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199.転売屋は狙われる
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ヒーターカプラから作られたマフラーは予想以上の性能だった。
ひざ掛けもかなり良いようで、ミラとアネットがまるでライナスの毛布宜しく持ち歩いている。
「シロウ!すっごいの!」
「その様子を見たらわかるよ。」
「普段なら悴んで動きにくいのにそんなこと全然ないし!暖かいのに汗を吸ってくれるから滑らないし!あと3枚は欲しい!」
「いや、欲しいって言われてもな。後は商品に回るだろうからまた今度な。」
「えぇぇ~洗い替えに欲しいよう。」
「私も欲しいです。」
「出来れば私も・・・。」
まったくうちの女達ときたら。
まぁ、俺も予備でもう一枚欲しいんだが、我慢してるんだぞ。
「また手に入れば考えよう。」
「確かかなり北方で手に入るんですよね。」
「ハーシェさんに探してもらいましょうか。」
「その手があったな。行商がてら探してもらうとしよう。」
時間が掛かるのは致し方ないが、北方に行けば行くほど見つかる可能性が高くなる。
もし今回の品が当たるなら、次の冬用に仕入れてもいい。
それを見極めるうえでも今回の品は楽しみだな。
「次が見つかるまで大事にしないと・・・。」
「ソレで使わないのは意味ないからな、ちゃんと使えよ。」
「わかってるわよ!」
「んじゃいつもの日課行ってくるわ。」
「あ、私も行く!」
「エリザ様宜しくお願いします。」
「は~い、いってきま~す。」
いつもの日課、そう例の石像だ。
まるで朝の散歩宜しく火の魔道具を持ってダンジョンに通っている。
最近じゃ入り口の兵士も顔パスしてくれる。
この間お酒を差し入れたのが良かったんだろう。
別に悪い事をしているわけじゃないし、問題ない。
「おはようございます。」
「あ、シロウさんおはようございます。なんだ今日はエリザも一緒か。」
「一緒じゃ悪い?」
「そんなこと言ってないだろ。でもちょうどよかったかもな。」
「どうしたんですか?」
「今朝、っていっても二時間ほど前ですけど全身黒ずくめの冒険者がダンジョンに入ったんですよ。いかにもって感じだったんで声をかけたんですけど無視されて・・・。」
「何のための警備よ。」
「あっという間だったんだって。ありゃ手練れだな。」
「アンタにしてみれば手練れでしょうね。」
警備を担当するのは冒険者の仕事だ。
いや、元冒険者が正しいか。
ケガをしたり年を取って引退した冒険者、が冒険者ギルドに雇用されて警備についている。
熟練度は様々だが、ベテラン冒険者は警備ではなく教官の任につくらしいので、警備についているのはそれほど熟練者ではないと言えるのだろう。
「忠告感謝します。」
「それと、これはただの噂なんですけど・・・。」
「なにか?」
「冒険者専門の金貸しが来てるらしいんです。」
「はい?」
「あ、知ってる。高利でお金を貸して払えなくなったら奴隷にしちゃうんでしょ?」
「非合法のな。」
おぉう、ここで噂の人物登場か。
ってかこの街に来てるのかよ。
「ちなみにその人の素性はわかっているんですか?」
「それが誰も知らないんですよね。」
「性別すらもですか?」
「むしろあの金貸しから借りたら二度とおひさまの下を歩けないって言われてるんですよ。」
「あぁ、だから誰も知らないわけだ。」
なにその必殺仕事人。
怖すぎません?
「よっぽど切羽詰まった冒険者にしか貸さないらしいんで、まぁシロウさんの前には出て来ませんね。」
「おかげさんで。」
「っと、引き留めてすみませんでした。エリザ、護衛しっかりやれよ。」
「言われなくてもやるわよ!」
エリザを宥めつつダンジョンに入る。
中はいつもと変わらないようだ。
「そんなにキョロキョロしなくても大丈夫よ、二時間も前なんだからそんな怪しい恰好をしたやつがこの辺りにいるはずないわ。むしろ目立つもの。」
「まぁ、それもそうだな。」
「何かあっても私が助けてあげる。だから安心して。」
「そうだな、頼りにしてる。」
「じゃあさっさと終わらせて戻りましょ、ルフの散歩にもいくんでしょ?」
「おっと、忘れてた。」
「来なかったら怒るわよ~。」
吠えはしないだろが不機嫌に尻尾を振る事だろう。
なんだかんだ言ってみんなルフの事は好きだよな。
ルフの為にもいつもの日課をさっさと終わらせておこう。
「よっこらしょっと!」
「かっこ悪いわねぇ。」
「うるさいな、意外と重たいんだぞ。」
片手では持ち上げられないので両手でしっかりと担ぎ、スイッチを入れる。
魔石から魔力が移動し、炎を吐く。
石像は何も言わず炎に焼かれ、そして倒れた。
「お、今日は当たりだな。」
残ったのはいつもの魔石と、白っぽい鉱石。
「一番最初の階層でミスリルが落ちるとか・・・。みんなに知られたら大変な事になるわね。」
「だからこうやって見張ってもらってるんだろ?誰も見てないよな。」
「むしろこんな時間にダンジョンに入る勤勉な冒険者はいないわ。」
「だと思った。」
ミスリルはマートンさんの所に持って行って、何かに加工してもらおう。
二つをカバンに放り込み、ダンジョンの外へ。
「ん?」
「どうかした?」
「いや、気のせいだろう。」
チクリと刺すような何かを感じた。
首元を触ってみるが何かが刺さっている様子は無い。
まぁいいか。
「ほら、早くいかないとルフが待ってるわよ。」
「へいへい。」
エリザに引っ張られるようにしてダンジョンを出る。
その足で畑に向かいルフの散歩・・・という名の巡回を済ませて店に戻った。
そろそろ開店時間だ。
「シロウさん、ちょっといいかニャ。」
「ベルナじゃないか、こんな朝から珍しいな。」
「内々の話があるにゃ。」
「その様子、タダ事じゃないな。」
急ぎベルナを店に入れてドアに鍵をかけカーテンを閉める。
念の為店の奥まで来てもらった。
「で、どうした。」
「金貸しの件は聞いてるかニャ?」
「あぁ、冒険者専門のやつだろ?」
「知ってるなら好都合ニャ、アイツには手を出さない方がいいニャ。これは忠告ニャ。」
「随分な言い方だな。」
「シロウの為を思って言ってるニャ。あのホルトでさえ手を出さなかった奴ニャ、あいつの獲物に手を出して無事だった奴はいないニャ。」
「それを言う為にわざわざ来たのか?」
「これを読んでほしいニャ。」
そう言いながらベルナが一枚の紙を取り出した。
「・・・ミラ、これと同じものは入っていたか?」
「いえ何も。」
「そうか。」
ベルナの紙にはこう書いてあった。
『私の獲物に手を出すな、出せば容赦はしない。』
私の獲物・・・ねぇ。
「で、ベルナに思い当たる節は・・・ないわな。」
「もちろんニャ!うちは品行方正を地で行くようなお店にゃ!」
「質屋のセリフとは思えないな。」
「低利でお金を貸すだけのお店ニャ、ホルトと一緒にしないでほしいニャ。」
「そりゃまそうだが・・・。」
「シロウは心当たりあるのかニャ?」
「普通に考えれば無い。だが、俺が無いと思っているだけの可能性は十分にある。」
思い当たる節はある。
あるが別に手を出した覚えはない。
むしろ手を出されたというかなんというか。
「ともかく気を付けるニャ。」
「忠告有難うな。」
「いいニャ、私とシロウの仲ニャ。また美味しいお鍋一緒に食べるニャ。」
「その時は呼んでやるよ。」
醤油はまだ手に入っていない。
ハーシェさんに行って探して貰っているが、難しいようだ。
でもなぁ現物は目の前にあるし絶対あると思うんだけどなぁ。
ベルナを見送り扉を閉める。
開店時間だが開ける気にはならなかった。
「どうしますか?」
「ん~、思い当たる節はある。」
「ビアンカ・・・ですよね。」
「あぁ、十中八九そうだろう。違約金の件もおそらくそいつの差し金、と俺は考えてる。」
「どうするの?」
「様子を見るしかないだろう。命を狙われるのはごめんだ。」
「でも、このままじゃビアンカが。」
そうなんだよなぁ。
別に仲がいいとかじゃないけれど、一度顔を見て話をした相手が死ぬのを黙ってみているのもなぁ。
とはいえ自分の命も惜しい。
はてさてどうするか。
「とりあえず多方面に伸ばしたアンテナに何かが引っかかるのを待つしかないだろう。まだ時間はある、焦る必要はない。エリザ、出来るだけ彼女と一緒に行動してくれ、特に金関係は。」
「わかったわ。」
「俺はあまりで歩かないようにする。まぁ、やらなきゃならない事が多いからそっちに専念するさ。」
「露店はお任せください、値段さえわかれば何とでもなります。」
「あぁ、よろしく頼む。」
「アネットもいつも通り動いてくれ。友人が心配だと思うが、下手に接触しないように頼む。」
「ご主人様に危害が及びますもんね、わかりました。」
天秤に掛けさせるがそこは我慢してもらおう。
俺だって死にたくない。
っていうかこの生活を捨てたくない。
神様じゃないんだ、どっちもなんて贅沢な話。
それでも、イヤな気持ちにはなるんだよなぁ。
ひざ掛けもかなり良いようで、ミラとアネットがまるでライナスの毛布宜しく持ち歩いている。
「シロウ!すっごいの!」
「その様子を見たらわかるよ。」
「普段なら悴んで動きにくいのにそんなこと全然ないし!暖かいのに汗を吸ってくれるから滑らないし!あと3枚は欲しい!」
「いや、欲しいって言われてもな。後は商品に回るだろうからまた今度な。」
「えぇぇ~洗い替えに欲しいよう。」
「私も欲しいです。」
「出来れば私も・・・。」
まったくうちの女達ときたら。
まぁ、俺も予備でもう一枚欲しいんだが、我慢してるんだぞ。
「また手に入れば考えよう。」
「確かかなり北方で手に入るんですよね。」
「ハーシェさんに探してもらいましょうか。」
「その手があったな。行商がてら探してもらうとしよう。」
時間が掛かるのは致し方ないが、北方に行けば行くほど見つかる可能性が高くなる。
もし今回の品が当たるなら、次の冬用に仕入れてもいい。
それを見極めるうえでも今回の品は楽しみだな。
「次が見つかるまで大事にしないと・・・。」
「ソレで使わないのは意味ないからな、ちゃんと使えよ。」
「わかってるわよ!」
「んじゃいつもの日課行ってくるわ。」
「あ、私も行く!」
「エリザ様宜しくお願いします。」
「は~い、いってきま~す。」
いつもの日課、そう例の石像だ。
まるで朝の散歩宜しく火の魔道具を持ってダンジョンに通っている。
最近じゃ入り口の兵士も顔パスしてくれる。
この間お酒を差し入れたのが良かったんだろう。
別に悪い事をしているわけじゃないし、問題ない。
「おはようございます。」
「あ、シロウさんおはようございます。なんだ今日はエリザも一緒か。」
「一緒じゃ悪い?」
「そんなこと言ってないだろ。でもちょうどよかったかもな。」
「どうしたんですか?」
「今朝、っていっても二時間ほど前ですけど全身黒ずくめの冒険者がダンジョンに入ったんですよ。いかにもって感じだったんで声をかけたんですけど無視されて・・・。」
「何のための警備よ。」
「あっという間だったんだって。ありゃ手練れだな。」
「アンタにしてみれば手練れでしょうね。」
警備を担当するのは冒険者の仕事だ。
いや、元冒険者が正しいか。
ケガをしたり年を取って引退した冒険者、が冒険者ギルドに雇用されて警備についている。
熟練度は様々だが、ベテラン冒険者は警備ではなく教官の任につくらしいので、警備についているのはそれほど熟練者ではないと言えるのだろう。
「忠告感謝します。」
「それと、これはただの噂なんですけど・・・。」
「なにか?」
「冒険者専門の金貸しが来てるらしいんです。」
「はい?」
「あ、知ってる。高利でお金を貸して払えなくなったら奴隷にしちゃうんでしょ?」
「非合法のな。」
おぉう、ここで噂の人物登場か。
ってかこの街に来てるのかよ。
「ちなみにその人の素性はわかっているんですか?」
「それが誰も知らないんですよね。」
「性別すらもですか?」
「むしろあの金貸しから借りたら二度とおひさまの下を歩けないって言われてるんですよ。」
「あぁ、だから誰も知らないわけだ。」
なにその必殺仕事人。
怖すぎません?
「よっぽど切羽詰まった冒険者にしか貸さないらしいんで、まぁシロウさんの前には出て来ませんね。」
「おかげさんで。」
「っと、引き留めてすみませんでした。エリザ、護衛しっかりやれよ。」
「言われなくてもやるわよ!」
エリザを宥めつつダンジョンに入る。
中はいつもと変わらないようだ。
「そんなにキョロキョロしなくても大丈夫よ、二時間も前なんだからそんな怪しい恰好をしたやつがこの辺りにいるはずないわ。むしろ目立つもの。」
「まぁ、それもそうだな。」
「何かあっても私が助けてあげる。だから安心して。」
「そうだな、頼りにしてる。」
「じゃあさっさと終わらせて戻りましょ、ルフの散歩にもいくんでしょ?」
「おっと、忘れてた。」
「来なかったら怒るわよ~。」
吠えはしないだろが不機嫌に尻尾を振る事だろう。
なんだかんだ言ってみんなルフの事は好きだよな。
ルフの為にもいつもの日課をさっさと終わらせておこう。
「よっこらしょっと!」
「かっこ悪いわねぇ。」
「うるさいな、意外と重たいんだぞ。」
片手では持ち上げられないので両手でしっかりと担ぎ、スイッチを入れる。
魔石から魔力が移動し、炎を吐く。
石像は何も言わず炎に焼かれ、そして倒れた。
「お、今日は当たりだな。」
残ったのはいつもの魔石と、白っぽい鉱石。
「一番最初の階層でミスリルが落ちるとか・・・。みんなに知られたら大変な事になるわね。」
「だからこうやって見張ってもらってるんだろ?誰も見てないよな。」
「むしろこんな時間にダンジョンに入る勤勉な冒険者はいないわ。」
「だと思った。」
ミスリルはマートンさんの所に持って行って、何かに加工してもらおう。
二つをカバンに放り込み、ダンジョンの外へ。
「ん?」
「どうかした?」
「いや、気のせいだろう。」
チクリと刺すような何かを感じた。
首元を触ってみるが何かが刺さっている様子は無い。
まぁいいか。
「ほら、早くいかないとルフが待ってるわよ。」
「へいへい。」
エリザに引っ張られるようにしてダンジョンを出る。
その足で畑に向かいルフの散歩・・・という名の巡回を済ませて店に戻った。
そろそろ開店時間だ。
「シロウさん、ちょっといいかニャ。」
「ベルナじゃないか、こんな朝から珍しいな。」
「内々の話があるにゃ。」
「その様子、タダ事じゃないな。」
急ぎベルナを店に入れてドアに鍵をかけカーテンを閉める。
念の為店の奥まで来てもらった。
「で、どうした。」
「金貸しの件は聞いてるかニャ?」
「あぁ、冒険者専門のやつだろ?」
「知ってるなら好都合ニャ、アイツには手を出さない方がいいニャ。これは忠告ニャ。」
「随分な言い方だな。」
「シロウの為を思って言ってるニャ。あのホルトでさえ手を出さなかった奴ニャ、あいつの獲物に手を出して無事だった奴はいないニャ。」
「それを言う為にわざわざ来たのか?」
「これを読んでほしいニャ。」
そう言いながらベルナが一枚の紙を取り出した。
「・・・ミラ、これと同じものは入っていたか?」
「いえ何も。」
「そうか。」
ベルナの紙にはこう書いてあった。
『私の獲物に手を出すな、出せば容赦はしない。』
私の獲物・・・ねぇ。
「で、ベルナに思い当たる節は・・・ないわな。」
「もちろんニャ!うちは品行方正を地で行くようなお店にゃ!」
「質屋のセリフとは思えないな。」
「低利でお金を貸すだけのお店ニャ、ホルトと一緒にしないでほしいニャ。」
「そりゃまそうだが・・・。」
「シロウは心当たりあるのかニャ?」
「普通に考えれば無い。だが、俺が無いと思っているだけの可能性は十分にある。」
思い当たる節はある。
あるが別に手を出した覚えはない。
むしろ手を出されたというかなんというか。
「ともかく気を付けるニャ。」
「忠告有難うな。」
「いいニャ、私とシロウの仲ニャ。また美味しいお鍋一緒に食べるニャ。」
「その時は呼んでやるよ。」
醤油はまだ手に入っていない。
ハーシェさんに行って探して貰っているが、難しいようだ。
でもなぁ現物は目の前にあるし絶対あると思うんだけどなぁ。
ベルナを見送り扉を閉める。
開店時間だが開ける気にはならなかった。
「どうしますか?」
「ん~、思い当たる節はある。」
「ビアンカ・・・ですよね。」
「あぁ、十中八九そうだろう。違約金の件もおそらくそいつの差し金、と俺は考えてる。」
「どうするの?」
「様子を見るしかないだろう。命を狙われるのはごめんだ。」
「でも、このままじゃビアンカが。」
そうなんだよなぁ。
別に仲がいいとかじゃないけれど、一度顔を見て話をした相手が死ぬのを黙ってみているのもなぁ。
とはいえ自分の命も惜しい。
はてさてどうするか。
「とりあえず多方面に伸ばしたアンテナに何かが引っかかるのを待つしかないだろう。まだ時間はある、焦る必要はない。エリザ、出来るだけ彼女と一緒に行動してくれ、特に金関係は。」
「わかったわ。」
「俺はあまりで歩かないようにする。まぁ、やらなきゃならない事が多いからそっちに専念するさ。」
「露店はお任せください、値段さえわかれば何とでもなります。」
「あぁ、よろしく頼む。」
「アネットもいつも通り動いてくれ。友人が心配だと思うが、下手に接触しないように頼む。」
「ご主人様に危害が及びますもんね、わかりました。」
天秤に掛けさせるがそこは我慢してもらおう。
俺だって死にたくない。
っていうかこの生活を捨てたくない。
神様じゃないんだ、どっちもなんて贅沢な話。
それでも、イヤな気持ちにはなるんだよなぁ。
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