。
金儲けをするうえで大切なのはコツコツやっていく事だ。
大きく儲けるのも悪くないが、それは博打と同じ事。
相場スキルがあるから失敗しなかっただけで、それが無かったら今頃借金を抱えて奴隷に落ちていただろう。
俺は幸運に恵まれている。
恵まれているからこそ、それを有効に利用して稼がなければならないんだ。
「おばちゃん、それ見せて。」
「これかい?」
相場スキルを発動しながら歩いていると、一度も引っかかった事のない商品を発見した。
俺の相場スキルは一度でも触れた物と同じものがあれば、それに簡単な値段が表示される。
状態に関係なく表示されるので、その辺は鑑定スキルと並行して確認していかなければならないのだが、それを逆手に取り手に取った事のない品を発見する術を発見したのだ。
俺が見つけたのは一見何の変哲もない鍋の蓋。
普通の鍋の蓋なら銅貨5枚とか表示されるが、これには何も浮かび上がっていなかった。
「さわってもいいか?」
「昔使ってた大鍋の蓋でね、少々使い込んでるけどものは悪くないと思うよ。」
そう言いながらおばちゃんから鍋の蓋を受け取ると即座にスキルが発動した。
『燃えずの蓋。これをかぶせるとどれだけ燃え盛っていた火も抑えることが出来る。ただし、抑えられるのは蓋が出来る範囲まで。最近の平均取引価格は銀貨5枚、最安値銀貨1枚、最高値銀貨12枚、最終取引日は229日前と記録されています。」
燃えずの蓋か、面白いな。
料理をしていてもこれを使えば抑えることが出来るんだろう。
揚げ物で火が出た時に使えばいいかもしれない。
とはいえ、それだけで売れるとは思えないしなぁ。
「いくらだい?」
「銅貨70枚でどうかな。」
「ん~・・・。」
「銅貨60枚!新しい奴がちょっと高くてねぇ、頼むよお兄ちゃん。」
売りにくい上に利益も少ない。
ていうか買う人がいるんだろうかって商品だ。
買ったところで倉庫のゴミになるだろうなぁ・・・。
おばちゃんに断りを入れるべく手渡そうとしたその時。
「うわ!お前の盾焦げてるじゃねぇか。」
「そうなんだよ、フレアバードの火を防いだのはいいんだけどボロボロだぜ。」
「やっぱ安い盾じゃダメだな。」
「でもなぁ、金属製の盾って高いんだよな。」
「わかる、安いからつい木製に手を出しちゃうんだよな。」
「あーあ、焦げないやつとかないかなぁ・・・。」
後ろを歩いていた冒険者からそんな会話が聞こえてきた。
話の感じから初心者なんだろう。
まだ金もなくそんなに高い物は買えない。
だが命を守るためにはそれなりな物を買わないといけない。
その矛盾を抱えながら日々ダンジョンに潜っているんだ。
高いからいいわけじゃない。
安くてもいい品はたくさんある。
そういった品も扱わないと今後の客はとっていけないだろう。
そういう意味でも利益に囚われてはいけないんだ。
「おばちゃん、銅貨70枚で買うよ。」
「え!いいのかい?」
「かわりにさ、そこの袋もつけてよ。」
「ボロボロだよ?」
「持ち帰るだけだから。」
「じゃあこれ、お釣りね。」
銀貨を渡し、お釣りをもらう。
後はこれをいくらで売るかだが、まだ仕入れは終わりじゃない。
またフラフラと歩き、それから三軒ほど回って銀貨10枚すべて使い切った。
『眠り針。この針で刺されるとどんな生き物も眠りについてしまう。ただし、効果は短い。最近の平均取引価格は銀貨1枚、最安値銅貨50枚、最高値銀貨2枚、最終取引日は56日前と記録されています。』
『軟化のピッケル。このピッケルで叩かれたモノは硬度が落ちる。欠けている。最近の平均取引価格は銀貨4枚、最安値銀貨2枚、最高値銀貨6枚、最終取引日は185日前と記録されています。』
『飽食の豆。一粒食べるだけで満足感を得る不思議な豆。種豆。最近の平均取引価格は銀貨1枚、最安値銅貨52枚、最高値銀貨2枚、最終取引日は21日前と記録されています。』
それぞれ手に入れたのはこの三つだ。
軟化のピッケルが一番高かったが、応用がききそうだったので買ってみた。
飽食の豆はこのままでは食べられないので一度植えなければならないらしい。
生育方法が不明なので図書館で調べればわかるだろう。
どれも昨日までの俺なら手に取らなかったような品ばかりだ。
だが、どれも個性があり、やり方次第では儲けることが出来る。
相場スキルに振り回されて、決して損はしなかったかもしれないが、自力で儲けることを忘れてしまった。
なので今回は自分の力で何とかするべく色々と仕入れてみた。
損はしないだろう。いや、もしかしたら売れないかもしれない。
でもそれは俺の腕次第ってやつで、やる気次第で何とかなるものだ。
「とりあえず明日も同じ感じで回るとするか。」
もちろん高値で売れるとわかるものがあれば速攻買い付けるつもりだ。
だが、ぱっと見安くて利益が出ない物にも可能性は秘められている。
それを再確認するためにも一から出直すとしよう。
戻ったら『どうしたの!?』とか言われるんだろうなぁ。
俺が頑張らなくても仕込みはあるし、アネットの薬だってある。
意外にこういう掘り出し物を探すだけでも面白いかもしれないな。
「っと、最後におっちゃんとおばちゃんに挨拶しないと。」
ここ数日留守にしていたから心配しているだろう。
情報収集も立派な仕事、次の仕入れのアイデアが眠っているかもしれないしな。
ってな感じで露店の中心部へと足を向ける。
その後、店に戻った時に『どうしたの!?』といわれたのは言うまでもない。
19
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
中途半端なソウルスティール受けたけど質問ある?
ミクリヤミナミ
ファンタジー
仮想空間で活動する4人のお話です。
1.カールの譚
王都で生活する鍛冶屋のカールは、その腕を見込まれて王宮騎士団の魔王討伐への同行を要請されます。騎士団嫌いの彼は全く乗り気ではありませんがSランク冒険者の3人に説得され嫌々魔王が住む魔都へ向かいます。
2.サトシの譚
現代日本から転生してきたサトシは、ゴブリンの群れに襲われて家族を奪われますが、カール達と出会い力をつけてゆきます。
3.生方蒼甫の譚
研究者の生方蒼甫は脳科学研究の為に実験体であるサトシをVRMMORPG内に放流し観察しようとしますがうまく観察できません。仕方がないので自分もVRMMORPGの中に入る事にしますが……
4.魔王(フリードリヒ)の譚
西方に住む「魔王」はカール達を自領の「クレータ街」に連れてくることに成功しますが、数百年ぶりに天使の襲撃を2度も目撃します。2度目の襲撃を退けたサトシとルークスに興味を持ちますが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる