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330.転売屋は画家に出会う
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「ワフ。」
「どうしたルフ。」
いつものように散歩をしていると、畑の北側を見つめながらルフが立ち止まった。
あそこは休耕地にしているので今はカニバフラワーしかないはずなんだが・・・。
変な魔物でも仕留めたんだろうか。
向こうを見つめながら動こうとしない。
「何かあるんだな?」
ブンブン。
「わかった、見に行こう。」
ルフが何かあるというんだから何かあるんだろう。
魔物が引っかかっている分には養分になるので問題ないが、何も知らない一般人が引っかかっているのは寝覚めが悪い。
今のところ食われそうになった妖精は助けたが、人がかかったことはない・・・はずだ。
俺が知らないだけで犠牲者が出ているかもしれないが、まぁそれはそれ。
知らない事に関して悔やむのは変な話だよな。
畑を北上しカニバフラワーのところへ向かう。
遠めに見る限り何かを捕食しているという感じではないが・・・。
ん?
いつもよりも大きく体?を動かしているようで左右に大きく揺れている。
あれは何をしているんだ?
威嚇か?
「ワフ!」
ルフが大きく吼えるとカニバフラワーがいっせいにこちらを向いた。
目があるわけじゃないのに視線を感じる。
俺だと認識するとまた外側を向いて体を動かし始めた。
「誰か居るな。」
ブンブン。
よく見るとカニバフラワーの正面に誰かが居る。
あれは座っているのか?
でも正面に何かを置いているようだし・・・。
えぇいめんどくさい。
近づけばわかる。
一旦畑の外に出て小走りで北側へと向かう。
「おい、アンタなにやってるんだ?」
「見ての通りさ。」
「見ての通りって・・・。」
そこに居たのはカンバスを広げて絵を描いている男性。
いや、絵を描いているのはわかるんだけど何でそんなところで描いているのかって聞きたいんだが・・・。
「魔獣を連れた青年・・・もしかしてここは君の畑なのかな?」
「その通りだ。別に描くなとは言わないが、あまり近づくなよ。食われるぞ。」
「ご忠告感謝するよ。もっとも、一度食べられかけたけどね。」
そういいながら男が腕を上げると、袖の先の方がビリビリに破れていた。
おそらく、というか間違いなくカニバフラワーに齧られたんだろう。
「中身は無事か?」
「あぁ、おかげでこうして絵が描ける。珍しい花があるなと思っていたが・・・まさか花に食われかけるとは思わなかったよ。」
「元々はダンジョンにいる魔物だからな、珍しいのはわかるが気をつけたほうがいいぞ。」
「なるほど、通りで見たことないはず、オリンピアの言うとおりだね。」
「ん?」
聞き覚えのある名前に思わず反応してしまった。
そういえば、魔獣を連れた青年とかも言っていたな。
俺の事を誰かに聞いてきたって感じだ。
「オリンピア様の知り合いなのか?」
「ん~、知り合いというかお抱えというか表現が難しいね。」
「お抱え・・・ってことは王家に出入りしている画家か何かか。」
「そうそうそんな感じ、知り合いでもあるし向こうは雇用主でもある。中々表現が難しいんだけど、よくわかったね。」
ちょうどマリーからその手の話を聞いていたから気づいただけで、普段はまったくわからなかっただろう。
ちょうどいい、オリンピアの知り合いなら話を聞いてくれるかもしれない。
「まぁ、仕事柄いろいろな人に会うからな。見てもかまわないか?」
「本当は出来上がるまで見せないんだけど、この花の持ち主なら仕方ないね。」
「悪いな、無茶言って。」
「たまにはそういうのも乙なものさ。」
中々話のわかる人のようだ。
ゆっくりと後ろへ回ると・・・。
「おぉ。」
「いいねぇ、その反応。描いた甲斐があるよ。」
思わず感嘆の声が漏れた。
絵心はないし、普段から絵画を見るような趣味のない俺だがこの絵がすごいことだけはわかる。
ただ書き写しているんじゃない。
カニバフラワーの持つ力強さ、そういったものまでしっかりと描かれているように感じた。
すごい。
その一言に尽きる。
「素人がこう言うと怒られるかもしれないが、素晴らしいな。」
「そうかい?」
「あぁ、ただ描かれているだけじゃなく、この花の持つ力強さみたいなものを感じる。これはいい絵だ。」
「あはは、べた褒めだねぇ。」
「それぐらい凄いってことだ。」
「おべっかも気遣いも一切ない気持ちのいい評価をありがとう。」
「無茶を承知で聞くが、これは買えるのか?」
「ん~・・・。」
「いや、変なことを聞いたな。気にしないでくれ。」
いくら花の持ち主とはいえいきなり売ってくれは失礼だな。
今のが俺が悪かった。
すぐに謝ったが、その男は何とも言えない顔をして俺を見てくる。
怒っているわけでも喜んでいるわけでもない。
複雑な顔だ。
「ここまで気持ち良く褒めてくれたんだ、あげてもいいんだけど。」
「だけど?」
「これは完成してないんだ。ほら、ここ。」
そういいながら男が指さしたのはカンバスのど真ん中。
カニバフラワーの血のように赤い色が、描かれていなかった。
「赤がないのか?」
「もちろんあるさ、でもね持っている赤じゃこの赤は表現できない。もっと深くそして鮮やかな赤。どれだけの血を吸ってきたらこんな色になるんだろうねぇ。」
「気にしたこともなかった。」
そういえば植えた最初はここまでの色じゃなかったと思う。
血を吸うことでどんどん鮮やかになってきたのか。
言われるまで全然感じなかった。
やはり画家という生き物は不思議な感性で生きているんだな。
「もしこの絵が出来上がったら、その時は君にあげるよ。でも今は無理だ、ごめんね。」
「いや無理を言ったのは俺のほうだ、気にしないでくれ。」
「オリンピアから話は聞いていたけれど、なかなかに気持ちがいい人だね君は。」
「なんて聞いているんだ?」
「僕好みの変人がいるって聞いたよ。」
「・・・好みかはともかく変人は余計だと思うが?」
「僕みたいなのに臆することなく話しかけてくる時点で変人だよ。」
確かに見た目は若干変わっているが、臆するほどだろうか。
なんていうか、今まで会ってきた人が独特だから感じなくなっているのかもしれない。
「まぁ変人なのはともかく、オリンピア様の知り合いを置いていくわけにはいかないな。良かったら一杯奢らせてくれ。いい絵を見せてもらったお礼がしたい。」
「昼間からのお酒、最高だね。」
「わかってるじゃないか。」
「彼女も一緒に行くのかい?」
「ルフは中まで入れないんだ。首輪、つけてないだろ?」
「隷属の首輪なしでこんなに懐くものなんだねぇ。」
「懐くというか、慕ってくれているというか。どうなんだろうな。」
ブンブン。
何か言いたげに俺たちを交互に見るルフ。
いやな顔はしていないので怒っているわけではなさそうだ。
ルフと別れ二人で三日月亭へと向かう。
昼間にもかかわらず中は賑わっており、何とか奥のテーブルを確保できた。
「こんな時間に珍しいな、客か?」
「オリンピア様付きの画家さんなんだと。」
「そりゃまた凄い人が来たな。」
「あはは、そんなに凄くありませんよ。彼と同じく変人です。」
「なるほど類は友を呼ぶのか。」
「おい。」
「良い酒を用意しよう、もちろんこいつの奢りだ。」
ったく好き勝手言いやがって。
誰が変人かっての。
暫くしてマスターが高そうな琥珀色の液体を入れたグラスを持って戻ってきた。
「珍しいお酒だね。」
「普通の酒は飲み飽きているだろうからな。せっかく来てもらったんだし、とっておきを用意させてもらった。」
「ちなみに一杯いくらだ?」
「そうだな、銀貨3枚ってところか。」
「はぁ!?」
いや、一杯銀貨3枚て。
いくらなんでも高すぎだろ。
それが二杯だぞってもう一杯飲み干してるし!
「いい飲みっぷりだねぇ。」
「これはいいお酒だ、香りもいいし何より強い。こうガツンと来るのが最高だね。」
「わかってるじゃないか、ほらもう一杯だ。」
「勝手に酒盛り始めるなよな。」
「払えるとわかってると安心していい酒を勧められる。」
「最低だな。」
「っと、そうだ。さっきルティエが探していたぞ。」
「ルティエが?」
「なんでも顔料がどうのとか言っていたな。」
「あ~、数が貯まってきたのか。まいったな、とりあえず倉庫に入れるしかないか。」
ガーネットの原石はルティエ達が協力して作ることになった。
随分と話し合ったそうだが、収入があればそれだけ安定した暮らしができる。
そこに尽きるそうだ。
なのでさっそくガーネットを加工してもらっているわけだけど、やはりクズ石と呼ばれる加工に適さないものが多く砕いて顔料に変えることになったのだ。
数が多いので工房の邪魔になってきたんだろう。
「顔料?」
「あぁ、色々あってガーネットが大量に手に入ったんでな。顔料に加工してもらっているんだ。」
「・・・見せてもらえるかい?」
「もちろん構わないぞ。」
そういえばマリーさんを通じてオリンピアに連絡を取ってもらったんだっけか。
皆お抱えの画材屋がいるから難しいって話だったんだよな。
で、別件で色々調べてもらっているんだけども。
もしかしてここに来たのもその件でだろうか。
それにしては話がうまくかみ合わないが・・・。
まぁいいか、とりあえず見てもらうだけ見てもらうとしよう。
その時の俺はまだ気付いていなかった。
この提案が、後々大変なことになることを。
「どうしたルフ。」
いつものように散歩をしていると、畑の北側を見つめながらルフが立ち止まった。
あそこは休耕地にしているので今はカニバフラワーしかないはずなんだが・・・。
変な魔物でも仕留めたんだろうか。
向こうを見つめながら動こうとしない。
「何かあるんだな?」
ブンブン。
「わかった、見に行こう。」
ルフが何かあるというんだから何かあるんだろう。
魔物が引っかかっている分には養分になるので問題ないが、何も知らない一般人が引っかかっているのは寝覚めが悪い。
今のところ食われそうになった妖精は助けたが、人がかかったことはない・・・はずだ。
俺が知らないだけで犠牲者が出ているかもしれないが、まぁそれはそれ。
知らない事に関して悔やむのは変な話だよな。
畑を北上しカニバフラワーのところへ向かう。
遠めに見る限り何かを捕食しているという感じではないが・・・。
ん?
いつもよりも大きく体?を動かしているようで左右に大きく揺れている。
あれは何をしているんだ?
威嚇か?
「ワフ!」
ルフが大きく吼えるとカニバフラワーがいっせいにこちらを向いた。
目があるわけじゃないのに視線を感じる。
俺だと認識するとまた外側を向いて体を動かし始めた。
「誰か居るな。」
ブンブン。
よく見るとカニバフラワーの正面に誰かが居る。
あれは座っているのか?
でも正面に何かを置いているようだし・・・。
えぇいめんどくさい。
近づけばわかる。
一旦畑の外に出て小走りで北側へと向かう。
「おい、アンタなにやってるんだ?」
「見ての通りさ。」
「見ての通りって・・・。」
そこに居たのはカンバスを広げて絵を描いている男性。
いや、絵を描いているのはわかるんだけど何でそんなところで描いているのかって聞きたいんだが・・・。
「魔獣を連れた青年・・・もしかしてここは君の畑なのかな?」
「その通りだ。別に描くなとは言わないが、あまり近づくなよ。食われるぞ。」
「ご忠告感謝するよ。もっとも、一度食べられかけたけどね。」
そういいながら男が腕を上げると、袖の先の方がビリビリに破れていた。
おそらく、というか間違いなくカニバフラワーに齧られたんだろう。
「中身は無事か?」
「あぁ、おかげでこうして絵が描ける。珍しい花があるなと思っていたが・・・まさか花に食われかけるとは思わなかったよ。」
「元々はダンジョンにいる魔物だからな、珍しいのはわかるが気をつけたほうがいいぞ。」
「なるほど、通りで見たことないはず、オリンピアの言うとおりだね。」
「ん?」
聞き覚えのある名前に思わず反応してしまった。
そういえば、魔獣を連れた青年とかも言っていたな。
俺の事を誰かに聞いてきたって感じだ。
「オリンピア様の知り合いなのか?」
「ん~、知り合いというかお抱えというか表現が難しいね。」
「お抱え・・・ってことは王家に出入りしている画家か何かか。」
「そうそうそんな感じ、知り合いでもあるし向こうは雇用主でもある。中々表現が難しいんだけど、よくわかったね。」
ちょうどマリーからその手の話を聞いていたから気づいただけで、普段はまったくわからなかっただろう。
ちょうどいい、オリンピアの知り合いなら話を聞いてくれるかもしれない。
「まぁ、仕事柄いろいろな人に会うからな。見てもかまわないか?」
「本当は出来上がるまで見せないんだけど、この花の持ち主なら仕方ないね。」
「悪いな、無茶言って。」
「たまにはそういうのも乙なものさ。」
中々話のわかる人のようだ。
ゆっくりと後ろへ回ると・・・。
「おぉ。」
「いいねぇ、その反応。描いた甲斐があるよ。」
思わず感嘆の声が漏れた。
絵心はないし、普段から絵画を見るような趣味のない俺だがこの絵がすごいことだけはわかる。
ただ書き写しているんじゃない。
カニバフラワーの持つ力強さ、そういったものまでしっかりと描かれているように感じた。
すごい。
その一言に尽きる。
「素人がこう言うと怒られるかもしれないが、素晴らしいな。」
「そうかい?」
「あぁ、ただ描かれているだけじゃなく、この花の持つ力強さみたいなものを感じる。これはいい絵だ。」
「あはは、べた褒めだねぇ。」
「それぐらい凄いってことだ。」
「おべっかも気遣いも一切ない気持ちのいい評価をありがとう。」
「無茶を承知で聞くが、これは買えるのか?」
「ん~・・・。」
「いや、変なことを聞いたな。気にしないでくれ。」
いくら花の持ち主とはいえいきなり売ってくれは失礼だな。
今のが俺が悪かった。
すぐに謝ったが、その男は何とも言えない顔をして俺を見てくる。
怒っているわけでも喜んでいるわけでもない。
複雑な顔だ。
「ここまで気持ち良く褒めてくれたんだ、あげてもいいんだけど。」
「だけど?」
「これは完成してないんだ。ほら、ここ。」
そういいながら男が指さしたのはカンバスのど真ん中。
カニバフラワーの血のように赤い色が、描かれていなかった。
「赤がないのか?」
「もちろんあるさ、でもね持っている赤じゃこの赤は表現できない。もっと深くそして鮮やかな赤。どれだけの血を吸ってきたらこんな色になるんだろうねぇ。」
「気にしたこともなかった。」
そういえば植えた最初はここまでの色じゃなかったと思う。
血を吸うことでどんどん鮮やかになってきたのか。
言われるまで全然感じなかった。
やはり画家という生き物は不思議な感性で生きているんだな。
「もしこの絵が出来上がったら、その時は君にあげるよ。でも今は無理だ、ごめんね。」
「いや無理を言ったのは俺のほうだ、気にしないでくれ。」
「オリンピアから話は聞いていたけれど、なかなかに気持ちがいい人だね君は。」
「なんて聞いているんだ?」
「僕好みの変人がいるって聞いたよ。」
「・・・好みかはともかく変人は余計だと思うが?」
「僕みたいなのに臆することなく話しかけてくる時点で変人だよ。」
確かに見た目は若干変わっているが、臆するほどだろうか。
なんていうか、今まで会ってきた人が独特だから感じなくなっているのかもしれない。
「まぁ変人なのはともかく、オリンピア様の知り合いを置いていくわけにはいかないな。良かったら一杯奢らせてくれ。いい絵を見せてもらったお礼がしたい。」
「昼間からのお酒、最高だね。」
「わかってるじゃないか。」
「彼女も一緒に行くのかい?」
「ルフは中まで入れないんだ。首輪、つけてないだろ?」
「隷属の首輪なしでこんなに懐くものなんだねぇ。」
「懐くというか、慕ってくれているというか。どうなんだろうな。」
ブンブン。
何か言いたげに俺たちを交互に見るルフ。
いやな顔はしていないので怒っているわけではなさそうだ。
ルフと別れ二人で三日月亭へと向かう。
昼間にもかかわらず中は賑わっており、何とか奥のテーブルを確保できた。
「こんな時間に珍しいな、客か?」
「オリンピア様付きの画家さんなんだと。」
「そりゃまた凄い人が来たな。」
「あはは、そんなに凄くありませんよ。彼と同じく変人です。」
「なるほど類は友を呼ぶのか。」
「おい。」
「良い酒を用意しよう、もちろんこいつの奢りだ。」
ったく好き勝手言いやがって。
誰が変人かっての。
暫くしてマスターが高そうな琥珀色の液体を入れたグラスを持って戻ってきた。
「珍しいお酒だね。」
「普通の酒は飲み飽きているだろうからな。せっかく来てもらったんだし、とっておきを用意させてもらった。」
「ちなみに一杯いくらだ?」
「そうだな、銀貨3枚ってところか。」
「はぁ!?」
いや、一杯銀貨3枚て。
いくらなんでも高すぎだろ。
それが二杯だぞってもう一杯飲み干してるし!
「いい飲みっぷりだねぇ。」
「これはいいお酒だ、香りもいいし何より強い。こうガツンと来るのが最高だね。」
「わかってるじゃないか、ほらもう一杯だ。」
「勝手に酒盛り始めるなよな。」
「払えるとわかってると安心していい酒を勧められる。」
「最低だな。」
「っと、そうだ。さっきルティエが探していたぞ。」
「ルティエが?」
「なんでも顔料がどうのとか言っていたな。」
「あ~、数が貯まってきたのか。まいったな、とりあえず倉庫に入れるしかないか。」
ガーネットの原石はルティエ達が協力して作ることになった。
随分と話し合ったそうだが、収入があればそれだけ安定した暮らしができる。
そこに尽きるそうだ。
なのでさっそくガーネットを加工してもらっているわけだけど、やはりクズ石と呼ばれる加工に適さないものが多く砕いて顔料に変えることになったのだ。
数が多いので工房の邪魔になってきたんだろう。
「顔料?」
「あぁ、色々あってガーネットが大量に手に入ったんでな。顔料に加工してもらっているんだ。」
「・・・見せてもらえるかい?」
「もちろん構わないぞ。」
そういえばマリーさんを通じてオリンピアに連絡を取ってもらったんだっけか。
皆お抱えの画材屋がいるから難しいって話だったんだよな。
で、別件で色々調べてもらっているんだけども。
もしかしてここに来たのもその件でだろうか。
それにしては話がうまくかみ合わないが・・・。
まぁいいか、とりあえず見てもらうだけ見てもらうとしよう。
その時の俺はまだ気付いていなかった。
この提案が、後々大変なことになることを。
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