652 / 1,738
650.転売屋は蟻の巣を駆除する
しおりを挟む
「こっちです、魔物はいません。」
「トトリがいれば魔物に出会うことはありえないし。出会ってもミケと私で撃退するし!」
「ダンジョンで魔物と遭遇しないとこんなにも快適なんだなぁ。」
「休憩所までは結構人が出入りしていますから、その気配を感じて近づいてこないのかもしれません。」
「なるほどなぁ。」
ダンジョンの上層と中層、その間ぐらいにあるのがダンジョン内に設置された休憩所だ。
前に魔物があふれたときに急ごしらえした砦の跡地に冒険者の休憩所を作ろうとなってはや一年近く。
今ではなくてはならない場所になっている。
これまでなら魔物に襲われても逃げる所が無く、結果力尽きる新米冒険者も多かったものだが、ここまで逃げれば熟練冒険者がいるので怪我はすれど命は助かる。
おかげで冒険者の生存率は飛躍的に向上し、さらには冒険者が長くダンジョンにもぐれるようになった。
その結果、素材を効率的に集められるようになったというわけだ。
俺にしてみても客が生きて実力を付けてくれればそれだけいいものが売れる。
素材も安く買い取れるし、向こうも金を手に入れることが出来る。
まさにwin-winというわけだ。
「このまま行けば休憩所です。でも、今はちょっとうるさいかもしれませんよ。」
「知ってる、蟻の巣を攻撃するように依頼したのは俺だからな。」
「あ、シロウさんだったんですね。」
「紫大蟻の雫を手に入れる為には蟻の数を減らさないといけない。その一番楽な方法が巣への攻撃だ。向こうからしてみれば迷惑だろうが、こっちも事情があるからな。」
「それは仕方ないし。やるかやられるかの世界だし。」
「お、言うようになったなぁ。」
「当然だし!伊達に死んでないし!」
それは褒めていいんだろうか。
二人と一匹に護衛されながら俺はダンジョン内部の休憩所へと到着することが出来たのだが、そこはトトリがいうようにいつもとは明らかに違っていた。
「おい!城壁に張り付いてきてるぞ!」
「分かってる!油もってこい!燃やすぞ!」
「いや、燃やす前に数を減らせ、死骸に乗って超えられるほうがめんどくさい。」
「ったく、どこのバカだよ。巣は順番に壊せって言っただろ!」
いつもは比較的穏やかな空気が流れる休憩所だが、今日はかなり殺伐としていた。
あわただしく冒険者が走り回り、城壁の上から叫んでいる。
どうやら魔物に襲われているようだ。
「あ、シロウさん!」
「ニア、何があったんだ?」
「見ての通り蟻が襲ってきてるのよ。」
「いや、襲ってきてるって結構距離あるよな。」
「どこかのバカが巣に火を放って、それに怒った蟻が大挙して押し寄せてるのよ。まったく、迷惑な話だわ。」
「火攻めは常套手段だと聞いていたんだが。」
「一個ずつの場合はね。でも今回は同時多発的にやっちゃったみたい。」
やっちゃったみたいって何を軽く言ってるんだ。
結構やばい状況じゃないのか、これ。
ニアの指揮の元で今の所は何とかなっているようだが、ここを超えられるとかなり面倒なことになる。
休憩所は今や冒険者の生命線、なんとしてでも守り抜かなければ。
婦人会の奥様方に何かあったら依頼している俺の責任だからな。
「何か手伝うことは?」
「鑑定。」
「は?」
「そこに積みあがってる素材で使える奴は全部買い取って。そのお金で油とか仕入れるから。」
「ギルドが出すんじゃないのか。」
「決裁している時間があると思う?」
それもそうだな。
城壁から少し離れた所に積みあがった素材の山。
その前に机を運んで貰い、急ぎ鑑定を始める。
『赤大蟻の足。大蟻の中でもひと際大きな足は非常に鋭く、歩いた後には穴が開いている。その鋭さと強靭さから工業用に使用されている。最近の平均取引価格は銅貨34枚。最安値銅貨29枚最高値銅貨40枚。最終取引日は10日前と記録されています。』
『青大蟻の頭。非常に鋭い顎をもっており、その顎は丸太をも軽々と切断してしまう。最近の平均取引価格は銅貨15枚、最安値銅貨12枚最高値銅貨20枚。最終取引日は五日前と記録されています。』
足に頭に腕、山のように積みあがった素材をちぎっては投げちぎっては投げ。
投げたやつをミケやベッキーが華麗にキャッチして仕分けしてくれているのでありがたい。
特に足は本数が多いので山が大きくなっているようだ。
っと、これはなんだ?
『大蟻の蜜玉。大蟻のメスが稀に残す蜜の玉。大蟻にしかわからない雄を誘い出す匂いが出ていると言われている。その匂いは地平線の彼方からでも雄を引き付けると言われており、匂いを遮断するためには酒につける必要がある。また、蜜玉を溶かした酒は非常に美味で美肌効果があるとも言われている。最近の平均取引価格は銀貨45枚。最安値銀貨40枚最高値銀貨80枚。最終取引日は90日前と記録されています。』
琥珀のような色をしたソフトボール大の玉が大量の足の下から出てきた。
その数二つ。
どうやらそれなりに価値のあるものらしいが、気になるのは鑑定結果に書かれていた雄を引き寄せる匂いだ。
もしかして蟻が襲ってくるのはこれのせいじゃないだろうか。
急ぎ休憩所内の食堂へと駆け込み、厨房に転がっていた酒を壺に流し込む。
ちょうど隠れるぐらいの量を入れた所で蜜玉をその中に落とした。
「おい、蟻が動かなくなったぞ。」
「どうしたんだ?」
「わからんが今のうちに追い返すぞ、門を開けろ!」
「槍と魔法でけん制しつつ数が減ったところで切り込むからな、用意しとけよ!」
何やら外が騒がしい。
壺に手を突っ込み、今度は蜜玉を取り出してみる。
「うわ!また動き出した!」
「開けるな!押し込まれるぞ!」
「全く何なんだよ、急に止まったり動いたりめんどくせぇ!」
どうやら効果は間違いないようだ。
迷惑を掛けない為にすぐに壺の中に戻し、そのままニアの元へと向かう。
「あ、鑑定終わった?」
「大体な。それと、これを見つけた。」
「壺?」
「中身だ中身。大蟻の蜜玉ってのが足の下に埋もれていたから急ぎ壺に入れてみたんだが、間違いないみたいだな。」
「ちょっと、誰よ蜜玉をそのままにしたバカは!」
「え、蜜玉ぁ?」
「マジかよ、襲ってきたのはそれのせいか。」
蜜玉を酒に浸したことで蟻の攻撃はぴたりと止まった。
その後は残党を冒険者が処理したことで休憩所への襲撃は終了。
外壁に多少の破損はみられるが修繕できる程度なので問題はないだろう。
とりあえず素材は全部俺が買取り、防衛に参加した冒険者に報奨金として分配することになった。
彼らからしたらいい小銭稼ぎになったかもしれないが、あまりいい気分ではなかっただろうな。
巨大な蟻が襲ってくるわけだし。
ほんと、冒険者ってのはよくもまぁこんなやばい連中と戦えるもんだ。
「はぁ、シロウさんが見つけてくれなかったら大変なことになってたわ。」
「さすがシロウさんだし。でも蜜玉のおかげで巣が空っぽになって雫を探しやすくなったし!」
「そうか、そういう効果もあったのか。」
「一気に間引いたから交雑が進むかもね、雫が手に入るのも近いかもよ。」
「そうなることを期待する。」
本来であれば数の少なくなった巣に火を放ち一網打尽にする計画だったが、蜜玉のおかげで巣を破壊することなく蟻のみを駆除することに成功した。
破壊せずに中に入れるという事は、それだけ雫が手に入る可能性が上がるという事。
また、巣を再構築する時間が無くなるので新しく生まれた蟻がすぐに活動を開始できる。
大蟻は仲間が少ないと同種族と行動を共にすることが多くなるので、結果として交雑が進み紫大蟻が産まれる可能性が高くなるというわけだ。
それに、この蜜玉は色々と使えそうだな。
「ニア、もしまた蜜玉が見つかったら俺が買うから保管しておいてくれ。それと、この方法は巣を空っぽにするには有効そうだから防衛の準備をしておびき寄せたらどうだ?足は俺が買うし、終われば蜜玉も買わせてもらう。」
「うーん、確かに巣が残るこのやり方は面白いかも。わかった、また見つかったら連絡するわね。」
足は色々と使い道があるし、蜜玉は美肌効果があるとの事なのでカーラに渡すと喜ばれそうだ。
酒だけを売るという手もある。
蜜玉酒、調べてみる価値もありそうだな。
「とりあえず状況は確認できた、引き続きよろしく頼む。何とかあと一か月で決着をつけたい。」
「大丈夫、何とかなるわよ。」
「それを期待する。そんじゃま、俺は帰るな。」
「エリザによろしくね。」
状況は確認できたし襲撃も無事に防衛できた。
後は当たりが出るまで引き続き冒険者に頑張ってもらうだけ。
金はかかるが、思った以上に当たりも多いので悪くてトントン、もしかすると利益が出るかもしれない。
加えてホリアからも報酬が貰えるわけで。
あれ、もしかすると良い感じの儲けになるんじゃないか?
大損を覚悟していただけに蜜玉の発見は大きなプラスになった
世の中何が起きるかわからないものだ。
「よし、帰って飯にするか。」
「お肉だし!」
「みゃぅ!」
「え、私も一緒にいいんですか?」
「帰りも無事に運んでくれたらな。」
「まかせてください!」
家に帰るまでは気を抜くわけにはいかない。
臨時収入もあったし、たまには美味い肉を食わせてやろう。
大騒ぎする二人と一匹と共にゆっくりと出口へ向かうのだった。
「トトリがいれば魔物に出会うことはありえないし。出会ってもミケと私で撃退するし!」
「ダンジョンで魔物と遭遇しないとこんなにも快適なんだなぁ。」
「休憩所までは結構人が出入りしていますから、その気配を感じて近づいてこないのかもしれません。」
「なるほどなぁ。」
ダンジョンの上層と中層、その間ぐらいにあるのがダンジョン内に設置された休憩所だ。
前に魔物があふれたときに急ごしらえした砦の跡地に冒険者の休憩所を作ろうとなってはや一年近く。
今ではなくてはならない場所になっている。
これまでなら魔物に襲われても逃げる所が無く、結果力尽きる新米冒険者も多かったものだが、ここまで逃げれば熟練冒険者がいるので怪我はすれど命は助かる。
おかげで冒険者の生存率は飛躍的に向上し、さらには冒険者が長くダンジョンにもぐれるようになった。
その結果、素材を効率的に集められるようになったというわけだ。
俺にしてみても客が生きて実力を付けてくれればそれだけいいものが売れる。
素材も安く買い取れるし、向こうも金を手に入れることが出来る。
まさにwin-winというわけだ。
「このまま行けば休憩所です。でも、今はちょっとうるさいかもしれませんよ。」
「知ってる、蟻の巣を攻撃するように依頼したのは俺だからな。」
「あ、シロウさんだったんですね。」
「紫大蟻の雫を手に入れる為には蟻の数を減らさないといけない。その一番楽な方法が巣への攻撃だ。向こうからしてみれば迷惑だろうが、こっちも事情があるからな。」
「それは仕方ないし。やるかやられるかの世界だし。」
「お、言うようになったなぁ。」
「当然だし!伊達に死んでないし!」
それは褒めていいんだろうか。
二人と一匹に護衛されながら俺はダンジョン内部の休憩所へと到着することが出来たのだが、そこはトトリがいうようにいつもとは明らかに違っていた。
「おい!城壁に張り付いてきてるぞ!」
「分かってる!油もってこい!燃やすぞ!」
「いや、燃やす前に数を減らせ、死骸に乗って超えられるほうがめんどくさい。」
「ったく、どこのバカだよ。巣は順番に壊せって言っただろ!」
いつもは比較的穏やかな空気が流れる休憩所だが、今日はかなり殺伐としていた。
あわただしく冒険者が走り回り、城壁の上から叫んでいる。
どうやら魔物に襲われているようだ。
「あ、シロウさん!」
「ニア、何があったんだ?」
「見ての通り蟻が襲ってきてるのよ。」
「いや、襲ってきてるって結構距離あるよな。」
「どこかのバカが巣に火を放って、それに怒った蟻が大挙して押し寄せてるのよ。まったく、迷惑な話だわ。」
「火攻めは常套手段だと聞いていたんだが。」
「一個ずつの場合はね。でも今回は同時多発的にやっちゃったみたい。」
やっちゃったみたいって何を軽く言ってるんだ。
結構やばい状況じゃないのか、これ。
ニアの指揮の元で今の所は何とかなっているようだが、ここを超えられるとかなり面倒なことになる。
休憩所は今や冒険者の生命線、なんとしてでも守り抜かなければ。
婦人会の奥様方に何かあったら依頼している俺の責任だからな。
「何か手伝うことは?」
「鑑定。」
「は?」
「そこに積みあがってる素材で使える奴は全部買い取って。そのお金で油とか仕入れるから。」
「ギルドが出すんじゃないのか。」
「決裁している時間があると思う?」
それもそうだな。
城壁から少し離れた所に積みあがった素材の山。
その前に机を運んで貰い、急ぎ鑑定を始める。
『赤大蟻の足。大蟻の中でもひと際大きな足は非常に鋭く、歩いた後には穴が開いている。その鋭さと強靭さから工業用に使用されている。最近の平均取引価格は銅貨34枚。最安値銅貨29枚最高値銅貨40枚。最終取引日は10日前と記録されています。』
『青大蟻の頭。非常に鋭い顎をもっており、その顎は丸太をも軽々と切断してしまう。最近の平均取引価格は銅貨15枚、最安値銅貨12枚最高値銅貨20枚。最終取引日は五日前と記録されています。』
足に頭に腕、山のように積みあがった素材をちぎっては投げちぎっては投げ。
投げたやつをミケやベッキーが華麗にキャッチして仕分けしてくれているのでありがたい。
特に足は本数が多いので山が大きくなっているようだ。
っと、これはなんだ?
『大蟻の蜜玉。大蟻のメスが稀に残す蜜の玉。大蟻にしかわからない雄を誘い出す匂いが出ていると言われている。その匂いは地平線の彼方からでも雄を引き付けると言われており、匂いを遮断するためには酒につける必要がある。また、蜜玉を溶かした酒は非常に美味で美肌効果があるとも言われている。最近の平均取引価格は銀貨45枚。最安値銀貨40枚最高値銀貨80枚。最終取引日は90日前と記録されています。』
琥珀のような色をしたソフトボール大の玉が大量の足の下から出てきた。
その数二つ。
どうやらそれなりに価値のあるものらしいが、気になるのは鑑定結果に書かれていた雄を引き寄せる匂いだ。
もしかして蟻が襲ってくるのはこれのせいじゃないだろうか。
急ぎ休憩所内の食堂へと駆け込み、厨房に転がっていた酒を壺に流し込む。
ちょうど隠れるぐらいの量を入れた所で蜜玉をその中に落とした。
「おい、蟻が動かなくなったぞ。」
「どうしたんだ?」
「わからんが今のうちに追い返すぞ、門を開けろ!」
「槍と魔法でけん制しつつ数が減ったところで切り込むからな、用意しとけよ!」
何やら外が騒がしい。
壺に手を突っ込み、今度は蜜玉を取り出してみる。
「うわ!また動き出した!」
「開けるな!押し込まれるぞ!」
「全く何なんだよ、急に止まったり動いたりめんどくせぇ!」
どうやら効果は間違いないようだ。
迷惑を掛けない為にすぐに壺の中に戻し、そのままニアの元へと向かう。
「あ、鑑定終わった?」
「大体な。それと、これを見つけた。」
「壺?」
「中身だ中身。大蟻の蜜玉ってのが足の下に埋もれていたから急ぎ壺に入れてみたんだが、間違いないみたいだな。」
「ちょっと、誰よ蜜玉をそのままにしたバカは!」
「え、蜜玉ぁ?」
「マジかよ、襲ってきたのはそれのせいか。」
蜜玉を酒に浸したことで蟻の攻撃はぴたりと止まった。
その後は残党を冒険者が処理したことで休憩所への襲撃は終了。
外壁に多少の破損はみられるが修繕できる程度なので問題はないだろう。
とりあえず素材は全部俺が買取り、防衛に参加した冒険者に報奨金として分配することになった。
彼らからしたらいい小銭稼ぎになったかもしれないが、あまりいい気分ではなかっただろうな。
巨大な蟻が襲ってくるわけだし。
ほんと、冒険者ってのはよくもまぁこんなやばい連中と戦えるもんだ。
「はぁ、シロウさんが見つけてくれなかったら大変なことになってたわ。」
「さすがシロウさんだし。でも蜜玉のおかげで巣が空っぽになって雫を探しやすくなったし!」
「そうか、そういう効果もあったのか。」
「一気に間引いたから交雑が進むかもね、雫が手に入るのも近いかもよ。」
「そうなることを期待する。」
本来であれば数の少なくなった巣に火を放ち一網打尽にする計画だったが、蜜玉のおかげで巣を破壊することなく蟻のみを駆除することに成功した。
破壊せずに中に入れるという事は、それだけ雫が手に入る可能性が上がるという事。
また、巣を再構築する時間が無くなるので新しく生まれた蟻がすぐに活動を開始できる。
大蟻は仲間が少ないと同種族と行動を共にすることが多くなるので、結果として交雑が進み紫大蟻が産まれる可能性が高くなるというわけだ。
それに、この蜜玉は色々と使えそうだな。
「ニア、もしまた蜜玉が見つかったら俺が買うから保管しておいてくれ。それと、この方法は巣を空っぽにするには有効そうだから防衛の準備をしておびき寄せたらどうだ?足は俺が買うし、終われば蜜玉も買わせてもらう。」
「うーん、確かに巣が残るこのやり方は面白いかも。わかった、また見つかったら連絡するわね。」
足は色々と使い道があるし、蜜玉は美肌効果があるとの事なのでカーラに渡すと喜ばれそうだ。
酒だけを売るという手もある。
蜜玉酒、調べてみる価値もありそうだな。
「とりあえず状況は確認できた、引き続きよろしく頼む。何とかあと一か月で決着をつけたい。」
「大丈夫、何とかなるわよ。」
「それを期待する。そんじゃま、俺は帰るな。」
「エリザによろしくね。」
状況は確認できたし襲撃も無事に防衛できた。
後は当たりが出るまで引き続き冒険者に頑張ってもらうだけ。
金はかかるが、思った以上に当たりも多いので悪くてトントン、もしかすると利益が出るかもしれない。
加えてホリアからも報酬が貰えるわけで。
あれ、もしかすると良い感じの儲けになるんじゃないか?
大損を覚悟していただけに蜜玉の発見は大きなプラスになった
世の中何が起きるかわからないものだ。
「よし、帰って飯にするか。」
「お肉だし!」
「みゃぅ!」
「え、私も一緒にいいんですか?」
「帰りも無事に運んでくれたらな。」
「まかせてください!」
家に帰るまでは気を抜くわけにはいかない。
臨時収入もあったし、たまには美味い肉を食わせてやろう。
大騒ぎする二人と一匹と共にゆっくりと出口へ向かうのだった。
22
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる